市長記者会見(7月24日)の議事録が公表されました/サイクリングパンフレット問題

7月24日の市長記者会見の議事録が公表されました

今日、横須賀市ホームページ上で、7月24日に開催された市長記者会見の議事録が公表されました。

横須賀市ホームページより

横須賀市ホームページより


この中で、記者の方が『サイクリングパンフレット問題』について質問をしておられます。

いくつもの問題がありますが、ここでは『回収費用の負担問題』についてのやりとりが成されています。

【三浦半島サミット事業(自転車半島宣言)について】

2014年7月24日・定例記者会見
question(記者)
自転車パンフレットですけれど、回収費の40万円は、結局どういうふうになったのでしょうか。
answer(市長)
現在、間違いが他にないかというのを全部精査しており、横須賀市だけではなくて他の市町の担当者に見せて洗っています。

要は、シールの問題と地図が間違っていたという問題の、地図が間違っていた方というのをしっかりと精査している段階です。

ただ、近いうちに首長同士で話し合ってどうするか方向性を見いだし、その上で、『三観協』(フジノ注:三浦半島観光連絡協議会)と呼ばれる会議がありますので、その会議のテーブルで決定して、対応については皆さんにまたお示ししたいと思っています。

question(記者)
市長としては、あくまで『三観協』の経費の中から支払うというお考えは変わりませんか。
answer(市長)
シールの部分については、そういう考えを持っています。

ただ、いろいろ他の首長ともコミュニケーションしている中では、「一部負担を求めるのが適当ではないか」というような意見もありますので、首長全員の合意をとれるような形でしっかりと話し合って、『三観協』のテーブルで決定していきたいと思っています。

question(記者)
皆さんと28日にお会いしますよね。

その時にお話は出ますか。

answer(市長)
その時が1番いいタイミングだろうと思っています。
question(記者)
あれは午前中ですよね。

午後に何らかの方向が出たら我々に情報提供をお願いできますか。

answer(市長)
では、そうします。

紙とかではなくてもいいですか。議事録をとるような会ではありませんので。

一定の方向については、皆さんにお伝えしたいと思います。

question(記者)
お願いします。

神奈川新聞が社説で吉田市長の姿勢を批判しました/サイクリングパンフレット問題

ついに社説にまでとりあげられたサイクリングパンフレット問題

けさの神奈川新聞の社説で、吉田市長によるサイクリングパンフレット問題が批判をされていました。

6月議会で問題提起をしたフジノは、この社説に全く同感です。

今も何も問題は解決していません。

2014年7月3日・神奈川新聞・社説より

2014年7月3日・神奈川新聞・社説より


以下に全文を引用します。

横須賀・自転車パンフ問題 
固執は負の循環に陥る

横須賀市の吉田雄人市長が会長を務める三浦半島観光連絡協議会のパンフレット「自転車半島宣言」をめぐる波紋が収まらない。

道交法上の指摘を受けての回収から始まり、議会では契約面の疑義などが浮上。

加えて、回収費の公金負担に吉田市長が固執しているからだ。

同パンフレットは、横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町の5首長が観光振興や地域課題を話し合う「三浦半島サミット」の昨秋の初会合で作成を決め、3万部を発行した。5月1日から京急線の京急川崎、横浜駅や横須賀市内各駅、JR横須賀駅、公共施設などで配布した。

だが、その直後に複数の写真に対し、並走、右側通行、警音器がないなど、法令に違反しているとの指摘が鎌倉市議から寄せられた。協議会はこれを受け、同月8日から回収に踏み切った。

色彩が大きく変わったのは、6月中旬の横須賀市議会。

編集制作を随意契約で受託したNPO法人の主要メンバーに、吉田市長の後援会員や古くからの友人がいる事実が質疑の過程で判明した。

NPO法人が設立から間もなく、編集制作の実績がなかったことも相まって、委託先の選定が妥当であったのかという疑念が浮上した。

事態をさらに複雑にしているのは配布直後の回収や修正にかかる約40万円の追加負担の問題だ。吉田市長は委託先のNPO法人ではなく、協議会で負担する方針を表明した。

鎌倉市の代表監査委員が「明らかに慎重さを欠いている」と疑問視して再考を求めたが、吉田市長はなお、協議会が負担するとの意向を崩さなかった。「監査委員の指摘は指摘として承るが、私としては適当な支出ではないかと思っている」というのが、市長の見解である。

横須賀や鎌倉の市議からも「発注側には非がない。全額NPOに負担させてください」「一般的な常識では(追加負担は)業者が持つべきだ」と指摘される中、公金で穴埋めするような形での追加負担にこだわり続ければ、疑念を深めてしまうのではなかろうか。

吉田市長は、自身の政策的判断で導入し、自民党が廃止を強く求めている市内ゆかり製品の優先調達については、「柔軟に対応したい」とコメントした。市内外からの指摘を直視し、パンフの追加負担問題に関しても柔軟な姿勢を示してほしい。

社説では、吉田市長が柔軟に対応することが必要だと(ややお手柔らかに)まとめています。

しかしフジノは、回収費用などはNPOが負担するのは当然のことで、もっともっと重要なことは、NPOとの不適切な関係に対する疑義を全く吉田市長が反省していないことにこそあると考えています。

サイクリングパンフレット問題では、多くの人が深く傷つきました。

NPO法人に集っている方々は、ここで頑張ることが横須賀の未来を良い方向に変えると信じていました。

そうした想いを市長らが自分たちの為に『利用』したことは許されないと感じます。

NPOのメンバーで

「やたらと政治家の出入りが多くて嫌だった。この問題が報じられた時、政治家に巻き込まれてしまったと感じた」

と話してくれた方がいました。

また、サイクリングパンフレットの写真撮影のモデルになった方々は、今回の件でとてもつらい想いをしたと人づてに聴いています。

モデルになった方々には全く責任がありません。

吉田市長はこうした道義的な責任を今も全く自覚しておられないとフジノは感じています。

人々の想いを深く傷つけたことこそ、絶対に許されないことだと考えています。

市議会議長・副議長が吉田市長に文書で申し入れ/サイクリングパンフレット問題

契約面などの問題に対して正副議長が市長に申し入れ

サイクリングパンフレット問題で、正副議長が市議会の総意として吉田市長に対して申し入れを行ないました。

その様子を神奈川新聞が報じました。

2014年6月28日・神奈川新聞より

2014年6月28日・神奈川新聞より

以下に全文を引用します。

市議会「疑義持たれぬべき」
パンフ問題で契約面など市長に申し入れ

三浦半島観光連絡協議会(会長=吉田雄人横須賀市長)のパンフレット「自転車半島宣言」をめぐる問題で、横須賀市議会の板橋衛議長と伊藤雅之副議長は27日、委員会審議で出た指摘について、吉田雄人市長に申し入れを行なった。

市議会では同パンフに関し、市長の後援会メンバーがいる編集制作実績のないNPO法人に随意契約で制作を委託した契約面や、問題を指摘されて回収した費用を公金で負担する市長の方針などに批判が上がった。

協議会を所管する総務常任委員会でも

「疑義を持たれない契約であるべき」

「協議会の財源は税金であることに留意すべき」

などの意見が出た。

これを受け、定例会閉会にあたって議長らが指摘内容の一部を文書で市長に伝えた。

(渋谷文彦)

フジノはこれで問題を終わりにするつもりはありません。

まだ何も解決していません。

引き続き、きちんと問題を追及していきます。

鎌倉・横須賀に続いて、三浦市議会でも問題追及が始まりました/サイクリングパンフレット問題

鎌倉で始まった追及が横須賀に続き、三浦市議会でも始まりました

吉田市長が自らの後援会メンバーらが所属するNPO法人に、随意契約でパンフレットの編集制作を委託しました。

サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」

サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」


その『NPO法人横須賀創造空間』は、法人登記からわずか2ヶ月程度しか経っておらず、何のノウハウも実績も持っていませんでした。

「NPO法人横須賀創造空間」サイトより

「NPO法人横須賀創造空間」サイトより


当然の結果ですが、パンフレットには多数の誤りがありました。

2014年5月24日・神奈川新聞より

2014年5月24日・神奈川新聞より


道路交通法違反の写真が複数掲載されていた上に、観光パンフレットであるにもかかわらず、「本来は存在しない道路」を地図に記すなど多数のミスがさらに発覚しました。

2014年5月31日・神奈川新聞より(3度目の報道)

2014年5月31日・神奈川新聞より(3度目の報道)


この回収にかかった費用を、吉田市長は他市町と協議せずに独断で「(5市町の税金が原資である)協議会が負担する」と公金による支払いを明言しました。

2014年6月11日・神奈川新聞記事より

2014年6月11日・神奈川新聞記事より


そのようなNPOに随意契約をした吉田市長の責任は極めて重く、また、パンフレットの回収費用を税金で穴埋めするのは絶対に許せません。

この一連の異常な問題は、まず鎌倉市議会で追及の声があがりました。

続いてフジノが横須賀市議会で追及し、総務常任委員会では多数の委員が厳しい批判の声を挙げています。

そしてさらに、5市町のひとつである三浦市においても、昨日の三浦市議会の一般質問において追及がスタートしました。

その模様をけさの神奈川新聞が報じてくれました。

2014年6月19日・神奈川新聞より

2014年6月19日・神奈川新聞より


その記事を、以下に全文引用します。

「配布できず残念」
三浦市長が謝罪

18日に開かれた三浦市議会本会議でも、三浦半島観光連絡協議会の自転車パンフレット問題が取り上げられた。

吉田英男市長は

「予定通りに配布できなかったことは残念。発行を期待している人たちに誠に申し訳なく、この場を借りて陳謝したい」

と謝罪した。

草間道治氏(みうら市政会)の一般質問に答えた。

協議会の事務局を務める横須賀市のチェック態勢について、三浦市長は

「一部不手際があったのではないかと思うが、協議会は三浦半島の活性化が目的。今後は十分協議をしながら進めていくべき」

と答弁。

横須賀市議会でパンフの制作を受託したNPO法人(横須賀創造空間)と市長の関係や随意契約の問題が指摘されている点については、

「(三浦市は)契約事務執行の当事者ではないので、特に考えは持っていない」

「『横須賀のことだから関係ない』というのではなく、具体的にこの件について、まだ横須賀市長と直接話をしていないので、私から契約行為についての考えを示すことができない」

とした。

横須賀市長が、回収などの費用約40万円を協議会が負担する方針を示している点について、草間氏に「了承したのか」と問われた三浦市側は

「(協議会で)協議中」

と答弁。

草間氏は

「協議している段階なのに横須賀市長は議会で協議会が負担すると自ら述べている」

と問題視した。

三浦市長は

「横須賀市長は協議会の会長として責任を持って発言しているはず。横須賀市長が先走っているなどと言うつもりはないし、会長市として信頼をしている」

と述べた。

三浦市長が謝罪したが、最も責任が重いのは横須賀市長の吉田雄人

三浦市の吉田市長はきちんと謝罪まで答弁で行なっていますが、本当は最も責任が重いのは横須賀の吉田雄人市長です。

吉田市長は、迷惑をかけた4市町に謝罪するとともに、随意契約を行なったことの責任を取るべきです。

また、当然ながらNPOのミスで回収費用が発生したのですから、税金をその穴埋めにするのは撤回すべきです。

この問題は、吉田雄人市長こそが最大の責任者です。

実務を担当したのは、経済部長をはじめとする集客プロモーションに関わるメンバーで、美術館における『L’Arc~en~Ciel展』において極めて問題な対応をして、横須賀市議会が厳しく対応を追及したメンバーと重なっています。

「また経済部が同じような問題を起こした」という印象が強いです。

これは決してフジノだけでなく、横須賀市議会の多くの議員の共通認識となっています。

批判されても追及されても、その場限りの答弁で取り繕う。

しかし、繰り返し同じ過ちをおかすその姿勢は、吉田市長の指示のもと、意図的に(つまり確信犯として)こうした問題行動を取っているように感じます。

本来であれば、こうした部課長らは『更迭』すべきです。

しかし、最高責任者である吉田市長の指示通りに動く為か、市長には『更迭』などを行なう意思は全く無いようです。

そもそも吉田市長は自らの責任さえ自覚していません。

一般質問におけるフジノの質疑にも、時にヘラヘラと笑顔まで浮かべながら答弁をしていました。

そうした吉田市長の態度は、市民の多くからNPOとの関係に疑義を持たれているという自覚が全く無いからです。

NPOの過失で発生した費用を税金で負担するのは「慎重さを欠く」と監査委員が見解/サイクリングパンフレット問題、鎌倉市議会で質疑

NPOの過失で発生した費用を税金で穴埋めするという吉田市長の答弁問題

6月10日にフジノが行なった一般質問で、サイクリングパンフレット『自転車半島宣言』の回収・修正にかかった費用は税金で穴埋めする、と吉田市長が明らかにしました。

フジノは「パンフレットの失敗は、明らかにNPOの過失によるもの。費用はNPOが負担すべき」と訴えました。

6月11日フジノブログより

6月11日フジノブログより


吉田市長の答弁は明らかに問題で、もしも実際に税金が支出された場合には『公金の支出差止めを求める訴訟』を起こすべきではないか、と考えています。

鎌倉市議会でも、吉田市長の答弁問題が取り上げられました

この問題は横須賀市だけでなく、5つの市町に関わる問題です。

その為、昨日開かれた鎌倉市議会でも「この支出は問題だ」と一般質問で取り上げられました。

2014年6月14日・神奈川新聞より

2014年6月14日・神奈川新聞より


中沢克之議員による質疑が神奈川新聞によって大きく報じられました。

以下に全文を引用します。

自転車パンフ追加負担
鎌倉市議会と監査委「慎重さ欠く」と指摘

鎌倉市議会6月定例会の本会議が13日開かれ、道交法上の指摘や地図の間違いが発覚した三浦半島観光連絡協議会(会長=吉田雄人横須賀市長)のパンフレット「自転車半島宣言」が一般質問で取り上げられた。

パンフ回収・修正にかかる約40万円の一部を鎌倉市が負担することに対し、市議が問題視。

市監査委員も「明らかに慎重さを欠いた事務」と指摘した。

中沢克之市議(自民)の質問に対し、市側は、パンフ製作の協議が昨年11月から始まっていたことや、鎌倉市が協議会に参加したのが今年4月だったこと、パンフの原稿案が初めて市に示されたのは校了直前の同11日だったことなどを説明した。

中沢氏は回収・修正について

「どう考えても、製作したNPO法人(横須賀創造空間)側に瑕疵(かし)がある」

と指摘。

鎌倉や横須賀など4市1町などでつくる協議会が約40万円を追加負担することについて、

「正常な支出なのか、それとも疑念のある支出か」

と監査委員に見解を求めた。

八木隆太郎委員は

「今回の事務については明らかに慎重さを欠いている。今後、協議会で対応する際は十分慎重に検討し進めるべき」

と答えた。

中沢氏はまた、

「NPO法人が設立される前に既に協議が始まっているのはおかしい」

と追及。

市側は

「実際の活動は昨年8月からと聞いている」

などと答弁した。

中沢氏は、追加支出について、定例会中に開かれる総務常任委員会での報告を求めた。

引用は以上です。

監査委員とは税金のつかいみちが法令違反でないか効率的に使われているかをチェックする

鎌倉市議会で答弁に立ったのは、監査委員と言います。

監査委員とはどのような存在なのか、柏市のホームページでとても分かりやすく説明されていますので、こちらに引用します。

『監査』とは、あるものごとについて、それが一定の基準(守るべき決まりごと、理想的なありかた)にそむいていないかどうかを調べ、その結果を関係するひとに知らせることを言います。

(たとえば、一定の規模の会社は決算書類等が法令、企業会計基準などに違反していないかどうかの監査を受け、株主などに報告することが義務付けられています)

自治体は、住民の皆さんに行政サービスを提供するために、公金をはじめとする様々な資産を保有しています。

いわば『住民全体の共有財産』を預っているわけですから、その管理、運用は常に正確で、効率的なものでなければなりません。

もしこれらが違法な、好ましくない扱われかたをしていたとしたら、それは住民全体にとって大きな損害となります。
 
自治体に置かれる監査委員は、自治体の主として財務に関する事務について、法令に違反していないか、効率的に行われているかを監査し、その結果を住民に広く知らせています。

つまり、市議会(政治)と市(行政)とも異なる立場から、客観的に税金の使い道の違法性や効率性をチェックするのが『監査委員』なのです。

横須賀市議会でも監査委員の答弁を求めるべき

『三浦半島観光連絡協議会』を構成する4市1町の1つである鎌倉市において

「この税金の使いみちはおかしい」

と監査委員が指摘しました。これは重大な指摘です。

フジノもすでに一般質問で指摘したとおりで、絶対に税金で穴埋めすべきではない、と考えています。

『三浦半島観光連絡協議会』の会長を務める吉田市長は、サイクリングパンフレットの回収・修正費用を税金で支払うという答弁は、撤回すべきです。

また、横須賀市議会においても、鎌倉市と同じく横須賀市監査委員の見解を求めるべきです。

何も知らずに一生懸命活動してきたNPOメンバーを苦しめている吉田市長の責任

吉田市長とNPOとの不適切な関係への『疑義』をフジノが一般質問で取り上げたことで、このNPOで活動しておられる市民の方々からメールや電話を頂きました。

しかしフジノは、このNPOに集って今まで活動してこられた『市民の方々』のことを批判しているつもりは全くありません。

むしろ、全国ワースト1位となった転出超過数の横須賀市の政治行政のていたらくを、「何とか市民活動の力で変えていきたい」と強く願う、このまちを愛する方々なのだ、と思います。

こうした方々が今、政治に巻き込まれて傷つき苦しんでいるのはとても残念です。

何も知らずにNPOに集ったたくさんの人々を利用した吉田市長たちの責任はとても重い、とフジノは考えています。

随意契約したNPOと吉田市長の「不適切な関係」への疑義は晴れず/サイクリングパンフレット問題

フジノの一般質問を神奈川新聞が報じました

フジノが昨日行なった一般質問を神奈川新聞が報じてくれました。

20140610fujino06


答弁を聴いても、吉田市長とNPOの『不適切な関係』への疑義は、全く晴れませんでした。

2014年6月11日・神奈川新聞より

2014年6月11日・神奈川新聞より


以下に全文を引用します。

「契約に関与せず」吉田市長
市議、委託先に疑義

質疑は、パンフレットの編集制作を随意契約で受託した『NPO法人横須賀創造空間』と吉田雄人市長の関係にも及んだ。

市長は

「もしも契約に私がコミットしていれば大問題で、市長の職そのものに及ぶような責任問題になりうる。が、私は一切コミットしていない」

と強調した。

質問した藤野英明氏(無会派)は、吉田市長が初当選を果たした市長選で支援した市議の1人。

「かつて吉田陣営にいた僕からして、このNPOには市長後援会の人間や昔からの知り合いが複数いると感じる」

と指摘。

法人登記が1月で編集制作の実績がなかったことにも触れ、

「客観的事実から委託先としてふさわしかったのか疑義を抱かざるを得ない」

と提起した。

市長は

「市にはいろいろな事業があり、私の友人が多く市役所の仕事を担っている。その一つ一つすべてに疑義があると言われているのと同じように受け止めている」

と反論。

藤野氏は

「他事業と違い入札も経ていない。入札は厳密なルールで行われるからこそ、市長の後援会メンバーがいたとしても問題ない」

と指摘した。




NPOの過失で発生した費用を何故、税金で穴埋めせねばならないのか?/サイクリングパンフレット問題で市長が「自治体が負担する」と答弁

神奈川新聞がサイクリングパンフレット問題を報じました

昨日フジノが行なった一般質問を、神奈川新聞が報じてくれました。

20140610fujino02

吉田市長の判断は、フジノには全く理解できません。

2014年6月11日・神奈川新聞記事より

2014年6月11日・神奈川新聞記事より


以下に全文を引用します。

三浦半島自転車パンフ問題 
「回収費は自治体負担」横須賀市長方針

道交法上の指摘に加え、地図に間違いが見つかった三浦半島観光連絡協議会(会長=吉田雄人横須賀市長)のパンフレット『自転車半島宣言』について、

吉田市長は10日、回収などの費用約40万円を同協議会が負担する方針を明らかにした。

市議会本会議で、藤野英明氏(無会派)の質問に答えた。

協議会は横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町などで構成。

回収や、道交法上の指摘を受けて見解などを記す修正シールを貼るためにかかる約40万円を協議会で負担する。

回収後に判明した地図のミスに関しては、「受託事業者である『NPO法人横須賀創造空間』が負担する予定」との見通しを示した。

藤野氏は

「40万円を4市1町で負担するというが、横須賀市(など発注側)には非がない。全額NPOに負担させてください」

などと指摘した。

市長は、道交法上の指摘と地図の間違いは「種類が明らかに違う」とし、

「(前者は)写真の角度によっては並走しているように見えるところもあるが、見方の違いだと認識している。

ただ、鎌倉市議の指摘もあったので、協議会として対応を取らないといけないと判断した」

と言及。

後者に関しては、

「事実誤認は当然編集者の責任に帰すべき。対応をすべて、NPOに要請したい」

と述べた。

引用は以上です。

何故、税金で穴埋めせねばならないのか全く納得できない

今回、編集制作を受注した『NPO横須賀創造空間』の過失によって、新たな2つの費用が発生しました。

(1)1度目の誤りが指摘されて行なった作業に要する費用=40万円

  • 3万部のパンフレットを配布場所から回収する作業に要する費用
  • パンフレットに貼る修正シールを作成する費用
  • 修正シールを貼る作業に要する費用

この後、さらに新たな誤りが指摘されました。

(2)新たな誤りが指摘されて行なう作業に要する費用=未試算

  • パンフレットに記載されている誤った地図を正す作業に要する費用
  • 改めて印刷・製本し直す費用
  • 改めて配布場所に設置する為の運搬や設置作業に要する費用

吉田市長は「(2)の費用はNPOが負担すべきだ」と答弁しました。

しかし、フジノは「(2)だけでなく(1)の費用もNPOが負担すべきだ」と考えています。

そもそもNPO側の編集制作の過失に対して、何故、税金で穴埋めしなければならないのか。

過失に対する費用負担の分担をどうするかについて『法的な根拠』や『契約書』にあらかじめ定めたルールの記載があるのか、市長は答えませんでした。

このまま市長が税金を使って穴埋めをするならば、『公金の支出の差止を求める訴訟』も行うべきかもしれません。

問題意識が欠如した市長の発言/定例記者会見でのサイクリングパンフレット問題についての記者と市長のやりとり

議事録が公開されたのは、発言通告書の締切の翌日でした

フジノが今日の一般質問でとりあげた、市長の定例記者会見(5月27日)における問題発言。

横須賀市がその議事録を公開したのは、6月6日でした。フジノの『発言通告書』の締切日(6月5日)の翌日です。

そのせいで、発言通告の作成にあたってフジノは新聞記事からしか情報が得られませんでした。

2014年5月28日・神奈川新聞より

2014年5月28日・神奈川新聞より


市の広報課を信頼しているので、意図的なスケジュールでは無いと思いますが、とても残念です。

せめてあと1日早く公開してくれたなら、わざわざ本会議で取り上げませんでした。

記事よりも、実際の市長の発言は酷かった

新聞記事を読んだ時、市長の発言にはショックでした。

しかし、公開された議事録を読むと、市長の記者会見でのやりとりは、新聞記事で報じられたものよりもっと酷かったです。

サイクリングパンフレット問題についての記者の質問と市長の答弁は、以下の通りです。

2014年5月27日・定例記者会見
question(記者)
先日、『三浦半島サミット事業』で配布した『サイクリングパンフレット』を配布直後に回収したようですが、回収した事態について市長はどう思われていますか?
answer(市長)
今回、指摘を受けて道路交通法などのマナーやルールというものへの啓発が足りないのではないかというようなご意見いただきましたので、シールを貼るなどして対応していきたいと思っています。
question(記者)
では、再配布をするということですか?
answer(市長)
当然です。
question(記者)
回収したこと自体についてはどう思われますか?
answer(市長)
私どもとしては、スピード感を大事にした事業でしたので、遅くなったことが残念だと思っています。
question(記者)
遅くなったとはどういう意味ですか?
answer(市長)
配布がすぐにできなくなってしまったということが、残念だと思っています。
question(記者)
回収についてはどうですか?
answer(市長)
回収したことによって、スピード感をもって配布できなかったことが残念だと思っています。
question(記者)
回収が残念ということですか?
answer(市長)
スピード感が失われてしまったということが残念なことです。
question(記者)
回収については発表されてないと思います。

配布する時はサミットの場で発表されましたが、回収について発表しなかったのはなぜでしょうか?

answer(市長)
特にその必要性を感じなかったからです。
question(記者)
それは何故でしょうか?
answer(市長)
逆になぜ必要があるのですか?
question(記者)
4月30日に発表をして、5月8日に回収をしていると思いますが、例えば隔週発行するようなメディアや月刊のメディアが回収の事実を知らないで報道してしまう可能性もあると思いますし、そもそもこういう所で配布をしていますと発表しているので、その配布がされていないのであるならば、そこを発表した方がいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
answer(市長)
今回すでにシールを貼って対応するという方向性も決めていますし、回収して配布を取りやめるということであれば、おっしゃられるような理由で発表する必要性も出てくるかと思いますが、配布は今後も継続しますので、その必要性は感じていません。
question(記者)
では、ここなら配架がされてあると思って行ってそこに無かったとしても、しょうがないということですか?
answer(市長)
いや、それはすごく残念なことです。
question(記者)
「残念」というのは何が残念なのですか?
answer(市長)
そういう人たちが、あると思って来たのになかったと思われるのがちょっと残念なことですね。
question(記者)
そうでしたら、やはり発表された方がよかったのではないですか?
answer(市長)
そうは思いません。

かつて吉田市長が市議会議員に初当選した頃、掲げていたキャッチコピーの1つが「伝えていく政治」でした。

定例記者会見での市長の発言

定例記者会見での市長の発言


しかし、今の吉田市長は「伝えていく政治」からは遠くかけ離れている、とフジノは感じます。

当事者意識と問題意識が欠如した市長の発言

この質疑応答における市長の答弁は、あまりにも問題だらけで信じられません。

サイクリングパンフレットの中身に法令違反やマナー違反などの問題があるから回収をしたにもかかわらず…

  • 「回収をしたことをどう思うか?」と責任を問われると
    →「スピード感をもって配れなかったことが残念だった」と責任逃れの的はずれな答弁
  • 「何故、発表しなかったのか?」と問われると
    →「発表する必要性を感じなかった」と答弁
  • 「何故、必要性を感じなかったのか?」と問われると
    →「逆に何故、必要なのか?」と記者に逆ギレ

『コンプライアンス(法令遵守)』の観点からも、『危機管理』の観点からも、『情報公開』の観点からも、吉田市長の答弁は間違っています。

一般質問でも指摘したとおりですが、平常時の軽微な過ちでさえ発表しない市長の姿勢は問題です。

そんな市長では、いじめ自殺のような事件や原子力災害などが起こった時に、行政に都合の悪い情報はもはや公開しないだろうと強い危機感を抱きました。

【質問2】サイクリングパンフレットを編集制作したNPOと吉田市長の関係への疑義について

発言通告した質問内容を紹介します(2)

(前の記事より続いています)

まもなくスタートする『6月議会』で、フジノは今回も市長への一般質問を行ないます(6月10〜11日)。

質疑を行なう議員は、あらかじめ『発言通告書』を提出しなければなりません。

けさ10時が提出の締め切りでした。

フジノが提出した質問内容を市民のみなさまにご紹介します。

2.サイクリングパンフレットを編集制作したNPOと吉田市長の関係への疑義について

(1)パンフレットの編集制作の委託先は、いつ、誰が、どのような手続きによって選考したのか。

サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」

サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」


パンフレットの発行費用は5市町がそれぞれ負担金を出し、そこから120万円が編集制作の委託先に支払われた。

委託先はパンフレットの最終ページによれば、『NPO法人横須賀創造空間』と記されている。

「NPO法人横須賀創造空間」サイトより

「NPO法人横須賀創造空間」サイトより

【質問】
このNPOに委託が決定するにあたって、誰がどのような手続き(募集条件、募集方法、競争入札の有無、選考基準など)を取り、最終的にどのような理由からこのNPOに決定したのか。

(2)法人としては編集制作の実績も無く、登記からわずか2~3ヶ月に過ぎないNPOが、委託先として「ふさわしかった」と市長は確信を持って言えるのか。

公開されている情報によれば、『NPO法人横須賀創造空間』がNPO法人として登記されたのは今年1月16日で、新しく設立されたばかりである。

「神奈川県ホームページ(県内に主たる事務所を置くNPO法人の名簿)」より

「神奈川県ホームページ(県内に主たる事務所を置くNPO法人の名簿)」より


編集制作の実績も無く、登記からわずか2~3ヶ月のNPOがパンフレットの編集制作を受注できたことは「異例中の異例だ」と私は考える。

公開されているNPO法人の「定款」より

公開されているNPO法人の「定款」より


また、このNPOの理事会メンバーのリストを見ると、代表や理事には吉田市長の古くからの友人や吉田雄人後援会幹部の名前が散見される。

こうした客観的な事実から、私はこのNPOが委託先としてふさわしかったのか、疑義を抱かざるを得ない。

【質問】 
市長は、公金が投じられるのにふさわしい相手だと今も確信を持って言えるのか。

(3) 実績も無くパンフレットの編集制作でも5市町に迷惑をかけたNPOであるにも係わらず、市長は来客に視察案内まで行なっているが、どのようなお考えなのか。

横須賀市ホームページ「市長の動向(平成26年5月)」より

横須賀市ホームページ「市長の動向(平成26年5月)」より


一般公開されている市長のスケジュール「市長の動向」によれば、5月28日午後、吉田市長自らが来客をこの『NPO横須賀創造空間』のオフィス『ヨコスカテラス』へ視察案内を行なっている。
 
オープニングレセプションが開催されたのは5月23日で、まだ5日間しか経っていない。

またこのNPOの目玉であるコワーキングスペースに至っては、オープンするのは6月16日の予定で本格稼働さえしていない状況ではないのか。

サイクリングパンフレットを片手に、NPOメンバーとガッツポーズをとる吉田雄人市長(同法人Facebookより)

サイクリングパンフレットを片手に、NPOメンバーとガッツポーズをとる吉田雄人市長(同法人Facebookより)


これまでの質問で述べた通り、パンフレットの編集制作の失敗によって5市町に迷惑をかけ、さらにオープンからわずか数日に過ぎないテラスを40万人都市の多忙な市長が、あえて自ら来客に視察案内までする必然性が全く理解できない。

【質問】
吉田市長がこのNPOを特別扱いしているように私は受け止めているが、市長はどのようなお考えなのか。

「不適切な関係にある」と疑義を抱かれても仕方がないと思わないのか。

次の記事に続きます)