「議員提出条例案のパブリックコメント手続き」を明確化すべく新たに「要綱」を策定することに決定しました/政策検討会議(第10回)

前回から議論を続けていた「議員提出議案のパブリックコメント手続きの明確化」に結論が出ました

本日は『政策検討会議』が開かれました。

横須賀市議会の『政策形成のエンジン』=『政策検討会議』。

今日の議題は、2つ。

  1. 前回からの積み残しの論点(パブリックコメント手続き)に決着をつけること
  2. 次回から議論する3つの論点の意識共有をすること

政策形成会議(第10回)のプログラム

政策形成会議(第10回)のプログラム


前回からの積み残しの論点は、議員提出議案の『パブリックコメント手続き』の仕組みを明確化することでした。

現状は、

という状態なのです。

がん克服条例案パブリックコメントの注意書き「*本件は、市のパブリック・コメントに準じた手続です」

がん克服条例案パブリックコメントの注意書き「*本件は、市のパブリック・コメントに準じた手続です」


現在、実施している『横須賀市がん克服条例案』へのパブリックコメント手続きにおいても

「*本件は、市のパブリック・コメントに準じた手続です」

と、横須賀市議会が策定した条例案なのに記されています。

二元代表制の一方である議会としては、これはとても恥ずかしい状況です。

申し合わせ事項

申し合わせ事項


手続き論についても同様です。

『申し合わせ事項』は文書にこそしていますが、単語のニュアンスどおりで、軽重で言えば『軽めのルール』です。

軽めのルールの中で、さらに「努める規定」でしかありませんでした

軽めのルールの中で、さらに「努める規定」でしかありませんでした


さらに、上の文章の通りで、「努める」という規定に過ぎません。

実質的には、現在の市議会メンバーでは「パブリックコメントをやらないこと」はありえません。

やったりやらなかったりというような恣意的な運用はありえません。

しかし、しつこいのですが、『政策検討会議』の目的は『将来にわたって横須賀市議会を政策重視の姿勢を貫くべく仕組み化すること』にあります。

今回で言えば、今のメンバーが全員落選したり世代交代したとしても、将来にわたって必ず市民のみなさまの声をお聞きする為にパブリックコメント手続きを明確化すべき、というのが論点なのです。

また、正式に「実施しなければならない」という義務規定にすべきです。

そこで、『申し合わせ事項』よりもう一段重いルールとして『要綱』を新たに作るべきではないか、という議論を行なってきました。

今回ようやく、全メンバーの合意を得ることができました。

オール横須賀市議会の場なので、全ての会派・無会派からメンバーが出席しています。

『多数決』という形は取らずに、あくまでも全ての会派・無会派が合意できることを大切にしています。

その為、1つの会派でも合意できなければ(反対であれば)前には進めません。

今回の論点で言えば、、当初フジノは

「『要綱』であっても位置づけは軽い」

と考えて、

「『議員提出議案に関するパブリックコメント手続きの条例』を新たに作るべきだ」

と提案していました。

一方、別のメンバーは、

「すでに『申し合わせ事項』でパブリックコメントを数年間実施してきて問題は無く、『新たな要綱』も『新たな条例』も一切必要ない」

というお考えでした。

こうした多様な立場から議論がスタートして、それぞれに持論を述べて、説得と一致点を探して、1つの結論にまとまっていくプロセスそのものがとても大切なのです。

新たな『要綱』の策定によって、議員提出議案のパブリックコメント手続きがしっかり明確化されることになりました。

今後は、近日中に、新たな『パブリックコメント手続きの要綱』の文案が事前にメンバーに配布されます。

それをもとに各会派で議論を事前に行なってもらいます。

その結果を次回の『政策検討会議』で議論をし、修正などをしながら、合意ができれば『要綱』が策定されます。

とても良いことだと思います。



残りの課題は3つです

政策の実現の為に、条例策定を行ない、その施行後の取り組みが効果をあげたのか否か。PDCAサイクルを回し続けて、現実の課題を解決していく。

これを仕組みとして確立することが今のテーマで、5つの論点を議論しています。

政策形成のPDCAサイクルを確立する為の5つの課題

政策形成のPDCAサイクルを確立する為の5つの課題


今回までで、2つの論点に決着が付きました。

次回は、『施行した議員提出条例の、効果の検証方法』」が論点です。

「施行した議員提出条例の、効果の検証方法」が次回の論点です

「施行した議員提出条例の、効果の検証方法」が次回の論点です


例えば、すでに『政策検討会議』=議会全体で策定して成立・施行した条例として、いわゆる『ごみ屋敷対策条例』があります。

この条例が本当に効果が出ているのかどうかをチェックしなければなりません。

効果があまり出ていないとなれば、改善をしていかねばなりません。

この『検証の手続き』をどのように『仕組み化』するかを議論していきます。



横須賀市議会の「政策形成のエンジン」=「政策検討会議」がついに10回目に

本日の会議でついに第10回となりました。

「政策検討会議」会場前にて

「政策検討会議」会場前にて


「こんなに議論をしてきたんだなあ」

というのがフジノの本音です。

この会議の前身である『政策検討会議等準備会』から参加を続けているので、感慨深いものがあります。

ものすごいエネルギーを使って参加しているのですが、市民のみなさまやメディアから注目されることは全く無い存在です。

本会議や委員会での質疑とは違って、目立つことはありません。

けれども、その重要性はとても高いです。

これからもずっと横須賀市議会の根底に流れ続けてほしい、『政策重視の姿勢』を仕組みとして担保する為にがんばっています。

フジノたちの任期も1年を切りました。残された時間は少なくなりましたが、しっかり議論を続けます。

そして、次の世代へと良い形で引き継げるようにしていきます!



横須賀市議会で策定を進めてきた「(仮称)横須賀市がん克服条例」案へのパブリックコメントを行ないます/がんサバイバー・ご遺族の方々をはじめ市民のみなさま、ぜひご意見をお寄せ下さい

「がん克服条例案」へのパブリックコメント手続きをスタートします

横須賀市議会として、本日、下のプレスリリースを行ないました。

横須賀市がん克服条例案のパブリックコメント手続きのおしらせ

横須賀市がん克服条例案のパブリックコメント手続きのおしらせ

平成30年(2018年)7月19日
横須賀市議会事務局長

議員提出条例案等に対するパブリック・コメント(意見募集)の実施について

市議会では議員提出による政策条例等議案を提出する際、議員が直接、市民のみなさまから意見を募集しています。

つきましては、下記により意見募集を行いますので、お知らせいたします。

  1. 件名:(仮称)横須賀市がん克服条例(案)

  2. 意見募集期間:平成30年7月20日(金)~8月9日(木)

  3. 条例内容:別紙条例(案)逐条解説のとおり

  4. 提案者:がん対策検討協議会

  5. 意見募集の方法
    条例(案)の逐条解説を市議会ホームページに掲載するほか、市政情報コーナー、各行政センター及び市議会事務局での配付を行ないます。

    ご意見の提出方法は、市政情報コーナー、各行政センター及び市議会事務局への直接持ち込み、郵便、電子メール及びFAXでの送付により受け付けます。

  6. ご意見等における記載事項
    • 本市在住の方は氏名と住所を記入して下さい。
    • 本市以外に在住の方は、勤務先(名称及び所在地)、学校(名称及び所在地)、または納税義務を有することを証する事項等、横須賀市と関わりを持っていることがわかる事項を記入して下さい。

  7. ご意見の公表
    お寄せいただいたご意見は、これに対する議員(提案者)の考え方とともに整理した上で、市議会ホームページ・市政情報コーナー・各行政センター・市議会事務局
    で公表します。

    ただし、個々のご意見等には議員(提案者)から直接回答いたしませんので、あらかじめご了承ください。

*本件は、市のパブリック・コメントに準じた手続です。

条例案と逐条解説はこちらをご覧下さいね。



ぜひ当事者のみなさまにご意見をお寄せいただきたいです

『政策検討会議』(フジノはこちらの委員メンバーでもあります)では、まず昨年2017年7月に、全議員に対して条例案の募集を行ないました。

今年2018年2月、様々な議論の末に『がん対策』の条例案を作ることが決まりました。

新たに『がん対策検討協議会』が設置されて、フジノたちメンバー全力で議論をして、条例案を作りました。

毎月2回ペースで議論を行ない(これはかなり異例の多さです)、今年6月19日の第7回をもってパブリックコメント手続きにかける条例案が完成しました。

まさに「1年がかりでここまでたどりついた」という印象です。

議論にあたっては、毎回のように最前線でがん医療に取り組む方々をお招きして、参考人としてミニ講義をお願いし、条例案について意見交換も行ないました。

けれども1つだけフジノには心残りがあります。

それは、

実際にがんに罹患した方々(いわゆる『がんサバイバー』の方々)、ご遺族の方々、そして市民のみなさまの声をじかにお聞きする機会が『策定前』には無かった

ことです。

もちろん、パブリックコメント手続きの場こそ、市民のみなさまのご意見を頂く機会ではあります。

さらに、メンバーの多くが近親者をがんで亡くしていたり、闘病生活をともに送った経験を持つ家族の立場でもあります。

けれども、やはり参考人としてがんサバイバーの方々・ご遺族の方々をお招きして、生の声をお聴きしてメンバー全員で共有したかったという想いがあります。

だからこそ、どうかお願いです。

ぜひこのパブリックコメントによって、ご意見をお寄せくださいませんか。

保健・医療・福祉サービスの提供側の意見だけに偏った内容にはなっていないつもりではあります。

けれども、知らず知らずのうちに「当事者の声・家族の声が正確に反映されていない」という内容になっているかもしれません。

フジノたちは、本気でがんと闘う市民のみなさまを政治・行政の力で支えたいと願ってこの条例案を作りました。

どうか、あなたの生の声をお届け下さい。心の底から市民のみなさまに、お願いいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。



プロフィール(2018年6月25日現在)

【一部更新しました:2018年6月25日現在の経歴に更新しました】

1.現在の肩書き

「フジノとは何をしている人間なのか?」と尋ねられたら「こういう仕事をしています」と答える順番に記してみました。




2.外部から依頼・選任されて、就任している役職など

マニフェスト大賞ベストHP賞を受賞




3.自分の意思で所属している学会・勉強会

政策を実現する為に必要な知識や情報を学ぶ為に、いくつかの学会や勉強会に参加しています。




4-1.これまでの経歴(初当選まで)

政治とは全くカンケーない人生を送ってきました。父は警察官、母はパートタイマー、親戚にも政治家は誰もいません。

幼い頃の夢は「映画監督になること」でした。

公立の小中高校に通い、映画撮影・陸上部・バンド活動とふつうの青春を送っていました。

1974年〜2002年
1974年4月8日 横須賀市追浜本町2丁目に生まれる(現在、43才)
1981年3月 白鳩幼稚園 卒園
1981年5月 市立夏島小学校に入学するが、5月に武山へ引越し
1987年3月 市立武山小学校 卒業
1990年3月 市立武山中学校 卒業
1993年3月 県立横須賀高校 卒業
1998年3月 早稲田大学・教育学部・教育学科・教育心理学専修(臨床心理学を専攻) 卒業
1993~98年 大学時代を通じて、都内のメンタルクリニックにて無給研修生としてデイケアで働かせていただく
1998年4月 東宝株式会社に入社
映画興行部、財務部(財務部資金課・財務課)にて丸5年間勤める

幼い頃からの夢だった映画の世界に入り、しかも日本映画界のトップである東宝に入社し、はたから見れば幸せな社会人生活を5年間、送っていました。

業界の花形である映画興行部での3年間は、まさにエキサイティングでした。週末ごとに国内外のトップスターを間近に見る、全国の映画館が東宝の動向を追っている。ドキドキする毎日、興行屋であり映画屋であることを誇りに感じました。

けれども29才の時、政治家に転職することになりました。



2003年
1月30日 政治家に転職する決心をする
2月5日  Yデッキにて街頭演説を始める
3月31日  東宝株式会社を退職する
4月20日 統一地方選挙に立候補
4月27日  市議会議員に初当選(45人中、第4位。4,967票)

立候補の相談に行った選挙管理委員会でも「選挙の1ヶ月前に立候補を決心しても遅すぎる。やめたほうがいい」と言われた無謀な立候補、泡沫扱いでした。

けれども、横須賀市民のみなさまに僕の想いと政策は、届きました。

政治家に転職して、最初の4年間。

2003年
5月 民生常任委員会(福祉・医療・環境・消防)に所属する
財団法人横須賀市健康福祉協会・理事に就任する
議会だより編集委員会にて『議会でゲンキ』を作成する
議会IT化運営協議会にオブザーバーとして参加する
2004年
4月 日本社会事業大学通信教育科(1年7ヶ月)の精神保健福祉士養成過程に合格、入学する
5月 民生常任委員会に再び所属する
議会IT化運営協議会に2年連続でオブザーバー参加する
2005年
5月 民生常任委員会に3年連続で所属する
10月31日 日本社会事業大学通信教育科・精神保健福祉士養成過程を卒業
2006年
3月31日 精神保健福祉士の国家試験に合格
5月 教育経済常任委員会(教育委員会・経済部・上下水道局)に所属する
6月30日  『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』の代表に就任する
9月15日  上智大学大学院・総合人間科学研究科・社会福祉学専攻(福祉政策・運営管理コース)に合格
2007年
4月3日 上智大学大学院・総合人間科学研究科・社会福祉学専攻(福祉政策・運営管理コース)に入学、福祉政策を専攻、地域社会政策の観点から自殺予防対策を研究する




4-2.これまでの経歴(2期目)

政治家に転職した最大の目的であった『自殺対策基本法』成立を実現できた為、1期かぎりで退職するつもりでした。

もともと大学時代に、恩師から大学院進学を薦められていたのですが、家計の事情で断念していました。それでも社会人になって9年間、学費をコツコツと貯めてきました。

政治家1期目の終わりに改めて大学院を受験し、無事に合格。地域社会政策としての自殺対策を研究しながら、精神保健福祉士として自殺へと追い込まれる方々を減らす為に働いていくことを決めていました。

けれども、多くの方からの「もう1度立候補してほしい」との声をいただき、2期目も立候補することになりました。

2007年
4月22日  市議会議員(2期目)に当選(63名中、第2位。6,901票)
5月 民生常任委員会に所属する(通算4年目)
2008年
5月 教育経済常任委員会(教育委員会・経済部・上下水道局を所管する)に所属する(通算2年目)
2009年
2月 『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』の代表を辞任する
3月 『市議会だより編集委員会』に就任
5月 教育経済常任委員会(教育委員会・経済部・上下水道局)に所属する(通算3年目)
『議会IT化運営協議会』にオブザーバーとして3度目の参加
6月30日 学費の支払いが不可能となり、上智大学大学院を自主退学する
11月6日 第4回マニフェスト大賞(ベストホームページ部門)を受賞しました
2010年
2月 第6回リリー賞の選考委員会に任命される。選考に関わらせていただきました
5月 民生常任委員会(健康福祉部・こども育成部・消防局・環境部を担当)に所属する(通算5年目)
『議会IT化運営協議会』に4度目のオブザーバー参加
6月 NPO地域精神保健福祉機構の理事に就任
7月 横須賀市民生委員推薦会下町地区準備会委員に委嘱される
2011年
2月 第7回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました




4-3.これまでの経歴(3期目)

東日本大震災が起こました。

「こんな非常事態に、選挙なんかやってる場合じゃないのに」という強い怒りがありました。けれども同時にそれは「たくさんの困っている方々の為にもっと政治がやるべきことがある」という強い想いとなり、3度目の出馬を決意しました。

2011年
4月25日 市議会議員(3期目)に当選(61名中、第2位。6,457票)
5月12日 教育福祉常任委員会(旧・民生常任委員会)に所属する(通算6年目)

財団法人横須賀市健康福祉協会・理事に就任

『議会報告会等準備会』委員に就任

6月 『脱原発社会を考える議員連盟』の事務局長に就任
2012年
1月 第8回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
5月 教育福祉常任委員会に所属する(通算7年目)

議会IT化運営協議会に5度目のオブザーバー参加

横須賀市民生委員推薦会・委員に就任

6月 NPO地域精神保健福祉機構の理事に再任
2013年
1月 第9回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
5月 教育福祉常任委員会に所属(通算8年目)

議会IT化運営協議会に6度目のオブザーバー参加

横須賀市スポーツ推進審議会委員に就任

6月 民生委員推薦会下町地区準備会委員に就任

「市政功労者」と「全国市議会議長会在職10年表彰」を辞退(過去、辞退をしたのは木村正孝氏とフジノの2人のみ)

2014年
1月 第10回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
5月 生活環境常任委員会(市民安全部・市民部・資源循環部・上下水道局・消防局を所管)に所属

議会IT化運営協議会に7度目のオブザーバー参加

6月 NPO法人地域精神保健福祉機構の理事に再任される
2015年
1月 第11回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました




4-4.これまでの経歴(4期目)

2015年
4月 市議会議員に当選(4期目)
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

議会IT化運営協議会に8度目のオブザーバー参加

2016年
1月 第12回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。選考に関わらせていただきました
4月 日本福祉大学(通信教育学部)福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科入学
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

議会IT化運営協議会に9度目のオブザーバー参加

社会福祉審議会・委員に就任

6月 民生委員推薦会下町地区準備会委員に就任
2017年
1月 (仮称)政策検討会議等準備会にオブザーバーとして参加


第13回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される。
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

政策検討会議にオブザーバーとして参加

議会ICT化運営協議会に10度目のオブザーバー参加

横須賀市民生委員推薦会・委員に2度目の就任

8月 ごみ屋敷対策検討協議会に所属
2018年
1月 第14回リリー賞の選考委員会のメンバーに任命される
2月 FM戦略プラン審査特別委員会の委員に就任
がん対策検討協議会にオブザーバー参加
3月 日本福祉大学 通信教育部 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 卒業(福祉経営学学士取得)
5月 教育福祉常任委員会(健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会を所管)に所属

政策検討会議にオブザーバーとして再び参加

議会ICT化運営協議会に11度目のオブザーバー参加

横須賀市社会福祉審議会・委員に2度目の就任

6月 NPO法人地域精神保健福祉機構の理事に再任される



そして、現在に至っています。



5.政党・会派には一切所属していません

どんな政党とも会派とも全くカンケーの無い、無所属です。

2008年11月12日をもって、横須賀市議会議員の中でフジノたった1人だけが無所属・無会派となりました。残りの40名はみんな、どこかの政党か、会派に所属しています)

フジノには後援会もありません。

どんな組織からも『推薦』などは受けていません。

職業として政治家をやりたいのではなく、このまちを変えるという「目的」を実現する1つの「手段」として政治家に転職をしました。

2006年4月25日のシンポジウムでのフジノ

パネリストとして招かれたシンポジウム(2006年4月25日)「あなたにとって政治とは?」と尋ねられて「目的を実現するための、ただの手段です」と改めて断言しました。

*市民のみなさんに対して政治家が伝えるべきことはあくまでも「政策」「このまちの未来」「活動の実績」「政治とお金」などだと僕は考えています。

*どこの大学を出たとか、どこの地域で暮らしているとか、家族が何人だとか、趣味は何だ、とか、そういった情報は政治家を選ぶ上での情報ではあるべきでない、そう固く信じています。

つまり、「同じ高校/大学の卒業だから応援しよう」とか「育った地元が同じだから投票しよう」ということはまちがっているからです。

投票はあくまでも政策に基づいて行うべきだとフジノは信じています。

年齢の若さなども政治家を選ぶ根拠では無い、と僕は信じています。

あなたが毎日の暮らしの中で感じているおかしい、もっとこうすればこのまちは良くなるのに、という想いと同じ想いを持った政策を訴えている人こそがあなたに必要な政治家だと僕は思います。

そんな政治家で在りつづけられる様にいつも全力で働き続けていきます。




profile2013fujino

おまけ

フジノの声を聴くことができます。ここをクリック!(2007年予算議会での演説です。全文はこちらです)



横須賀市がん克服条例案づくり、全条文の議論1周目を終えました!/がん対策検討協議会(第6回)

ついに全条文の議論が1周目終わりました

本日、第6回がん対策検討協議会を開催しました。

がん対策検討協議会の開催を前に

がん対策検討協議会の開催を前に


前回、意見が分かれてしまった第7条についても、改めて賛成して進めていきたいとの意見表明がなされて全会派の合意が得られました。

フジノとしては「第7条が無ければこの条例を作る必然性は無い」とまで断言していましたので、全会派の合意が得られたことは本当に嬉しかったです。

今日は参考人をお招きすることも無く、スタートからラストまでひたすら条文と逐条解説の議論に集中しました。

  • 第8条 がんの早期発見の推進
  • 第9条 がん医療に関する情報の収集及び提供
  • 第10条 がん医療の水準の向上
  • 第11条 緩和ケアの推進
  • 第12条 在宅医療の充実
  • 第13条 患者等の支援
  • 第14条 がん教育の推進
  • 第15条 市民運動
  • 附則

さらに、井口議員から条文を追加したいとの提案があり、新たに第5条として加わることになりました。

  • 第5条 事業者の責務

(*という訳で、新たに第5条が追加されたので、旧5条以降全て1条ずつ繰り下がります)

議事次第

議事次第


ついに、第8条から最後の附則まで1周目の議論を終えることができました(次回は積み残しの部分と、2周目の議論に入ります)。



食べたいものを食べたい気持ちを尊重する条例です

今日の議論で特に達成感があったのは、第12条の逐条解説に新たな一文を加えることができたことです。

それは

特に、在宅で医療を受けるがん患者の心のよりどころは、いつも自宅で食べているものを食べたいという気持ちであり、その気持ちを尊重することも重要と考える。

という一文です。

前回(第5回)の協議会で、在宅医療・緩和ケアの観点から千場純先生を参考人としてお招きしました。

その際、がんの発症や治療によって食欲がわかなくなってしまうこと、がん患者さんへの食の支援が必要であること、(絶対数の少ない調査とは言え)いつもながらの食事を望む方がほぼ全てであることなどに言及がありました。

第5回協議会での千場先生のパワーポイント資料より

第5回協議会での千場先生のパワーポイント資料より


その場で千場先生にも質疑を重ねましたが、栄養(食)の重要性、特に自宅へ戻った後の食べたいという気持ちを何とか条例に盛り込みたいと考えました。

条例案そのものの提案者である青木哲正議員と、協議会の休憩時間も、終了後もそのことについて意見交換をさせていただきました。

こうして、今回を迎えました。

フジノとしてはこの12条の議論がスタートした時に、この想いを改めてお伝えしました。

そこに重ねて青木哲正議員から「具体的にこの文章を逐条解説に盛り込んではどうだろうか」とご提案をいただきました。

それが今回決定した上の一文です。

田辺委員長はじめ他の委員のみなさまもこの点についてはとても共感して下さいました。

どうしても条例の文章そのものは、抽象的で固くなりがちです。

そこを逐条解説の解釈の文面でより具体的にその条文が何を示しているのかを表していくのです。

今回この一文が入ったことで、この条例案に対するフジノの思い入れはより強くなりました。

国も法律を作っていて、県も条例を作っていて、それでもあえて横須賀市議会が『がん克服条例』を作る必然性は何なのか。

その答えは、こうした一文が入っていることにあると信じています。

つまり、横須賀市議会が作っているこの条例は、食べたいものを食べたいという気持ちを大切にしていくことを市として応援していくものなのです。

がんとともに生きていかねばならないとしても


自宅で暮らそう。


食べたいものを食べよう。

そういう想いも詰まった条例になっています。



緩和ケア=末期、ホスピス=死にゆく場所、ではありません

そして、もう1つこだわったのが第11条の緩和ケアの推進です。

緩和ケアには残念ながら誤ったイメージがついてしまっています。

誤ったイメージ

  • 末期がんの方へ行なうのが緩和ケア
  • 末期がんの方が過ごすのがホスピス
  • これは、かつてWHOが「治癒を目指した治療が有効でなくなった患者に対するケア」という定義をしていたのが原因です。

    WHOはこの定義を2002年に改めました。

    けれども今でも古い定義のイメージが残ってしまっているのです。

    現在の緩和ケアは、早期から治療と併行して行なわれます。

    緩和ケアは、心と体と魂の苦痛を取り除いたり、社会的な不安を取り除く為に必要な時にはいつでも行なわれるものです。

    生きていく上での生活の質を守る為のケアの1つです。

    早期から緩和ケアを実施することで生存期間そのものも長くなるという研究結果もあるくらいなのです。

    そして、ホスピスについても誤解があります。

    ホスピスは『死にゆく場所』では無くて、『生きる場所』なのです。

    (これは、2月11日に参加した『全国こどもホスピスサミット』に行った時にも同じことを書きましたね)

    こうした想いを直接的には記すことはできませんでした。

    ただ、『第11条 緩和ケアの推進』という条文の存在そのものによって、お示ししたつもりです。

    『がんと診断された時からの緩和ケアの推進』を明記しています。

    『緩和ケア病棟』『緩和ケア病床』の積極的な情報提供に加えて、『自宅で緩和ケアを受けられる体制の整備』を明記しています。

    こうした条文には、緩和ケアへの誤解を解いて、より良く生きる為の支援を勧めたいという想いを込めているつもりです。

    本音を言うと、一般質問の発言通告書の締め切りに追われながらほぼ隔週で開催される『がん対策検討協議会』はとても大変です。

    心身の負担感はとても大きいです。正直つらいです。

    けれども、命をじかに対象としたとても重い条例に関わることができて、こんなに大切な機会は2度と無いのではないかという強い責任を感じながら毎回出席をしています。

    ようやく1周目の全条文の議論が終わったばかりで、まだまだ作業は続きます。

    がんに関りのある全ての方々の想いを意識しながら、これからの議論にも全力で臨みたいと思います。



    ついに「ごみ屋敷対策条例」が実際に動き始めました/条例施行後初の「生活環境保全審議会」を開催!

    ごみ屋敷対策条例が4月から施行されました

    議員提案で作られた、通称『ごみ屋敷対策条例』。

    (正式名称はとても長いのですが、『横須賀市不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための条例』です)

    ついに2018年4月1日に施行しました。

    条例がその効力を発揮することを『施行』を呼びます。これまではただの文章だったものが、法律として実際に動き出しました。

    加藤まさみち議員の強い熱意のもと、議員提案の動きが高まり、そして条例づくりの組織『ごみ屋敷対策検討協議会』が立ち上がりました。

    加藤議員は委員長に就任し、委員のみなさんとともに『ごみ屋敷対策条例』を作り、全会一致で可決されました。

    フジノはこの『ごみ屋敷対策検討協議会』に途中から委員として加わり、加藤議員の現場主義に基づく問題解決への強い想いを感じました。

    この条例が施行されたことで、市役所の担当部局(福祉部と資源循環部の2部体制、審議会は福祉部が所管)も正式に決まりました。

    所管部 担当する事
    福祉部 排出支援などを除く指導などに関する事
    資源循環部 調査・排出支援などの指導などに関する事

    今年度から福祉部ではごみ屋敷対策の為に人員も増やしました。

    こうして、市役所内の推進体制もスタートしました。

    ごみ屋敷対策の推進の為に、毎月2回の頻度で『関係者会議』もスタートしました。

    所管部 担当する事
    福祉部福祉総務課 福祉的支援、生活環境保全審議会の運営など
    健康部保健所健康づくり課 原因者が精神疾患を抱えている場合の心のケアなど
    健康部保健所生活衛生課 害虫、ねずみ対策などの支援が必要な場合の対応など
    資源循環部資源循環推進課 調査、排出支援など

    すでに第1回(4月5日)、第2回(5月15日)と開催され、条例施行に伴う情報の共有、具体的な個別の案件に関する対応協議、現地視察などが行なわれました。

    そして今日、ついに初の『横須賀市生活環境保全審議会』が開催されました!



    「生活環境保全審議会」とは

    以前にもこの図をお示ししましたが、条例では『いわゆるごみ屋敷』の解消に向けた流れをこのように考えています。

    「いわゆるごみ屋敷」の解消に向けた流れ

    「いわゆるごみ屋敷」の解消に向けた流れ


    ただ目の前のごみを片付けても解決には結びつきません。

    ある県で実際に起こったことなのですが・・・

    ある方のごみ集めがひどく、近所からの苦情も多かった為、『代執行』によって『いわゆるごみ屋敷』を3回も行政が片付けました。

    しかし、当事者の方はそれでも再びごみの堆積を行ないました。

    夏であった為、そこに蚊取り線香の火が燃え移り、近隣を巻き込んだ火災が起こり、全焼してしまいました。

    横須賀市の条例は、こうした前例を教訓に、何よりも根本的な解決を目指す立場から福祉的な支援を前面に打ちだしました。

    そもそも『いわゆるごみ屋敷』が生まれる背景は、様々です。

    高齢が原因であったり、精神疾患が原因であったり、いずれにしても福祉的な支援が重要になります。

    むしろ、福祉的な支援が無ければ、先ほどご紹介した事例のように、悲劇的な結果が起こりかねません。

    それでも。

    福祉的な支援を継続しながらも、近隣の住民のみなさまの安全・安心を守る為に『いわゆるごみ屋敷』の解消ができるように条例で定めました。

    それが、指導・勧告・命令・公表、そして代執行です。

    けれどもこうした公権力を用いての強制的な取り組みは、絶対に権力の濫用や人権侵害につながってはなりません。

    そこで、特に『命令』と『代執行』を行なう前に、必ず第三者機関に意見をお聴きしなければならないことにしました。

    それが『生活環境保全審議会』です。

    公権力の行使が人権侵害とならない為に、第三者機関「生活環境保全審議会」の意見を必ず伺います

    公権力の行使が人権侵害とならない為に、第三者機関「生活環境保全審議会」の意見を必ず伺います


    7名の方々に委員を引き受けて頂きました。

    委員長は出石稔さん(関東学院大学副学長・法学部教授)、職務代理者は北岡英子さん(神奈川県立保健福祉大学教授)のお2人です。

    横須賀市生活環境保全審議会の委員リスト

    横須賀市生活環境保全審議会の委員リスト


    精神科医、弁護士、民生委員、連合町内会、社会福祉協議会など、実際の『いわゆるごみ屋敷』に関わる機会の多い方々に委員に就任していただきました。

    この第三者機関の協議と合意が無ければ、横須賀市は『命令』も『代執行』もできません。



    ついに第1回が開催されました

    そんな重要な役割を持つ『生活環境保全審議会』ですが、早くも今夜、第1回が開催されました。

    横須賀市生活環境保全審議会が開催されました

    横須賀市生活環境保全審議会が開催されました


    傍聴の為にフジノが会場に向かうと・・・

    加藤まさみち議員がいらっしゃいました!

    思わず

    「加藤委員長!」

    と呼びかけてしまいました。

    条例づくりが終わり『ごみ屋敷対策検討協議会』は解散したのですが、今でもフジノにとっては加藤議員は『委員長』なんです。

    審議会がスタートするまでの間、加藤議員が実際に住民の方々からご相談を受けている『いわゆるごみ屋敷』の状況を聴かせていただきました。

    昨年来、機会があるごとに加藤委員長から現場のお話を伺ってきたのですが、近隣住民のみなさまのご苦労は大変なものがあります。

    そして、条例施行前の現行の法制度のもとで精一杯できることを取り組んでくれた行政の担当職員のみなさん、そして住民のみなさまに寄り添ってこられた加藤委員長のご苦労ははかりしれないものがあります。

    そんな関係者のみなさまの想いが、こうして審議会によって良い形へつながることを心から祈ってやみません。

    配布された資料をPDFファイルにしましたので、ぜひご覧下さい。

    フジノたちはあくまでも傍聴という立場の為、個人情報が含まれる具体的な案件についての議論には立ち会うことができません。

    スタートから1時間の議論までをお聴きして、個別案件に入る前に退席をしました。

    けれども、今後の決定については当然ながら公の決定として公表されることになります。

    後日この審議会の議論の結果もすぐに公表されるはずです。

    今日も民生委員の方々と意見交換をしましたが、市内には『いわゆるごみ屋敷』が複数存在しています。

    それは『セルフネグレクト』であることが多く、県内で最も高齢化率の高い横須賀は今後も避けることはできません。

    また、精神保健福祉をメインの政策とする政治家としてフジノは、『いわゆるごみ屋敷』の当事者の方の中には精神疾患のある方もおられることが多く、やはり常に直視しなければならないテーマです。

    政治・行政の最大の役割は、市民のみなさまの命と暮らしを守ることですから、『いわゆるごみ屋敷』の存在によって生活が脅かされる近隣のみなさまを何よりも守らねばなりません。

    これから条例の施行にもとづいて、福祉的な支援と解消に向けた取り組みがより加速していくことを願っています。

    今後もしっかりとその取り組みを見守り、市民のみなさまにもご報告してまいります。



    2018年度もフジノは「教育福祉常任委員会」に就任する見込みです/5月17日の本会議で正式決定します(2018年召集議会)

    前の記事から続いています)

    新年度の「人事」について

    その後は、例年どおり『新年度の議会人事』についての話し合いが行われました。

    具体的には、下の内容について話し合いが行なわれました。

    今日の議会運営委員会で話し合われた人事

    1. 『常任委員』の配分と正副委員長職の割り当てについて

    2. 『議会運営委員』の配分と正副委員長職の選出について

    3. 『広報広聴会議』委員の選出について

    4. 『議会ICT化運営協議会』委員の選出について

    5. 『副議長』の選挙について(慣例で1年で交代の為)

    6. 『議会選出の各種会議の委員』の選挙について(慣例で1年で交代の為)

    上4つは正式に任期が1年と定められている為、下2つは慣例で1年交代とされている為、交代となります。

    5月17日に開催予定の『召集議会』の場で、正式な決定となります。

    5月17日開催の召集議会のスケジュール予定

    5月17日開催の召集議会のスケジュール予定


    *今回の『召集議会』では、市長から2つの議案が提出される予定です。人事だけでなく、すぐに通常の委員会が開かれて議論が行なわれます。



    「召集議会」であらゆる組織のメンバーが新たに決まります

    市議会には、様々な組織があります。

    『よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」』P21より

    『よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」』P21より


    議会のあらゆることを議論して決めていく『議会運営委員会』。

    市役所の幅広い仕事を網羅する為に4つの分野に分けて議論していく『常任委員会』(総務・都市整備・生活環境・教育福祉)。

    常任委員会とは別に、市政のあるテーマを集中的に期限を区切って議論していく『特別委員会』

    横須賀市議会が一丸となって取り組むべき政策のロードマップを作り、行政とは異なる視点で条例や政策を立案し、議会の政策形成のエンジン役となる『政策検討会議』

    『議会報告会』の開催などで市民のみなさまの声に広く耳を傾けるとともに、『議会だより』の発行などで積極的に発信していく『広報広聴会議』

    全国に先駆けて議会改革を進めてきた横須賀市議会の改革のエンジン役である『議会制度検討会議』

    昨日までの試行期間を終えて今日から正式にスタートした『議会ペーパーレス化』などをはじめ、『横須賀市議会ICT化計画』に基づいて議会のICT化を推進していく為の『議会ICT化運営協議会』

    5月17日の『召集議会』では、こうした組織のメンバーが新たに決まります。

    つまり、『市議会の人事異動』が行なわれます。



    フジノは2018年度も「教育福祉常任委員会」で働きます

    無会派は、現在4名です。

    小室たかえ議員、はまのまさひろ議員、山本けんじゅ議員、そしてフジノ。

    無会派には、4つの常任委員会(総務・都市整備・生活環境・教育福祉)が1つずつ割り当てられました。

    毎年、誰がどの委員会に所属するかを話し合って決めています。

    無会派4名でさっそく話し合いをもちました。

    フジノは議員生活15年のうち、合計14年間にわたって一貫して保健・医療・福祉・教育を担当する常任委員会に所属してきました。

    2014年の1年間だけが生活環境常任委員会でした。

    その1年間を除いて、ずっと『教育福祉常任委員会』に所属してきました。

    何故なら、自殺対策・障がい福祉・保健医療福祉などに取り組む為に政治家に転職したフジノの想いを実現する上で『最も近道』だからです。

    『教育福祉常任委員会』は、『旧・民生常任委員会』と『旧・教育経済常任委員会』が2011年に再編されて1つになりました。

    市役所の組織では、健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会の4部局を所管しています。

    5月17日の本会議での議決を経て正式決定となりますが、無会派のメンバーで話し合って決まりました(内定ですね)。

    フジノは2018年度も『教育福祉常任委員会』で働きます。

    16年目も、今までどおり、全身全霊をかけて働いていきます。

    また、『議会ICT化運営協議会』にも引き続きフジノは所属します。

    さらに任期が引き続いている会議としては

    • 『政策検討会議』
    • 『FM戦略プラン審査特別委員会』
    • 『がん対策検討協議会』

    の3つがあります。

    さらに全議員が予算決算常任委員会の委員となるルールになっています。

    という訳で、フジノは2018年度も6つの委員会等に所属します。

    どれもとても大切な委員会等ですので、重責で心身ともに押しつぶされそうになりますが、しっかりと今までどおり全力を尽くしていきたいです。



    横須賀市がん克服条例づくり、HTLV-1対策のフジノの提案が「逐条解説」に明記されました!/がん対策検討協議会(第4回)

    第4回がん対策検討協議会が開かれました

    本日は『第4回がん対策検討協議会』が開かれました。

    がん対策検討協議会(第4回)が開かれました

    がん対策検討協議会(第4回)が開かれました


    『横須賀市がん克服条例(案)』の策定の為に、2週間に1度という異例のスケジュールで『協議会』を開き、議論を行なっています。

    民間企業の意思決定の観点に立つと「2週間に1度」では、ゆっくりに聞こえるかもしれません。

    けれども、市議会の全ての会派の総意(つまり41人の議員全員の合意)を得る為に、会議の開催前にたくさんの議論が行なわれています。

    今日のような正式な会議の場においてもメンバーは議論をしますが、その前提として、全ての会派が多くの議論を行なった上で、集合をするのですね。

    さらに、会議ごとに参考人をお招きして最新の知見をお聴きしていることも大きいです。

    市議会議員は、医療の専門家ではありません。

    もちろんフジノは医療政策の勉強はふだんからしてはいます。

    けれども最新の知見をお聴きしてそれを理解してすぐ条例に反映できるかといえば、不可能です。

    その為にはさらに勉強して、理解して、条例に反映する為にはどのような文言にすべきなのかを検討する為の時間と労力が必要です。

    加えてこの会議だけが仕事の全てではありませんので、2週間に1度というペースは本当にキツイ、というのがフジノの率直な感想です。

    けれども、この条例が成立し取り組みが進めば、確実に守ることができる命が増えるのです。

    どれだけ心身ともにきつくても、全力で臨んでいます。



    フジノの悲願「HTLV-1撲滅」を条例案に盛り込むべく提案をしました

    ブログでも記してきたとおり、フジノは『横須賀市がん克服条例(案)』に『HTLV-1撲滅』をどうしても盛り込みたいという想いがありました。

    その想いを田辺昭人委員長はじめ委員のみなさんにご相談したところ、

    「正式に提案をペーパーにして『がん対策検討協議会』の場で協議してもらうようにしてみたら?」

    とアドバイスいただきました。

    そこで本日開催された『がん対策検討協議会』において、フジノ案を正式に提案させていただきました。

    フジノによる「HTLV-1対策をより明確に打ち出す為のご提案」

    フジノによる「HTLV-1対策をより明確に打ち出す為のご提案」


    下のペーパーと、参考資料を配布させていただきました。

    2018年4月27日

    がん対策検討協議会のみなさまへ

    藤野 英明

    HTLV-1対策をより明確に打ち出す為のご提案

    横須賀市らしい「がん克服」の取り組みを考えた時、次世代にがんを持ち越さない手段がある「HTLV-1の母子感染対策」への取り組みがふさわしいと思いました。

    これまで本市は、神奈川県内でも初めて『母子感染対策研修会』を実施し、HTLV-1対策に取り組む研究者からも高く評価されています。

    そこで以下の2点を提案します。

    【提案1.第6条2項への文言を追加する】

    (現行の第6条2項)
    市は、感染により発症するがんについて、除菌及びワクチン接種等による対策を講ずるとともに、性別、年齢等に係る特定のがんについては、その予防に関する啓発及び知識の普及等の具体的な予防策を講ずることとする。

         ↓

    【新たに文言の追加を提案】
    市は、常に最新の科学的知見を取り入れ、感染により発症するがんについて、除菌、完全人工栄養の勧奨及びワクチン接種等による対策を講ずるとともに、性別、年齢等に係る特定のがんについては、その予防に関する啓発及び知識の普及等の具体的な予防策を講ずることとする。
    (*赤太文字の文言を追加)

    【提案2.新たに第7条2項を追加する】

    【新たに第7条2を追加】
    2 HTLV-1対策として、市は、常に最新の科学的知見を取り入れ、母子感染を予防する為に完全人工栄養を勧奨し、その意義を医療従事者及び行政機関は常に研修し、妊婦の意思決定支援と心のケアを行い、市民への啓発を行わねばならない。医療機関は、近い将来、治療法が開発された時にその恩恵を受けられるように、キャリア妊婦およびキャリア妊婦から出生した児へのフォローアップに努めねばならない。

    添付した参考資料はPDFファイルにしましたのでこちらをご覧下さい。

    委員のみなさまの賛同を頂きまして、正式に議論していただくことになりました。



    フジノが提案した2つの条文の目的をご説明します

    フジノの目的は、2つの手段を条例に位置づけることです。

    現時点で唯一有効な科学的根拠があるのは、母乳による感染を防ぐ為に完全人工栄養を積極的に勧めることだけなのですね。

    そこで、妊婦健診でHTLV-1に感染している(キャリアである)と診断された妊婦のみなさまに、正確な情報の提供をすることと、意思決定の支援をすることと、心のケアを行なうことを、市に義務付けることです。

    これが第6条第2項への文言の追加の提案です。

    また、我が国の研究者の必死の研究により少しずつ治療薬が開発されつつありますが、現時点ではキャリアの方々からHTLV-1(ウイルス)を完全に取り除く方法はありません。

    しかし、山野嘉久先生らの研究が進めば、必ず近い将来に治療が可能になるとフジノは信じています。

    それなのに、HTLV-1に感染しているお母さん・生まれてきたこども(満3歳以降に検査することができます)を医療機関(産婦人科や小児科)が把握していません。

    キャリアであることが分かっているお母さんとこどもをフォローアップしていれば、治療薬が開発された時に、すぐにその恩恵を提供することができます。

    そこでフジノは、医療機関に対してフォローアップを努力義務として課すことを提案しました。これが第7条2項です。

    この2つの手段を講ずることが、現時点で地方自治体である横須賀市にできることだとフジノは考えました。



    条文化はせず「逐条解説」に明記することになりました!

    フジノから提案理由を説明し、今回の参考人としてお招きしていた水野靖大先生(マールクリニック横須賀・院長)のご意見もいただき、委員のみなさんから質問を受けて、協議に入りました。

    その結果、条文化はせずに、『逐条解説』に盛り込むこととなりました。

    『逐条解説』とは、条文(抽象的な短い文章です)が具体的にどのようなことを指しているのかを明らかにする為に条文とセットで記される文章です。

    第6条(がんの予防の推進)2項の『逐条解説』に以下の文章が加わりました。

    (変更後の逐条解説の文章)

    白血病等の原因となるHTLV-1については、母子感染が主な原因であることから、HTLV-1母子感染を予防するため、完全人工栄養の勧奨を含めた対応も求められ、その意義を医療従事者及び行政機関は常に研修し、妊産婦の意思決定支援と心のケアを行い、市民への啓発を行う必要がある。

    やりました!

    提案者として一番望ましいのは、確かに条文化することです。

    けれども、行政が実務を行なっていく上で『逐条解説』は必ず参考にされます。

    つまり、『逐条解説』に明記されたということは、

    • 今後の『横須賀市がん対策計画』作りにおいて、必ずHTLV-1対策が盛り込まれる。

    • 条例と計画に基づいて、母子感染を防止する研修を横須賀市は今後も実施しなければならない。

    • 条例と計画に基づいて、キャリア妊産婦さんの意思決定支援と心のケアを横須賀市は行なわなければならない。

    • 条例と計画に基づいて、横須賀市は市民へのHTLV-1対策の啓発を行わなければならない。

    これらの取り組みを横須賀市は行なわなければならないという『縛り』をかけることができた訳です。

    提案者として、涙が出るほどうれしいことです。

    これまで出会ってきた、HTLV-1キャリアのみなさまやHAM・ATL当事者のみなさまに、一刻も早く報告したい気持ちです。

    『がん対策検討協議会』委員のみなさまからは

    「フジノくん、今まで知らなかったHTLV-1についてよく知ることができたよ」

    という温かいお言葉もいただきました。

    提案をして、本当に良かったです。



    任期が終わり選挙後に全メンバーが替わっても「政策重視の横須賀市議会」で在り続ける為に/政策検討会議(第7回)

    新たな5つの論点の議論がスタートしました

    今日は『政策検討会議』に出席しました。

    政策検討会議に出席しました

    政策検討会議に出席しました


    前回までの『政策検討会議』では、この任期内(〜2019年4月末)に策定する条例を何にするかを選ぶことが最大のテーマでした。

    『横須賀市がん克服条例』を作ることが決定して、今まさにがん対策検討協議会で条例案を議論をしています。

    そこで『政策検討会議』では、今回から新たなテーマの議論がスタートしました。

    今日の議事次第

    今日の議事次第


    それは、『政策形成サイクル』を健全に回していく為の課題について議論することです。



    「政策形成サイクル」を回し続けていく為に

    横須賀市議会の場合、『政策形成サイクル』とは以下の手順をぐるぐると回していくことを意味しています。

    1. 市民の声をもとに課題を抽出する
      広報広聴会議が市民の意見を議会報告会や公聴会によって集めていきます。

    2. 4年間の『実行計画』を作る
      広報広聴会議の提案をもとに、『政策検討会議』で条例化や政策立案すべき課題を抽出・選定して、4年間でどのように実行していくかの計画を作ります。

    3. 『課題別検討会議』で条例案や政策案を作る
      『政策検討会議』で決定した課題の解決に向けて『課題別検討会議』を設置します。そこで課題解決に向けた研究を行ない、条例案や政策案を作り、パブリックコメントを実施し、完成した条例案や政策を本会議で議決します。

    4. 行政によって実施される取り組みをチェックする
      議決された条例や提案された政策をもとに、行政は実際に取り組みを行なっていきます。議会はこの行政の取組状況を定期的にチェックしていきます。

    5. 課題の解決に向けた取り組みを検証・評価した結果を市民に報告し意見を聴く
      課題解決に向けて策定した条例とその後の行政の取り組みによって、課題が解決に向けて動いているかデータや市民の声をもとに検証・評価します。その結果を市民に報告していきます。

    そして、1へと戻ります。 これをぐるぐると繰り返していきます。

    横須賀市議会の政策形成サイクル

    横須賀市議会の政策形成サイクル


    これを「課題解決に向けた『政策形成サイクル』を回す」と呼んでいます。



    選挙で全議員が交代しても「政策形成サイクル」を回し続ける横須賀市議会で在る為に

    この取り組みはとても大切です。

    しかし、議員には4年間の任期があり、メンバーが替わってしまいます。メンバーが替わったら「こんなの面倒だからやめた」では困ります。

    『政策形成サイクル』を回し続ける取り組みこそ横須賀市議会の在るべき姿だ、というのが今のメンバーの考えです。

    その為にも、たとえ全員が新しい議員メンバーになってしまったとしても、横須賀市議会が政策形成サイクルをしっかりと回していくことができる体制をしっかりとルール化しておくべきではないか、という問題意識を持っています。

    そこで、正副委員長から5つの論点が出されました。

    【論点1】
    『議会の取り組み全体を網羅した実行計画策定の必要性があるか否か』です。

    横須賀市議会がお手本にした大津市議会は、議会全体のことがらを実行計画の中に盛り込んでいます。例えば『議員定数』の検討なども実行計画の中で取り上げています。

    一方、横須賀市議会には長い歴史を持つ『議会制度検討会議』がすでに存在しており、こちらで議員定数をはじめとする議会の制度に関する事柄は議論をしており、十分に機能しています。

    大津市議会のように、『政策検討会議』が他のあらゆる会議の上位機関のようになるのが良いのか、政策形成サイクルだけでなく「議会の在り方」まで含めた実行計画を作るのが良いのか否か、改めて議論します。

    ちなみにフジノは大津市議会のやり方ではなく、今の横須賀市議会の方式のままで良いと考えています。

    【論点2】
    パブリックコメント手続きの方法が今のままでは不十分だという問題意識から検討する必要があるのではないかについてです。

    現在、市議会が提案する条例案は必ずパブリックコメントにかけていますが、その周知の手段が市議会ホームページしかありません。

    あとは横須賀市のホームページの片隅に載せてもらっているだけです。何故かというと、横須賀市のパブリックコメント手続き条例の対象機関の中に横須賀市議会は入っていないからです。

    きちんと横須賀市のホームページのパブリックコメントのコーナーに掲載できるようにする為には、現在の市のパブリックコメント条例を改正する必要がある、というのが『政策検討会議』メンバーの考え方です。

    これが全議員の想いと同じか、各会派に持ち帰って議論していただきます。

    【論点3】
    政策立案後の検証の必要性についてです。

    例えば、すでに『政策検討会議』による議論をもとに『ごみ屋敷対策条例』を作りました。

    今年度(2018年度)予算では、この条例に対応する為に福祉部福祉総務課に新たな人員配置がなされました。

    条例にもとづいた取り組みが福祉部や資源循環部によって、きちんと取り組まれているかどうかを検証していかねばなりません。

    ところで、この条例の取り組みを行なうのは複数の部局です。

    複数の部局が担当している場合、2つ以上の委員会にまたがる訳ですが、それをどのように検証していくのか現在は決めていません。

    そこで正副委員長案では、

    「複数の部局にまたがっていてもあくまでも主管課は1つだけなので、その主管課を所管する常任委員会で検証するのが良いのではないか」

    との提案がありました。この案について議論していきます。

    【論点4】
    『課題別検討会議』の進捗管理を本体である『政策検討会議』が行なう必要があるのか否かについてです。

    『政策検討会議』の初期に定めた取り組みとして、『課題別検討会議』の進捗管理は『政策検討会議』が行なうことと定めました。

    しかし、実際にスタートしてみたら、これは現実的では無いことも見えてきました。

    例えば、現在『がん対策検討協議会』がスタートしています。

    フジノ自身、『政策検討会議』のメンバーであると同時に『がん対策検討協議会』のメンバーも兼ねています。両方の議論に常に立ち会っています。

    実際にスタートした今、『がん対策検討協議会』の進捗管理をわざわざ『政策検討会議』が行なう必要性は感じられません。何故ならば『協議会』メンバーは全力で条例案策定に臨んでいるからです。

    つまり、このルールは無くした方がすっきりすると思います。

    改めてこの点をどうするかが論点として挙げられました。

    【論点5】
    最後の論点は、選挙が終わった後の新しいメンバーが不慣れな中で実行計画をゼロから作るのではなく今のメンバーが実行計画の一部を策定すべきではないかについてです。

    我々議員は任期ごとに全くゼロから新しい政策を作る、独立した存在です。

    しかし一方で、横須賀市議会の長い歴史と伝統も引き継いでおり、先輩議員たちが議論してきた課題を引き継いでいく責任もあります。

    次の選挙で選ばれた新人議員のみなさんが、この『政策検討会議』での議論をゼロにしてしまうことは横須賀市議会の在り方として良いのか。

    政策重視の横須賀市議会というスタイルは次の世代の議員にも確実に引き継いでもらう為に、拘束力を伴う計画の一部を作成することにしてはどうか、という議論がかねてからありました。

    実際に、新たに選ばれたばかりの新人議員だけで1年目の初めから政策形成を実現することは難しいと思います。

    フジノの考えとしては、ある程度(具体的には『1年目の条例策定スケジュール』が良いと思います)は前の任期の議会メンバーがあらかじめ定めておくのが良いと思います。

    この点について、議論が必要です。

    今日はこの5つの論点が示されて、質疑応答と意見交換が行われましたました。

    具体的な議論は次回から行なっていきますが、今日の時点でも激しい議論が続きました。

    次回は、論点1と2について議論する予定です。



    分かりづらさは承知の上で記しました

    『政策検討会議』での議論は、市民のみなさまには分かりにくいです。

    率直に、ブログを書いていてもどう表現を変えても分かりやすく書くことはムリだと感じました。

    けれども、分かりづらさとは反比例して、政策重視の横須賀市議会という在り方の『核』を議論しているとても重要な場です。

    そこで、分かりづらいままであることを承知の上で、記しました。

    今、横須賀市議会は絶対に後戻りしない為の改革を進めています。

    政策本位の横須賀市議会というアイデンティティを確立する為の改革です。

    無会派も含めた、全ての会派の代表が1つのテーブルに集まって未来の横須賀市議会の姿を徹底的に議論しています。

    ここでの議論は、市民のみなさまの毎日の暮らしのつらさや悲しみにはじかに影響を与えないように見えると思います。

    けれども、実は『市民のみなさまの暮らしに直結した議会になる為の仕組み』を徹底的に作っているところなのです。

    5年後、10年後の横須賀市議会の姿を『政策検討会議』では議論しています。

    分かりづらさは承知の上で、これからも議論の様子を報告し続けていきたいと思います。

    どうか市民のみなさまにもこうした取り組みをぜひ知っていただきたいと願っています。



    横須賀市がん克服条例づくり、地域がん診療連携拠点病院である横須賀共済病院の豊田茂雄診療部長をお招きしました/がん対策検討協議会(第3回)

    第3回「がん対策検討協議会」が開かれました

    本日は『がん対策検討協議会』(第3回)が開かれました。

    がん対策検討協議会に出席しました

    がん対策検討協議会に出席しました


    『横須賀市がん克服条例』を作る上で、医療関係者のみなさんのご協力は不可欠です。

    そこで『がん対策検討協議会』では条例案に専門的な観点からご意見をいただく為に、医療関係者の方々をお招きして出席していただくことができます。

    今回は、『地域がん診療連携拠点病院』である横須賀共済病院から、豊田茂雄診療部長をお招きしました。

    こうして専門家の観点からご意見をいただけるのが嬉しくて、フジノは今日の機会をとても楽しみにしていました。

    豊田先生は、フジノにとってかねてから在宅療養・在宅看取りの為に横須賀市の取り組みにずっと関わっていただいてきた、とても親しみを感じている方。

    大病院の医師でありながら、地域との連携にとても熱心なありがたい存在です。

    市のシンポジウムや研修に何度もご出演いただいてきました(例えばこちら)。

    右端が豊田茂雄先生です(2015年のシンポジウムより)

    右端が豊田茂雄先生です(2015年のシンポジウムより)


    さらに、ご専門が血液内科ということもあり、フジノが特に強い関心をもって取り組んできた『HTLV-1対策』についてもきっと理解が深い方のはず。

    そのような訳でいつも以上に気合を入れて『協議会』に臨みました。



    豊田茂雄診療部長のミニ講義と条例案へのご意見

    今日はまず豊田先生からミニ講義を受けました。

    ミニ講義といっても、なんと豊田先生はパワーポイントを69枚も事前にご準備して下さいました(ありがとうございます!)。

    69ページに及ぶ豊田茂雄先生のパワーポイント

    69ページに及ぶ豊田茂雄先生のパワーポイント


    『地域がん診療連携拠点病院』とは何か、から始まって

    地域がん診療連携拠点病院とは何か

    地域がん診療連携拠点病院とは何か


    横須賀共済病院がどれだけがん対策に貢献して下さっているかをデータで示していただき

    「横須賀・三浦2次保健医療圏」のがん対策で横須賀共済病院は圧倒的な存在感があります

    「横須賀・三浦2次保健医療圏」のがん対策で横須賀共済病院は圧倒的な存在感があります


    さらに、条例案に対して様々なご意見を頂きました。

    条例案文に対してもたくさんのご意見をいただきました

    条例案文に対してもたくさんのご意見をいただきました


    フジノは本当にありがたかったです。とてもリアルなお話をたくさん伺うことができたからです。

    『がん対策検討協議会』メンバーの中にも、身内にがんを体験している家族・親族・友人等がいるかいないかで、必然的に実感が異なってしまいます。

    大切なご家族を4人もがんで亡くしておられる方や、がんサバイバーのご家族がおられる方や、逆に人生を通じて全くがんと無縁の方もいらっしゃる訳です。

    これは当然のことなのですけれども、やっぱりどこかで意識をひとつにしたいという想いがありました。

    正副委員長のはからいで、こうして豊田先生をお招きしていただき、かなり委員メンバーの意識統一ができたと思います。



    HTLV-1対策の有効性も評価していただきました

    質疑応答の時間では、フジノもすぐ挙手しました。

    かねてからHTLV-1対策に取り組んできたフジノは、豊田先生にその有効性について伺いました。

    豊田先生からは

    「共済病院には毎年2名はATL(HTLV-1というウイルスが原因で発症する白血病です)の患者さんがいらっしゃる。横須賀は全国的にみて、ATLの患者さんが多い地域だと思う」

    また

    「母子感染対策はとても有効なので、横須賀のこれまでの取り組みは有効だと思う」

    とのご意見をいただきました。

    横須賀市らしいがん対策の条例の取り組みとして、フジノは地域性がとても大切だと考えています。

    そんな中、豊田先生からこうしたご意見をいただき、やはり条例の中にHTLV-1対策を書き込みたいとの想いを強くしました。

    協議会終了後に正副委員長やメンバーのみなさんと意見交換をした際にも

    「フジノくんなりの条文を考えてペーパーにして提出してごらん」

    と言っていただきました。

    ぜひがんばろうと思います。



    第1条から第4条までの議論を行ないました

    豊田先生からのご意見を頂いた後は、メンバー間で条文の協議をしました。

    今日は、第1条から第4条までを議論しました。

    第4条で、文言の並びの変更をフジノから提案させていただきましたが、みなさまに賛成していただき、一部修正しました。

    第1条から第3条までは議論の末に原案通りとすることとなりました。

    第1条「目的」

    この条例は、がんを克服することを目指し、がん対策基本法の趣旨を踏まえ、市、がんの予防及び早期発見の推進又はがんに係る医療に従事する者及び市民の責務を明らかにし、がんの予防及び早期発見の推進を定めることにより、すべての市民が科学的知見に基づく適切ながん医療をうけられるようにするための総合的ながん対策を市民とともに推進することを目的とする。

    第2条「市の責務」

    市は、がん対策に関し、国、県、医療関係団体、医療機関並びにがん患者及びその家族等で構成される民間団体その他の関係団体との連携を図りつつ、本市の地域の特性に応じたがん対策を策定し、及び実施する責務を有する。

    2 市は、がんに関する正しい理解及び関心を深めるための普及啓発その他必要な施策を講ずるものとする。

    第3条「保健医療関係者の責務」

    保健医療関係者は、市が講ずるがん対策に協力するよう努めなければならない。

    第4条「市民の責務」

    市民は、喫煙、食生活、運動その他の生活習慣、身体に悪影響を及ぼす危険のある生活環境等がんの罹患の直接的または間接的な要因の排除のための正しい知識を持ち、がんの予防に注意を払うとともに、がん検診を受けるよう努めるほか、がん患者に関する理解を深めるよう努めなければならない。

    ただ、まだ本決定ではありません。

    ひととおり全ての条文の審査を終えた後、もう1周ぐるりと全ての条文の審査を行なう予定です。

    次回は4月27日と早いペースで議論を進めていきます。

    横須賀市医師会の水野靖大先生をお招きして、ミニ講義と条文へのご意見を頂く予定です。

    水野先生は、横須賀市の胃がんリスク検診の立役者です。

    みなさまは横須賀市では胃がんで亡くなる方がどんどん減っているということをご存知でしたか?

    横須賀市の胃がんの発見率は、国や県と比べて3倍以上という素晴らしい成果をあげています。

    こうした成果は横須賀市医師会独自の取り組みのおかげなのです。

    横須賀市から胃がんを撲滅したい。

    本気で横須賀市議会はそのように考えています。

    条例づくり、がんばっていきます!



    横須賀市がん克服条例づくり、今回は「前文」を議論しました。フジノ悲願の「HTLV-1撲滅」もとりあげています!/がん対策検討協議会(第2回)

    第2回「がん対策検討協議会」が開かれました

    予算審査の合間を縫って、本日は『がん対策検討協議会』(第2回)が開かれました。

    「がん対策検討協議会」(第2回)が開催されました

    「がん対策検討協議会」(第2回)が開催されました


    本音を言えば、予算委員会をはじめ様々な会議が立て続けに開催されるハードなスケジュールに疲労がたまっています。

    けれども、この協議会で新たに作ろうとしている『横須賀市がん克服条例』は、フジノにとって大きな意義があります。どんなに疲れていても、積極的に議論に参加して、どんどん提案をしていきたいと強く決心しています。

    実際、今日の協議会でも積極的に意見を述べさせていただきました。

    フジノ、気合い入っています。



    提案会派が作成した「たたき台」をもとに議論していきます

    本日の議事次第は下のとおりです。

    第2回がん対策検討協議会の議事次第(赤文字はフジノ)

    第2回がん対策検討協議会の議事次第(赤文字はフジノ)


    前回(第1回)の会議において、複数の委員から指摘された「議論できる期間があまりにも短すぎる」という懸念が出ました。

    これを受けて、条例案の提案会派である自由民主党から、条例素案と逐条解説案の『たたき台』が示されました。

    自民党が示してくれた「条例素案たたき台」


    自民党が示してくれた「逐条解説案たたき台」

    自民党が示してくれた「逐条解説案たたき台」


    今後はこの『たたき台』をもとに議論を進めていくことに決まり、委員メンバーの懸念は一気に解決しました。

    『たたき台』と言っても、このまま議員提案できる高いクオリティ。

    前文から第15条からなる条例素案と、全ての条文への解説案を作成して下さいました(素晴らしいです!)。

    ここまでしっかりした内容のものを作成するのはすさまじく膨大な作業量だったのではないかと思います。

    (*会議終了後に青木哲正議員にお尋ねすると、当事者・医療関係者へのヒアリングから『たたき台』作成まで12ヶ月にわたって行なってこられたとのこと。政策立案のご尽力に対して、心から敬意を表します)

    提案会派以外のフジノたち委員としては、横須賀市議会らしい条例素案にすべくさらに議論を深めていくことこそが与えられた役割だと思います。

    『たたき台』作成に深く感謝しつつも、さらに提案をどんどんしていきたいと感じました。

    また、今回は行政側からがん対策の所管部局である健康部に出席してもらいました。

    今後も、議員たちだけで議論していくだけでなく、当事者・関係者・専門家などの方々にご意見を伺う為に、参考人としてお招きしていく予定です。

    例えば、市内で『地域がん診療連携拠点病院』に指定されている横須賀共済病院の医師の方、横須賀市医師会のがん診療の専門家である医師の方、また、在宅医療で特に緩和ケアの専門家である医師の方などをイメージしています。



    「前文」を議論しました

    さっそく議論に入りました。

    議論の初回は、条例の魂とも言える『前文』についてです。

    (前文)

    誰もが健康的で幸せな生涯を送りたいと願っている。それを阻む原因は様々だが、その1つにがんが挙げられる。

    がんは日本人の最大の死亡原因で、生涯に於いて2人に1人ががんにり患し、3人に1人ががんにより死亡している。

    本市においても同様で、近年の死亡原因の第1位はがんによるものであり、全死亡原因の約3割を占めている。

    誰もががんにかかる可能性があり、特別な病気ではなくなっている。

    がんと闘病することやがんにより命を失ってしまうことは、本人及びその家族だけではなく、地域社会及び本市にとっても重大な問題となっている。

    がんについての研究が進み、細菌やウイルスの感染を原因とするものや生活習慣によるものなど、徐々に原因が明らかになってきている。

    特に、細菌やウイルスの感染は、男性では喫煙に次いで2番目に、女性では最も発がんに大きく寄与する因子となっており、子宮頸がんの発がんと関連するヒトパピローマウイルス、肝がんと関連する肝炎ウイルス、ATL(成人T細胞白血病)と関連するヒトT細胞白血病ウイルス1型、胃がんと関連するヘリコバクター・ピロリ等が挙げられる。

    その中でも原因が明らかな胃がんの早期予防については、ピロリ菌除菌など、義務教育期間中の児童・生徒等の若年期からの対策が望まれる。

    このような現状に鑑み、がんに対する知識を深め、がん予防のための生活習慣の改善やがんの早期発見のための検診受診等、さらにはがん患者の支援なども含めた総合的ながん対策を市民とともに推進することを目指し、この条例を制定する。

    *赤太文字化はフジノが行ないました。

    この『たたき台』に対して

    「もっと総合的な内容にすべきだ」

    「胃がんに特化しすぎている。がん全般を網羅すべきだ」

    「個別の対策は条例でなく、下位の規則等で定めるべきだ」

    といった意見が出ました。

    けれどもフジノとしては、この『たたき台』で示された方向性を進めたいと繰り返し意見を述べました。

    がん対策に関してはすでに国が法律を、県は条例を作っています。どちらも総合的な内容になっています。

    それに対してあえて横須賀市議会が新たな条例を策定するのですから、国・県の取り組みでは弱い部分を補ったり、横須賀市らしい新たな対策を盛り込んだ条例にすべきだと考えました。

    特に、横須賀市医師会が進めている胃がんリスク検診のレベルは高く、まさに横須賀市らしいがん対策のシンボルだと言えます。

    したがって、さきの意見は尊重するものの、むしろ『たたき台』が示している方向こそ条例が目指すべき方向だと訴えました。

    最終的に、他の会派のみなさまも『条件付き(=今後の検討状況によっては修正する)』で賛成をしてくださいました。

    上に記した文章が現時点での『前文』の素案として決定しました。



    フジノの悲願である「HTLV-1撲滅」も目指す条例素案にしていきたいです

    条件付きとはいえ、本当にホッとしました。

    実は、『前文』で触れられているがんの中に『HTLV-1』によって発症する『ATL』があります。

    この『HTLV-1』(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)を撲滅することはフジノの悲願なのです。

    『HTLV-1』によって、『ATL』(=成人T細胞白血病)だけでなく、『HAM』(=HTLV-1関連脊髄症)『HU』を発症します。

    HTLV-1からHAMやATLを発症します

    HTLV-1からHAMやATLを発症します


    この『HTLV-1』は一般的にはほとんど知られていません。

    しかし、発症した時の苦しみやダメージはとても大きいものがあります。

    フジノは『HAM』や『ATL』た当事者・家族・団体の方々とは、長年にわたっておつきあいさせていただいてきました。

    国の審議会も常に傍聴してきましたし、学術団体による学会にも毎年参加してきました。

    横須賀市として取り組むべき対策を2009年から繰り返し提案してきました。

    『HTLV-1』の存在は1980年に発見されました。それから30年が経ち、『HTLV-1』について横須賀市議会で初めて取り上げたのがフジノなのです。

    この予算議会でもHTLV-1撲滅に向けた質疑を行なったばかりです。

    その結果、

    「横須賀市が取り組んでいる対策の多さは、関東ではとても珍しい」

    と専門家から褒めていただいたくらいに、横須賀はHTLV-1対策に取り組んできました。

    (例えば、県内初の『HTLV-1母子感染対策研修会』を横須賀市は2011年・2012年と開催しました。講師には我が国のHTLV-1対策の第一人者である山野嘉久先生に来ていただきました)

    『HTLV-1』は、母子感染をします。

    母子感染を防ぐことで、『HTLV-1』を撲滅することができるのです。

    だから、絶対に『HTLV-1』を撲滅したい。

    けれども、あくまでも今までは『フジノたったひとりきりで提案してきたテーマ』なのです。

    それが今回の条例に盛り込まれれば、フジノだけの問題意識ではなくなり、『横須賀市議会の総意としてのテーマ』となります。

    これまではHTLV-1対策の灯が消えないように、フジノが定期的に歴代の担当課長に議会質疑を行なう必要がありました。

    けれども、条例に明記されればフジノが落選しても横須賀市はずっと対策に取り組み続けねばならない強制力が働くことになります。

    逆に言うと、『前文』からこの記述がカットされてしまえば、それ以降の条文にいきなり『ATL』対策を提案するのは難しくなってしまう訳です。

    そこで今回は、とにかく絶対に『前文』にこの文章を残したいと粘りました。

    『前文』に明記してある以上、今後の条文作成においてもフジノは『ATL』対策(=HTLV-1撲滅に向けた様々な取り組み)を提案していくつもりです。

    自殺対策も、性的な多様性の保障も、今でこそ社会的に認知されたテーマとなりました。

    けれどもフジノが取り組み始めた頃は、まわりには誰も居らず、ひとりきりで活動しているような気持ちでした。

    同じように、HTLV-1撲滅も、この10年間はひとりきりで取り組んできたような心境です。

    今ようやく他のテーマと同じように、光をあてられるチャンスがやってきたのではないかと感じています。

    今後も全力を尽くして議論をしていきます!



    「横須賀市がん克服条例」の策定をスタートしました/がん対策検討協議会(第1回)

    がん対策の条例を作る為の「がん対策検討協議会」がスタートしました

    今日は『がん対策検討協議会』に出席しました。

    「がん対策検討協議会」の開会前の藤野英明

    「がん対策検討協議会」の開会前に。


    横須賀市議会の政策立案のエンジンの役割を持つ組織である『政策検討会議』。

    この2月22日の『政策検討会議』において

    「横須賀市議会として本任期ラスト1年中(〜2019年4月)に、がん対策を進める為の条例を新たに策定すること」

    を正式に決定しました。

    そして、この条例を作る為に、新たに設置されたのが、この『がん対策検討協議会』です。

    協議会のメンバーは、全ての会派と無会派から参加しています。『オール横須賀市議会』体制で、議論を行なっていきます。

    すでに国には法律、県には条例がありますが、国・県と連携しつつも、横須賀市らしい『がん対策』の取り組みを進める為の条例を作っていきます。



    とても短い期間で集中的に議論を積み重ねていく予定です

    今日のプログラムと決まった事柄は下のとおりでした。

    がん対策検討協議会議事次第

    1. 委員長の互選について
      →田辺昭人委員に決定

    2. 副委員長の互選について
      →関沢敏行委員に決定

    3. 議席の指定について
      →着席のままに決定

    4. 今後の協議の流れについて
      →別紙のスケジュール表のとおり

    5. 次回の日程及び出席理事者について
      →次回の日程は、3月26日(月)13時から
      →出席理事者は、健康部

    まず、今後のスケジュールの流れをメンバー全員で確認しました(実際の工程表は来年4月まで記されているのですが、割愛します)。

    「がん対策検討協議会」前半のスケジュール案

    「がん対策検討協議会」前半のスケジュール案


    最も意見が集中したのが、条例のはじめの案文作成に向けた議論をできる期間が約2ヶ月半しか無い点についてでした。

    このようなタイトなスケジュールとなった背景には、今回の条例策定にはあらかじめ与えられた前提条件がありました。

    • 来年2019年4月に施行すること

    • 予算措置を伴う条例なので予算策定作業の始まる今年9月には完成していること

    • 9月よりも前にパブリックコメントを終えること

    この条件を全てクリアする為には、条例の議論は5月末~6月上旬には終えねばならないのです!

    つまり、議論ができる期間は3月末からわずか2か月ちょっとしかありません。

    かなりタイトなスケジュールですが、この条件でしっかりと条例案を完成させていきたいと思います。

    がんばります!