プロフィール(2018年6月25日現在)

【一部更新しました:2018年6月25日現在の経歴に更新しました】

1.現在の肩書き

「フジノとは何をしている人間なのか?」と尋ねられたら「こういう仕事をしています」と答える順番に記してみました。




2.外部から依頼・選任されて、就任している役職など

マニフェスト大賞ベストHP賞を受賞




3.自分の意思で所属している学会・勉強会

政策を実現する為に必要な知識や情報を学ぶ為に、いくつかの学会や勉強会に参加しています。




4-1.これまでの経歴(初当選まで)

政治とは全くカンケーない人生を送ってきました。父は警察官、母はパートタイマー、親戚にも政治家は誰もいません。

幼い頃の夢は「映画監督になること」でした。

公立の小中高校に通い、映画撮影・陸上部・バンド活動とふつうの青春を送っていました。

1974年〜2002年
1974年4月8日 横須賀市追浜本町2丁目に生まれる(現在、43才)
1981年3月 白鳩幼稚園 卒園
1981年5月 市立夏島小学校に入学するが、5月に武山へ引越し
1987年3月 市立武山小学校 卒業
1990年3月 市立武山中学校 卒業
1993年3月 県立横須賀高校 卒業
1998年3月 早稲田大学・教育学部・教育学科・教育心理学専修(臨床心理学を専攻) 卒業
1993~98年 大学時代を通じて、都内のメンタルクリニックにて無給研修生としてデイケアで働かせていただく
1998年4月 東宝株式会社に入社
映画興行部、財務部(財務部資金課・財務課)にて丸5年間勤める

幼い頃からの夢だった映画の世界に入り、しかも日本映画界のトップである東宝に入社し、はたから見れば幸せな社会人生活を5年間、送っていました。

業界の花形である映画興行部での3年間は、まさにエキサイティングでした。週末ごとに国内外のトップスターを間近に見る、全国の映画館が東宝の動向を追っている。ドキドキする毎日、興行屋であり映画屋であることを誇りに感じました。

けれども29才の時、政治家に転職することになりました。



2003年
1月30日 政治家に転職する決心をする
2月5日  Yデッキにて街頭演説を始める
3月31日  東宝株式会社を退職する
4月20日 統一地方選挙に立候補
4月27日  市議会議員に初当選(45人中、第4位。4,967票)

立候補の相談に行った選挙管理委員会でも「選挙の1ヶ月前に立候補を決心しても遅すぎる。やめたほうがいい」と言われた無謀な立候補、泡沫扱いでした。

けれども、横須賀市民のみなさまに僕の想いと政策は、届きました。

政治家に転職して、最初の4年間。

2003年
5月 民生常任委員会(福祉・医療・環境・消防)に所属する
財団法人横須賀市健康福祉協会・理事に就任する
議会だより編集委員会にて『議会でゲンキ』を作成する
議会IT化運営協議会にオブザーバーとして参加する
2004年
4月 日本社会事業大学通信教育科(1年7ヶ月)の精神保健福祉士養成過程に合格、入学する
5月 民生常任委員会に再び所属する
議会IT化運営協議会に2年連続でオブザーバー参加する
2005年
5月 民生常任委員会に3年連続で所属する
10月31日 日本社会事業大学通信教育科・精神保健福祉士養成過程を卒業
2006年
3月31日 精神保健福祉士の国家試験に合格
5月 教育経済常任委員会(教育委員会・経済部・上下水道局)に所属する
6月30日  『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』の代表に就任する
9月15日  上智大学大学院・総合人間科学研究科・社会福祉学専攻(福祉政策・運営管理コース)に合格
2007年
4月3日 上智大学大学院・総合人間科学研究科・社会福祉学専攻(福祉政策・運営管理コース)に入学、福祉政策を専攻、地域社会政策の観点から自殺予防対策を研究する




4-2.これまでの経歴(2期目)

政治家に転職した最大の目的であった『自殺対策基本法』成立を実現できた為、1期かぎりで退職するつもりでした。

もともと大学時代に、恩師から大学院進学を薦められていたのですが、家計の事情で断念していました。それでも社会人になって9年間、学費をコツコツと貯めてきました。

政治家1期目の終わりに改めて大学院を受験し、無事に合格。地域社会政策としての自殺対策を研究しながら、精神保健福祉士として自殺へと追い込まれる方々を減らす為に働いていくことを決めていました。

けれども、多くの方からの「もう1度立候補してほしい」との声をいただき、2期目も立候補することになりました。

2007年
4月22日  市議会議員(2期目)に当選(63名中、第2位。6,901票)
5月 民生常任委員会に所属する(通算4年目)
2008年
5月 教育経済常任委員会(教育委員会・経済部・上下水道局を所管する)に所属する(通算2年目)
2009年
2月 『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』の代表を辞任する
3月 『市議会だより編集委員会』に就任
5月 教育経済常任委員会(教育委員会・経済部・上下水道局)に所属する(通算3年目)
『議会IT化運営協議会』にオブザーバーとして3度目の参加
6月30日 学費の支払いが不可能となり、上智大学大学院を自主退学する
11月6日 第4回マニフェスト大賞(ベストホームページ部門)を受賞しました
2010年
2月 第6回リリー賞の選考委員会に任命される。選考に関わらせていただきました
5月 民生常任委員会(健康福祉部・こども育成部・消防局・環境部を担当)に所属する(通算5年目)
『議会IT化運営協議会』に4度目のオブザーバー参加
6月 NPO地域精神保健福祉機構の理事に就任
7月 横須賀市民生委員推薦会下町地区準備会委員に委嘱される
2011年
2月 第7回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました




4-3.これまでの経歴(3期目)

東日本大震災が起こました。

「こんな非常事態に、選挙なんかやってる場合じゃないのに」という強い怒りがありました。けれども同時にそれは「たくさんの困っている方々の為にもっと政治がやるべきことがある」という強い想いとなり、3度目の出馬を決意しました。

2011年
4月25日 市議会議員(3期目)に当選(61名中、第2位。6,457票)
5月12日 教育福祉常任委員会(旧・民生常任委員会)に所属する(通算6年目)

財団法人横須賀市健康福祉協会・理事に就任

『議会報告会等準備会』委員に就任

6月 『脱原発社会を考える議員連盟』の事務局長に就任
2012年
1月 第8回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
5月 教育福祉常任委員会に所属する(通算7年目)

議会IT化運営協議会に5度目のオブザーバー参加

横須賀市民生委員推薦会・委員に就任

6月 NPO地域精神保健福祉機構の理事に再任
2013年
1月 第9回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
5月 教育福祉常任委員会に所属(通算8年目)

議会IT化運営協議会に6度目のオブザーバー参加

横須賀市スポーツ推進審議会委員に就任

6月 民生委員推薦会下町地区準備会委員に就任

「市政功労者」と「全国市議会議長会在職10年表彰」を辞退(過去、辞退をしたのは木村正孝氏とフジノの2人のみ)

2014年
1月 第10回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
5月 生活環境常任委員会(市民安全部・市民部・資源循環部・上下水道局・消防局を所管)に所属

議会IT化運営協議会に7度目のオブザーバー参加

6月 NPO法人地域精神保健福祉機構の理事に再任される
2015年
1月 第11回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました




4-4.これまでの経歴(4期目)

2015年
4月 市議会議員に当選(4期目)
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

議会IT化運営協議会に8度目のオブザーバー参加

2016年
1月 第12回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
4月 日本福祉大学(通信教育学部)福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科入学
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

議会IT化運営協議会に9度目のオブザーバー参加

社会福祉審議会・委員に就任

6月 民生委員推薦会下町地区準備会委員に就任
2017年
1月 (仮称)政策検討会議等準備会にオブザーバーとして参加


第13回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

政策検討会議にオブザーバーとして参加

議会ICT化運営協議会に10度目のオブザーバー参加

横須賀市民生委員推薦会・委員に2度目の就任

8月 ごみ屋敷対策検討協議会に所属
2018年
1月 第14回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される
2月 FM戦略プラン審査特別委員会の委員に就任
がん対策検討協議会にオブザーバー参加
3月 日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 卒業(福祉経営学学士取得)
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

政策検討会議にオブザーバーとして再び参加

議会ICT化運営協議会に11度目のオブザーバー参加

横須賀市社会福祉審議会・委員に2度目の就任

6月 NPO法人地域精神保健福祉機構の理事に再任される



そして、現在に至っています。



5.政党・会派には一切所属していません

どんな政党とも会派とも全くカンケーの無い、無所属です。

2008年11月12日をもって、横須賀市議会議員の中でフジノたった1人だけが無所属・無会派となりました。残りの40名はみんな、どこかの政党か、会派に所属しています)

フジノには後援会もありません。

どんな組織からも『推薦』などは受けていません。

職業として政治家をやりたいのではなく、このまちを変えるという「目的」を実現する1つの「手段」として政治家に転職をしました。

2006年4月25日のシンポジウムでのフジノ

パネリストとして招かれたシンポジウム(2006年4月25日)「あなたにとって政治とは?」と尋ねられて「目的を実現するための、ただの手段です」と改めて断言しました。

*市民のみなさんに対して政治家が伝えるべきことはあくまでも「政策」「このまちの未来」「活動の実績」「政治とお金」などだと僕は考えています。

*どこの大学を出たとか、どこの地域で暮らしているとか、家族が何人だとか、趣味は何だ、とか、そういった情報は政治家を選ぶ上での情報ではあるべきでない、そう固く信じています。

つまり、「同じ高校/大学の卒業だから応援しよう」とか「育った地元が同じだから投票しよう」ということはまちがっているからです。

投票はあくまでも政策に基づいて行うべきだとフジノは信じています。

年齢の若さなども政治家を選ぶ根拠では無い、と僕は信じています。

あなたが毎日の暮らしの中で感じているおかしい、もっとこうすればこのまちは良くなるのに、という想いと同じ想いを持った政策を訴えている人こそがあなたに必要な政治家だと僕は思います。

そんな政治家で在りつづけられる様にいつも全力で働き続けていきます。




profile2013fujino

おまけ

フジノの声を聴くことができます。ここをクリック!(2007年予算議会での演説です。全文はこちらです)



東大和市役所文書課長・下村和郎さんから文書管理の重要性を学びました/関東学院大学・牧瀬稔先生「KGUかながわ学(行政)」の聴講へ

関東学院大学「かながわ学(行政)」の聴講へ

今日は、質問作成と議案書の読み込みの合間をぬって、関東学院大学金沢文庫キャンパスにお邪魔しました。

関東学院大学金沢文庫キャンパスにて

関東学院大学金沢文庫キャンパスにて


横須賀市議会と関東学院大学との包括的パートナーシップ協定に基づいて、聴講制度が設けられています。

そこで、4月から牧瀬稔先生の『かながわ学(行政)』を聴講させていただいています。



「文書主義」は民主主義の根幹であることを改めて学びました

本日のゲスト講師は、東大和市役所の文書課長である下村和郎さんでした。

東大和市役所総務部文書課長の下村和郎さん

東大和市役所総務部文書課長の下村和郎さん


文書課の仕事はまさに縁の下の力持ちで、民主主義の根幹を支えているといっても良いと思います。

下村さんは、行政の仕事が『文書主義』であることについて、丁寧に学生のみなさんにお話して下さいました。

世間では文書主義のことを『お役所仕事』と揶揄することもありますが、フジノは体験を通じてそれは違いますとハッキリとお伝えしたいです。

これはフジノが政治家に転職してからも常に意識していることなのですが、

  • 意思決定とそのプロセスをいつでもさかのぼれる為
  • 情報の伝達と公開の為
  • 説明責任を果たす為

にも、どんなささやかな事柄でもひたすら文書として残すようにしています。

(*実際はパソコンのメモを使用しています。作成時間、更新時間など全てが記録されていますので)

下村さんの講義「文書課で仕事をして感じていること」

下村さんの講義「文書課で仕事をして感じていること」


「そもそも行政が扱っている文書は誰のものか?」

という、根本的でとても大切な事柄についてもお話して下さいました。

公文書等の管理に関する法律

第1条

健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用しうるものである。

活動を現在及び将来の国民に対する責務が全うされるようにすることが目的

法律にも明確に位置付けられているように、行政の文書は全て主権者である国民のみなさまのものなのですよね。

文書課の仕事とは?

文書課の仕事とは?


国民のみなさまの『知る権利』を守ることが何よりも大切です。

そして同時に、政治・行政にとっては

国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政の推進に資する(情報公開法第1条「目的」)

ことで、より良い行政運営を進めることができます。

地方自治法第149条に位置づけられた重要な事務です

地方自治法第149条に位置づけられた重要な事務です


牧瀬先生やフジノらにとっては、こうしたお話は改めて納得というか、うなずきながら聴かせていただきました。

ただ、学生のみなさまに同じように理解してもらうことは当然ながら難しい訳です。

(これは政治・行政に関わっていなければ、大人でも同じだと思います)

そこで、昨今のニュースから4つの話題を取り上げて、具体的な事例にからめてお話して下さいました。

いま最も話題の公文書管理の問題といえば・・・

いま最も話題の公文書管理の問題といえば・・・


文書が保管されていれば救済も進むのですが・・・

文書が保管されていれば救済も進むのですが・・・


元号の変更は本市も対応せねばならない重大なテーマです

元号の変更は本市も対応せねばならない重大なテーマです


個人情報が漏れると殺人事件にもつながります

個人情報が漏れると殺人事件にもつながります


逗子ストーカー殺人事件において、加害者が雇った探偵に情報を提供してしまった逗子市役所の対応は、今も絶対にあってはならない悪い手本として心に刻んでいます。

毎回「学生のみなさんにとってはやや難しいかな?」と感じるのですが、議員であるフジノにとっては行政の取り組みを再学習するすごく良い機会です。

下村課長、本日はありがとうございました。

そして牧瀬先生、本日もありがとうございました。



東大和市はとても素敵なまちですね

ところで、東大和市は『出生率が都内ナンバーワンのまち』です。

出生率が都内ナンバーワンのまち・東大和市

出生率が都内ナンバーワンのまち・東大和市


さらに『共働き子育てしやすい街ランキング第3位』(2017年)のまちでもあります。

共働き子育てしやすい街ランキング第3位(2017年)のまち・東大和市

共働き子育てしやすい街ランキング第3位(2017年)のまち・東大和市


日本の総人口が減少する中でも年々人口が増えている珍しいまちのひとつです。

多摩湖のほとりをいつか訪れてみたいなと感じました。

本日のおすすめプレート(500円)

本日のおすすめプレート(500円)


関東学院大学金沢文庫キャンパスに学びに訪れた時の、自分へのご褒美は学食での食事です。

今日は、500円でおすすめプレートを頂きました。

さあ、学びの後は横須賀へ戻ってひたすら仕事です!

6月議会はあさって6日(水)スタートです。

一般質問の順番も明日5日(火)の議会運営委員会で決まります。

まさに直前の忙しい時期まっただなか。

がんばりますよー!



横須賀市がん克服条例案づくり、全条文の議論1周目を終えました!/がん対策検討協議会(第6回)

ついに全条文の議論が1周目終わりました

本日、第6回がん対策検討協議会を開催しました。

がん対策検討協議会の開催を前に

がん対策検討協議会の開催を前に


前回、意見が分かれてしまった第7条についても、改めて賛成して進めていきたいとの意見表明がなされて全会派の合意が得られました。

フジノとしては「第7条が無ければこの条例を作る必然性は無い」とまで断言していましたので、全会派の合意が得られたことは本当に嬉しかったです。

今日は参考人をお招きすることも無く、スタートからラストまでひたすら条文と逐条解説の議論に集中しました。

  • 第8条 がんの早期発見の推進
  • 第9条 がん医療に関する情報の収集及び提供
  • 第10条 がん医療の水準の向上
  • 第11条 緩和ケアの推進
  • 第12条 在宅医療の充実
  • 第13条 患者等の支援
  • 第14条 がん教育の推進
  • 第15条 市民運動
  • 附則

さらに、井口議員から条文を追加したいとの提案があり、新たに第5条として加わることになりました。

  • 第5条 事業者の責務

(*という訳で、新たに第5条が追加されたので、旧5条以降全て1条ずつ繰り下がります)

議事次第

議事次第


ついに、第8条から最後の附則まで1周目の議論を終えることができました(次回は積み残しの部分と、2周目の議論に入ります)。



食べたいものを食べたい気持ちを尊重する条例です

今日の議論で特に達成感があったのは、第12条の逐条解説に新たな一文を加えることができたことです。

それは

特に、在宅で医療を受けるがん患者の心のよりどころは、いつも自宅で食べているものを食べたいという気持ちであり、その気持ちを尊重することも重要と考える。

という一文です。

前回(第5回)の協議会で、在宅医療・緩和ケアの観点から千場純先生を参考人としてお招きしました。

その際、がんの発症や治療によって食欲がわかなくなってしまうこと、がん患者さんへの食の支援が必要であること、(絶対数の少ない調査とは言え)いつもながらの食事を望む方がほぼ全てであることなどに言及がありました。

第5回協議会での千場先生のパワーポイント資料より

第5回協議会での千場先生のパワーポイント資料より


その場で千場先生にも質疑を重ねましたが、栄養(食)の重要性、特に自宅へ戻った後の食べたいという気持ちを何とか条例に盛り込みたいと考えました。

条例案そのものの提案者である青木哲正議員と、協議会の休憩時間も、終了後もそのことについて意見交換をさせていただきました。

こうして、今回を迎えました。

フジノとしてはこの12条の議論がスタートした時に、この想いを改めてお伝えしました。

そこに重ねて青木哲正議員から「具体的にこの文章を逐条解説に盛り込んではどうだろうか」とご提案をいただきました。

それが今回決定した上の一文です。

田辺委員長はじめ他の委員のみなさまもこの点についてはとても共感して下さいました。

どうしても条例の文章そのものは、抽象的で固くなりがちです。

そこを逐条解説の解釈の文面でより具体的にその条文が何を示しているのかを表していくのです。

今回この一文が入ったことで、この条例案に対するフジノの思い入れはより強くなりました。

国も法律を作っていて、県も条例を作っていて、それでもあえて横須賀市議会が『がん克服条例』を作る必然性は何なのか。

その答えは、こうした一文が入っていることにあると信じています。

つまり、横須賀市議会が作っているこの条例は、食べたいものを食べたいという気持ちを大切にしていくことを市として応援していくものなのです。

がんとともに生きていかねばならないとしても


自宅で暮らそう。


食べたいものを食べよう。

そういう想いも詰まった条例になっています。



緩和ケア=末期、ホスピス=死にゆく場所、ではありません

そして、もう1つこだわったのが第11条の緩和ケアの推進です。

緩和ケアには残念ながら誤ったイメージがついてしまっています。

誤ったイメージ

  • 末期がんの方へ行なうのが緩和ケア
  • 末期がんの方が過ごすのがホスピス
  • これは、かつてWHOが「治癒を目指した治療が有効でなくなった患者に対するケア」という定義をしていたのが原因です。

    WHOはこの定義を2002年に改めました。

    けれども今でも古い定義のイメージが残ってしまっているのです。

    現在の緩和ケアは、早期から治療と併行して行なわれます。

    緩和ケアは、心と体と魂の苦痛を取り除いたり、社会的な不安を取り除く為に必要な時にはいつでも行なわれるものです。

    生きていく上での生活の質を守る為のケアの1つです。

    早期から緩和ケアを実施することで生存期間そのものも長くなるという研究結果もあるくらいなのです。

    そして、ホスピスについても誤解があります。

    ホスピスは『死にゆく場所』では無くて、『生きる場所』なのです。

    (これは、2月11日に参加した『全国こどもホスピスサミット』に行った時にも同じことを書きましたね)

    こうした想いを直接的には記すことはできませんでした。

    ただ、『第11条 緩和ケアの推進』という条文の存在そのものによって、お示ししたつもりです。

    『がんと診断された時からの緩和ケアの推進』を明記しています。

    『緩和ケア病棟』『緩和ケア病床』の積極的な情報提供に加えて、『自宅で緩和ケアを受けられる体制の整備』を明記しています。

    こうした条文には、緩和ケアへの誤解を解いて、より良く生きる為の支援を勧めたいという想いを込めているつもりです。

    本音を言うと、一般質問の発言通告書の締め切りに追われながらほぼ隔週で開催される『がん対策検討協議会』はとても大変です。

    心身の負担感はとても大きいです。正直つらいです。

    けれども、命をじかに対象としたとても重い条例に関わることができて、こんなに大切な機会は2度と無いのではないかという強い責任を感じながら毎回出席をしています。

    ようやく1周目の全条文の議論が終わったばかりで、まだまだ作業は続きます。

    がんに関りのある全ての方々の想いを意識しながら、これからの議論にも全力で臨みたいと思います。



    ついに「ごみ屋敷対策条例」が実際に動き始めました/条例施行後初の「生活環境保全審議会」を開催!

    ごみ屋敷対策条例が4月から施行されました

    議員提案で作られた、通称『ごみ屋敷対策条例』。

    (正式名称はとても長いのですが、『横須賀市不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための条例』です)

    ついに2018年4月1日に施行しました。

    条例がその効力を発揮することを『施行』を呼びます。これまではただの文章だったものが、法律として実際に動き出しました。

    加藤まさみち議員の強い熱意のもと、議員提案の動きが高まり、そして条例づくりの組織『ごみ屋敷対策検討協議会』が立ち上がりました。

    加藤議員は委員長に就任し、委員のみなさんとともに『ごみ屋敷対策条例』を作り、全会一致で可決されました。

    フジノはこの『ごみ屋敷対策検討協議会』に途中から委員として加わり、加藤議員の現場主義に基づく問題解決への強い想いを感じました。

    この条例が施行されたことで、市役所の担当部局(福祉部と資源循環部の2部体制、審議会は福祉部が所管)も正式に決まりました。

    所管部 担当する事
    福祉部 排出支援などを除く指導などに関する事
    資源循環部 調査・排出支援などの指導などに関する事

    今年度から福祉部ではごみ屋敷対策の為に人員も増やしました。

    こうして、市役所内の推進体制もスタートしました。

    ごみ屋敷対策の推進の為に、毎月2回の頻度で『関係者会議』もスタートしました。

    所管部 担当する事
    福祉部福祉総務課 福祉的支援、生活環境保全審議会の運営など
    健康部保健所健康づくり課 原因者が精神疾患を抱えている場合の心のケアなど
    健康部保健所生活衛生課 害虫、ねずみ対策などの支援が必要な場合の対応など
    資源循環部資源循環推進課 調査、排出支援など

    すでに第1回(4月5日)、第2回(5月15日)と開催され、条例施行に伴う情報の共有、具体的な個別の案件に関する対応協議、現地視察などが行なわれました。

    そして今日、ついに初の『横須賀市生活環境保全審議会』が開催されました!



    「生活環境保全審議会」とは

    以前にもこの図をお示ししましたが、条例では『いわゆるごみ屋敷』の解消に向けた流れをこのように考えています。

    「いわゆるごみ屋敷」の解消に向けた流れ

    「いわゆるごみ屋敷」の解消に向けた流れ


    ただ目の前のごみを片付けても解決には結びつきません。

    ある県で実際に起こったことなのですが・・・

    ある方のごみ集めがひどく、近所からの苦情も多かった為、『代執行』によって『いわゆるごみ屋敷』を3回も行政が片付けました。

    しかし、当事者の方はそれでも再びごみの堆積を行ないました。

    夏であった為、そこに蚊取り線香の火が燃え移り、近隣を巻き込んだ火災が起こり、全焼してしまいました。

    横須賀市の条例は、こうした前例を教訓に、何よりも根本的な解決を目指す立場から福祉的な支援を前面に打ちだしました。

    そもそも『いわゆるごみ屋敷』が生まれる背景は、様々です。

    高齢が原因であったり、精神疾患が原因であったり、いずれにしても福祉的な支援が重要になります。

    むしろ、福祉的な支援が無ければ、先ほどご紹介した事例のように、悲劇的な結果が起こりかねません。

    それでも。

    福祉的な支援を継続しながらも、近隣の住民のみなさまの安全・安心を守る為に『いわゆるごみ屋敷』の解消ができるように条例で定めました。

    それが、指導・勧告・命令・公表、そして代執行です。

    けれどもこうした公権力を用いての強制的な取り組みは、絶対に権力の濫用や人権侵害につながってはなりません。

    そこで、特に『命令』と『代執行』を行なう前に、必ず第三者機関に意見をお聴きしなければならないことにしました。

    それが『生活環境保全審議会』です。

    公権力の行使が人権侵害とならない為に、第三者機関「生活環境保全審議会」の意見を必ず伺います

    公権力の行使が人権侵害とならない為に、第三者機関「生活環境保全審議会」の意見を必ず伺います


    7名の方々に委員を引き受けて頂きました。

    委員長は出石稔さん(関東学院大学副学長・法学部教授)、職務代理者は北岡英子さん(神奈川県立保健福祉大学教授)のお2人です。

    横須賀市生活環境保全審議会の委員リスト

    横須賀市生活環境保全審議会の委員リスト


    精神科医、弁護士、民生委員、連合町内会、社会福祉協議会など、実際の『いわゆるごみ屋敷』に関わる機会の多い方々に委員に就任していただきました。

    この第三者機関の協議と合意が無ければ、横須賀市は『命令』も『代執行』もできません。



    ついに第1回が開催されました

    そんな重要な役割を持つ『生活環境保全審議会』ですが、早くも今夜、第1回が開催されました。

    横須賀市生活環境保全審議会が開催されました

    横須賀市生活環境保全審議会が開催されました


    傍聴の為にフジノが会場に向かうと・・・

    加藤まさみち議員がいらっしゃいました!

    思わず

    「加藤委員長!」

    と呼びかけてしまいました。

    条例づくりが終わり『ごみ屋敷対策検討協議会』は解散したのですが、今でもフジノにとっては加藤議員は『委員長』なんです。

    審議会がスタートするまでの間、加藤議員が実際に住民の方々からご相談を受けている『いわゆるごみ屋敷』の状況を聴かせていただきました。

    昨年来、機会があるごとに加藤委員長から現場のお話を伺ってきたのですが、近隣住民のみなさまのご苦労は大変なものがあります。

    そして、条例施行前の現行の法制度のもとで精一杯できることを取り組んでくれた行政の担当職員のみなさん、そして住民のみなさまに寄り添ってこられた加藤委員長のご苦労ははかりしれないものがあります。

    そんな関係者のみなさまの想いが、こうして審議会によって良い形へつながることを心から祈ってやみません。

    配布された資料をPDFファイルにしましたので、ぜひご覧下さい。

    フジノたちはあくまでも傍聴という立場の為、個人情報が含まれる具体的な案件についての議論には立ち会うことができません。

    スタートから1時間の議論までをお聴きして、個別案件に入る前に退席をしました。

    けれども、今後の決定については当然ながら公の決定として公表されることになります。

    後日この審議会の議論の結果もすぐに公表されるはずです。

    今日も民生委員の方々と意見交換をしましたが、市内には『いわゆるごみ屋敷』が複数存在しています。

    それは『セルフネグレクト』であることが多く、県内で最も高齢化率の高い横須賀は今後も避けることはできません。

    また、精神保健福祉をメインの政策とする政治家としてフジノは、『いわゆるごみ屋敷』の当事者の方の中には精神疾患のある方もおられることが多く、やはり常に直視しなければならないテーマです。

    政治・行政の最大の役割は、市民のみなさまの命と暮らしを守ることですから、『いわゆるごみ屋敷』の存在によって生活が脅かされる近隣のみなさまを何よりも守らねばなりません。

    これから条例の施行にもとづいて、福祉的な支援と解消に向けた取り組みがより加速していくことを願っています。

    今後もしっかりとその取り組みを見守り、市民のみなさまにもご報告してまいります。



    会期1年間の「通年議会」2年目スタート!新たな副議長・新たな委員会メンバーが決まりました/2018年招集議会

    「招集議会」が開かれて、「1年間の通年議会」がスタートしました

    今日は『招集議会』が開かれました。

    2018年招集議会が開かれました

    2018年招集議会が開かれました


    議会は、会期中のみ活動できることになっています。

    (*例外は委員会などの会議で、『閉会中審査』と呼ばれています)。

    全国の大半の議会は、3月・6月・9月・12月にそれぞれ1ヶ月ほどの会期しかありません。合計しても、わずか4ヶ月ほど。

    この旧弊を打破する『議会改革』として、1年間全てを会期にしてしまう『通年議会』化への取り組みが広まってきました。

    そして横須賀市議会も2年前から『通年議会』へ移行しました。

    横須賀市議会の会期は、5月にスタートして翌年4月末に終わります。

    (今年の場合は、2018年5月17日〜2019年4月30日までの349日間です)

    『招集議会』と名付けられているのは、1年間の会期をスタートさせる本会議へ議員を招集するからです。

    『通年議会』化する前は、5月に開かれる『臨時議会』として単に議会人事を決めるだけの場でした。

    市長から議案が提出されることもありませんでした。

    そこで、フジノは皮肉をこめて『人事議会』と呼んでいました。

    (参考)2013年臨時議会の場合

    (参考)2013年臨時議会の場合


    しかし、『通年議会』化されて、すっかり様変わりしました。

    下の画像は、今日の議事日程です。

    本日のプログラム

    本日のプログラム


    会期の決定、議会人事、さらに市長から議案も提出されて、今日は委員会審査も行なわれました。



    新しい副議長、新しい委員会メンバーも決まりました

    1年間の会期をスタートさせることに加えて、いくつかの議会人事も決まりました。

    決定した新たな議会人事

    1. 副議長(伊藤順一副議長が辞任した為)
    2. 議会運営委員会(任期満了の為)
    3. 4つの常任委員会(任期満了の為)

    それぞれの新たなメンバーが選ばれました。

    新たな議会運営委員会のメンバー

    新たな議会運営委員会のメンバー


    本会議の場で、フジノは正式に再び『教育福祉常任委員会』に所属することが決定しました。

    4つの常任委員会の新たなメンバー

    4つの常任委員会の新たなメンバー


    2018年度の1年間(2018年5月〜2019年4月)は、この新たなメンバーで委員会が行なわれます。



    新副議長に鈴木真智子議員が選ばれました

    本日、伊藤順一副議長が一身上の都合によって副議長を辞任しました。

    伊藤順一・前副議長

    伊藤順一・前副議長


    そこで、新副議長の選挙が行なわれました。

    鈴木真智子議員が新しい副議長に選ばれました。

    鈴木真智子・新副議長

    鈴木真智子・新副議長


    こうして、2018年度も通年議会がスタートしました。

    今日もフジノの所属する教育福祉常任委員会はさっそく議案の審査が行なわれました。

    明日以降も、様々な会議が続々と開かれます。

    早くも本格始動です!

    さあ、フジノは『アイダホ横須賀2018』へ大急ぎで向かいます!



    医療的ケア児や医療依存度が高いこどもたちと保護者を守る「小児在宅ケア」体制づくりの必要性を訴えたフジノの質問が載っています/「よこすか市議会だより」No.28が発行されました

    「よこすか市議会だより」、けさ発行されました

    本日5月11日、『よこすか市議会だより』が発行されました。

    2018年5月11日発行「よこすか市議会だより」表紙より

    2018年5月11日発行「よこすか市議会だより」表紙より


    新聞各紙に折り込みされて、横須賀市議会ホームページにも掲載されました。

    あなたのお手元にも届いていますか?



    生まれ変わった「広報公聴会議」

    『よこすか市議会だより』は、『広報公聴会議』の委員のみなさま(もちろん全員が議員です)が全ての作業を行ない、年4回、発行しています。

    この前身の『議会だより編集委員会』にフジノもかつては所属していたことがあるのですが、当時は年1回の発行でした。

    しかし『議会改革』の取り組みの1つとして、単なる議会だよりの発行機関から、現在は新たに『広報公聴会議』へと生まれ変わりました。

    『広報』(広く市民のみなさまにお伝えする)と『公聴』(市民のみなさまのご意見を広くお聴きする)の2つの機能を持つ組織です。

    『広報』の取り組みとしては主に2つです。『議会だより』の発行と『議会報告会』によって情報発信を行なうことです。

    『公聴』の取り組みとしては、昨年度から新たに『議会報告会』の第2部において、参加者の方々との意見交換を行なうようになりました。ここでの声は『政策検討会議』へフィードバックされます。

    フジノも所属している『政策検討会議』では、『広報公聴会議』で集約された参加者のご意見を政策形成に反映していくことになります。

    『政策検討会議』と並んで『広報公聴会議』はとても重要な議会改革の取り組みなのです。



    「1記事260文字まで」「掲載は年2回まで」が「市議会だより」のルールです

    さて、『市議会だより』についてです。

    市民の方から

    「今回は『市議会だより』に載ってなかったけど質問しなかったの?」

    と尋ねられることがありますが、決してそんなことはありません。

    フジノは『横須賀市議会の質問王』として、この15年間全ての本会議で質問を続けてきた唯一の議員ですから。

    『市議会だより』は紙面が少ないので、発行のルールがあります。

    市議会だよりの編集のルールより

    市議会だよりの編集のルールより


    年4回の発行のうち、2回だけ、質問を掲載することができます。

    フジノは全ての本会議で質問をしますので年4回(年によっては年4回以上)質問をしますが、全ては掲載することができません。

    また、文字数に260文字という制限があります。

    記事を書くのは、市長へ一般質問を行なった本人がその部分を担当するルールです。

    そしてフジノは2018年予算議会でもたくさんの質問を行ないましたから、どの質問を記事として書くか、今回もとても悩みました。

    文字数の制限もありますので、絞りに絞って行なった一般質問の中からさらに最もどうしてもお伝えしたい事柄を選んで記事にしました。



    フジノの記事は「小児在宅ケア」体制づくりを訴えた質問です

    2018年予算議会でフジノが行なった質問の全文はこちらをご覧下さい。

    これらの質問の中から記事に選んだのは、医療的ケア児や医療依存度が高いこどもたちの「小児在宅ケア」の体制づくりの必要性を訴えた質問です。

    すでにブログでは詳しくお伝えしていますが、改めて全戸配布される『議会だより』で市民のみなさまに知ってほしいと思いました。

    フジノの質問の記事「よこすか市議会だより」より

    フジノの質問の記事「よこすか市議会だより」より


    本会議で行なった質問は、実はとても長いです。

    再質問でもこの質問に関連するやりとりに最も長い時間を使いました。

    そこで260文字では表現しきれないとても強い想いを知っていただく為に、2018年予算議会・フジノの質問を改めて掲載します。

    2018年3月1日・本会議・市長への質問

    3.「小児在宅ケア」の仕組みづくりの必要性について

    『復活3構想』実現の3つ目の柱『子育て・教育環境の再興』では、障がいのあるこどもへの取り組みも語られ、インクルーシブ教育の推進と支援教育の充実について市長は触れて下さいました。

    しかし、障がいのあるこどもたちの中でも最も支援が必要な存在でありながら、これまで光の当たらなかった医療的ケアや医療依存度が高いこどもたち(以下、医療的ケア児)については触れられませんでした。

    医療の進歩によってこれまで救えなかったこどもの命が助かるようになり、病気や障がいの為に24時間365日人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養等の医療的ケアが必要なこどもたちが増えています。

    さらに近年、対象となるこどもたちは低年齢化しています。

    そして、ご家族の暮らしは大変なご苦労の中にあります。

    そこで、医療的ケア児が自宅で暮らしていかれる『小児在宅ケア』の推進について伺いたいと思います。

    医療的ケア児の支援体制を質す藤野英明


    平成28年5月、児童福祉法が改正されて、新たに第56条の6第2項が次のように追加されました。

    「地方公共団体は、人工呼吸器を装着している障害児その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある障害児が、その心身の状況に応じた適切な保健、医療、福祉その他の各関連分野の支援を受けられるよう、保健、医療、福祉その他の各関連分野の支援を行う機関との連絡調整を行うための体制の整備に関し必要な措置を講ずるように努めなければならない。」 

    この条文によって、これまで日本の障害者の概念・定義に含まれていなかった『医療的ケア児』が初めて法的に位置付けられました。

    この改正児童福祉法や診療報酬の改定において医療的ケア児に対する訪問看護が充実するなど、ようやく『小児在宅ケア』に注目が集まってきました。

    一方、本市ではこれまでうわまち病院小児医療センターを中核とする取り組みが進められてきました。

    さらに、地域において『小児在宅ケア』に取り組む医師・訪問看護・訪問介護・歯科医・薬剤師・リハビリなどが少しずつ増えつつあります。

    そこで、今こそ『在宅療養連携会議』のこども版を立ち上げるべきです。

    ご高齢の方々を対象とした本市の『在宅療養連携会議』の設置とその取り組みは、『地域包括ケア』の先進事例として全国に知られています。

    しかし、残念ながらこの会議は、こどもたちを対象としていません。

    かつて高齢者に関わる多職種が顔の見える関係になり、在宅療養に参画する医療・介護・福祉関係者が増えたように、『小児在宅ケア』を支える多職種が集まって、医療的ケア児とご家族が地域で安心して暮らしていかれる仕組みづくりをすべきです。

    すでに『神奈川県小児等在宅医療推進会議』の取り組みや、県内でモデル事業に先行して取り組んできた茅ヶ崎・厚木・小田原の知見もあり、本市は今こそ取り組みを始めるべきです。

    そこで伺います。

    【質問22】
    ご家族を筆頭に、『小児在宅ケア』に関わりのある保健、医療、福祉、教育その他各分野の方々と行政の担当各部局をメンバーとした新たな連絡調整の場を作り、定期的かつ継続的に開催していくべきではないでしょうか。

    そして、退院支援、生活の場におけるケア、レスパイト、急変時の対応、看取りまで、意見交換や情報共有を行ない、顔の見える関係を作り、地域の課題を抽出し、解決への方策をともに考えていくべきではないでしょうか。


    さらに、医療的ケア児の支援に関しては、高齢者福祉・介護保険でいうところのケアマネージャーにあたる存在がおらず、全国的に医療的ケア児に対する関係分野の支援を調整するコーディネーターの養成と配置が喫緊の課題となっています。

    そこで伺います。

    【質問23】
    新年度、本市はコーディネーターの養成と配置の取り組みについてどのようにお考えでしょうか。お答え下さい。

    市長の答弁

    【答弁22】
    次に、小児在宅ケアに関わりのある各分野の方々と行政の担当各部局をメンバーとした新たな連絡調整の場を作り、解決への方策を共に考えて行くべきではないかについです。

    医療的ケア児が適切な支援を受けられるよう、おっしゃる通り、保健・医療・障害福祉・保育・教育等の関係機関による協議の場を平成30年度に設置します。

    人工呼吸器等の使用や痰の吸引など医療的ケアを必要とする障害児が地域において必要な支援を円滑に受ける為には支援にあたる関係機関の連携が当然として欠かせないというふうに考えています。

    お互いに顔の見える関係の中で実効性のある協議が行われるよう協議の場の具体的な運営形態や構成員等について関係機関とできるだけ早くに調整を図っていきたいと思います。


    【答弁23】
    次に、医療的ケア児に対する関係分野の支援を調整するコーディネーターの養成と配置が喫緊の課題だが本市は来年度はどのように取り組んでいくかについてです。

    医療的ケア児の様々な課題に対応する為に相談支援専門員として関連分野の支援を調整するコーディネーターの配置を進めていくべきと考えます。

    コーディネーターの養成事業が平成30年度から都道府県及び指定都市を実施主体として位置づけられましたので、県との連携を図りながら市内事業者へのコーディネーターの配置をぜひすすめていきたいと考えます。


    (ここから一問一答形式での再質問を掲載します)

    フジノの再質問

    まず『小児在宅ケア』に関連して、「そもそも医療的ケア児の存在をどうお考えか?」ということを伺いたいと思っております。

    何故こんな質問をするかと申しますと、2016年7月に相模原の津久井やまゆり園で19人もの重症心身障がいのある方を含め、多くの方々が殺された事件がありました。

    「障がいのある方々は社会にとって要らない存在だ」というような、極めて許しがたい優生思想に基づいた殺人事件でした。

    このことについて、「何で横須賀市議会は何も意見を言わないんだ!」というふうに言われて、僕自身も「何故、何も抗う意見表明をしないんだ」というふうに怒られましたが、

    今まで自分たちがしてきたこと、市議会、行政、教育委員会、特に市立養護学校が行なってきたことなどをご覧いただければ、横須賀市は重症心身障がいのあるこどもたち、医療的ケアの必要なこどもたちを全力でこれまでも守ってきたし、これからも守っていく姿勢に何ら揺らぎはないと、そういうふうに思っている。

    それを「わざわざ表明する必要は無い」と思い、僕はその時は言葉にはしませんでした。

    ただ、そのように「言葉にしろ」というふうに求められたので、今回の質問はその意味も含めて行なわせていただきました。

    市長のお考えを伺いたいんですが、まず僕自身の考えも言うべきだと思っています。

    赤ちゃんができた。

    しかし十月十日を待たずに生まれて、低出生体重児で、あるいは極低出生体重児として生まれたり、何らかの疾患や臓器への障がいがあって、出産後、お母さんに抱っこしていただく間も無く、看護師さんに取り上げられて、『NICU』に移す。

    そして『医療的ケア』を受けなければならないというおこさんがいて、今後、確実に増えていきます。

    何故かというと、初婚年齢が上がりました。

    当然、初産の年齢も上がりました。

    妊娠における様々なリスクは、残念ながら年齢が上がれば上昇してまいります。

    医療依存度が高い赤ちゃんが生まれることもまた必然のことです。

    もしかしたらすぐに亡くなってしまうかもしれない。

    もしかしたら1年は生きられるかもしれない。

    いつまで生きられるか分からない。

    それでも親御さんは、1日でも長く生きてくれることを祈って止まないものだというふうに受け止めています。

    そして政治・行政は、生きていかれる命を守るのは当たり前のことで、誰もが寿命なんて分からない中で、例え病気や障がいがあって生まれようと、『医療的ケア』が必要だとしても、その命が尽きる時まで生きていかれるように、全力で支援をすること。

    そして、自己実現や教育の機会も提供することは、行政・政治の当然の責務だというふうに考えています。

    これが僕の信念であり、やまゆり園事件の優生思想に対するアンチテーゼ、僕の想いです。

    『医療的ケア』のあるこどもたちが大人になれば、やまゆり園にいたかもしれない。

    横須賀の方はたまたまおられなかったということですが、もちろん自分のまちの問題としても受け止めております。

    そんな中で、改めて質問をさせていただきます。

    まず上地市長、『医療的ケア児』の存在についてどうお考えか、お聞かせ下さい。

    上地市長の答弁

    これは思想哲学も含めて、宗教も含めてという問題と、政治という問題というのは非常に密接に、難しい問題だと思っているんです。

    私は個人的に、どんな方でも、命をいただた方っていうのは救わなければいけないのは、これは人間として、あるいは政治家として当然だというふうに思っています。

    それは、DNA論ではありませんが、ここまで生存してきたというのは何らかの意味があって、ホモサピエンスとして存在してきたというのは理由があると思っています。

    ですから、それを周りが、周囲が助けるというのは、どんな状態でもこれは当たり前の、これは人間として当然のことだと、まず思っています。

    それが、天から与えられた命に対する我々の使命だというふうには感じて、まずそういう考えを持っています。

    これは、宗教とか思想を超えて。それを言うとここではいけないので言いませんが。

    その上で、政治が何ができるかということは、当然基本として考えなければいけないのは当たり前の話しです。

    『医療的ケア児』だけではなくて、様々な障がいを持ったり、様々な貧困、差別、区別を受けてこられた方たちというのは、日本の歴史の中でも、これは長い歴史の中でも居ます。

    それがどうやって権利を回復して、社会全体で捉えて何かをしていくということが、もし神様がいるならば、神が与えられた人間に対する試練、それを知らさせしめているのではないかといつも感じています。

    ですから、政治の中ではこれは全力を尽くさなきゃいけない。

    それは政治家の使命であるというふうに、少なくとも私は感じて生きてきましたし、今も感じるし、これからも生きていきたいというふうに思います。

    フジノの再質問

    ありがとうございます。

    まさに「やまゆり園事件について本市のメッセージをお聞きしたい」と言っておられた方にも、政治・行政のメッセージは確かに届いたと思います。

    天命というお言葉をいただきましたが、僕もまさに全く同じ想いでおります。

    今は『信念』の部分について伺いましたが、『具体的な施策』の部分についてもう少し伺いたいと思います。

    『子ども版在宅療養連携会議』という仮称で僕は呼びましたが、市長は「平成30年度中には設置をしていきたい」というふうにご答弁をいただきました。

    重ねてのご提案になるんですが、「ぜひご家族を入れていただきたい」というふうにご提案します。

    何故ならば、『在宅療養連携会議』というのは『サービスの提供者側』しか入っていないんです。

    でも『医療的ケア児』のケアをしておられるのはプロの方々だけでは無くて、ほとんどご家族が24時間つきっきりになっていて、親であると同時に、保護者であると同時に、ケアの担い手でもある。

    その方々のご意見を受けられる場、そういう場ができるのであればご家族は必ず入るべきだというふうに考えているんですが、ご検討いただけるでしょうか。

    上地市長の答弁

    ぜひ、おっしゃる通り検討していきたいというふうに思います。

    フジノの再質問

    続いて、『グリーフケア』『ビリーブメントケア』、ちょっと耳慣れない言葉で恐縮なんですが、の行政による取組みの強化について伺います。

    生まれてすぐに亡くなってしまう『医療的ケア児』もいらっしゃいます。

    残念ながら、全力を尽くしても1週間で亡くなる命もあれば、小児がんに7歳でなって半年で亡くなってしまうような方もおられる。

    今は、この地域での体制の中で『協議会』をつくっていただく。

    その中に「看取りについても入れてほしい」というふうに申し上げました。

    生まれてすぐにこどもさんを亡くしてしまったお母さん・お父さん・保護者の方々のために、『天使ママの会』という民間の組織があるんですけれども、横須賀市も協力をして広報をしてくれていますが、年4回しか、やっぱり集まれない。

    お母さん方・お父さん方、悲嘆の中に、悲しみに中におられて、自らも当事者として、ピア仲間・当事者仲間を支えようとしている。

    これはやっぱりとってもご負担だと思うんです。

    『グリーフケア』『ビリーブメントケア』と専門用語で言うんですが、この全く足りていない現状を支えていくのは、行政の一定の取組みが必要ではないかというふうに考えています。

    かつて自殺対策に取り組んだ時、自死遺族の方々も語り合う場がありませんでした。

    こどもが亡くなった。しかもなかなか他の多くのこどもたちとは違う状況の中で亡くなった。

    そういった想いを語り合える場が必要だと思っているんです。

    もちろん『天使ママの会』の活動も素晴らしいのですが、行政としても何らかの取り組みを行なうべきではないかと思うのですが、ご検討いただけないでしょうか。

    上地市長の答弁

    藤野議員はいつも人間の尊厳というところで、様々な場面でそういうところで活躍されていることはよく理解していますし、すごく大切なことだというふうに思っています。

    ぜひ検討させていただきたい。

    いろんな人生があって、いろんな方がいろんなもので苦しんでいるところを、どこまで行政がフォローするか。これはやっぱり永遠の課題だと思うんですね。

    時代によって、いろんな不幸が生まれるし、差別が生まれるし、それをどうやって工夫していくかというのも、ひとつの人間の叡智というのかな、人類の叡智。

    大仰な言い方かも分かりませんが、それに取り組んでいかなきゃいけないのは当然、民主主義の体幹だと思うんですね。

    ですから、その辺は私も同じような視点で考えておりますので、ぜひ検討をさせて下さい。今はそういうふうにしか言えませんが。

    フジノの再質問

    行政がどこまで関わるべきか。

    当然、社会資源、人的資源、財政的資源を考えねばならないんですが、先ほども申し上げた通りで、『医療的ケア児』の数はこれから上昇していきます。

    そして、残念ながら亡くなるこどもの数も当然増えていく。

    しかも絶対数で見ると少ない。

    その中で、これから行政が対応するニーズは確実にあると思いますので、ご検討いただけるということですので、ぜひお願いしたいと思います。

    『小児自宅ケア』に関連して、1点だけ知っていただきたいことがあります。

    教育福祉常任委員会、昨年12月4日に行なった健康部との質疑で『PICU』をうわまち病院に新設するという議論を行ないました。

    この件について報告など受けておられるでしょうか。

    上地市長の答弁

    『PICU』については聞いていないです。

    フジノの再質問

    実はぜひ知っていただきたいこと、『小児在宅ケア』に関連してぜひ知っていただきたいことなんです。

    先日報道されましたが、我が国の『新生児の死亡率の低さ』は世界トップです。

    しかし、『生まれた後の1歳〜4歳の小児の死亡率』は先進国の中ではアメリカに続いてワースト2位なんです。

    『1歳〜4歳の死亡率』はワースト2位が日本です。

    その原因として『PICU』、『ICU』の子ども版、『小児集中治療室』の整備不足があります。

    全国的に『NICU』は増えてきました。

    横須賀にも共済病院・うわまち病院にもあります。

    しかし『PICU』は全国に40か所しか無く、24時間体制で救急受入れを行なっているのは10か所しかない。

    これがもう「1歳から4歳の死亡率の高さの背景にある」とはっきり言われているんですね。

    そのような現状がある中で、うわまち病院の指定管理者の選考の為の審査会で、うわまち病院を担いたいと応募をしてくれた地域医療振興協会は「『PICU』を作りたい」とプレゼンテーション資料に載せてきたんですね。

    当然、僕としては『小児在宅ケア』に資するものですので、そして「ぜひ設置をして欲しい」という想いもあって、上地市長にも質疑をさせていただいた「うわまち病院がもしあの場所で建てかえをするなら、道路を拡幅して欲しい」と。救急車が一刻も早く入って欲しい。

    そういうような想いもあってあの質疑をしたんですが、実際に『PICU』の整備のスケジュールなどを部局にお聞きしたところ、「あくまでプレゼンテーションで出された資料であって、話はあったが具体的なスケジュールは何も詰めてない」というお話だったんです。

    でも、プレゼンテーションというのは指定管理者を選ぶ為のものであって、審査委員会の方は『PICU』を作るんだという想いもあって得点を投じているはずなんです。

    ですから、別の答弁では「建てかえによる物理的な環境をクリアせねばならない。これから具体的に検討させていただきたい」と答弁があって、一定の理解はしたんですが、こうした議論があったこと。

    そしてこれは『小児在宅ケア』のために大きく資するものであるので、健康部、そして地域医療振興協会とともに、こどもたちの命をより守れる病院になっていただくように議論をぜひ進めたいというというふうに指示をしていただけないでしょうか。

    上地市長の答弁

    その話を初めて聞いたんで、ちょっと内容を調査して、いろんな視点からちょっと検討をしてみたいというふうに思います。

    フジノの再質問

    ありがとうございます。

    以上が本会議での質疑応答の引用でした。

    つまり、記事には載せられなかった再質問では、こんなに新たな問題提起質疑を行なっていた訳です。

    • そもそも『医療的ケア』の必要があるこどもたちや医療依存度の高いこどもたちの存在をどう捉えているか

    • 重い障がいのある人は生きていてはならないといった『やまゆり園事件の加害者のような優生思想』に対して、横須賀はどのように対抗していくか

    • 『子ども版在宅療養連携会議』のメンバーには必ず家族をいれるべき必要性

    • 流産・死産・幼いこどもを亡くした天使ママ・天使パパ・遺族に対する『グリーフケア』『ビリーブメントケア』が全く足りていない現状を変える為に行政が取り組みを行なう必要性

    • 横須賀のこどもたちの命を守る為に、うわまち病院への『PICU』設置を推進する必要性

    フジノは様々な観点から命に関わる大切な質問を行ないました。

    そのほぼ全てに対して、上地市長はフジノと同じ考えを示してくれました(『PICU』に関しては議論の報告を受けていなかったので答弁できず)。

    市長への質問というのは、1問目の原稿は議会側は渡しています。

    それはしっかりとした答弁を作ってもらう為です。

    しかし、再質問は全くのシナリオなしです。

    上地市長とフジノの、本音のぶつかりあいです。

    そこで上地市長は、重い障がいのあるこどもたちを守り育んでいくことは政治家の天命だとお答えになった。

    優生思想は許されるべきではないとお答えになった。

    『子ども版在宅療養連携会議』のメンバーには必ず家族を入れると答えて下さった。

    流産・死産・幼いこどもたちを亡くした天使ママ・天使パパ・遺族の為に、現在は全く足りていない『グリーフケア』『ビリーブメントケア』に行政が取り組んでいく、と答えて下さった。

    まさにフジノの目指す方向と上地市長の方向は同じです。

    260文字の記事には載せられなかった、こうした上地市長とフジノの魂のぶつかりあいもぜひ知って下さいね。



    2018年度もフジノは「教育福祉常任委員会」に就任する見込みです/5月17日の本会議で正式決定します(2018年召集議会)

    前の記事から続いています)

    新年度の「人事」について

    その後は、例年どおり『新年度の議会人事』についての話し合いが行われました。

    具体的には、下の内容について話し合いが行なわれました。

    今日の議会運営委員会で話し合われた人事

    1. 『常任委員』の配分と正副委員長職の割り当てについて

    2. 『議会運営委員』の配分と正副委員長職の選出について

    3. 『広報広聴会議』委員の選出について

    4. 『議会ICT化運営協議会』委員の選出について

    5. 『副議長』の選挙について(慣例で1年で交代の為)

    6. 『議会選出の各種会議の委員』の選挙について(慣例で1年で交代の為)

    上4つは正式に任期が1年と定められている為、下2つは慣例で1年交代とされている為、交代となります。

    5月17日に開催予定の『召集議会』の場で、正式な決定となります。

    5月17日開催の召集議会のスケジュール予定

    5月17日開催の召集議会のスケジュール予定


    *今回の『召集議会』では、市長から2つの議案が提出される予定です。人事だけでなく、すぐに通常の委員会が開かれて議論が行なわれます。



    「召集議会」であらゆる組織のメンバーが新たに決まります

    市議会には、様々な組織があります。

    『よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」』P21より

    『よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」』P21より


    議会のあらゆることを議論して決めていく『議会運営委員会』。

    市役所の幅広い仕事を網羅する為に4つの分野に分けて議論していく『常任委員会』(総務・都市整備・生活環境・教育福祉)。

    常任委員会とは別に、市政のあるテーマを集中的に期限を区切って議論していく『特別委員会』

    横須賀市議会が一丸となって取り組むべき政策のロードマップを作り、行政とは異なる視点で条例や政策を立案し、議会の政策形成のエンジン役となる『政策検討会議』

    『議会報告会』の開催などで市民のみなさまの声に広く耳を傾けるとともに、『議会だより』の発行などで積極的に発信していく『広報広聴会議』

    全国に先駆けて議会改革を進めてきた横須賀市議会の改革のエンジン役である『議会制度検討会議』

    昨日までの試行期間を終えて今日から正式にスタートした『議会ペーパーレス化』などをはじめ、『横須賀市議会ICT化計画』に基づいて議会のICT化を推進していく為の『議会ICT化運営協議会』

    5月17日の『召集議会』では、こうした組織のメンバーが新たに決まります。

    つまり、『市議会の人事異動』が行なわれます。



    フジノは2018年度も「教育福祉常任委員会」で働きます

    無会派は、現在4名です。

    小室たかえ議員、はまのまさひろ議員、山本けんじゅ議員、そしてフジノ。

    無会派には、4つの常任委員会(総務・都市整備・生活環境・教育福祉)が1つずつ割り当てられました。

    毎年、誰がどの委員会に所属するかを話し合って決めています。

    無会派4名でさっそく話し合いをもちました。

    フジノは議員生活15年のうち、合計14年間にわたって一貫して保健・医療・福祉・教育を担当する常任委員会に所属してきました。

    2014年の1年間だけが生活環境常任委員会でした。

    その1年間を除いて、ずっと『教育福祉常任委員会』に所属してきました。

    何故なら、自殺対策・障がい福祉・保健医療福祉などに取り組む為に政治家に転職したフジノの想いを実現する上で『最も近道』だからです。

    『教育福祉常任委員会』は、『旧・民生常任委員会』と『旧・教育経済常任委員会』が2011年に再編されて1つになりました。

    市役所の組織では、健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会の4部局を所管しています。

    5月17日の本会議での議決を経て正式決定となりますが、無会派のメンバーで話し合って決まりました(内定ですね)。

    フジノは2018年度も『教育福祉常任委員会』で働きます。

    16年目も、今までどおり、全身全霊をかけて働いていきます。

    また、『議会ICT化運営協議会』にも引き続きフジノは所属します。

    さらに任期が引き続いている会議としては

    • 『政策検討会議』
    • 『FM戦略プラン審査特別委員会』
    • 『がん対策検討協議会』

    の3つがあります。

    さらに全議員が予算決算常任委員会の委員となるルールになっています。

    という訳で、フジノは2018年度も6つの委員会等に所属します。

    どれもとても大切な委員会等ですので、重責で心身ともに押しつぶされそうになりますが、しっかりと今までどおり全力を尽くしていきたいです。



    1年の会期をスタートさせる「召集議会」に向けて「議会運営委員会」が開かれました/会派構成の変更もありました

    「召集議会」の開会に向けた「議会運営委員会」が開かれました

    今日は『議会運営委員会』が開かれました。

    議会運営委員会が開かれました

    議会運営委員会が開かれました


    『通年議会』を採用している横須賀市議会では、1年間の会期(5月17~翌年4月30日まで)がまもなくスタートします。

    年度のスタートとなる議会のことを『召集議会』と呼んでいます。

    この『召集議会』の開会に備えての下準備を行なうのが、今日の『議会運営委員会』の主な役割です。



    「会派」構成が変わり、無会派が4名になりました

    例年とは異なり、会派構成の変更に伴ういくつかの対応についてをまず決めました。

    議会運営員会・審査事項より一部抜粋

    議会運営員会・審査事項より一部抜粋


    会派『無所属みらい』から2名(はまのまさひろ議員・山本けんじゅ議員)が離団したのです。

    そこで、会派の構成が下の図の通りに変わりました。

    新しい会派構成

    新しい会派構成


    会派構成が変わると、議会ではいろいろな変更をしなければなりません。

    軽微な変更で言えば、例えば『本会議での座席の位置』です。

    変更前の本会議の座席表

    変更前の本会議の座席表


    これが下のように変わる予定です(正式な決定は5月17日の本会議です)。

    変更後の本会議の座席表(5月17日に決定の予定)

    変更後の本会議の座席表(5月17日に決定の予定)


    あと、控え室の面積や配置も変わります。

    これまで小室たかえ議員とフジノの2人だけだった無会派の部屋は、新たに4名に増えることになりました。

    ひと部屋ではおさまらないので、応接室を無会派の控室に転用することになりました(改装費用をかけない為の対応です)。

    大きな変更では、『がん対策検討協議会』委員の変更(すでに変更済)、『議会ICT化運営協議会』の委員1名欠員(5月17日に新たな委員が決まります)などがありました。



    「通年議会」へ変更して2年目がスタートします

    はじめにも書いたとおり、今日の『議会運営委員会』の目的は、会期1年の通年議会のスタートとなる『召集議会』の準備の為です。

    横須賀市議会は議会改革の1つとして『通年議会』をスタートさせました。

    「図解地方議会改革実践100のポイント」江藤俊明著、学陽書房。2008年より

    「図解地方議会改革実践100のポイント」江藤俊明著、学陽書房。2008年より


    おととしまでは、会期は3月・6月・9月・12月にそれぞれ1か月ほどしかありませんでした。

    それを昨年から会期は5月~翌年4月末までのまるまる1年間に変更したのです。

    1年間まるごと会期の「通年議会」

    1年間まるごと会期の「通年議会」


    この『通年議会』は今年が2年目となります。

    1年を終えてみて、率直な感想を言えば

    「10年間も望んできた改革が実現してすごく嬉しかったけれど、体力的にはものすごく厳しい1年間だった」

    というものです。

    『通年議会』のもとでは、市長の判断だけで物事を決めてしまえる『専決処分』を無くして、議会が徹底的に関与していきます。

    議会は毎月のように開かれますし、本会議は無くとも特別委員会や様々な会議が常に開かれています。

    今まで通りに本会議と委員会での質問もガンガンやっていますし、市民相談の時間も勉強の時間も今まで通りなので、とにかく時間が足りません。

    体がきつくて休みが取れない、というのが率直な本音です。

    それでも「この改革は正しい」とハッキリと感じています。

    『通年議会』2年目も、この制度の良い側面を積極的に活用して、市民のみなさまにとって身近で不可欠な存在としての横須賀市議会になっていきたいです。




    議会運営委員会で決まったその他のことは次の記事に続きます)



    横須賀市がん克服条例づくり、HTLV-1対策のフジノの提案が「逐条解説」に明記されました!/がん対策検討協議会(第4回)

    第4回がん対策検討協議会が開かれました

    本日は『第4回がん対策検討協議会』が開かれました。

    がん対策検討協議会(第4回)が開かれました

    がん対策検討協議会(第4回)が開かれました


    『横須賀市がん克服条例(案)』の策定の為に、2週間に1度という異例のスケジュールで『協議会』を開き、議論を行なっています。

    民間企業の意思決定の観点に立つと「2週間に1度」では、ゆっくりに聞こえるかもしれません。

    けれども、市議会の全ての会派の総意(つまり41人の議員全員の合意)を得る為に、会議の開催前にたくさんの議論が行なわれています。

    今日のような正式な会議の場においてもメンバーは議論をしますが、その前提として、全ての会派が多くの議論を行なった上で、集合をするのですね。

    さらに、会議ごとに参考人をお招きして最新の知見をお聴きしていることも大きいです。

    市議会議員は、医療の専門家ではありません。

    もちろんフジノは医療政策の勉強はふだんからしてはいます。

    けれども最新の知見をお聴きしてそれを理解してすぐ条例に反映できるかといえば、不可能です。

    その為にはさらに勉強して、理解して、条例に反映する為にはどのような文言にすべきなのかを検討する為の時間と労力が必要です。

    加えてこの会議だけが仕事の全てではありませんので、2週間に1度というペースは本当にキツイ、というのがフジノの率直な感想です。

    けれども、この条例が成立し取り組みが進めば、確実に守ることができる命が増えるのです。

    どれだけ心身ともにきつくても、全力で臨んでいます。



    フジノの悲願「HTLV-1撲滅」を条例案に盛り込むべく提案をしました

    ブログでも記してきたとおり、フジノは『横須賀市がん克服条例(案)』に『HTLV-1撲滅』をどうしても盛り込みたいという想いがありました。

    その想いを田辺昭人委員長はじめ委員のみなさんにご相談したところ、

    「正式に提案をペーパーにして『がん対策検討協議会』の場で協議してもらうようにしてみたら?」

    とアドバイスいただきました。

    そこで本日開催された『がん対策検討協議会』において、フジノ案を正式に提案させていただきました。

    フジノによる「HTLV-1対策をより明確に打ち出す為のご提案」

    フジノによる「HTLV-1対策をより明確に打ち出す為のご提案」


    下のペーパーと、参考資料を配布させていただきました。

    2018年4月27日

    がん対策検討協議会のみなさまへ

    藤野 英明

    HTLV-1対策をより明確に打ち出す為のご提案

    横須賀市らしい「がん克服」の取り組みを考えた時、次世代にがんを持ち越さない手段がある「HTLV-1の母子感染対策」への取り組みがふさわしいと思いました。

    これまで本市は、神奈川県内でも初めて『母子感染対策研修会』を実施し、HTLV-1対策に取り組む研究者からも高く評価されています。

    そこで以下の2点を提案します。

    【提案1.第6条2項への文言を追加する】

    (現行の第6条2項)
    市は、感染により発症するがんについて、除菌及びワクチン接種等による対策を講ずるとともに、性別、年齢等に係る特定のがんについては、その予防に関する啓発及び知識の普及等の具体的な予防策を講ずることとする。

         ↓

    【新たに文言の追加を提案】
    市は、常に最新の科学的知見を取り入れ、感染により発症するがんについて、除菌、完全人工栄養の勧奨及びワクチン接種等による対策を講ずるとともに、性別、年齢等に係る特定のがんについては、その予防に関する啓発及び知識の普及等の具体的な予防策を講ずることとする。
    (*赤太文字の文言を追加)

    【提案2.新たに第7条2項を追加する】

    【新たに第7条2を追加】
    2 HTLV-1対策として、市は、常に最新の科学的知見を取り入れ、母子感染を予防する為に完全人工栄養を勧奨し、その意義を医療従事者及び行政機関は常に研修し、妊婦の意思決定支援と心のケアを行い、市民への啓発を行わねばならない。医療機関は、近い将来、治療法が開発された時にその恩恵を受けられるように、キャリア妊婦およびキャリア妊婦から出生した児へのフォローアップに努めねばならない。

    添付した参考資料はPDFファイルにしましたのでこちらをご覧下さい。

    委員のみなさまの賛同を頂きまして、正式に議論していただくことになりました。



    フジノが提案した2つの条文の目的をご説明します

    フジノの目的は、2つの手段を条例に位置づけることです。

    現時点で唯一有効な科学的根拠があるのは、母乳による感染を防ぐ為に完全人工栄養を積極的に勧めることだけなのですね。

    そこで、妊婦健診でHTLV-1に感染している(キャリアである)と診断された妊婦のみなさまに、正確な情報の提供をすることと、意思決定の支援をすることと、心のケアを行なうことを、市に義務付けることです。

    これが第6条第2項への文言の追加の提案です。

    また、我が国の研究者の必死の研究により少しずつ治療薬が開発されつつありますが、現時点ではキャリアの方々からHTLV-1(ウイルス)を完全に取り除く方法はありません。

    しかし、山野嘉久先生らの研究が進めば、必ず近い将来に治療が可能になるとフジノは信じています。

    それなのに、HTLV-1に感染しているお母さん・生まれてきたこども(満3歳以降に検査することができます)を医療機関(産婦人科や小児科)が把握していません。

    キャリアであることが分かっているお母さんとこどもをフォローアップしていれば、治療薬が開発された時に、すぐにその恩恵を提供することができます。

    そこでフジノは、医療機関に対してフォローアップを努力義務として課すことを提案しました。これが第7条2項です。

    この2つの手段を講ずることが、現時点で地方自治体である横須賀市にできることだとフジノは考えました。



    条文化はせず「逐条解説」に明記することになりました!

    フジノから提案理由を説明し、今回の参考人としてお招きしていた水野靖大先生(マールクリニック横須賀・院長)のご意見もいただき、委員のみなさんから質問を受けて、協議に入りました。

    その結果、条文化はせずに、『逐条解説』に盛り込むこととなりました。

    『逐条解説』とは、条文(抽象的な短い文章です)が具体的にどのようなことを指しているのかを明らかにする為に条文とセットで記される文章です。

    第6条(がんの予防の推進)2項の『逐条解説』に以下の文章が加わりました。

    (変更後の逐条解説の文章)

    白血病等の原因となるHTLV-1については、母子感染が主な原因であることから、HTLV-1母子感染を予防するため、完全人工栄養の勧奨を含めた対応も求められ、その意義を医療従事者及び行政機関は常に研修し、妊産婦の意思決定支援と心のケアを行い、市民への啓発を行う必要がある。

    やりました!

    提案者として一番望ましいのは、確かに条文化することです。

    けれども、行政が実務を行なっていく上で『逐条解説』は必ず参考にされます。

    つまり、『逐条解説』に明記されたということは、

    • 今後の『横須賀市がん対策計画』作りにおいて、必ずHTLV-1対策が盛り込まれる。

    • 条例と計画に基づいて、母子感染を防止する研修を横須賀市は今後も実施しなければならない。

    • 条例と計画に基づいて、キャリア妊産婦さんの意思決定支援と心のケアを横須賀市は行なわなければならない。

    • 条例と計画に基づいて、横須賀市は市民へのHTLV-1対策の啓発を行わなければならない。

    これらの取り組みを横須賀市は行なわなければならないという『縛り』をかけることができた訳です。

    提案者として、涙が出るほどうれしいことです。

    これまで出会ってきた、HTLV-1キャリアのみなさまやHAM・ATL当事者のみなさまに、一刻も早く報告したい気持ちです。

    『がん対策検討協議会』委員のみなさまからは

    「フジノくん、今まで知らなかったHTLV-1についてよく知ることができたよ」

    という温かいお言葉もいただきました。

    提案をして、本当に良かったです。



    任期が終わり選挙後に全メンバーが替わっても「政策重視の横須賀市議会」で在り続ける為に/政策検討会議(第7回)

    新たな5つの論点の議論がスタートしました

    今日は『政策検討会議』に出席しました。

    政策検討会議に出席しました

    政策検討会議に出席しました


    前回までの『政策検討会議』では、この任期内(〜2019年4月末)に策定する条例を何にするかを選ぶことが最大のテーマでした。

    『横須賀市がん克服条例』を作ることが決定して、今まさにがん対策検討協議会で条例案を議論をしています。

    そこで『政策検討会議』では、今回から新たなテーマの議論がスタートしました。

    今日の議事次第

    今日の議事次第


    それは、『政策形成サイクル』を健全に回していく為の課題について議論することです。



    「政策形成サイクル」を回し続けていく為に

    横須賀市議会の場合、『政策形成サイクル』とは以下の手順をぐるぐると回していくことを意味しています。

    1. 市民の声をもとに課題を抽出する
      広報広聴会議が市民の意見を議会報告会や公聴会によって集めていきます。

    2. 4年間の『実行計画』を作る
      広報広聴会議の提案をもとに、『政策検討会議』で条例化や政策立案すべき課題を抽出・選定して、4年間でどのように実行していくかの計画を作ります。

    3. 『課題別検討会議』で条例案や政策案を作る
      『政策検討会議』で決定した課題の解決に向けて『課題別検討会議』を設置します。そこで課題解決に向けた研究を行ない、条例案や政策案を作り、パブリックコメントを実施し、完成した条例案や政策を本会議で議決します。

    4. 行政によって実施される取り組みをチェックする
      議決された条例や提案された政策をもとに、行政は実際に取り組みを行なっていきます。議会はこの行政の取組状況を定期的にチェックしていきます。

    5. 課題の解決に向けた取り組みを検証・評価した結果を市民に報告し意見を聴く
      課題解決に向けて策定した条例とその後の行政の取り組みによって、課題が解決に向けて動いているかデータや市民の声をもとに検証・評価します。その結果を市民に報告していきます。

    そして、1へと戻ります。 これをぐるぐると繰り返していきます。

    横須賀市議会の政策形成サイクル

    横須賀市議会の政策形成サイクル


    これを「課題解決に向けた『政策形成サイクル』を回す」と呼んでいます。



    選挙で全議員が交代しても「政策形成サイクル」を回し続ける横須賀市議会で在る為に

    この取り組みはとても大切です。

    しかし、議員には4年間の任期があり、メンバーが替わってしまいます。メンバーが替わったら「こんなの面倒だからやめた」では困ります。

    『政策形成サイクル』を回し続ける取り組みこそ横須賀市議会の在るべき姿だ、というのが今のメンバーの考えです。

    その為にも、たとえ全員が新しい議員メンバーになってしまったとしても、横須賀市議会が政策形成サイクルをしっかりと回していくことができる体制をしっかりとルール化しておくべきではないか、という問題意識を持っています。

    そこで、正副委員長から5つの論点が出されました。

    【論点1】
    『議会の取り組み全体を網羅した実行計画策定の必要性があるか否か』です。

    横須賀市議会がお手本にした大津市議会は、議会全体のことがらを実行計画の中に盛り込んでいます。例えば『議員定数』の検討なども実行計画の中で取り上げています。

    一方、横須賀市議会には長い歴史を持つ『議会制度検討会議』がすでに存在しており、こちらで議員定数をはじめとする議会の制度に関する事柄は議論をしており、十分に機能しています。

    大津市議会のように、『政策検討会議』が他のあらゆる会議の上位機関のようになるのが良いのか、政策形成サイクルだけでなく「議会の在り方」まで含めた実行計画を作るのが良いのか否か、改めて議論します。

    ちなみにフジノは大津市議会のやり方ではなく、今の横須賀市議会の方式のままで良いと考えています。

    【論点2】
    パブリックコメント手続きの方法が今のままでは不十分だという問題意識から検討する必要があるのではないかについてです。

    現在、市議会が提案する条例案は必ずパブリックコメントにかけていますが、その周知の手段が市議会ホームページしかありません。

    あとは横須賀市のホームページの片隅に載せてもらっているだけです。何故かというと、横須賀市のパブリックコメント手続き条例の対象機関の中に横須賀市議会は入っていないからです。

    きちんと横須賀市のホームページのパブリックコメントのコーナーに掲載できるようにする為には、現在の市のパブリックコメント条例を改正する必要がある、というのが『政策検討会議』メンバーの考え方です。

    これが全議員の想いと同じか、各会派に持ち帰って議論していただきます。

    【論点3】
    政策立案後の検証の必要性についてです。

    例えば、すでに『政策検討会議』による議論をもとに『ごみ屋敷対策条例』を作りました。

    今年度(2018年度)予算では、この条例に対応する為に福祉部福祉総務課に新たな人員配置がなされました。

    条例にもとづいた取り組みが福祉部や資源循環部によって、きちんと取り組まれているかどうかを検証していかねばなりません。

    ところで、この条例の取り組みを行なうのは複数の部局です。

    複数の部局が担当している場合、2つ以上の委員会にまたがる訳ですが、それをどのように検証していくのか現在は決めていません。

    そこで正副委員長案では、

    「複数の部局にまたがっていてもあくまでも主管課は1つだけなので、その主管課を所管する常任委員会で検証するのが良いのではないか」

    との提案がありました。この案について議論していきます。

    【論点4】
    『課題別検討会議』の進捗管理を本体である『政策検討会議』が行なう必要があるのか否かについてです。

    『政策検討会議』の初期に定めた取り組みとして、『課題別検討会議』の進捗管理は『政策検討会議』が行なうことと定めました。

    しかし、実際にスタートしてみたら、これは現実的では無いことも見えてきました。

    例えば、現在『がん対策検討協議会』がスタートしています。

    フジノ自身、『政策検討会議』のメンバーであると同時に『がん対策検討協議会』のメンバーも兼ねています。両方の議論に常に立ち会っています。

    実際にスタートした今、『がん対策検討協議会』の進捗管理をわざわざ『政策検討会議』が行なう必要性は感じられません。何故ならば『協議会』メンバーは全力で条例案策定に臨んでいるからです。

    つまり、このルールは無くした方がすっきりすると思います。

    改めてこの点をどうするかが論点として挙げられました。

    【論点5】
    最後の論点は、選挙が終わった後の新しいメンバーが不慣れな中で実行計画をゼロから作るのではなく今のメンバーが実行計画の一部を策定すべきではないかについてです。

    我々議員は任期ごとに全くゼロから新しい政策を作る、独立した存在です。

    しかし一方で、横須賀市議会の長い歴史と伝統も引き継いでおり、先輩議員たちが議論してきた課題を引き継いでいく責任もあります。

    次の選挙で選ばれた新人議員のみなさんが、この『政策検討会議』での議論をゼロにしてしまうことは横須賀市議会の在り方として良いのか。

    政策重視の横須賀市議会というスタイルは次の世代の議員にも確実に引き継いでもらう為に、拘束力を伴う計画の一部を作成することにしてはどうか、という議論がかねてからありました。

    実際に、新たに選ばれたばかりの新人議員だけで1年目の初めから政策形成を実現することは難しいと思います。

    フジノの考えとしては、ある程度(具体的には『1年目の条例策定スケジュール』が良いと思います)は前の任期の議会メンバーがあらかじめ定めておくのが良いと思います。

    この点について、議論が必要です。

    今日はこの5つの論点が示されて、質疑応答と意見交換が行われましたました。

    具体的な議論は次回から行なっていきますが、今日の時点でも激しい議論が続きました。

    次回は、論点1と2について議論する予定です。



    分かりづらさは承知の上で記しました

    『政策検討会議』での議論は、市民のみなさまには分かりにくいです。

    率直に、ブログを書いていてもどう表現を変えても分かりやすく書くことはムリだと感じました。

    けれども、分かりづらさとは反比例して、政策重視の横須賀市議会という在り方の『核』を議論しているとても重要な場です。

    そこで、分かりづらいままであることを承知の上で、記しました。

    今、横須賀市議会は絶対に後戻りしない為の改革を進めています。

    政策本位の横須賀市議会というアイデンティティを確立する為の改革です。

    無会派も含めた、全ての会派の代表が1つのテーブルに集まって未来の横須賀市議会の姿を徹底的に議論しています。

    ここでの議論は、市民のみなさまの毎日の暮らしのつらさや悲しみにはじかに影響を与えないように見えると思います。

    けれども、実は『市民のみなさまの暮らしに直結した議会になる為の仕組み』を徹底的に作っているところなのです。

    5年後、10年後の横須賀市議会の姿を『政策検討会議』では議論しています。

    分かりづらさは承知の上で、これからも議論の様子を報告し続けていきたいと思います。

    どうか市民のみなさまにもこうした取り組みをぜひ知っていただきたいと願っています。



    藤沢市副市長・宮治正志さんから県と市の予算の仕組みを学びました/関東学院大学・牧瀬稔先生「KGUかながわ学(行政)」の聴講へ

    第2回のゲスト講師は藤沢市副市長・宮治正志さんでした

    先週4月9日に開講した、牧瀬稔先生の『かながわ学(行政)』。

    関東学院大学金沢文庫キャンパスへ

    関東学院大学金沢文庫キャンパスへ


    第2回の本日は、藤沢市の副市長である宮治正志さんがゲスト講師を務めて下さいました。

    宮治正志さん(藤沢市副市長)

    宮治正志さん(藤沢市副市長)


    宮治さんは、早稲田大学政治経済学部を卒業された後、神奈川県庁に入職しました。

    湘南地域県政総合センター企画調整部長、政策局知事室長、神奈川県総務局参事監兼財政部長などを歴任されました。

    県庁ではとにかく長く財政畑で予算策定に関わっておられたそうです。

    2016年4月、藤沢市に請われて副市長に就任しました。

    こうして神奈川県庁では知事のすぐそばで予算策定に携わり、現在は藤沢市長の片腕として市の予算策定をしておられます。



    県と藤沢市の予算を事例に、自治体予算の仕組みを学びました

    このように、宮治副市長は、公務員生活の大半を財政畑で送ってこられました。

    したがいまして、今日の講義のテーマも『地方自治体の予算の仕組み』でした。

    事前にご挨拶に伺うと

    「いやあ、議員の藤野さんには知っていることばかりで物足りないと思います」

    と言われてしまいました。いえいえ、とんでもありません!

    会社員時代こそ、フジノは財政部に2年間在籍していましたので、民間企業の会計の仕組みは実務経験があります。

    けれども地方自治体の会計は、全て独学で文献から学びました。実務の経験もありません。

    あやふやな知識やまちがった理解もたくさんあると思います。

    今回、30年もの実務経験に基づいて宮治副市長に予算の仕組みを分かりやすくご説明していただいたことは、とても貴重な機会でした。

    さらに、神奈川県の予算と藤沢市の予算をもとに解説をして下さいました。

    神奈川県の2018年度予算

    神奈川県の2018年度予算


    フジノは他都市の予算書をみたのは初めてでした。

    藤沢市の2018年度予算

    藤沢市の2018年度予算


    講義形式で自治体予算の仕組みを学んだのは初めてでしたし、フジノにとってはさらなる理解につながり、講義を受けて良かったと感じました。

    ・・・ただ、入学したばかりの18歳の学生のみなさんにとっては初めて聴く内容ばかりで難しかったことと思います。

    学生のみなさん、がんばってくださいね!



    市議会と大学とのパートナーシップ協定を活かしていきたいです

    宮治副市長は、お忙しい中にもかかわらず、もう1度(7月)講師をして下さいます。楽しみです。

    さらに次回は、海老名市のシティプロモーションについて現場の職員の方をゲスト講師に学ぶ予定です。

    「かながわ学(行政)」の授業計画

    「かながわ学(行政)」の授業計画


    今後の授業計画をみても、学ぶことがたくさんあります。

    横須賀市議会と関東学院大学とのパートナーシップ協定をもとに、フジノは聴講をさせていただいています。

    地域創生・自治体政策の専門家として高く評価されている牧瀬稔先生と、さらに出石稔副学長と、毎回講義のたびに意見交換をさせていただく機会もあり、とても有意義です。

    パートナーシップ協定を有名無実化させずに、積極的に両者が行き来することで顔と名前の一致する関係になりたいと思います。

    そして、横須賀市議会にとっても関東学院大学にとっても、ともに良い成果をもたらせるようになりたいです。