「うわまち病院の移転建て替え」だけをテーマに一般質問を行ないます!/一般質問の発言通告書を紹介します

発言通告書を提出しました

明け方までがんばってなんとか発言通告書を完成させました。

8月31日の本会議で、市長へ一般質問を行なう為には発言通告書を提出する必要があります。

本文そのものはメールで議会事務局に送れば良いのですが、表紙には本人が直筆で署名をするルールになっています。

そこで、10時しめきりに間に合うように9時すぎに議会事務局を訪れました。

すると、無会派担当の職員さんが申し訳なさそうにフジノを観ました。

「深夜に頂いた発言通告書を添付したメールに、明日10時のしめきりに間に合うように議会事務局に行きますと書いておられたので気がついたのですが・・・フジノ議員、しめきりは明日ですよ」

呆然としてしまいました。

この数ヶ月(特にこの2ヶ月)は、全く休みを取っていないので曜日感覚も無ければ日付感覚も無くなっています。

過労がひどいけれども、相談業務や資料作成に影響しないように細心の注意ははかっていたのですが、こんなに基本的なしめきりまで間違えてしまうとは・・・

それでも唯一良かったのは、しめきりを早く勘違いしていたこと。しめきりを過ぎていたら一般質問ができなくなってしまいます。

気を取り直して、表紙に署名をしました。

締切を間違えて1日早く提出してしまいました

締切を間違えて1日早く提出してしまいました


そして、時間的余裕が1日できたので、早めに発言通告書を行政側にお渡しできる(=答弁作成の時間が1日多くなる)から良かったと思うことにしました。



発言通告書の内容をご紹介します

8月21日のブログに記したとおりで、今回は、うわまち病院の移転建て替え問題だけに絞りました。

本音を言えば、すでに9月議会で質問したい別の内容の調査も終えていました。質問原稿も少しずつ書き始めていたものを諦めて、方向転換するのはつらかったです。

けれども、うわまち病院移転によって大きなダメージを受けることになる、病院周辺地域のみなさまに少しでも早く正確な情報をお届けしたかったのです。

きっと病院周辺地域のみなさまの中には、この歴史と伝統ある病院を移転しないようにという反対運動や署名活動をしようとお考えになる方々もおられると思います。

フジノは、あらゆる問題で、市民の方々の想いにそって反対運動や署名活動を積極的に取り組んできたひとりです。

けれども、今回は本当に残念ですが、そうした活動は実を結ばないとフジノは考えています。

医療を必要とする方々(=医療需要)の爆発的な増加が2025〜2040年に想定されています。その一方で築50年を大きく上回るうわまち病院の本館と外来棟を一刻も早く建て替えなければ(=医療提供体制の改善)、対応できないからです。

いくつかのやり方を用いれば、現地で建て替えることも可能ですがとても無理があり、市民のみなさまの利益には全くならない建物になります。それでは本末転倒です。

ただし、ほぼ現地での建て替えに決まっていたこの状況が急転直下、移転に決まったのには行政の深刻な過ちがあります。

うわまち病院に関わる人々の每日の人数や年間の人数を、横須賀市は正式なデータとして持っていません。けれども膨大な数にのぼるはずです。

移転によってその人々がみな2025年(移転先の新病院スタートの年です)を境に、全く病院周辺地域を去っていくことになります。

2025年の移転をきっかけに、病院周辺地域がさびれていく。

さらに、跡地利用が2035年よりも先になる可能性が高い為、病院周辺地域の経済や地域の活性化に積極的に取り組まなければ、本当にあの地域は車が通り過ぎていくだけの地域になってしまいます。

そこで、今回の質問では

  1. 病院周辺地域のみなさまへの丁寧なご説明
  2. 今後の病院周辺地域の経済活性化策の必要性
  3. 2035年の跡地利用に向けた全庁的取り組みの必要性
  4. 何故こんなことになってしまったかの根本的な原因の追及

を行ないます。

以下が議会事務局に提出した発言通告書の全文です。

うわまち病院の移転建て替えに関するさまざまな課題について

(1) うわまち病院周辺地域の皆さんに一刻も早く説明会を開くとともに、空洞化への対策を地域の皆さんとともに考えていく必要性について

うわまち病院移転の発表直後から、地域住民・町内会・商店会では上町地域のさらなる空洞化への不安が巻き起こっている。

1年間の外来患者延べ数15万人、入院患者延べ数12万人。約850人の医療関係者に加え、病院清掃・給食調理・医療事務など指定管理者による様々な業務委託先、患者家族や医薬品メーカーの営業職、併設された市立看護専門学校の教職員と学生など、うわまち病院を訪れる相当な規模の人たちが全て上町地 域を去るダメージははかり知れない。

税務署の移転によりすでに大きなダメージを受けている所に追い打ちをかけるうわま ち病院の移転に対して、空洞化への対策を政治と行政が責任をもって実施していくのは当然の義務だ。

ア.うわまち病院周辺地域の皆さんに説明会を即時に開催する必要性について

まず、可能な限り早い時期に上町地域の皆さんに向けて説明会を開催すべきだ。

これまでの経緯、現地建て替えが困難な理由、今後のスケジュールなど正確な情報をすぐにお伝えし、質問を受け、不安の声やさまざまな意見をしっかりお聞きすべきではないか。

イ.今後のうわまち病院周辺の地域振興策と跡地の活用を地域の皆さんとともに協議していく場を設置する必要性について

さらに、本市による跡地利用の方針や上町地域全体の振興策などを地域住民の皆さんと情報を共有し議論していく定期的 な協議の場を作るべきではないか。

(2) 課題を1つずつ解決すれば現地建て替えも可能ではあるが、複雑困難化した工事が長期に及ぶことになり、患者にも地域住民にも悪影響が起こり、病院経営も悪化する可能性が高いことをきちんと説明する必要性について

移転建て替えの理由として、進入路の狭さと土砂災害特別警戒区域(以下、レッドゾーンと略)に指定される見込みの2点のみを市長は記者会見で挙げた。

記者会見での配布資料

記者会見での配布資料


結果として、これらの理由だけでは移転には納得できない市民がたくさんおられる。代替案の提案もたくさんの方からいただいたが、その市民感情もよく理解できる。

しかし、実際には、記者会見では説明しきれなかった多くの課題が現地建て替えには存在している。それらを詳しく明らかにすべきだ。

ア.うわまち病院本館2~7階に未設置のスプリンクラーを順次設置すれば消防法令の設置義務に対応はできるが、それでは収支が大きく悪化する可能性について

現地建て替えが困難な理由の1つに、2014年の消防法令改正によりスプリンクラー設置義務が強化され、現在スプリンクラーを未設置のうわまち病院本館2~7階の特例承認が2025年6月末で切れることが挙げられる。

市民感覚としては、本館にスプリンクラーを設置すれば、現地建て替えの問題が1つクリアできると考えるのは当然だ。

そこで、健康部がスプリンクラー設置の検討を行なった結果を 明らかにすべきだ。スプリンクラー設置の方法、必要な期間、入院患者に与える影響、設置にかかる費用と6フロア休床に伴なう減収などコストの総額、それがいかにうわまち病院の収支を悪化させるか、この際きちんと説明すべきではないか。

イ.築50年を超えて老朽化が著しい本館と外来棟のみを開発行為に該当しない工事で新たな病棟に建て替えることも可能だが、それでは現在の質の高い医療が適切に提供できない可能性について

そもそも、うわまち病院建て替え検討を開始した理由である、築50年を超えた本館と外来棟のみ先行して建て替えれば良い。レッドゾーン指定の可能性がある崖から離れたスペースを用いて、開発行為に該当しない工事で新病棟を先行して建設する。その後に進入路の拡幅とレッドゾーンの防災対策を行なってから全面的に現地建て替えをすれば良い。

こうした選択肢も確かに考えられる。

しかし、健康部では開発行為に該当しない形での新病棟建築も検討したが、それでは現在の質の高い医療が適切に提供できない可能性が極めて高くなるということを具体的に説明すべきではないか。

ウ.うわまち病院敷地内のレッドゾーンに指定される可能性のある区域に防災対策工事を行う場合の、工事期間、費用について及び防災対策工事を行ないながら、同時にうわまち病院は外来と入院を通常どおりに行える可能性の有無について

レッドゾーンに指定された場合、法面の対策、区域内の建物の構造強化、区域内の建物の移転などの防災対策が必要となる。

2011年3月現在の土砂災害警戒区域マップより

2011年3月現在の土砂災害警戒区域マップより


うわまち病院敷地内のレッドゾーンに指定される可能性のある区域にこれらの防災対策工事を行なう場合、その方法、工事期間、費用の見込みはどのようなものとなる見込みか。

また、これらの対策を行ないながら、うわまち病院は現在の医療を提供できる可能性はあるのか。

エ.造成工事で発生する土砂の搬出に必要なトラックが連日進入路を走行することで、周辺地域の生活環境が悪化する可能性について

現地建て替えを行う場合の土地造成に伴って発生する土砂の搬出に関する試算を健康部は行ったが、公には報告されていない。

病院の敷地は高低差があり崖もある為、現地建て替えの際には造成工事が不可欠だ。

造成工事で発生する土砂を搬出する為には、相当な数のトラックが連日進入路を往復することになる。

この試算の結果、交通量がどれだけ増大し、それがどの程度の期間続くのかなど、周辺地域の生活環境が悪化する可能性があることを具体的に説明すべきではないか。

オ.その他にも、現地建て替えが現実的に困難な理由があれば、全て明らかにする必要性について

その他にも、行政内部で把握している現地建て替えが現実的に困難な理由があれば、全て報告していただきたい。

(3) 本市が正確な情報を提供しないまま、3年間にわたって建て替えを議論してきた市立病院運営委員会による答申の正当性について

ア.市立病院運営委員会に対する正確な情報提供の有無について

健康部は、市立病院運営委員会に対して、進入路の拡幅なしには現地建て替えが不可能だという情報を一度でも提供したことがあるのか。

イ.本市が正確な情報を提供しないままに出された答申の正当性について

うわまち病院の進入路を9m以上に拡幅しなければ現地建て替えは不可能という前提条件は、実は2006年の都市計画法改正に基づいている。

それなのに2015年に議論を開始した市立病院運営委員会が9年前の法改正を知らされないのは異常で、健康部による意図的な情報隠しの可能性も感じる。

市立病院運営委員会は3年間もの議論の末に答申を出したが、この前提条件が正しく情報提供されていれば答申は全く異なった可能性が極めて高い。

このような状況で出された答申に正当性はあるのか。

本来ならば、改めて議論をし直していただくべきではないのか。

(4) うわまち病院建て替えという巨大プロジェクトは全庁的に進めてくるべきだったが、これまで部局間で全く連携がなかった問題について

ア.2006年に都市計画法が改正されてから今年6月まで12年間にわたって、うわまち病院の現地建て替えは進入路を拡幅しなければ不可能だという情報を、部局間で共有してこなかった問題について

健康政策のスペシャリストの健康部は都市計画には詳しく無く、都市政策のスペシャリストの都市部は健康政策には詳しく無い。それぞれの専門性を生かして他部局と連携し、情報共有しながら課題解決に取り組まねば、うわまち病院建て替えのような全庁的なプロジェクトは実現できない。

さきの質問で述べたとおり、2006年の都市計画法改正によって医療施設も開発許可が必要となり、うわまち病院を現地で建て替えるには、まず進入路を拡幅しなければならなくなった。

都市部に2006年の都市計画法の改正を健康部に伝えなかった理由を尋ねると「健康部から照会がなかったから伝えなかった」と答えた。

健康部は日々変わる法制度や技術的アドバイスを都市部に全く求めてこなかった。

この縦割り行政を、市長はどう お考えか。

イ.2017年12月議会での一般質問の答弁調整において、進入路拡幅なしには現地建て替えができないと都市部が市長に伝えなかった問題について

2017年12月議会の一般質問でうわまち病院建て替えと進入路について取り上げ、都市計画決定をしたにもかかわらず、進入路の拡幅を50年以上全く進めてこなかった歴代の各部局の責任は極めて重いと断じた。

うわまち病院が現地建て替えに決まったら工事がスムーズにいくように進入路を早期に拡幅すべき、移転建て替えに決まっても跡地売却を有利に進める為にも進入路を早期に拡幅すべきとも提案した。

この一般質問の答弁調整の場で、なぜ都市部は、都市計画法では現在の進入路では現地建て替えは開発行為の同意が受けられないと市長に訴えなかったのか。

メインの担当は健康部とはいえ、うわまち病院建て替えという全庁的プロジェクトが進められているにもかかわらず、あまりにも当事者意識が欠けていると指摘せざるを得ない。

この指摘を市長はどう考えるか。

ウ.2018年に至るまで、うわまち病院の建て替えに関する関係部長会議や企画調整会議を一度も開催してこなかった問題について

中学校完全給食を実現するために給食センターを新たに作るような全庁的なプロジェクトでは、必ず関係部長会議や関係課長会議、企画調整会議を開催して、担当部以外のあらゆる部局の視点から課題を洗い出し、解決策を考え、前に進めていくものだ。

しかし、うわまち病院建て替えについては、2015年の諮問以来、今年6月まで全く開催されなかった。

今回の一般質問の為にその理由を尋ねると、政策推進部は 「健康部から開催依頼がなかったため」と答えた。

担当部から依頼が無ければ開催しない慣習とのことだったが、全庁の企画調整を担う担当部として当事者意識が欠けていると言わざるを得ない。

健康部だけに任せきりだった結果、今回の事態を招いたことを市長はどう受けとめているのか。

(5) うわまち病院の建て替えの結論を、前市長が意図的に先延ばしするよう指示していた可能性について

老朽化の著しい本館が2015年には築50年となることから、2012年9月議会でうわまち病院の建て替えを提案したが、当時、前市長は何も対応をしなかった。

翌2013年6月の市長選挙で前市長が再選され、その直後の2013年9月議会で、改めて建て替えを提案した。

さすがに市民の命に直結する大問題でもあり、再選直後で何もしない訳にはいかないと考えたのか、前市長は翌2014年3月の予算議会に示された当初予算案と第2次実施計画に「うわまち病院建替え検討」を明記した。

「2014年度当初予算の概要」より

「2014年度当初予算の概要」より


第2次実施計画(案)プログラム2「命を守るプログラム」より

第2次実施計画(案)プログラム2「命を守るプログラム」より


しかし、その内容は今振り返ると極めて不自然なものだった。

ア.市立病院運営委員会に答申を求めるのに4年もの期間を設定したことの異常さについて

他都市における公立病院の建て替えの議論を調べた結果、単に建て替えをするか否かを決めるだけの場合、通常は1~2年で答申を受けている。

4年もの議論の期間を設定した本市は極めて異例だと分かった。

加えて、毎回傍聴をしてきたが、市立病院運営委員会は委員長をはじめ委員はみな極めて専門性の高い有識者ばかりで、たった2つの結論を答申するのに3年間13回(当初は4年間の予定だった)も委員会が必要だったとは考えられない。

率直に言えば、1年間でも十分な議論と答申が可能だと感じた。

このわずかな答申を求めるのに、前市長が市立病院運営委員会に4年もの議論の期間を設定したことを、どうお感じか。

イ.前市長時代には一度も出されなかった建て替え費用の試算データが、上地市長が就任した後の市立病院運営委員会(第11回)で初めて出された不可解さについて

前市長時代の市立病院運営委員会では、建て替えに必要な費用の試算がデータとして出されず、市立病院運営委員会ではコストの議論が全くできない異常な状態だった。

上地市長が就任した後に開催された市立病院運営委員会(第11回)で初めて試算が出され、移転建て替えの場合は265.8億円、現地建て替えの場合は233.8億円と具体的な数字が示されるようになった。

概算でも費用を示さなければ重要な論点が議論できないものだが、前市長時代に建て替え費用の試算データが全く出されなかったことを、どうお感じか。

ウ.建て替えが決定してしまえば新たな財政支出が必要となることから、あえて結論を先延ばしすることで、自らの市長選挙を有利に運べるという考えから、答申まで異常な長期間を設定し、コストのデータも出させなかったのではないか、という推測について

市民生活に必要な投資であってもハコモノと極端に拒否し続けて投資せず、ただ借金を減らすことだけを優先してきた前市長の姿勢を見てきた。

その結果、前市長は建て替えの結論や建て替え費用をなるべく先送りしようと意図したのではないかと推測している。

借金を減らすことが成果だと信じた前市長は自らの市長選挙を有利に運びたいという考えから意図的に市立病院運営委員会に4年もの長期間(2019年)の議論を設定し、建て替え費用の試算データも出させなかったのだろう。

市長選挙の前年である2012年に建て替えを提案した時は何も対応せず、再選直後に提案された2013年にはようやく第2次実施計画と2014年度当初予算案に掲載した。

しかし、本気で結論を出す気はなく、次の市長選挙(2017年)が過ぎた2018年度に答申を受けるつもりだった。

これならば市長を3期終えた後に建て替え工事が始まり、自分の任期中には巨額の財政支出がなくて済むからだ。

こうした推測を、どのようにお感じか。

エ.職員個人個人は現地建て替えの困難さを認識していた事実があるにもかかわらず、正式な部局間の連携がなかった理由について

すでに指摘したとおり、今回、上地市長が陣頭指揮を取るまで、本件で正式な部局間の連携が不自然なまでに全く無かった。

しかし、今回の質問に当たり複数の部局で多くの部課長からヒアリングをしたが、ほとんどの職員がうわまち病院の建て替えを現地で行なうとすれば進入路の狭さの問題やハザードマップの問題など困難があると個人としては認識していたことを語ってくれた。

本市職員はたとえ他部局の事業であっても関心を持ち、自らの専門性に基づいて、他部局の先輩や後輩との雑談の中で意見交換をしたり、アドバイスすることを日常的に行なっている。

うわまち病院の建て替えについても、全く同じだったと受けとめている。

それなのに、正式な部局間の連携がなされてこなかったことに、矛盾を感じる。

つまり、うわまち病院の建て替えは部局間で正式に議論をさせない、情報共有をさせないように前市長が2013年頃から落選するまで、政策推進部長、財政部長、健康部長、都市部長ら幹部職員に対して結論の先延ばしを命令してい たと考えるほうが自然だ。

こうした推測を、どのようにお感じか。

オ.総合的に判断すると、前市長がうわまち病院の建て替えを意図的に先延ばししてきた為により多くの市民が困り、より多くの財政支出が必要となる可能性について

6年前に初めてうわまち病院の建て替えを提案した立場から現在まで全ての議論を追ってきたが、上地市長の就任後に一気にあらゆることが進んだ。

当初は4年かけるとされていた市立病院運営委員会は1年早く今年3月に上地市長へ答申が出された。

これまで全く部局間の連携がなかったのが、正式に「うわまち病院建替えに関する関係部長会議」が6月と7月に開かれ、現地建て替えにはさまざまな問題があることが部局間で共有された。

8月の企画調整会議では移転建て替えが機関決定され、翌日に市長記者会見も開かれた。

総合的に考えると、今回の問題の最大の責任は前市長にあり、うわまち病院の建て替えを意図的に先延ばししてきた為により多くの市民が困り、より多くの財政支出が必要となった可能性がある。

こうした推測を、どのようにお感じか。

(6) うわまち病院跡地の活用は新たな巨大プロジェクトとして取り組まねばならない必要性について

移転後に残る3万8,000平方メートルに及ぶうわまち病院跡地は、開発行為ができない以上、簡単には売却もできないし、市が別目的に活用することも不可能だ。

何故ならば、移転してもレッドゾーンの防災対策と進入路の拡幅を実施しなければ開 発行為そのものができない問題は残ったままであり、拡幅に10年かかるとされている以上、広大な土地が10年以上にわたって塩漬けになる可能性もある。

つまり、移転建て替えに加えて、跡地の再開発も新たな一大プロジェクトとして本市は取り組まねばならない。

レッドゾーンの防災対策と進入路の拡幅に早期に取り組み、塩漬けとなる期間を可能な限り短縮し、建物解体工事を初めその後の様々な工事による地域への影響を最小化するなど、全庁をあげて取り組む必要性がある。

この新たな一大プロジェクトをどのように進めていくのか。

以上です。

フジノの質問順は、8月30日の議会運営委員会で決定します。

いつもどおり全身全霊をかけて質問します!



うわまち病院がなんと上町から移転することに決まりました/これまで1度も報告されなかった2つの理由で。しかも市長答弁とも異なる理由で!

うわまち病院がなんと上町から移転することが発表されました

本日、上地市長が定例記者会見でうわまち病院建て替えの方針について発表しました。

なんと

上町から移転し、別の場所で建て替える。場所は2018年度中に決定する。

というものでした。

記者会見での配布資料

記者会見での配布資料


これまでうわまち病院は現地での建て替えが極めて有力視されていました。

フジノはもちろんのこと、上地市長も、現地建て替え派でした。

しかし、それが突然くつがえって『移転』に決まった理由が2つ報告されました。

移転して建て替えすることに決まった理由

  1. 進入路の要件から開発行為の同意が困難

    現地での建替えは、基本的に開発行為に該当し、原則として9m以上の幅員の進入路が必要となります。

    しかし、現状の幅員は5.5m程度であり、開発行為の同意を受けることが困難です。

    また、道路の拡幅を行うには最低でも10年程度の時間を要する見込みですが、うわまち病院の建物は築50年以上が経過し老朽化が進んでおり、道路整備が終了するのを待つことは困難です。


  2. 土砂災害特別警戒区域の指定が見込まれること
    現地敷地内の一部が土砂災害防止法の「土砂災害警戒区域(いわゆる「イエローゾーン」)」に指定されています。

    2011年3月現在の土砂災害警戒区域マップより

    2011年3月現在の土砂災害警戒区域マップより


    県は、現在、順次「土砂災害特別警戒区域(いわゆる「レッドゾーン」)の指定作業を行っています。

    レッドゾーンの指定を受けた場合、開発行為を行うためには、土砂災害防止法に基づく特定開発行為の許可を神奈川県から受けた上で都市計画法の開発行為の同意を得ることになりますが、法面に相応の防災対策を行う必要があり、相当の時間を要することが見込まれます。

この2つの理由は、今まで1度も報告されたことがありません。

フジノはうわまち病院建て替えの提案者です。

2012年・2013年と提案を続けました。

その結果、2014年に吉田前市長が建て替えの検討を決定し、予算化とともに実施計画に盛り込みました。

「2014年度当初予算の概要」より

「2014年度当初予算の概要」より


第2次実施計画(案)プログラム2「命を守るプログラム」より

第2次実施計画(案)プログラム2「命を守るプログラム」より


フジノは提案者だからこそ、初めて提案した2012年から現在まで6年間、全ての議論を追いかけてきました。

しかし、議会はもちろんのこと、建て替えを検討する為に3年間も議論した、『市立病院運営委員会』にも報告されたことはありません。

進入路5.5mしか無く、狭いことなんて分かりきっていました。

県道26号線からうわまち病院への「進入路」

県道26号線からうわまち病院への「進入路」


だからこそ昨年12月議会でフジノが市長へ一般質問を行なった訳です。

しかし、その際の市長の答弁とも完全に齟齬があります。

何故、6年間にわたって情報の共有が行なわれてこなかったのでしょうか。

この6年間、担当部局は何をしてきたのでしょうか。

そして、この6年間、何故、部局間の連携がなされなかったのでしょうか。

容易に想像はつきます。吉田前市長時代には、部局間の連携というのは全く無かったことをしばしば体験してきました。

しかし、その結果、誤った情報に基づいて、『市立病院運営委員会』は3年間も議論を続けました。誤った情報に基づいて、答申が出されました。

答申は、無効だと思います。

我々、市議会も誤った情報に基づいて、判断をさせられてきました。もちろん、上地市長もその被害者のひとりです。

こんなことは絶対にあってはなりません。



上町地域の空洞化をはじめ、たくさんの懸念を一般質問します

フジノにとって、最優先のゴールは市民のみなさまに最善の医療提供体制を新しいうわまち病院で提供することです。

したがって、別の場所に移転せざるをえないとしても、最善の建物となるよう全力を尽くすことに変わりはありません。

しかし、その前に、こんなメチャクチャな手続きによる決定に至った理由を明らかにしなければなりません。

上町地域は、税務署が移転してすっかりさみしくなりました。

さらにうわまち病院が移転してしまえば、地域はどうなってしまうのでしょうか。

地域の空洞化がとても心配です。

さらに、いくつもの懸念がフジノの中には沸き起こっています。

8月31日から始まる9月議会では、フジノはこの問題だけにしぼって市長へ一般質問を行ないます。



後日談

実際に市長への一般質問を行ないました。

質疑応答の全文を掲載しておりますので、どうぞご覧下さい。



しつこいくらいに丁寧になった市長の答弁に、好印象を抱きました/代表質問が続いています

代表質問が続いています

2月25日(火)〜2月28日(金)まで4日間にわたって、市長の所信表明・新年度予算案への代表質問が行なわれています。

昨日の第1日目は、最大会派の新政会と第2会派の公明党が質疑を行ないました。

その様子を神奈川新聞が報じてくれました。

2014年2月26日・神奈川新聞より

2014年2月26日・神奈川新聞より


ナショナルトレーニングセンターに関する質疑を紹介してくれています。

しつこいくらいに丁寧な市長の答弁がとても良い

昨日と今日の2日間、吉田市長の答弁を聴いていて、とても丁寧になった印象があります。

ひとつひとつの答弁が時間的にも長くなりました。

市議会側からは「長い!」とヤジが飛んでいたので、フジノだけの印象では無いはずです。

角井基議員のブログにも同趣旨の記述がありました!

政治家にとって、しつこいくらいに丁寧に説明するという姿勢はとても必要だと思います。

フジノはこの2日間の吉田市長の答弁の姿勢に、とても好印象を抱きました。

(これは、答弁の『内容』への評価ではありません)

ただ、あさっての『共産党』『無会派』への答弁がどうなるか?

再選直後の9月議会では、大会派にはものすごく丁寧な一方で、『共産党』『無会派』にはすごくぶしつけだったことがあります。

その時、失望したフジノはこんなふうに本会議で述べました。

これまで9月議会初日、2日目、そして本日、ここまでの答弁の仕方を聞いてきて、市長が誰に対して今後親しくつき合っていきたいのか、そして誰に対してはそのような気持ちはさらさらないのかというのが良く分かりました。

そして、僕も、和解する気というのはさらさらない相手の一人なのだということも良く分かりました。

あさっては、こんな失望をさせないでほしいです。

性的マイノリティに関する相談が少しずつ増えてきました/さらに取り組みを進めていきます

性的マイノリティに関する相談窓口への相談が増えてきました

今年2月20日の活動日記でお知らせしたとおり、横須賀市のホームページには『性的マイノリティに関する相談窓口』が掲載されています。

横須賀市HP「性的マイノリティに関する相談窓口」

横須賀市HP「性的マイノリティに関する相談窓口」


それから7ヶ月が経過しました。

相談が少しずつ増えてきたことが、9月議会での質疑を通して分かりました。

下はフジノが行なった質疑です。

2013年9月25日・教育福祉常任委員会
question続いて、保健所健康づくり課に『精神保健福祉相談』について伺います。

相談の件数といった『量的な面』ではなくて、相談の内容、『質的な側面』について伺いたいと思います。

「平成24年度はこういった内容が多かった」、あるいは「こういう新たな課題が見えてきた」というようなことがありますでしょうか。

傾向を教えて頂きたいと思います。

answer答弁者=保健所健康づくり課長
特段相談に当たって、何か傾向がということは特別なことは感じておりません。

ただ一方で性的マイノリテイの相談窓口なども開設するというようなこともありまして、そういった御相談をいただくことが出てまいりました。

question大変ありがたいことだと思います。

性的マイノリティ支援の取り組みをスタートして、相談窓口も知られるようになってきて、ありがたいなというふうに思います。



相談窓口が知られるようになることは、はじめの一歩の取り組みです。

もっともっと実現していかねばならないことはたくさんあります。

そして、全国の有志と協力しながら、フジノは横須賀を全国で最も性的な多様性が保障されるまちに必ず変えていきます。



性的な多様性の保障を横須賀は推進します!

来週21日(月)には、宝塚大学看護学部の日高庸晴准教授が横須賀に来て下さいます。

日高先生には数年間にわたって、横須賀の性的マイノリティ支援についてサポートし続けて下さっています。

当日は、教育長をはじめとする教育委員会の幹部職員の方々、市長部局の『性的マイノリティ関係課長会議』のみなさんと、意見交換をしていただく予定です。

また、さらに良い成果を後日お伝えできると思います。どうか待っていて下さいね。

横須賀は常に前へ歩み続けていきます!



嘘の答弁で塗り固められた「決算」に反対しました/「附帯決議」が可決【横須賀美術館・特別企画展問題その1】

2012年度決算の「認定」にフジノは反対しました

閉会した9月議会では、最終日(10月8日)に決算に関する10議案への採決が行なわれました。

市役所

横須賀市役所


この10議案のうち、市財政のメインである『一般会計』の決算には、深刻な問題がありました。

平成24年横須賀市一般会計・歳入決算説明資料・経済部

平成24年横須賀市一般会計・歳入決算説明資料・経済部


その為、横須賀市議会が始まって以来、初めて『不認定』となるところでした。

委員会での審査では、厳しい質疑が交わされました。

しかし、最終的に『認定』されてしまいました。

フジノは全く納得できず『不認定』にすべきだと『反対』をしました。

最終的に『反対』したのは下の5名です。

  • 井坂 新哉
  • 一柳 洋
  • 大村 洋子
  • 上地 克明
  • ねぎし かずこ
  • フジノ

議長を除く34名は『賛成』にまわりました。



「附帯決議」が可決されました

市議会史上初の『不認定』という事態を回避したとはいえ、この異常な状態を放置することはできません。

市長らに今後の改善を求める『附帯決議』が予算決算常任委員会において提案・可決されたのですが、最終日の本会議でも正式に可決されました。

その内容は下の通りです。

平成25年附帯決議案第1号

平成24年度横須賀市一般会計歳入歳出決算に対する附帯決議

本定例会で決算審査が行われた横須賀美術館特別企画展の事業は、執行前から「市の持ち出しはゼロである」と議会説明がなされていた。

しかし、決算審査において、実際は横須賀集客促進実行委員会から240万円余りが支出されていることが判明した。説明不足だけでは済まされない問題である。

この件のみならず、市から負担金を支出している各種の実行委員会等について、市の決算審査として関与できる範囲が限定されている。横須賀集客促進実行委員会の業務執行については、市の出資が大半を占めているにもかかわらず、市以外からの団体等の拠出金も併せて執行していることから、議会に対する説明が市負担部分に限られている。

さらに市の監査も経済部の定期監査の一部として1年おきに行われているに過ぎない。

また、市から出資金を支出している一般財団法人等の業務執行についても、地方自治法により直接的に議会の関与ができない。

よって、市におかれては、公金が支出されている実行委員会等や一般財団法人等の健全性を担保する方策を検討し、早期に実行されることを強く要望する。

フジノは、この『附帯決議』の文面でも弱すぎると考えています。

『附帯決議』を受けて、吉田市長は12月議会には改善策を報告するとしました。

保健所健診センターの早帰り満額支給問題ばかりが大きくクローズアップされて、もっと深刻で重大なことであるにもかかわらず全く報道もされずにきたのがこの問題です。

一体どのような問題であったのか、振り返って市民のみなさまに説明していきたいと思っています。

その2へ続きます)



「副市長」として元部長の田神明さんを全会一致で可決しました/2013年9月議会(最終日)

神奈川新聞の報道どおり、田神さんが副市長として提案されました

今日は、ついに9月議会の最終日でした。

吉田市長から、4つの議案(副市長・固定資産評価委員・教育委員)が追加提出されました。

今日が9月議会の最終日でした

今日が9月議会の最終日でした


神奈川新聞が9月11日に報じたとおり、新しい『副市長』として提案されたのは、元・土木みどり部長の田神明さんでした。

2013年9月11日・神奈川新聞より抜粋

2013年9月11日・神奈川新聞より抜粋


1期目の副市長がなかなか決まらなかったことから、2期目の副市長人事もモメるのではないか、というニュアンスが記事には記されていました。

けれども、フジノだけでなく市議会メンバーにそんな想いは全くありませんでした。

むしろ、

「この9月議会で明らかになった数々の市役所の問題は、吉田市長だけでは改善できない。一刻も早く2人目の副市長を決めて、すぐに市役所の立て直しに市議会も取り組まねばならない」

とフジノは考えていました。

ほとんどの市議会メンバーもこうした考えだったと思います。

田神明さんの職務歴

市議会の議案に添付された資料に記されていた、田神明さんの職務歴は下の通りです。

  • 総務部 管財謀、土木部 建設課、土木部 道路建設課、勤務
  • 土木部 道路建設課 交通安全施設係長
  • 土木部 道路建設課 技幹
  • 土木部 交通対策課 技幹
  • 土木部 道路維持課 技幹
  • 土木部 道路維持課長
  • 土木部参事 道路維持課長事務取扱
  • 土木部副部長 幹線道路推進室長事務取扱
  • 財政部 契約課長
  • 土木みどり部長
  • 退職後、公益社団法人横須賀市シルバ一人材センター事務局長、現在に至る
  • 同センター常務理事、現在に至る

フジノにとって田神さんといえば、『土木みどり部長』としてのイメージが強いです。

特に『長井海の手公園ソレイユの丘』の改革の為に、フジノがいろいろな提案を行なわせていただいた時のカウンターパートです。

市役所側に不利な情報であっても決して隠さずに誠実に開示してくれた、とても公平で公平な方という印象が強く残っています。

また、市役所を退職された後は、財政的な課題を抱えるシルバー人材センターを立て直す為に尽力して下さっていた、という印象も強いです。

副市長候補として新聞記事になる直前にお会いした時にも、「シルバー人材センターの今後をどうしていくか」ということを意見交換させていただきました。

あの時にはもう吉田市長とのあいだで『副市長候補』に決まっていたのか、と思うと、ちょっとガッカリしました。

というのも、フジノにとって『シルバー人材センターの立て直し』は、かなり重要度の高い課題だからです。

しかし、副市長として『市役所の立て直し』をすることの方がさらに重要度の高い課題ですので、ぜひ頑張っていただきたいです。

全会一致で可決しました

この議案を、市議会は全会一致で可決しました。

議案書(議案第115号)より

議案書(議案第115号)より


田神さんは、明日さっそく副市長に就任します。

ようやく副市長が2人体制となりました。

今、市役所には大きな課題が山積みになっています。

この状況を打開する為に、新・副市長には全身全霊をかけて取り組んでいただきたいです。

後日追記

10月10日付の神奈川新聞に、田神明さんの副市長就任あいさつの様子が報じられました。

2013年10月10日・神奈川新聞より

2013年10月10日・神奈川新聞より

保健所健診センターの臨時職員の任用について集中審議を行ないました/2013年9月議会

臨時職員の任用について「集中審議」が行なわれました

先日にお知らせしたとおり、おととい10月2日の教育福祉常任委員会において、保健所健診センターの臨時職員の任用の在り方の問題について集中審議を行ないました。

その様子がけさの神奈川新聞で報じられました。

2013年10月4日付・神奈川新聞より

2013年10月4日付・神奈川新聞より


フジノの質疑も取り上げられました。

市側は、保健所健診センター(同市西逸見町)が12年前に業務を始めた時点から、早帰りでも満額支給していたと「感じている」と説明。

一方で、「保健所が逸見に移る前から、こういう業務慣行があったという話もある」(藤野英明氏=無会派)との指摘を受けると、後藤一也健康部長は「その前からあった可能性も当然考えられる」と述べ、さらに長期間に及ぶ可能性を示した。

さらに、審査の後半には、副市長の出席を求めました。



副市長に対してのフジノの質問

副市長に対して、フジノも以下の質問を行ないました。

フジノの質問

小林議員の一般質問をきっかけに、臨時職員の早帰り満額支給の問題が広く知られることになりました。

契約で定められた勤務時間よりも早く帰っているにもかかわらず賃金が満額支払われ続けてきたという業務慣行と、不正な公金の支出がなされていた事実が明らかになりました。

しかしこの問題の本質は

「市場における平均的な賃金よりも明らかに低い、臨時職員の賃金設定にあった」

と僕は考えています。

社会全体で「医療崩壊」「看護崩壊」と呼ばれる、産科・小児科医師をはじめとする医療・看護人材の慢性的な不足があります。

そこで本市も看護人材の育成や離職してしまった潜在看護師の復職支援に取り組んでいます。適正な賃金、適正な労働時間の在り方がなければ医療・看護人材を取り戻すことができないはずです。

それにもかかわらず、本市が専門職である医療・看護職を雇用する時には、待遇としては臨時職でかつ安い賃金でしか契約ができずに来ました。

本市には、健康づくり課長が異動した当初に感じたように「賃金が安すぎる」という状況が実際にあって、決算書をめくっていけば健康部だけでなく、福祉部、こども育成部など様々な部署で、看護師をはじめ、保健師、臨床検査技師、様々な専門職が雇用されています。

健診センターの問題は他部署で起こってもおかしくなかったと思います。

これらの方々の待遇を見れば、それは早帰りを黙認しなければ申し訳なくなるものだと率直に僕も感じました。そして、健康づくり課長はこうした待遇を改善する為に賃上げを人事・財政に要求をしてきたものの、わずかなアップにとどまっています。

これは本来はいち課長が行なうべきことではなく、本来は全庁的に賃金の適正な在り方を見直すことが必要だと僕は考えます。

副市長はこうした指摘をどのように受け止めておらるでしょうか?

健診センターの問題の本質は、早帰り満額支給にはありません。問題の本質を見誤ると、市民利益がむしろ損なわれてしまいます。

保健所健診センター

保健所健診センター


何よりも、看護職のみなさんや専門職に対しての、あまりにも低い賃金をはじめとする待遇の悪さに根源的な問題を感じています。

現在、直営の健診センターは全国的に数が減っているそうです。

しかし、市内医療機関の中で健診を受けておられる数が最も多いのは、この健診センターです。市民のみなさまの健康を守る為に、廃止するようなことは絶対にしてはなりません。

現在の状況を徹底して改善することがひいては市民のみなさまの健やかな暮らしにつながっていくのです。




(この問題については、11月30日のブログ記事にその後の詳細を掲載しています)



来年度から保健所で「特定保健指導」が実施されます!/9月議会(決算審査)

決算を審査する分科会がスタート

1ヶ月にわたる9月議会も、後半戦の最後にさしかかりました。

市内広報板に掲出されている市議会スケジュールのポスターより

市内広報板に掲出されている市議会スケジュールのポスターより


今日から丸1週間、決算委員会が開かれます。

決算委員会では、4つの分科会に分かれて決算審査を行なっていきます。

決算委員会は4つの分科会に分かれて詳しく審査します

決算委員会は4つの分科会に分かれて詳しく審査します


フジノの所属する教育福祉常任委員会では、まず『健康部』の決算審査を行ないました。

今日の審査を通して『とても大きな成果』が得られましたので、さっそく市民のみなさまに報告いたします!

健康部の決算審査で得た大きな成果

それは

来年度から『保健所』で『特定保健指導』をスタートする

と、保健所長が明言したことです!

これはフジノが「どうしてもやらなければならない」と考えてきたことです。

来年度からこの取り組みが実現すれば、市民のみなさまにとっても必ず良い影響をもたらすはずです!

特定健診とは?

かつては「病気の早期発見・早期治療が大切だ」と言われていました。

しかし、今では「そもそも病気にならないように予防する/もしも病気になっても重症化させない」ということが、保健医療福祉の大きな流れになっています。

具体的には、誰もが健康で長生きをしていかれる為にも『健康診査(健診)』を受けることがとても大切です。

ここでぜひみなさまに覚えていただきたい専門用語があるのですが、『40才〜74才の方々』にうけていただく健診のことを『特定健康診査(特定健診)』と呼んでいます。

特定健診を受けると、生活習慣病を発症するリスクが分かるようになります

特定健診を受けると、生活習慣病を発症するリスクが分かるようになります


『特定健診』を受けると、生活習慣病を発症するリスクが分かるようになります。

現在、横須賀市では『国民健康保険に入っている40〜74才の全ての方々』に対して、『特定健診』の受診券を毎年お送りしています。

こんな封筒で受診券と受診の通知が送られています

こんな封筒で受診券と受診の通知が送られています

このような受診券が送られてきます

このような受診券が送られてきます


この受診券が届いた市民の方々は、市内130ヶ所を超える医療機関で『特定健診』を受けることができます。

お住まいの身近にある診療所や病院で、気軽に受診することができるのです。

ただし、現在の横須賀市の特定健診の受診者数は、とても少ないです。

対象者受診者数実施率
8万9,056人2万887人23.5%

実施率はわずかに23.5%。対象者の4人に1人も受けていないのが現状です。

フジノは一般質問でもたびたび取り上げてきましたが、これを改善していくのがフジノの目標の1つです。

特定保健指導とは?

ただ『特定健診』を受けるだけでは、意味がありません。

その結果を、生活習慣を実際に変えることに結びつけていかなければいけません。

ただ、ずっと続けてきた生活習慣や行動を自分ひとりきりで改善することはとても難しいです。

長い間に培われてきた生き方を変える訳ですから、たとえ健診結果が悪いと分かっても、長年培われてきた生き方を自分だけで変えることなんて簡単にはいきません。

そこで、プロの専門家(医師・保健師・管理栄養士など)があなたと一緒になって生活習慣を改善する為にサポートしてくれる制度があります。

生活習慣病の発症リスクに応じて、2つの支援があります

生活習慣病の発症リスクに応じて、2つの支援があります


これが『特定保健指導(保健指導)』なのです。

しかし、こんなに素晴らしい制度が横須賀市では全く利用されていません。

対象者数受診数実施率
2,083人126人6.0%

たったこれだけなのです。

市民のみなさまが健康で長生きをする為の仕組みがこれでは全く活かされていません。

「保健指導」が受けづらい横須賀の現状

市民のみなさまが健康に長生きできるようになる上で、この『保健指導』を受けられることはとても大きな意味があります。

保健指導を受けることはとても大きな意味があります

保健指導を受けることはとても大きな意味があります


しかし…。

残念ながら、横須賀市民のみなさまが『保健指導』を受けることができる医療機関は、現在わずか26ヶ所しかありませんでした。

『特定健診』は誰もが身近な医療機関(約130ヶ所)で受けられるのに、『保健指導』を実施している医療機関はとても少なく市民のみなさまが受けづらい現状があります。

これを変えなければなりません。

そこで、フジノは『保健指導』を1人でも多くの方々に受けてもらえるような仕組みづくりを目指してきました。

それが

保健所で『保健指導』が実施できるようにすること

です。

現在、保健所では『特定健診』だけ実施しています。『保健指導』は実施していません。

けれども保健所で『特定健診』を受ける方々の数はとても多く(平成24年度実績3,644人)、市内医療機関の中では最大です。

それならば、保健所で『特定健診』を受けた方々がそのまま一貫して『保健指導』を受けられるようになれば、いいのです。

『保健指導』を受けられる他の医療機関をわざわざ探す必要もなく、行き慣れた場所で受診もしやすく、多職種の専門家も揃っており、まさにあらゆる意味で便利です!

必ず『保健指導』の実施率が上がるはずです。

実施率が上がれば、健康で長生きできる市民の方々の数も当然増えていきます。

だから、横須賀市の保健医療福祉改革の中で、保健所での『保健指導』の実施はフジノがどうしてもやらなければならないことの1つでした。

それが実現することになったのです!

決算審査でのやりとりはこんなでした

きっかけは、健康部との決算審査の中で、浜野まさひろ議員が行なった質問でした。

出席している健康部の全ての課長に対して、各課が抱える課題は何かと質問したのです。

2013年9月26日・教育福祉常任委員会
question(浜野議員)
各課長にお聞きしたいのですが、今、健康部各課長が抱える自分の課の1番の課題は何だとお考えか、お聞きしたい。
answer(保健所長)
保健所としましては、前回の委員会等でも医療費の問題も出たところがあります。それに関連したという意味もありまして、市民の健康づくりをより進めていきたいというふうに考えております。

1つとしてはがん検診。胃がんのリスク健診については導入してかなり大きな効果をあげていますので、それを継続しつつ、またより効率的ながん検診を検討していきたと思います。

それから、これも話題になった特定保健指導の実施率が市内でも非常に低いということがありますので、保健所も受託者の1つとして、健診の大きな受託者の1つですので、特定保健指導を進めていきたいというふうに考えています。

感染症に関しましても普及啓発という形で考えているところでおりますけれども、肺炎等の予防など医療費の抑制につながるというのがありますので。高齢者等の肺炎球菌などワクチン等の普及啓発に力を入れていきたいと考えております。

浜野議員による再質問は無く、質疑は終わりました。

各課長の答弁を聴いておられた他の議員のみなさまも、その後の質疑でこの答弁に触れた方はおらず、さらりと流れていきました。

でも、フジノは聞き逃しませんでした!

それどころか、保健所長の答弁を聴いた瞬間に、心の中では「やったぞ!」と叫んでいました。

そして、最後に質疑の順番がフジノへと回ってきました。

そこで、改めて保健所長にハッキリと明言してもらおうと決めて、以下の様な質疑を行ないました。

2013年9月26日・教育福祉常任委員会
question(フジノ)
『特定健診』の『保健指導』についての課題を伺いたいと思います。

先ほど浜野議員のご質問に保健所長が保健指導の課題についてお答えていただいていたと思います。

もう少々詳しくお話いただけないでしょうか?

answer(保健所長)
『特定保健指導』には、『積極的な支援』『動機付け支援』があります。

生活習慣病になる前の段階の予備軍の方々に、早期に運動ですとか食事ですとか、認識を持っていただくというのが非常に大事なことだと思います。

そういう想いがあったのですが、これまで保健所では『特定保健指導』を実施できていませんでした。

来年度からは特定保健指導について取り組んでいきたいというふうに思います。

よし!

保健所長が来年度から『保健指導』をスタートさせると明言しました!

もちろん、来年度のことは来年度予算案が通らなければ確実ではありません。それでもこれだけ保健所長が明言したということは、実現に向けて予算要求も着実に行なっているということだと思います。

フジノの1つの悲願が実現することになりました!

何よりも、市民のみなさまにとって本当に良かったです。

それでもこれはゴールではありません

保健所が『特定保健指導』に乗り出すことは、大きな第一歩です。

しかし、これはゴールでも何でもありません。

すでに『保健指導』に乗り出している医療機関はたくさんあります。

実は、そうした医療機関の多くが「いかに『保健指導』が効果的かつ効率的に実施できるか」を悩んでいます。

動機付け支援・積極的支援という仕組みは万能ではありません。

受診者の方々をサポートする専門家(医師・保健師・管理栄養士ら)が一生懸命に努力をしても、長年の生活で形作られた生活(行動・食習慣・運動習慣など)を変えていくことは本当に難しいからです。

こうした意味で、健康づくりの為に先進的に取り組んできたまちに比べたら、横須賀市は何周も遅れて走っているのです。

2025年に向けて、全速力で横須賀市は追いついていかなければなりません。

もちろん、横須賀市よりも取り組みが遅れているところは全国にいくらでもあります。

けれども、後ろをみて安心なんかしていてはダメです。

市民のみなさまの暮らしを守る、いのちを守る。

その為に、保健医療福祉改革を含めた社会保障改革をフジノたちは全身全霊をかけて進めていかなければなりません。

今日は1つ良い報告をできましたが、まだまだやるべきことはあります。

どうかこれからも全力で活動していきますので、市民のみなさまも厳しく見守っていて下さいね。

よろしくお願いします。

市長への一般質問を終えました/2013年9月議会

一般質問を行ないました

本日、フジノは市長への一般質問を行ないました。

一般質問に立つフジノ

一般質問に立つフジノ


その質疑応答や得られた答弁や全体を通して感じたことなどは、改めて明日以降記したいと思います。

取り急ぎ、質問の全文をこちらに掲載しましたので、よろしければご覧下さい。

先輩議員の角井基さんのブログが好きでフジノは毎日読んでいるのですが、今日の一般質問についても記して下さいました。

藤野議員が

「オール横須賀で市政を前進させるためにも、市長選の際の対立陣営にも協力を求めるべきで、とりわけ地元選出の国会議員にも協力を働きかけるべきだ」

と求めたのですが、吉田市長は

「まずは、その国会議員を支えている市議会の方々との信頼関係を深めたい」

という趣旨の答弁を繰り返すのみに留まりました。

聞いていて、藤野議員はストレートに当たり前の率直な質問をしているのですが、市長は、やや感情が入っているのか、自分の決めた型の範囲から出ないように感じられました。

吉田市長の方が年下であるとはいえ、市長の職で5年目となるのですから、もう少し度量のあるところを見せてほしかったと思います。

単に形にはまった答弁をあたかも機械的にするのではなく、多少のことはあっても、もう少し人間味のある答弁を聞きたいものです。

もとい☆ブログ・2013年9月24日記事より引用させていただきました)

同感でした…。

何故か笑顔のフジノ

本会議での一般質問を行なっている時のフジノの写真を観ていて、驚きの1枚を発見しました。

笑顔のフジノ。一般質問に立つ自分が笑顔になることがあるなんて、想像できませんでした

笑顔のフジノ。一般質問に立つ自分が笑顔になることがあるなんて、想像できませんでした


なんと、笑顔でした...。

過去から現在まで振り返って、自分が壇上で笑うことがある(あった)なんて、想像ができませんでした。

毎回、一般質問に立つ時はものすごい覚悟をして壇上に立っているので、こんな表情をしている自分が居たことに、とても驚きました。

この写真の瞬間、何が原因で自分が笑ったのか、どうしても思い出すことができません。何かヤジを言われて釣られて笑ってしまったのでしょうか。

写真を観る限り、質問原稿のクリップを外そうとしているので、一般質問をする前の瞬間のようです。

一般質問を始める前に、11年目にして(たぶん)初めて水差しの水をコップに入れて、ひとくち飲んでから質疑に入りました。

それにしても、壇上で笑ったのは11年間で初めてかもしれません。

とにかく写真を観て、驚きました。

明日も本会議です

明日も本会議が開かれて、一般質問に2名が立ちます。

その後、市長から追加で議案(国によって地方交付税を減らされた為に市長・副市長をはじめ、市職員の給与を減額する)が出される予定です。

本会議の後は、予算決算常任委員会が開かれて代表監査委員から決算審査意見書などについての説明があります。

フジノの一般質問は24日(火)朝10時〜に決定/国の動きを受けて「市職員の給与カット」が提案へ/9月議会

議会運営委員会が開かれ、一般質問の順番が決まりました

けさは『議会運営委員会』が開かれました。

市長への一般質問の順番が決まりました。

フジノの一般質問は、24日(火)朝10時からです。

市役所玄関から見上げた太陽。今日はまた暑かったですね!

市役所玄関から見上げた太陽。今日はまた暑かったですね!


今回の一般質問(=本会議)は、24日と25日の2日間にわたって行なわれます。

登壇する順番は下の通りです。

  1. 藤野 英明
  2. 小林 信行
  3. 関沢 敏行
  4. はまの まさひろ
  5. 永井 真人
  6. 田辺 昭人
  7. 嘉山 淳平
  8. 一柳 洋

それぞれの質問者の質問内容はこちらをご覧下さいね。

お時間の許す方は、ぜひ横須賀市議会・本会議の傍聴にお越し下さい。また、インターネット生中継も行なわれますので、よろしければご覧下さいね。

市職員の給与カットが提案されます

さらに、市長からは追加で議案の提出が行なわれます。

国が地方交付税を減らしてきたことを受けて、横須賀市でも市職員の給与カットをすることになりました。総務部長から以下の報告がありました。

常勤特別職員及び一般職員の給与減額措置について

国は、地方公務員給与費の臨時特例として、平成25年7月から国家公務員と同様の給与削減が実施されることを前提とした地方交付税法の改正を行いました。

これにより、地方交付税が削減され、本市の財政にも影響を与えています。

こうした状況を踏まえ、市民サービスへの影響を勘案して、次のとおり常勤特別職員及 び一般職員の給与を減額することとし、開会中の9月議会に関係条例を追加提案します。

1.常勤特別職
給料・地域手当期末手当
市長▲15%▲10%
副市長▲10%
教育長▲8%
上下水道
事業管理者
代表監査委員

 

2.一般職
給料・地域手当期末手当
管理職▲5.5%▲3.2%
一般職▲3%

3.実施期間
2013年10月〜2014年6月まで(9か月間)

4.給与減額の総額
約6億3千万円

フジノは、国の押し付けによる市区町村の給与カットには反対です。

地方政府で働く職員の給与は、それぞれの地方政府が決めるべき事柄であって、国の号令で一斉に決めるべきものではありません。

フジノの反対の根拠は、過去に行なった討論(2008年6月13日の討論、他多数)でも述べておりますのでご覧下さい。

今から5年前のフジノ、まだ若いですね!

今から5年前のフジノ、まだ若いですね!


公務員の給与カットはなんとなく溜飲が下がる、という市民の方も多いと思います。

けれども、国から押し付けられた公務員の給与カットというのは、実は民間企業の給与ダウンと同じ構造で、どちらも良くないものだとフジノは考えています。

市長への一般質問に向けて発言通告書を提出しました/2013年9月議会

発言通告書を提出しました

10年間、横須賀市議会ではただ1人、1度も休まずに一般質問を続けてきました。

そしてその回数、現在50回になりました。

もちろんこの9月議会でも、フジノは市長に対して一般質問を行ないます。

その一般質問の内容を記した『発言通告書』のしめきりがけさ10時でした。

連日、深夜までの作業が続いて大変でしたが、無事に提出してきました。

市議会にて

市議会にて


ここしばらくは、ふだんの仕事とあわせて『発言通告書』の作成に追われて、本当に大忙しでした。

その疲れが出たのか、昼過ぎから体調を崩して寝込んでしまいました。

午後から『第2回神奈川県性的マイノリティ人権・教育推進連絡会議』という大切な会議に出席するはずだったのに、無念の欠席。

性的マイノリティ

神奈川県性的マイノリティ人権・教育推進連絡会議の開催要項


夜まで全く動けませんでした…。

関係者のみなさま、申し訳ございませんでした。

中秋の名月でした

今夜は「中秋の名月」でした


でも、これでとにかく一般質問は無事に行なうことができます!

一般質問の5つの項目を紹介します

取り急ぎ、大きな項目のみこちらに掲載しますね。

【9月議会でのフジノの一般質問の項目】

  1. 市長選挙において対立候補の陣営に立った方々にも、吉田市長が心から協力を求めることの必要性について
  2. 市民・市議会に対して今後4年間の市政の在り方を語る「所信表明」を実施すべきであったにもかかわらず、再選後の本定例会で吉田市長が「所信表明」を行わなかった問題について
  3. 吉田市長の選挙公報の記述から感じられた、入所施設への誤解・美化された在宅ケアのイメージ、そして死生観について
  4. 「事務事業等の総点検」における「見直しの基本方針」について
  5. 健康寿命を伸ばす為の新たな組織および取り組みの「実施計画」への明確な位置づけの必要性について

大きく5項目について質疑を行ないます。

さらに取り上げたい項目もあるのですが、一般質問は1人20分間という質問時間のしばりがあるので、カットしました。残念です。

絞りに絞った上での、5項目です。フジノにとってはどの1つも外せない、大切な質問です。

市長としっかりとした議論を交わしたいと願っています。

一般質問は、9月24日or25日のどちらかに行ないます。どちらの日付なのか、また順番は何番目なのか、は明日の議会運営委員会で決まります。

*後日追記 9月24日(火)朝10時からフジノは一般質問を行なうことに決まりました!