あなたにもぜひ里親になってほしいです。フジノもいつか必ず里親になります/横須賀市里親講座が開かれました

日々忙しくてブログを更新するまもなく時間だけが過ぎていく毎日です。

せめて写真だけはアップして、後日、ブログ記事として完成させようと思います。

6月24日のブログ記事でご紹介したとおり、本日、横須賀市里親講座が開かれました。

横須賀市里親講座が開催されました

横須賀市里親講座が開催されました

横須賀市里親会「つくしんぼの会」の活動紹介

横須賀市里親会「つくしんぼの会」の活動紹介

「養子が養親に伝えたい20のこと」支援者・当事者研修会に参加しました/監訳者ヘネシー澄子さんの講演と参加者との対話の4時間は学びに満ちていました(その3)

前の記事から続いています)

参加者の方々との語りあい、ヘネシー澄子先生とのお話

休憩時間と終了後に、参加者の方々とお話しました。

当事者メインの集まりの場に、フジノの立場(=政治家)というのは

「嫌がられるかな」

と心配でした。

でも、みなさん、率直な想いをお話して下さり、とてもありがたかったです。

改めて学びの機会を与えていただいたことに感謝しております。

講師のヘネシー澄子さんともお話させていただくことができました。

ヘネシー澄子先生と(せっかくの本が逆さまなのはお許し下さい。。。)

ヘネシー澄子先生と(せっかくの本が逆さまなのはお許し下さい。。。)


本当に穏やかな方で、まさに経験の宝箱を持つソーシャルワーカーとしての大先輩です。

サインも頂いてしまいました

サインも頂いてしまいました


人々の支援に自らの人生の全てを費やしてきたヘネシーさんの姿に、

「自分も将来こんなふうに生きられたらいいな」

という憧れの気持ちと

「ああ、絶対に自分はこんなふうに生きられない」

という畏怖の気持ちと、両方の気持ちになりました。本当に、すごい方です。



白井千晶さんとのとてもうれしい再会(奇跡でした)

そして、白井千晶さんとのとてもうれしい再会がありました。

今回フジノはこの講演会の開催をインターネットで知りました。あまりにも自分の関心と合致していたので、即、申込みました。

だから、主催団体がどこかも全く気に留めませんでした。

当然、どなたが団体の代表なのかも知りませんでした。

それが実は、白井千晶さんだったのです!

白井千晶さん(静岡大学教授・「フォスター」著者)

白井千晶さん(静岡大学教授・「フォスター」著者)


本日の講演会の主催は『一般社団法人全国養子縁組団体協議会』でした。白井さんは本団体の代表理事なのでした。

しかもふだんはクローズドの研修を、今回は特に公開で開催して下さったのだそうです。

なんとも信じられない奇跡の重なりでした。



写真展「フォスター」という存在

フジノは長期休職から仕事復帰した1日目(3月30日)、最初の仕事として都内である勉強会に参加しました。

休職明けなので心身はボロボロなのですが、ムリしてでもどうしても行きたかった勉強会で、会場の江戸川区まで必死にたどりつきました。

勉強会では後半に4人1組のグループワークをしました。

その時に、白井さんとご一緒させていただくというご縁に恵まれました。

本来ならば、この時すでに気づくべきだったのです。

なんとこの時フジノは白井さんが著した本を読んでいました。

けれども『目の前の白井さん』が『その本を書いた白井さん本人』だとは全く気づいていなかったのでした。

そして、気が付かないままに名刺交換をして、気が付かないままに別れて帰りました。

フジノがとても大切にしている1冊の本があります。

『フォスター〜里親家庭・養子縁組家庭・ファミリーホームと社会的養育〜』という本です。

これは写真展『フォスター』をまとめた本です。

過去に前例がないことなのですが、全国の里親家庭などを撮影して、さらに2018年からは写真展として全国をまわりました。

何故、過去に前例が無いかと言えば、里親・養子縁組の生まれる背景には様々な複雑な事情があるからです。

例えば、児童虐待によって親子が分離されて、そして児童養護施設を経て、里親のもとでこどもが暮らすようになったとします。

産みの親は、引き離されたという強い恨みの念を抱いているかもしれません。

写真展などをすれば、こどもの所在をみつけて取り戻しに訪れるかもしれません。

あえて極端な例を挙げましたが、撮影が難しいことなのはすぐイメージしていただけるかと思います。

こどもの人権を考えた時に、写真展などで顔出しをすれば、自らが養子であることや里子であることを世界に向かって宣言するようなものです。

いくらフジノが「里親・養子縁組はふつうの家族です」と訴えても、社会が十分に理解しているとは思えません。

だから、児童相談所も撮影には慎重な姿勢を取らざるをえませんし、実際に多くの家庭で撮影は叶わなかったそうです。

けれどもフジノはずっと

「里親・養子縁組は家庭そのものである、もっと広く知ってほしい。知らせる為には生の姿を見てほしい」

と願い続けてきたので、この写真展の存在を知った時、感激しました。

これこそ、フジノが求めてきたものでした。

だから写真展『フォスター』を観たくてたまらなかったのですが、どうしてもフジノはタイミングが合わなくて行かれませんでした。

(今も全国を巡回しているのですが、いまだに叶いません)

そこで「せめて本だけでも読みたい」と手に取ったのが、本の『フォスター』なのです。

読み終えた感想を、6月にツイッターでつぶやきました。

「フォスター」を読んだ感想をつぶやいたフジノに白井千晶さんがリプライしてくれました

「フォスター」を読んだ感想をつぶやいたフジノに白井千晶さんがリプライしてくれました


そしたら、著者本人である白井さんがお返事をしてくれました。

時々、作家やライターや研究者の方々がお返事をしてくれることがあります。率直にうれしかったです。

でも、なんとなく文面が親しげな感じがして、リプライを何度も読み返してみたのですが何かが僕の中で引っかかりました。

そこで、名刺管理アプリを検索してみたら・・・白井さんの名刺がありました!

そうです。3月末に一緒にグループワークをした白井さんと、本『フォスター』の著者の白井さんが同一人物だったのです。

このツイートでようやく鈍感なフジノは気がついたのでした。

団体の代表として白井さんは今日ずっと司会をして下さってました。

そして休憩時間に、わざわざ話しかけて来て下さいました(ありがとうございます)。

とてもうれしい奇跡的な再会でした。

横須賀で写真展『フォスター』をなんとかして開催できないだろうか、と改めて夢が膨らみました。

白井さん、ありがとうございました。今後ともどうかよろしくお願い致します。

3回に分けて記した、今回の講演&意見交換は、フジノにとって本当に有意義でした。

ここで交わされた会話は極めてプライバシーが守られるべきことばかりなので、記すことはできません。

けれどもフジノの5期目の4年間にとって強くすすめていきたい取り組みは選挙チラシにも記したとおりで、まさにこうした取り組みなのです。

今後も学びを深めて、こどもたちの立場に最も寄り添って、こどもたちが幸せにふつうに暮らしていかれるように全力を尽くしていきたいです。



里親・ファミリーホーム・施設の小規模化など「家庭的養護」を推進する横須賀市初の計画を作ります/(仮称)社会的養護推進計画の策定

横須賀市が新たな計画づくりをスタートします

9月5日の教育福祉常任委員会で報告されたことの1つに、とても大切な事柄がありました。

『(仮称)横須賀市社会的養護推進計画』の策定について

です。

教育福祉常任委員会・一般報告・説明資料より

教育福祉常任委員会・一般報告・説明資料より


といっても、横須賀市だけが全国初で独自にスタートさせるという特別なことではありません。

2年前(2012年1月30日付)に『児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護の推進について』という厚生労働省雇用均等・児童家庭局長からの通知が出されていました。

厚生労働省からの通知

厚生労働省からの通知


2年も時間が立っている理由は、通知の本文を読むとわかります。

  • 2013〜2014年度は各施設との調整期間とすること
  • 2015年度スタートの15カ年計画を作ること
  • 計画は、5年ごとに前期・中期・後期とすること

この2年間の調整期間が終わり、横須賀市も15カ年の計画を作るべき時期となった訳です。

(※横須賀市は全国で中核市ながら2ヶ所だけ児童相談所をもっているうちの1つです。『都道府県計画』とありますが、児童相談所設置市である横須賀市も『計画』づくりが求められています)

通知本文より

通知本文より


全国で親と暮らせないこどもたちが厳しい現実の中に置かれています。

血のつながりとは関係なく、育ての親との愛情の通った家庭環境がこどもたちには絶対に必要です。

けれども現状では、乳児院・児童養護施設などの施設で暮らしているこどもたちが90%、里親さんのもとで暮らすことができているこどもたちはわずか10%です。

この状況を大きく変えていく為の長期的な計画を国をあげて全国で作っていくのです。

2029年がゴールの目標とあまりにものんびりしているのにフジノは不満です。

けれども、やっと里親・ファミリーホーム・施設の小規模化へ光があたったことには大歓迎です!



横須賀市の計画づくりのメンバー

教育福祉常任委員会で配布された説明資料をPDFファイルにしました(こちらを御覧下さいね)。

「(仮称)横須賀市社会的養護推進計画の策定について」より

「(仮称)横須賀市社会的養護推進計画の策定について」より


計画づくりにあたって審議を担当するのは、すでに設置されている『横須賀市児童福祉審議会』の中にある『措置分科会』です。

会長は社会福祉法人横須賀基督教社会館館長が就任しており、他のメンバーは精神科医・小児科医・神奈川県立保健福祉大学准教授・弁護士など合計7名の委員で構成されています。



横須賀市の計画の位置づけ

15年間もの壮大な計画は社会情勢の変化もあるので現実的ではありません。

そこで横須賀市ではまず前期5年間の計画を作ります。

ただ残念ながら、単独の『横須賀市社会的養護推進計画』とはなりません。

『横須賀市子ども・子育て支援事業計画』という大きな計画の中に、盛り込む形で位置づけます。



横須賀市の計画に明記する予定の内容

目次も事務局案が示されていますが、以下の予定です。

第1章 計画策定に当たって
第2章 社会的養護の取り組み経過、現状及び課題
第3章 計画の基本的方向性及び社会的養護の需要量・供給量
第4章 市内児童養護施設等の家庭的養護推進計画
第5章 本市の取り組み

  1. 里綴開拓と委託の推進
  2. 施設の家庭的養護の推進
  3. 施設の専門的ケアの充実
  4. 施設の人材確保・人材育成
  5. 子どもの自立支援の充実
  6. 家族支援及び地域支援の充実
  7. 子どもの権利養護の推進
  8. 児童相談所の体制強化
  9. 本市の第一義的児童家庭相談窓口の機能強化

第6章 本市の社会的養護推進計画

  1. 本市の社会的養護推進計画
  2. 社会的養護に係る本体施設、グループホーム及び里親・ファミリーホームの構成割合

第7章 進行管理等

9月5日の委員会報告までにすでに4回の会議が行なわれています。

この後、3回の会議とパブリックコメント、さらに2回の会議を行なって決定となります。

完成は2017年3月の予定です。

とても重要な計画づくりなので今後も注目していきます。

施設(乳児院・児童養護施設)が悪なのではありません。

施設も重要です。

その一方で、全てのこどもが家庭的な環境(フジノは特に里親さんを圧倒的に増やしたいです)で暮らせるようにするのは、政治・行政の責任です。

世界を見渡せば、実親と暮らせないこどもたちの100%が里親さんに委託されている国々があります。

日本は圧倒的に遅れています。

横須賀からこの異常な状況を変えていけたらと願っています。