横須賀美術館の市長部局への来年4月の移管は「とりやめ」になりました/教育委員会定例会

毎月開催の教育委員会定例会が開かれました

今日は、『教育委員会・定例会』が開かれました。

教育委員会定例会の会場にて

教育委員会定例会の会場にて


今回のプログラムは下のとおりです。

議事次第

議事次第


『横須賀美術館を教育委員会から市長部局へ移管する』というテーマについて、2回目の議論が行なわれる予定でした。

しかし、事務局から突然の発表がありました。

ものすごく残念な結果になりました。



事務局が「4月移管とりやめ」を発表しました

あっけなく、方針撤回です。

『来年4月の移管』は、とりやめになりました。

配布された説明資料は、以下の通りです。

報告事項5

横須賀美術館の在り方について

横須賀美術館の在り方については、2014年市議会第3回定例会に報告として説明したが、この中で、今後の方向性として、「集客やイメージの向上に資する為、教育を目的とすることだけに縛られない、自由な発想の中から幅広い活用を図る為に、美術館を教育委員会から他部課との連携がより緊密に取れ、文化行政を所管する市長部局(政策推進部)へ移管することを考えている」とし、これに向けたスケジュールを示した。

しかしながら、教育委員会での検討を重ねた中で、引き続き十分な議論をする必要があると考え、教育委員会会議を経た上で市議会第4回定例会に予定していた美術館条例ほか関連条例の改正議案の上程は行なわないこととした。

今後は、社会教育委員会会議の答申及び教育委員のご意見を踏まえ、美術館をより一層活用できるよう、『美術館運営改革プロジェクトチーム』で引き続き検討していく。

また、検討状況に応じて教育委員会会議で報告をし、慎重に議論していき、美術館の在り方の方向性を定めたい。

●これまでの経過

  1. 省略
  2. 省略
  3. 省略
  4. 省略
  5. 省略
  6. 10月24日の教育委員会会議では、答申についての報告を受け、今後の進め方を審議した。その中で下の意見が示され、引き続き十分な議論をしていく必要があるとの考えに至った。

    (10月24日の教育委員会会議における意見概要)
    (1)市長部局へ移管することで集客増や幅広い活用が期待できるとの説明だけで、その具体的なものが示されておらず、期待増だけでは判断が行なえない。

    (2)移管すべきか否かより、社会教育委員会議から要請されている「市民に身近で市民や地域に開かれた美術館」をどうやって実現するか、その課題についての方向性とその手段を考えていかなければならない。

    (3)例えば、教育委員会の所管には残すけれども、事務の委任のかたちで、実質的に業務は市長部局で行ない、教育を目的とする事業の確認の為に教育委員会に事業計画を見せるなどの方法を可能性として考えるべき。

    (4)社会教育委員会議の答申を踏まえて、教育委員会として十分な議論をした上で、美術館の在り方を選択していくべき。

  7. 改めて市長部局と教育委員会事務局が協議し、当初予定していた議案の提出は行わないこととした。




毎年3億5000万円の赤字を減らして、こどもたちを守る為にもっと予算を使いたい!

フジノがずっと望んできた、美術館の赤字を減らすこと。

赤字の穴埋めに使ってきた市民のみなさまの税金を、もっとこどもたちの為にこそ充てるべきだから。

その為に、美術館の在り方を変える方法を今までいくつも提案してきました。

その手段の1つが『教育委員会から市長部局への移管』でした。

しかし、今日開かれた教育委員会定例会で、事務局から「来年4月の移管とりやめ」が報告されました。

フジノにとっては、悔しさでいっぱいです。

あと少しで実現するところでした。

移管に向けたスケジュールのうち、終わっていた手続きは下の表でグレーに色付けしたところです。

市長部局への移管に向けたスケジュール

8月22日教育委員会会議
・中間報告書について報告。
・美術館の在り方について社会教育委員会議に諮問
8月28日社会教育委員会議
・諮問(美術館の在り方について)を受ける。
9月5日第3回市議会定例会
・美術館の在り方について報告
9〜10月社会教育委員会議
4回の議論

10月22日社会教育委員から教育長へ答申
10月24日教育委員会会議(答申を受け、審議)
11月14日教育委員会会議→今日はココです
11月第4回市議会定例会(条例改正議案上程・組織改正報告)→とりやめ
2014年4月市長部局(政策推進部)へ移管→とりやめ

でも、終わりではありません。

もう1度、仕切り直しです。

もう1度、改革を実現させる為にリスタートしなければなりません。

フジノは12年間ずっとハコモノ改革を訴えてきたのです。これからも改革が実現する為、何度だって立ち上がります。



市民のみなさまに知っていただきたいこと

ひとつ、市民のみなさまに知っていただきたいことがあります。

この改革を潰した責任は誰にあるか、ということです。

教育委員の4名ではありません。

(教育委員は5名いますが、教育長は除きます。彼は戦犯の1人だからです)

教育委員のみなさまは、社会教育委員会会議への諮問を出したことをはじめ、答申を受けた前回・今回とも誠実な議論を行なわれました。

フジノからすれば賛成はできなくとも、彼ら彼女らの立場からすれば、定例会の議論で発言された全てのご意見は十分に理解することができるものばかりでした。

つまり、教育委員としての責務に忠実であった訳です。

では、誰がこの改革を潰したのか?

担当課である美術館運営課長が悪いのでは、絶対にありません。

課長・学芸員のみなさんをはじめ、スタッフのみなさんが汗を流してきた姿をフジノは知っています。

では、誰がこの改革を潰したのか?

今回の問題の根本は、

  1. 市長と教育長のトップ2人がちゃんと4人の教育委員のみなさんと意思疎通を続けてこなかったこと。

  2. 条例提出のスケジュールが先に決められていて「結論ありき」での議論に、社会教育委員も教育委員も誰もが『不快感』を抱いたこと。

の2点です。

つまり、市長・教育長のトップに最大の責任があります。

これによって、またハコモノ改革が遅れました。きっと最低でも1年は先送りになるでしょう。

吉田市長への失望は、本当に大きい。フジノには怒りを通り越して呆れしかない。現場の職員が可哀想でならない。

これから始まる12月議会でも、この件に関しては激しい追及がなされることでしょう。

けれども、どうか市議会のみなさま、矛先を誤らないで下さい。

市民のみなさまもどうか知っていて下さい。

この改革を潰したのは…いや、そもそも無理なスケジュールで最初から改革を実現するつもりが本当にあったのか。今となっては本気度にさえ、疑問を感じてしまう。

市長と教育長がもっとしっかりと教育委員・社会教育委員・市議会のみなさんに対して、丁寧に意思疎通を図っていたならば、違う結果になったとフジノは考えています。

今はただ、悔しくてたまりません。

また改革が潰された。



横須賀美術館を「教育委員会」から「市長部局」に移管する方針が打ち出されました!/フジノの提案から4年、ようやく動き出します(その4)

その3から続いています)

教育委員から質問は出ず。社会教育委員会への「諮問」が決定

この『中間報告書』に対して、出席していた教育委員5名の委員から質問は何も出ませんでした。

横須賀市教育委員会委員

横須賀市教育委員会委員


ある委員から提案が述べられました。

「これはかなり大きな改革で、しかも実施予定が来年4月と迫っている。この教育委員会会議だけでなく、『社会教育委員会』に諮問をすべきではないか」

これに対して、事務局である教育総務部長も

「専門的な見地から『社会教育委員会』でもご議論いただきたいと思います」

と応じ、教育委員長が他の委員の意向を確認した結果、諮問することに決定しました。

横須賀市ホームページより「社会教育委員会」のコーナー

横須賀市ホームページより「社会教育委員会」のコーナー


社会教育委員会とは、上の通り、教育委員会の『諮問』に応じて『助言』する為の機関です。



今後のスケジュール

さっそく社会教育委員会の開催日程が決まりました。

次回の社会教育委員会の開催のおしらせ

次回の社会教育委員会の開催のおしらせ


8月28日に開催されます。

フジノがのちほどヒアリングしたところ、今後のスケジュールとしては4回ほどの審議をして答申を行なう予定とのことでした。

また、当然ながらまもなくスタートする9月議会において、所管である教育福祉常任委員会にも報告される予定です。市議会ではまずここで議論が行われることになります。

最終的に、『移管』には『美術館条例の改正』という手続きが必要になります。

現在の『美術館条例』では、第1条で「博物館法に基づく美術館」であることを定めています。

平成18年6月14日・条例第35号

美術館条例

(設置)
第1条 美術を通じたさまざまな交流の機会を提供し、市民の美術に対する理解と親しみを深め、もって文化の向上を図るため、本市に博物館法(昭和26年法律第285号)に基づく美術館を設置する。

この第1条を改正して、博物館法の縛りを外すことになります。

したがって、市長から条例改正の議案が出されて、市議会が可決するという手続きも必要になります。

来年4月スタートの為には、逆算すると、今年12月議会、遅くとも来年3月議会に議案が提出されるというスケジュールになります。つまり、4〜7ヶ月後には市長が議案を提出しなければなりません。

  1. 社会教育委員会への諮問
  2. 社会教育委員会での議論
  3. 社会教育委員会から教育委員会への答申
  4. 教育委員会での議論
  5. 教育委員会での結論
  6. 教育委員会の結論を受けて、プロジェクトチームによる議論
  7. プロジェクトチームによる最終報告書の提出
  8. 市長から条例改正の議案提出

このようなスケジュールを一気に4〜7ヶ月間で済ませることになります。

そして、12月議会か来年3月議会において、市議会で条例案の審議が行われることになります。



改革は進めねばならないが「誤った改革」は絶対にさせない

フジノとしては、美術館改革は絶対に止める訳にはいかないという立場ですが、誤った方向に改革がいくのではないかという不安定要素もいくつも感じています。

『間違った改革』には、責任をもって反対します。

特に、これまで吉田市長は都市イメージの向上の取り組みに関しては、一部の企業やNPOと疑義を抱かれるようなやり方を繰り返してきました。

例えば、「予算ゼロ」とウソの報告を続けた特別企画展の実施『サイクリングパンフレット問題』などがその典型です。

もしも横須賀美術館が、公設民営のまま(つまり市の税金を支出し続けるまま)、誤ったやり方で一部の企業に丸投げされるようであれば、それは『間違った改革』です。

こうしたフジノの危惧を、同じように感じている議員は多いはずです。

『間違った改革』は市の財政も改善させないし、美術そのものをないがしろにするものになりかねません。

そのような『間違った改革』は、市議会が絶対に歯止めをかけねばなりません。

市民のみなさまにとって、短期的にも長期的にもより良い結果をもたらす結論となるように、フジノはしっかりと議論をリードしていきたいです。

とても長文の報告になりましたが、これが現時点でお伝えできる全てです。

  • フジノが捉えているこのまちの現状
  • 想定されるネガティブな未来を変える為に、徹底した行財政改革が必要だという問題意識
  • 行財政改革の象徴としてのハコモノ改革
  • 美術館改革の手段は、ベストではないけれど「市長部局への移管」が必要
  • 「市長部局への移管」に向けたスケジュール
  • 改革は不可欠だが、間違った方向性ならば責任をもってストップさせる決意

12年前に初めて立候補した時、フジノは美術館建設反対をただひとりきり選挙公約に掲げました。

2003年の統一地方選挙のフジノの選挙公報より

2003年の統一地方選挙のフジノの選挙公報より


ひとりきりで始めた反対運動は大きく広がり、10万人近い人々から署名を託されました。




それにもかかわらず、何も変えることができずに、ひどい挫折感を市民のみなさまに味あわせてしまいました。

誰よりもフジノは、この問題に責任があると自覚しています。

ですから、市民のみなさまに今持っている情報の全てをお伝えしました。

どうか、あなたのご意見をぜひお寄せ下さい。

何故ならば、市民のみなさまのご意見をパブリックコメントなどでお聴きする予定は、無さそうなのです。

(スケジュール的なことではなく、法令的な観点から、条例の一部改正に過ぎない為にパブリックコメントは行なう必要は無いという理由だと側聞しています)

市民のみなさまの声をぜひお聴かせ下さい。

どうかよろしくお願いいたします。



横須賀美術館を「教育委員会」から「市長部局」に移管する方針が打ち出されました!/フジノの提案から4年、ようやく動き出します(その3)

その2から続いています)

教育委員会8月臨時会議が開かれました

今日、教育委員会8月臨時会議が開かれました。

以下が議事次第です。

20140822program1


20140822program2




『報告事項(13)』として、下の報告が行われました。

『美術館運営改革プロジェクトチーム』からの横須賀美術館の在り方についての「中間報告書」

2012年4月〜2014年8月まで合計10回にわたって、市のプロジェクトチームが議論してきた結果が報告されたのです。

教育委員会会議では資料の持ち帰りが認められていませんので、フジノのメモに基いて、これを紹介します。



美術館運営改革プロジェクトチームからの横須賀美術館の在り方についての「中間報告書」の提出

『中間報告書』は、下のような構成でした。

美術館の在り方について

  1. 経緯
  2. プロジェクトチームでの検討・取り組み
  3. 現状
  4. 今後の方向性について
  5. 市長部局への移管について検討

具体的に内容を見ていきましょう。

『3.現状』として、このような分析がなされていました。

「過去5年間(平成21年〜25年)の観覧者数は、ほぼ横ばいの状態にあります」

「集客や都市イメージの向上に貢献することのできる美術館のポテンシャルの部分を、まだ十分に活かしきれていないのではないかと考えられます」

『4.今後の方向性について』では、このような結論が記されていました。

従来の美術館としての役割に加え、集客や都市イメージの向上にも資することのできる美術館を、教育目的だけに縛られない、自由な発想の中から幅広い活用を図っていく必要があると考えます。

その為に、本市の文化行政を所掌する市長部局(政策推進部)へ移管する必要があります。

また、今後果たすべき3つの役割が記されていました。

(1)教育活動に資する美術館
⇒これまでの美術館で行なってきたもの

(2)従来の美術館の枠を超えた美術館
⇒(1)に加えて集客や都市イメージの向上に貢献し、コストパフォーマンスの改善を図る

(3)市民や地域に開かれた美術館

最後に『5.市長部局への移管について検討』です。

(1)移管によるメリット・デメリット

まず、政策推進部は、市の施策の総合調整に関する業務を行なっており、他部課との連携をより緊密にとることができますので、様々な事業などの連携がより可能になることが、移管による最大のメリットとして考えられます。

さらに、市長部局は、今の美術館には無い様々な企業等とのネットワークも幅広く持っており、美術館の集客の可能性を大きく広げられるものと期待できます。

デメリットとしては、移管することで博物館法上の登録博物館で無くなる為、国等からの登録博物館のみを対象とした事業費助成については、受けられなくなることなどが考えられます。




(2)現時点での主な課題

美術館が新しいジャンルに挑戦する為には、美術館全体の意識向上(変革)が求められます。

同時に、従来の美術館機能を確保し、「教育活動に資する美術館」としての活動の質を保っていく為にしくみづくりも必要と考えます。

さらに集客性の高いイベント等を実施しやすくする為、柔軟な事業計画を策定することや、料金や運営時間等について見直していくことも課題として考えられます。

(参考)他都市の例 *市長部局が所管する美術館
①関東近隣
横浜美術館、千葉市美術館、板橋区立美術館、町田市立国際版画美術館、川崎市民ミュージアム

②中核市
金沢21世紀美術館、アーツ前橋、高崎市美術館、川越市立美術館、長崎市野口彌太郎記念美術館





一読してお分かりいただけると思うのですが、2010年6月にフジノが行なった提案そのままです。

ついに、改革が動き出すことになりました。

吉田市長の動きは、遅すぎます。

さらに『中間報告書』の内容には、疑問や問題を感じる記述もいくつもありました。

それでも、やっと動き出しました。

フジノは、この『中間報告書』が提出されたことを高く評価したいです。

そして、この動きをしっかりと誤った方向へ向かわないように進めていく責任を、提案者として痛感しています。




その4に続きます)



横須賀美術館を「教育委員会」から「市長部局」に移管する方針が打ち出されました!/フジノの提案から4年、ようやく動き出します(その2)

その1から続いています)

第1の選択肢、市の財政から「美術館」を切り離す為の「民営化」

美術館建設反対が挫折に終わった後も、フジノはあらゆる改革を提案してきました。

その『第1の選択肢』が、美術館を『市の財政』から切り離すことです。

美術館の活動は大切だと思いますが、このまちの財政状況のもとでは税金で運営すべきではない、とフジノは判断したのです。

つまり『民営化』を提案しています。

けれども、前例を大切にするという在り方を持つ行政において、急速な民営化は難しいということが見えてきました。

そこで『第2の選択肢』として、『教育委員会』が所管する『博物館法に基づく施設』という現在の位置づけを変えるべきだと考えました。

つまり、

『市長部局』に所管を移して「博物館法」の縛りを外す

のです。

それによって、『教育施設』としての役割が求められている美術館を、『教育施設』としての役割以外の役割もできる存在へと変えるのです。

第2の選択肢、「教育の為だけの施設」を「教育と教育以外の為の施設」へ変える

こうした考え方から、フジノは下のような提案を4年前に行ないました。

2010年6月9日・本会議
question(フジノ)
(4)美術館そのものの在り方を見直すべき時ではないか?

今回の問題は、美術館の在り方を見直すよいきっかけです。

横須賀美術館はオープンから3年がたちましたが、観覧者数は減少を続けています。

集客効果も弱い、市民の雇用の場にもならない、それでは一体何の為にたくさんの税金を使ったのでしょうか。

確かに教育研究機関でもある美術館は、そもそも黒字化を期待すべき性質の施設ではありません。

また、学芸員を初めとする現場の職員の方々にも全く非はありません。

けれども、財政危機の本市において、市民の税金で運営されている以上は、効率や採算を重視した経営や税収が増えるなど市財政に対する明確な費用対効果を強く求めざるを得ないのです。

今回の問題を契機に、横須賀市の今の現実に照らして『美術館の在り方』を根本的に見直すべきではないでしょうか。

そこで伺います。

【質問1】
現在の横須賀美術館は、『博物館法に基づく施設』として『教育委員会』が所管をしていますが、この位置づけを変えるべきではないでしょうか?

マーケティングや資金調達や営業の強化などのより柔軟な経営を可能にするためにも、博物館法に基づかない『博物館類似施設』へと変更すべきです。

「指定管理者制度への移行も視野に入れている」と吉田市長から既に答弁を受けていますが、『民間への移行』に時間をかけるならば、まずせめて『行政内部での移管』を迅速に行うべきです。

【質問2】
もしも吉田市長が「観光による集客の為にあえて税金を投入し続けてもこの美術館を存続させたい」と考えているならば、所管を『教育委員会』から『市長部局』へと移管して、強力な全庁的支援と介入が必要ではないでしょうか?

お答えください。

answer(市長)
現在は『博物館法に基づく施設』として『教育委員会』の所管だが、市長部局への移管による強力な全庁的支援と介入が必要ではないか、という御提案をいただきました。

横須賀美術館の目的の1つに、「文化発信によって交流人口を増やしていくこと」を位置づけています。

しかしながら、さらなる集客を促進するためには、教育施設としての観点だけでなく、全庁的な事業展開も必要になると私も考えています。

御提案のことも含め、今後、全庁的な支援について検討してまいります。

フジノがこの提案をしてから4年間、ようやくこの改革が動き始めました。

教育委員会に対して、新しい方針が提案されたのです。

その3へ続く)

美術館問題は常にフジノの頭を離れません/昨日は委員会質疑で取り上げ、今日は「横須賀美術館運営評価委員会(2012年度)」の傍聴へ

美術館運営評価委員会へ

今日は、観音崎にある横須賀美術館へ向かいました。

毎年度3回開かれている『美術館運営評価委員会』を傍聴しました。

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初めて立候補した時からずっと、フジノは美術館について考えない日はありません。

昨日(2013年3月12日)の委員会質疑でも、美術館改革に向けての多くの提案を行なったばかりです。

現場スタッフのがんばりで改善は続いています

毎年出される赤字についてはずっと問題視してきたフジノですが、その一方で、赤字の問題とは別に、学芸員のみなさんをはじめとする美術館スタッフのがんばりは、とても高く評価しています。

今回の『美術館運営評価委員会』でも、課題の改善がさっそく見られました。

新年度の『事業計画(案)』が評価委員会で示されたのです。

これまでは、新年度がスタートしてから半年も経ってから事業計画がこの委員会に出されていました。

このスケジュールの問題が改善されたのはとても大切です。

委員会で行なった美術館に関する質疑

昨日の教育福祉常任委員会でフジノが行なった、美術館に関する質疑を掲載しますね。

2012年3月12日・教育福祉常任委員会
question美術館費について伺います。

まず、美術館運営評価委員会について伺います。

明日(2013年3月13日)も開かれると思いますが、この運営評価委員会は、毎回その評価の方法を改善してきて、だんだん精度が高くなってきていると思います。

例えば、当面の課題というのは、年度初めの事業計画が半年ほど過ぎないとこの運営評価委員会にかけられない、そういったところが上げられると思います。

こうしたいくつかのまだまだ改善しなければいけない点などを2013年度はどのように改善していくのか、方針をお聞かせください。

answer(答弁=美術館運営課長)
評価委員会ですが、平成25年度の予定は、6月に評価、前年度の評価を行います。

本来は年度の頭に事業計画を出すべきところでありますが、現段階での案としまして、あすの評価委員会でまずお示しをさせていただいて、御意見をいただこうと思います。

その上で、6月の会議のときには、評価のほうが主になりますが、あす御意見いただいた分を踏まえた中で、その時点での正式な事業計画を6月の会議に提出したいと考えております。

以降は、平成25年度でいいますと、秋口、10月以降に委員の改選がございます。新しい委員は事業計画を審議することはできませんが、新しい委員のもとで、決まっている事業計画をもとにしまして、評価を理解いただくという形になろうかと思います。

question続いて、歳入とあわせて美術館全体の収支についての示し方について伺います。

今回、美術館の収入は、教育委員会として853万7,000円前年度予算比で下がる。それから、支出としては、4億270万1,000円ということで、1,749万1,000円前年度予算比で下がる。

ただ、これだけでは横須賀美術館の全体の姿をあらわしていることには決してならない。

今回は、経済部が運営委員会方式で『特別企画展』も行なう。これは横須賀市全体で見れば、一つのお財布で連結というのはおかしいですが、経済部の取り組みも含めて教育委員会、横須賀美術館というのが新年度については行なわれる。

これを予算には確かに教育委員会ではないけれども、一緒に提示すべきだったのではないか。予算書を見るだけだと、使用料がこれだけ下がる。それはネガティブなイメージを与える。そうではなくて、経済部との取り組みで、集客面ではこういう効果があるという取り組みもあわせて予算審議に出すべきだったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

answer答弁者=教育総務部長
確かに一体として捉えられると、そういう捉え方はとても大切なことだと思います。

ただ、今回のこの予算書につきましては、一定のルールのもとで出させていただいておりますので、一応経済部の取り組みは、先ほども議論になりましたが、『美術館条例』の適用外の事業ということで、今回の予算書では別々の形で計上させていただいております。

question示し方の今後のあり方についてですけれども、平成26年度なのか、それとも途中で報告で出すのか、いずれにしても美術館全体の取り組みとしてどうなのかということは、議会にもきちんと示したほうが理解が得られやすいと思うのですが、いかがでしょうか。
answer今回の取り組みは、さまざまな美術館改革の中の取り組みの1つになっております。

平成24年度、平成25年度にかけて経済部では集客について取り組み、それから美術館のほうでは、社会教育施設としてさらに集客を図るためのいろいろな企画などを考えておりますので、それらを一体とした形で最終的に御報告をさせていただいて、今後の美術館の方向性というものを示していきたいと考えております。

その中に、当然そういう収支面も入ってくるものと考えております。

question続いて、収入について伺います。

美術館の諸収入の一つとして、毎年約800万円から900万円近く、美術館の書籍等の売り上げがあります。

この商品、図録などの売り上げというのは増えているのか。また商品開発というのはどんな形で行われているのか。2013年度の方針等も含めてお聞かせください。

answer答弁者=美術館運営課長

ここにあります雑入の中には、美術館がつくってミュージアムショップに卸して売り上げたものの収入が入っております。

これは企画展ごとに制作しますカタログ、図録ですとか、それからその展覧会の折々でポストカードを時にはつくることもございます。そういうものになっております。

それ以外の商品につきましては、現在のところ考えておりません。

questionその売り上げというのは、今後さらに工夫次第では増加することが見込まれると思うのですが、新年度、さらに売り上げを上げていくというような取り組みは行う予定はありませんか。
answer現時点では、平成25年度に具体的なものはありませんが、確かにミュージアムショップを介して販売することで収入を上げるということも大事な一つだと思いますので、今後そういう部分でも検討していきたいと思います。
question続いて、美術館展覧会事業について、谷内六郎館に関連して伺います。

間もなく谷内家の御遺族との横須賀市の訴訟も終わりが見えてくると思います。

どのような判決が出るのかというのは、今の時点ではわかりませんが、結果次第では作品の返還もあり得るわけです。

そうした際に、谷内六郎館展示替4回と予算書には記されていますが、最悪のときの対応というのも想定しておくべきだと僕は考えています。

そうしたシミュレーションというのは行っておられるのでしょうか。

answer裁判の結果は、開いてみないとわからないところですが、訴えられた側ではありますが、勝訴するという前提で思っておりますので、特にシミュレーションは考えておりません。
question姿勢としてはそのとおりかとは思いますが、まだ本当に裁判というのは終わってみなければわからないわけですから、最悪の結果になった場合に谷内六郎館だけ休館させるというのもおかしな話ですし、何らかの対応も想定はしておいていただきたいと思います。これについては意見にとどめます。

続いて、美術館運営事業に関連して、広報、宣伝としての美術館のツイッターでの発信について伺います。

かねて質問をさせていただいて、その駐車場の混雑ぐあいなどを細かく発信してほしいということを申し上げました。

対応もしていただいて、それから最近では地域とのかかわりをふやしてほしいという提案を酌んでいただけたのかどうかわからないのですが、美術館のツイッターアカウントとして、地域を歩いて、そしてその地域のよさというのをツイッターアカウントで発信していただいています。

これは極めてよろしいことだと思いますが、残念ながらフォロワー数がまだ非常に少ない。これをもっと獲得できるように、ぜひさらに取り組みを進めていただきたいと思います。

例えば、フォローしてくれている人が、美術館に来たら何らかの割引が受けられるとか、何かインセンティブをつけて、そして常にツイッターやSNS上で話題になる美術館であってほしい、そういった意味で中の人に頑張ってほしいというような思いなのですが、いかがでしょうか。

answer確かにフォロー数を増やしていくことが課題だと思っております。

どういうふうにやっていくのかというのは、なかなか見出せない中でありまして、今、委員御提案の内容も踏まえて検討していきたいと思っております。

question続いて、美術館管理事業費の中の修繕料について確認をします。

美術館の位置している場所が海に面しているということもあって、潮風による老朽化というのは市内市街地にある建物よりは早いと思います。

以前、学芸員の方と話した時に、やはり1年間のスケジュールもあるので、なかなか修繕を行っていくタイミングというのは難しいというのも伺いました。ただ、やはり定期的に壁の塗りかえなどは行っていかなければならないと考えています。

今回の修繕費の中には、そうした計画的な修繕というのは盛り込まれているのか、その点を伺いたいと思います。

answer今回、平成25年度の修繕料は、空調熱源ポンプの整備ということで、それ以外は通常の小破修繕という予算になっております。

確かに計画的に修繕していくべきものだと考えておりまして、現在、中長期修繕計画、これは美術館の内部のものになりますが、これを作成しまして、早い時期に手を打つ、それから大型の修繕があるときには、それに合わせた展覧会のスケジュールが組めるような形でつくっていきたいと考えております。

questionこの美術館の修繕についても、先ほど上地委員がおっしゃったように、本来は全市的な取り組みの中で位置づけていくものですが、まだ公共施設管理白書が完成していない時点では、やはり美術館単体で計画的にやっていくしかないと思うのですね。

コストを下げろ下げろというのは、僕がずっと言ってきたために、そういった修繕に予算要求するのもはばかれるというような雰囲気が美術館内にあるような気がして、けれども、これ長寿命化していくのは僕も願いですので、それはぜひ今後も計画的に進めていっていただきたいと思います。

さて、フジノはこれから北久里浜駅前に向かいます!

自殺対策街頭キャンペーンに参加してきます!