ついに決算審査が終わりました。フジノは「単コロ」が廃止されていない「病院事業」の決算に反対しました/予算決算常任委員会全体会・2017年9月議会

9月議会での「決算」審査が終わりました

今日は、『予算決算常任委員会・全体会』が開かれました。

予算決算常任委員会全体会を前に

予算決算常任委員会全体会を前に


1ヶ月半にわたる9月議会ですが、前半は補正予算案の審査、後半は決算議案の審査です。

そして今日は『後半戦の実質的な最終日』にあたります。

予算決算常任委員会は、分科会と全体会に分かれています

予算決算常任委員会は、分科会と全体会に分かれています


毎回ご説明していることなのですが、横須賀市議会では『本会議』での採決の前に、まず予算決算常任委員会・全体会を行ないます。

まず、4つの分科会(=4つの常任委員会に対応しています)で審議された結果を、分科会長(=委員長)が報告をします。

続いて、その報告に対する『質疑』、全ての分科会にまたがる内容についての『質疑(総括質疑)』、『討論』、そして『採決』という流れです。

こうして、決算議案に対する賛否(認定するか否か)の採決が行なわれました。



フジノは「一般会計」「病院事業」決算認定に反対しました

この決算(2016年度分)は、上地新市長が作った予算に基づく決算ではありません。

吉田前市長が作った予算に基づいて執行された結果(決算)に対する審査です。

フジノは『一般会計』『病院事業』決算認定に反対しました。

予算決算常任委員会全体会での賛否一覧

予算決算常任委員会全体会での賛否一覧


『一般会計』の決算については、『ハコモノ3兄弟』の予算が執行された決算なので反対をしました。

芸術劇場・美術館・ソレイユの丘に対して、吉田前市長は結局のところ最後まで抜本的な改革を行ないませんでした。

赤字額は変わらないまま。

初当選からずっとハコモノに反対してきたフジノは、2016年度当初予算案にも反対しました。当然ながら、この決算にも賛成することはできません。

『病院事業』に反対した理由は、昨年度の決算で激しく改善を要求した『単コロ』が2016年度は改善されていないからです。

議会がチェックできない方法で横須賀市が行なっていた8.5〜12億円もの短期貸付の問題

こうした激しい追及を経て、2017年度(今年)の当初予算案ではついに不透明な短期貸付金は廃止されました。

けれども、本議会で審査対象になっているのは、まだ『問題の貸付を行なっていた2016年度の決算』です。

予算書にも決算書にも記載されず、議会も全くチェックできない上に、市長決済だけで12億円も無担保で貸し付けるという、この異常なやり方を絶対に認めません。

したがって、2016年度決算には反対しました。

改めて決算書を読んでも1行も記されていないのだから本当にあってはならない手法だと思います。

「2016年度地方公営企業決算監査意見書」より

「2016年度地方公営企業決算監査意見書」より


同じ問題意識を持って下さっている監査委員による『地方公営企業決算監査意見書』に唯一このような記述がなされました。

ありがたいことに、この9月議会の決算審査のスタート時に監査委員へフジノが質疑を行なった際に

「藤野委員のご指摘もあって貸付を解消することができました」

と監査委員から答弁を頂いてしまいました。ありがたいお言葉。。。

けれども、たしかに議会で問題視して質疑をしたのはフジノひとりですが、実際には監査委員のみなさまの存在があって初めて実現することができました。

2017年度からこの短期貸付金を廃止することができたのは、何よりも監査委員のみなさまのご尽力のおかげです。

こうして、『予算決算常任委員会・全体会』は終わりました。

最終的には、フジノの反対もむなしく、全ての決算は『認定』することと多数決で決まりました。

10月16日(月)に開かれる本会議でも、今日と同じ結果で採決されることになります。

最後に、学童クラブにおいて補助金の不正使用があった為、今回の決算には『附帯決議案』が教育福祉常任委員会の有志から提案される予定です。

さあ、全ての審査が終わりました。

あとは本会議を残すのみです。



今年も「子どものための音楽会」は大成功!/児童生徒の5ヶ月間の練習の成果を見せてもらいました

「子どものための音楽会」へ

今日は、横須賀芸術劇場へ向かいました。

会場にて

会場にて


毎年夏休みに開催されている『子どものための音楽会』を鑑賞する為です。

参加した児童生徒たちの感想を聴いて、この取り組みの持つ高い教育的な意義を理解してからは、毎年フジノは訪れるようにしています。



演奏し、歌うのは「子どもたち」です

「子どものための〜」というタイトルからすると、「『観客』が子どもたちなのかな?」と思われるかもしれません。

でも、そうではなくて、演奏・合唱を披露する『パフォーマー』の大半が子どもたちなのです。

しかも、このステージに立つことができるのは、各学校から選ばれた生徒たちだけ。

吹奏楽部の生徒たちにとっては、この『子音』出演の為の選抜オーディションはかなり気合いが入る場なのだそうです。

それは体育会系の部活動の生徒たちにとっての『中総合』みたいなものだそうです。

「第27回子どものための音楽会」プログラムより

「第27回子どものための音楽会」プログラムより


そして、毎年プログラムの最後を飾るのは、「組曲『横須賀』」です。

これは團伊玖磨さんが作曲した、横須賀市政75周年(この時、市は『文化の元年』を宣言しました)に制作して頂いた名曲です。

第5楽章まである壮大なスケールの組曲で、フジノは幼い頃から横須賀交響楽団の演奏で親しんできました。

聴いたことのある方々ならお分かりいただけると思うのですが、第1楽章が始まるとホルンのカッコいい演奏でこころが湧き上がるような感じがします。

そして最後の最後、第5楽章では明るいこどもたちの「♪コンニチハ、コンニチハ」の歌声を聴くと、横須賀の未来がパーッと開けていくような気持ちになります。

この組曲を、なんと市内の中学校17校の吹奏楽部が演奏するのです。もちろん、吹奏楽部バージョンに編曲し直されて入るのですが、かなり難しい演奏になります。

また、この組曲にとって合唱はとても重要な位置を占めているのですが、これを歌うのが市内の各学校から選抜された小中学生たちなのです。

総勢300名以上にもなります。

スケールの大きな組曲を、大勢の児童生徒たちが4月〜8月まで5ヶ月間一生懸命に練習をして、それを披露するのがこの場なのです。

横須賀市教育振興基本計画(第2期)より

横須賀市教育振興基本計画(第2期)より


この取り組みは『横須賀市教育振興基本計画(第2期)』にも位置づけられています。

【目標1.子どもの学びを豊かにします】
・施策1.教育活動の充実
・事業16
・目的:
子どもがよこすか芸術劇場で、横須賀を主題とした芸術作品(組曲「横須賀」)に直接触れる機会を設けることにより、郷士を愛する心を育てます。また、吹奏楽部の合同バンドによる演奏や小中学生の作詞・作曲による作品の演奏を聴くことにより、文化活動への関心および意欲の向上を目指します。

毎年、選抜された児童生徒たちの練習は、5ヶ月という短い期間の中で完成に向けて取り組まねばならないので、それはとても厳しい時もあります。

けれども、児童生徒たちはこの厳しい練習を乗り越えてステージを終えると、ほとんどが「また来年も歌ってみたい(演奏してみたい)」という感想を持つそうです。

さらに、『子どもたちの音楽会(子音)』に出演したことがある人限定の、OB・OGグループも作られています。それくらいに、一生の大きな位置を占めるくらい印象的な半年間なのです。



ぜひ来年はあなたも子どもたちを応援しにいらして下さいね!

この取り組みの為に、教育委員会予算279万5000円が計上されています。

2014年度予算説明資料より

2014年度予算説明資料より


実際には、いろいろな方々の熱意やボランティア的な協力に支えられているので、予算にはのらない人件費も含めれば、数百万円にのぼるのかもしれません。

ただ、こうした金額に見合う児童生徒たちへの成果が得られている事業だとフジノは考えています。

また、観客も毎年多くいらして下さいます。たぶん今年も1800〜2000人くらい入っていたでしょうか。大盛況でした。

このような取り組みをこれからも続けていきたいとフジノは考えています。

場内の撮影が禁止されているので、迫力あるステージの様子などが画像でお伝えできずに残念です。

だから、来年はぜひみなさまもじかに足を運んでみてはいただけないでしょうか。

入場料は無料ですし、どなたでも鑑賞できます。

児童生徒たちのがんばりを応援する為に、来年はぜひあなたもいらして下さいね!

参加された約300名の小中学生のみなさん、そしてOB・OGのみなさん、素晴らしい演奏と合唱をありがとうございました。そして厳しい練習漬けの5ヶ月間、おつかれさまでした。

また、指導にあたられた教職員のみなさま、さらに当日の運営に協力して下さった教育委員会・教職員のみなさまも、本当におつかれさまでした。

児童生徒の可能性を伸ばす為に、どうかこれからもみんなでこの音楽会を盛り上げていきましょうね!



ハコモノ改革をしなかった市長の姿勢がこんな過ちを起こさせた/外郭団体が最高3万円分の招待状を全市議へ

芸術劇場の指定管理者=外郭団体が市議全員に3万円分の招待状を送った

けさの朝日新聞の記事です。

2014年6月7日・朝日新聞より

2014年6月7日・朝日新聞より


こういう招待状が送りつけられるたび、即、フジノは捨てています。

だから、今回の記事を読んで「そういえば捨てたな」と招待状の存在を思い出しました。

横須賀芸術劇場開館20周年記念講演ご招待のご案内

横須賀芸術劇場開館20周年記念講演ご招待のご案内


政治家をしていると、あらゆるところからこういう無料の招待状がきます。

そんな物が届くたびに、誇りを持ってゴミ箱に捨てれば良い、と思います。



トップのだらしない姿勢がだらしない運営を招いた

しかし、民間団体や企業が無料招待券を送ってくるのと、市の外郭団体が送るのとでは意味合いが違います。

過去にフジノは、横須賀芸術劇場の職員から

「フジノさんは招待しても来てくれない」

と批判されたことがあります。

その批判を聴かされた時、むしろ自分の正しさが評価されたのだと感じました。

政治家に転職して以来、フジノはずっと横須賀芸術劇場を『ハコモノ3兄弟』として厳しく批判し続けてきました。

歴代の市長に対してフジノは誰よりも厳しく改革を求めてきました。

吉田市長は「見せかけだけの改革」をして、再び外郭団体を選びました。

フジノは、その選考委員会の公開プレゼンテーションにも立ち会いました。

選考委員会が出した結論は「おかしい」と強く感じました。

だから、外郭団体を指定管理者として選んだ議案にも反対し、反対討論も行ないました。

2013年3月27日「議案への審査結果」より

2013年3月27日「議案への審査結果」より


一般質問でも、この結果について厳しく市長を追及しました。

しかし、市長は「満足している」と答弁しました。

そういう市長の姿勢が、このように朝日新聞から報道される過ちを招いたのだと感じています。



吉田市長は改革なんてしていない/ハコモノ3兄弟の長男・横須賀芸術劇場の「赤字」

不公平な税金の使われ方に怒りを覚えた予算

予算議会が終わりました。

吉田市長による税金の不公平な使い方に対して、フジノは強い怒りを感じ続けた1ヶ月間でした。

その予算の中身を、少しずつ市民のみなさまに紹介していきたいと思います。

吉田市長の「ハコモノ改革」は失敗そのもの

フジノがこのまちの『負の遺産』として、『ハコモノ3兄弟』と名づけた3つの施設があります。

横須賀芸術劇場、横須賀美術館、長井海の手公園ソレイユの丘の3つです。

吉田市長はハコモノ改革を訴えて市長に当選しましたが、この5年間、抜本的な『改革』とは程遠い小手先の『改善』に終始しています。

まずはこのハコモノの現実をみなさまにお伝えしていきたいと思います。

公募はアリバイづくり、外郭団体がまた選ばれただけ

2010年予算議会の本会議でのフジノの一般質問において、「横須賀芸術劇場は次期指定管理者を公募で行なう」と述べました。

フジノはこの答弁に対して「問題を抜本的に見直すことにはなっていない」と厳しく追及しました。

当時、この質疑をタウンニュース紙が報じてくれました。

2010年3月12日号タウンニュース紙より

2010年3月12日号タウンニュース紙より


そして2012年10月、実際に『公募』は行なったものの、素晴らしいプレゼンテーションを行ない審査委員を魅了した民間事業者は選ばれませんでした。

再び選ばれたのは、従来通りの市の外郭団体でした。

指定管理料カットも答弁どおりにできず

この『茶番劇』の後、それでも改革の為にフジノは追及を続けてきました。

2012年12月議会の本会議における一般質問でフジノは、こう問いました。

2012年12月議会・本会議
question (フジノ)
平成22年第1回定例会での僕の質問に対して、市長は、公募による指定管理料の削減額は年間約3,600万円という試算を示しました。

そこで伺います。

【質問】
今回提出された収支計画書・事業計画書では、候補者に選ばれた市の外郭団体は年間いくら指定管理料を削減できるのでしょうか

answer (政策推進部長)
次に、候補者に選ばれた市の外郭団体の収支計画書、事業計画書での削減できる指定管理料の見込みについて御質問をいただきました。

今回、選考委員会が選考いたしました横須賀芸術文化財団の単年度の指定管理料提案額は3億8,800万円であります。現行の指定管理料からは約3,200万円の削減ができる見込みでございます。

しかし、この答弁も真っ赤なウソでした。

2013年度当初予算説明資料・政策推進部より

2013年度当初予算説明資料・政策推進部より


2013年度の指定管理料は4億2004万円です。

2014年度当初予算説明資料・政策推進部より

2014年度当初予算説明資料・政策推進部より


2014年度の指定管理料は3億9909万円です。

4億2004万円-3億9909万円=2095万円

2095万円しかカットできませんでした。

答弁の「年間約3200万円削減できる」という試算でも『小手先の改善』に過ぎません。

しかし、その答弁さえウソで、3200万円のカットは実現できませんでした。

つまり、吉田市長による芸術劇場の『改革』などは、存在していないのです。

指定管理者を公募したというアリバイづくりと、その結果として1000万円ほどの『改善』があっただけです。

フジノはこういう吉田市長のニセモノの改革が大嫌いです。

横須賀芸術劇場の「管理・運営費用の赤字」

ハコモノが持つ問題は、大きく2つに分けられます。

第1に『建設費用の借金』です。

第2に『管理・運営費用』です。

建物も内装も時が経つにつれて古くなります。修理費用も必要になりますし、使用している設備も更新していかなければならないので、ずっと多額の税金が出ていくことになります。

それが『管理・運営費用』です。

2014年度予算における横須賀芸術劇場の支出は合計6億6231万円です。

内訳は、下の通りです。

1.管理事業費
指定管理料 3億9909万円
ベイスクエアよこすか一番館共用部分負担金 1億3613万円
舞台用備品購入費 310万円
建物総合損害共済基金分担金 60万円
修繕料 300万円
合計 5億4191万円

1ですが、芸術劇場は市の外郭団体に運営を委託しており、指定管理料(=委託金のことです)を支払っています。

2.設備更新事業
舞台機構設備 6280万円
舞台音響設備 547万円
建物設備 5212万円
合計 1億2040万円

4の建物整備に対して、県から750万円の補助金が出ました(県からの補助金も、もともとはみなさまの税金です)。残りは、横須賀市が新たに1億770万円の借金をしました。

かたや、市への収入はゼロです。

つまり

収入0円-支出6億6231万円=赤字6億6231万円

となります。

この財政危機の横須賀において、ムダ使いは全て無くすべきです。

低所得世帯のこどもたちが安心して学校に行かれる補助も十分に出さない横須賀です。

それなのに今、こんなにも税金を使ってまで芸術劇場が必要でしょうか?

もっとこどもたちの暮らしを守る為に税金は使うべきです!

「第26回子どものための音楽会」が大成功に終わりました/財政が厳しい時こそこどもたちの為にこそ税金は重点投資すべきだと信じています

「子どものための音楽会」をご存知でしょうか

今年も、横須賀市教育委員会の主催による『子どもの為の音楽会』横須賀芸術劇場にて開催されました。今回で第26回目となりました。

子どものための音楽会が開催されました

子どものための音楽会が開催されました


タイトルだけ見ると、観客席に子どもたちが居て、子どもたちの為に演奏が行なわれるイメージかもしれません。

実際は全く逆で、演奏をするのも歌を歌うのも小中学校・高校のこどもたちで、素晴らしい楽曲が提供されます。

そして観客席にいるのは、大人たちです。

20130818concert1


フジノは毎年お邪魔しているのですが、こどもたちがこの日の為に5か月間も練習をして本番に挑むので、その演奏と歌の素晴らしさにいつも圧倒されています。

プログラム

  1. 箏と吹奏楽の演奏
    ○ さくら変奏曲
  2. 吹奏楽演奏
    ○ バラの謝肉祭
    ○ フィエスタトロピカーレ
  3. 平成24年度作詞作曲入選作品発表
  4. 合唱と吹奏楽のための組曲「横須賀」より
    第1 楽章序章ふるさとよ- 黒船来たる
    第4 楽章白きかもめ-弟橘媛命追慕
    第5 楽章コンニチハー港で 終章 この手で

今年も素晴らしい2時間でした。



「財政危機」の時こそ、こどもたちの為にこそ税金は重点投資すべきだと思います

フジノが所属している『教育福祉常任委員会』の予算書には、毎年この『子どものための音楽会開催費』いう費目が必ず出てきます。

今年2013年度の当初予算案では283万2000円でした。

教育費の『学校指導費』において、『組曲「横須賀」子どものための音楽会開催費』として計上されています。

よこすか芸術劇場8月18日(日)

(1)合唱団等謝礼

148万8,000円

(2)ポスタ一等印刷費

11万6,000円

(3)楽器等運搬費

41万6,000円

(4)会場使用料

64万4,000円

(5)その他事務費

16万8,000円

実際にこの音楽会に足を運んでいただければ、283万円の支出には必ず納得していただけるとフジノは考えています。

フジノは、こどもたちへの投資は積極的に行なうべきだと考えていますし、この取り組みはまさにこどものたちの為になっている税金の使われ方だと確信しています。

しかも上の金額はあくまでも税金で支出している部分のみで、実際には本当に多くの関係者の方々が手弁当(ボランティア)で献身的に参加して下さっているのです。

20130818concert2


横須賀芸術劇場の座席数はだいたい1800席ほどなのですが、2011年度の『子どものための音楽会』の入場者実績は約2200人でした。

2時間超の長丁場であることと、参加しているおこさんの出演が終わると観客席の保護者の方が入れ替わるということもあって、常にほぼ満席の状態という盛況ぶりです。

今回は、市内17中学校の吹奏楽部の合同バンドと合同合唱団、29小学校の小学生合同合唱団が参加しました。総勢300名以上となります。

300名といっても、その児童生徒たちはオーディションで選ばれたこどもたちなのです。

(今では「子どものための音楽会」OBバンドも立ち上がったそうです)

さらに『横須賀市合唱団体連絡協議会合唱団』のご協力を頂いて、毎年最後には『組曲「横須賀」』の演奏があります。

この演奏と横須賀市歌の合唱は、このまちを愛する心をさらに育んでくれるのを感じます。

ステージだけでなく、観客席のみなさまもプログラムに印刷された横須賀市歌の歌詞カードを見ながら一緒に歌います。

フジノは全ての歌詞が好きな訳では無いのですが(現代ではちょっと納得できない部分もありますので)、それでも年1回ここで横須賀市歌を歌うと心が熱くなるのを感じます。

今日のブログで、あえて予算のことをとりあげてその意義を語ったのも、こうした取り組みを「廃止すべきだ」という声が一部であがっているからです。フジノは大反対です。

「財政が厳しい」と繰り返し繰り返し言われますが、フジノはこうした取り組みにこそ税金が使われるべきだと固く信じています。

指揮の大木孝雄先生をはじめ、本日の為に半年近くご尽力いただいた関係者のみなさま、おつかれさまでした。

そして、部活やテスト勉強もありながら練習を乗り切った中学生のみなさん、各地域から練習の為に通ってがんばった小学生のみなさん、おつかれさまでした。素晴らしかったですよ。

会場にお客様としていらして下さった保護者のみなさま、OB・OGのみなさま、ありがとうございました。

これからもこの取り組みがいつまでも続いていくように、どうか応援をお願いいたします。



2012年12月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。

1. 学校敷地内に仮処分として埋設されている除染土を学校敷地の外へ早期に移設する為の、9月議会以降の本市の対応について

昨年の福島第一原発の事故を受けて、本市内の学校においても、除染の基準値を超えた土砂が発生しました。

約7トンの除染土を校庭など学校の敷地内に今も埋設しています。

これを一刻も早く学校の敷地外へ移設するように、僕は市長らと繰り返し議論を重ねてきました。

本市には、児童生徒と保護者の不安を拭い、安心を守る責任があるからです。

そこで、9月議会以降の本市の対応をうかがいます。

(1)市外の産業廃棄物処理事業者への処理の依頼について

教育委員会がわずか7トンの土砂への対応に苦慮している一方で、上下水道局では有馬浄水場の天日乾燥床で発生した放射性物質を含む汚泥1,500トンを、市外の民間企業に委託して、搬出処理させます。

上下水道局資料より

上下水道局資料より


そこで、9月議会の一般質問において僕は「教育委員会も上下水道局と同じように処理すべきではないか」と提案しました。

答弁において市長は、「この業務委託する事業者が決まり次第、除染土の受け入れが可能かを問い合わせる」と約束しました。

すでに10月10日に入札も終わり、業者は決まっています。

そこで、市長にうかがいます。

【質問1】
①委託業者の決定後、本市は除染土の処理を事業者に依頼したのでしょうか。

【質問2】
②そしてどのような回答を受けたのでしょうか。

【質問3】
③その回答を受けて、本市は今後どのように対応していくのでしょうか。

お答え下さい。



(2)下町浄化センターのコンテナへの移設について

上下水道局の下町浄化センターでは、放射性物質が検出された汚泥焼却灰をコンテナで保管しています。

かねてから除染土をここに移設すべきだとの提案が議会からも出され、教育委員会も上下水道局に打診したのですが、拒否されました。

拒否の理由を聴いても、児童生徒と保護者の安心と比較して合理的な判断だとは僕には考えられませんでした。

そこで、上下水道局長・教育長にうかがいます。

【質問4】
①9月議会以降、上下水道局は下町浄化センターのコンテナへの除染土の移設について改めて検討したのでしょうか。

【質問5】
②教育委員会と上下水道局はこの件について再度協議したのでしょうか。

お答え下さい。



(3)東京電力への対応について

8月30日、教育委員会は除染土の処理を東京電力に対して申し入れました。

そして、引き続き協議していきたいとの説明がありました。

また、常任委員会では「市長が東京電力に対応すべきだ」との指摘もありました。

そこでうかがいます。

【質問6】
①市長は東京電力に対して対応を求めたのでしょうか。

【質問7】
②教育委員会は東京電力への申し入れを継続しているのでしょうか。

お答え下さい。



2.中途退職した市幹部職員らの退職理由への吉田市長の不適切な発言について

吉田市長が就任した後、7名の市幹部職員が定年を前に中途退職しました。

市長の交代で幹部職員が大量に辞職した例は過去に無く、この事態は市議会でも問題視されました。

平成22年9月議会では上地議員が、今年2月議会では田辺議員が一般質問を行ない、その原因と市長の任命責任について質しました。

吉田市長は、慰留はしたけれど、残念ながら本人たちの健康や家庭の問題などを理由とする退職意思が極めて強かった為に引き止められなかった、と答弁しました。

つまり、マネジメントの問題や前市長に任命された幹部職員との軋轢が原因ではない、あくまでも個人的な事情によるものだとしました。

しかし一方で市長は、議会答弁と異なる発言を行なっています。

7月8日に開催されたグロービス経営大学院主催の「あすか会議2012」の分科会にパネリストとして出演した吉田市長は、

「退職した部長たちは変革について来ることができていなかった」

と発言しました。

この発言は、今も主催者のホームページに掲載されています。

(1)不適切な発言を行なったことを謝罪し撤回すべきではないか



まず、市長が議会内外で発言を使い分けたことは虚偽の答弁をしたことであり、大きな問題です。

しかし、それ以上に問題なことは今回の吉田市長の発言は、退職した市幹部職員を貶める不適切な発言だからです。

吉田市長流のやり方に賛同できなければイコール変革について来ることができなかったことになるとは大変に失礼で、極めて不適切な発言です。

【質問8】
吉田市長は退職した職員の方々に率直に謝罪すると共にこの発言を撤回すべきではないでしょうか。

お答え下さい。



(2)このような発言は市長として固く慎むべきではない



人間には本音と建前があるのは当然ですが、市長として正式に議会で答弁した以上、公職にある限りはその言葉をどこまでも貫くべきです。

軽々しく外部の講演やイベントで議会答弁と異なる発言をすることは論外で、固く慎むべきです。

【質問9】
市長はこの指摘をどう受け止めているのでしょうか。

お答え下さい。



3.横須賀芸術劇場の指定管理者の選考結果と今後の改革について

多額の借金をして建設し、赤字を垂れ流している「芸術劇場」「美術館」「ソレイユの丘」、いわゆる「ハコモノ3兄弟」の改革について歴代の市長と僕は議論を重ねてきました。

「勝手連」として吉田市政の誕生を応援したのもハコモノ行政を徹底的に改革して欲しいと願ったからでした。

平成21年9月議会で吉田市長は、芸術劇場改革の具体策として管理運営を行なう指定管理者をこれまでの「指名」から「公募」に切り替えると明言しました。

公募によって競争性を確保し、さらなる経費の削減とサービスの向上を目指すとしたのです。

その方針に基づいて条例改正が行なわれ、「芸術劇場等指定管理者選考委員会」が設置されました。

7月には応募要項の配布と説明会が開催されて、公募に手を挙げた3事業者による公開プレゼンテーションも行なわれて、11月12日、3度目の選考委員会の場で候補者が決定しました。

その結果、他の事業者に大差をつけて選ばれたのは、現行のままの市の外郭団体でした。

(1)選考結果を市長はどう受け止めているか



公募に応じた2つの民間事業者は、「JTB」と「キョードー東京」を筆頭とする共同事業体でした。どちらも知名度も実績もあり、スケールメリットも期待できました。

公開プレゼンテーションを実際に僕は聞きましたが、高い収益性と経費削減の効果と共に、地に足がついた文化振興が見込める提案でした。

にも関わらず、従来の提案の域を出なかった市の外郭団体が選ばれてしまいました。

この結果は極めて残念で、吉田市長の芸術劇場改革は失敗に終わったと僕は感じました。

【質問10】
市長はこの選考結果をどのように受け止めているのでしょうか。

お聞かせ下さい。



(2)評価採点の結果、民間事業者が市の外郭団体よりも200点・400点も下回った理由は何故か



民間事業者の提案は、地に足がついていながらも未来に希望を持たせるものでした。

しかし、採点結果は、2700点満点のところ、市の外郭団体が2013点、キョードー東京共同事業体が1888点、JTBC・ハリマ・シグマ共同事業体が1671点と大きな点差がつきました。

この結果に、僕は、率直に強い疑問を感じています。

採点結果によれば、選考基準4(財務内容・人員確保・人的措置・管理経費の設定・収支計画・管理実績)と選考基準5(普及・育成事業計画・事業実績報告書・サービス提供・舞台運営)の2項目で民間事業者はかなり低い評価を付けられました。

また、選考基準3(管理経費の削減)では、最も低い指定管理料を提案したにも関わらず、市の外郭団体をわずかに5点上回っただけでした。

配布された資料と公開プレゼンを見れば市民のみなさまも僕と同じ感想を持つはずです。

「はじめから外郭団体が選ばれる前提だったのではないか」と。

そこで伺います。

【質問11】
これほど大きな点差がついた具体的な理由はどこにあるのでしょうか。可能な限り、詳細にご説明ください。



(3)駐車場管理(ベイスクエア・パーキング)の記述の必要性が十分に理解されなかった理由は何か

公開プレゼンの場で、民間2事業者ともに申請書類に駐車場管理についての記述が無かったことを内部委員である市の課長が指摘しました。

強い違和感を覚えながら僕は「ここで点差を付けるつもりだな」と感じました。

2事業者とも、駐車場管理のノウハウを持つ企業と共同事業体を組んでおり、選考委員からの口頭での質疑にはしっかりと回答していました。1社ならばともかく2社とも同じ記述ミスをするでしょうか。

駐車場管理を記述する必要性が、何故、市の外郭団体にしか理解されなかったのでしょうか。

そこで伺います。

【質問12】
募集要項や説明会での本市の説明に不備があったのではないでしょうか。

お答え下さい。



(4)今回候補者に選ばれた市の外郭団体が削減できる指定管理料はいくらになる見込みか

平成22年第1回定例会での僕の質問に対して、市長は「公募による指定管理料の削減額は年間約3,600万円」という試算を示しました。

そこで伺います。

【質問13】
今回提出された収支計画書・事業計画書では、候補者に選ばれた市の外郭団体は年間いくら指定管理料を削減できるのでしょうか。



(5)吉田市長による芸術劇場の改革は「指定管理者の公募」以外にあるのか

結局は、市の外郭団体が開館から合計26年間にわたって横須賀芸術劇場の運営管理にあたることになります。

これではサービス向上やさらなる経費削減が実現するとは極めて考え難く、さらなる改革が必要だと僕は考えています。

そこで伺います。

【質問14】
吉田市長による芸術劇場の改革は、指定管理者の公募以外にあるのでしょうか。お答え下さい。



4.市長部局による性的マイノリティ支援の取り組みを強化する必要性について

今年度の「人権施策推進会議」の議題には『性的マイノリティの人権について』が加えられ、現場で支援に取り組んできたNPOの代表が新たに委員に委嘱されました。


しかし、実際に開催された人権施策推進会議では、事務局である人権・男女共同参画課は消極的な姿勢に終始しました。

法的根拠が無い、担当する主管課が無い、などの発言をしたり、事務局による独自資料の提供も無く、「推進会議」の議論も低調に終わりました。

(1)性的マイノリティ支援の根拠は「横須賀市人権施策推進指針」ではないのか

本市は平成19年に「横須賀市人権都市宣言」を行ない、平成21年には宣言に基づいて「横須賀市人権施策推進指針」を策定しました。

その中で「性的マイノリティの人権」が人権課題であること、問題への認識を深め、的確な施策を検討し展開していくことをすでに明記しています。

そこで、うかがいます。

【質問15】
この「指針」こそ、本市が性的マイノリティ支援に取り組まねばならない明確な根拠ではないのでしょうか。

(2)市長は、性的マイノリティ支援の根拠を明確化すべきではないか

僕は『人権施策推進指針』こそすでに明確な根拠だと考えています。

しかし、根拠法が無い為に十分に取り組めないと事務局が言うのであれば、吉田市長はその根拠となる新たな位置づけをすべきです。

そこでうかがいます。

【質問16】
①性的マイノリティ支援の「担当部局」はどこなのか市長が明確に指定すべきではないでしょうか

【質問17】
②性的マイノリティ支援を本市の取り組みとして位置づける為に「条例化」を検討すべきではないでしょうか

【質問18】
③「(仮称)第4次横須賀市男女共同参画プラン」に性的マイノリティ支援を盛り込むべきではないでしょうか。

国では『第3次男女共同参画基本計画』において性的マイノリティへの対応を盛り込んでいます。

本市が現在改訂作業を行なっている『(仮称)第4次横須賀市男女共同参画プラン』にも性的マイノリティ支援を盛り込むべきではないでしょうか。



(3)市長部局の性的マイノリティ支援の取り組みの現状を市長はどう考えているのか

これまで本市は自他共に認める性的マイノリティ支援に熱心なまちだと僕は受け止めてきました。

それが何故こんな事態になってしまったのか、改めて振り返ってみました。

すると、これまで数年間にわたって様々な取り組みを行なってきたのは、市長部局ではないことに気が付きました。

あくまでも「教育委員会」と、市長部局ではありますが「保健所健康づくり課感染症対策係」が熱心に取り組んできたのです。

同じ市役所という組織であるにも関わらず、問題意識や取り組みの成果や課題などが市長部局に共有されておらず、何故ここまで乖離しているのかと強い疑問を感じました。

そこで伺います。

【質問19】
市長部局の性的マイノリティ支援の取り組みの現状を市長はどのように考えているのでしょうか。




(4)市長は、性的マイノリティの当事者の方々とお会いする意思はあるか

教育長を筆頭に、歴代の部長・課長を初めとする教育委員会が熱心に性的マイノリティ支援に取り組んできて下さった理由も改めて考てみました。

すると1つのことに思い当たりました。

平成20年9月議会、僕は教育長に対して「性的マイノリティの当事者である若者たちと実際に会っていただきたい」と提案しました。

教育長は提案を快諾して下さり、その後すぐに教育長・部長・課長らが当事者の方々と意見交換をしてくれました。

また、この分野の研究者で日本のリーダー的存在の方も、たびたび教育委員会を訪れて意見交換を継続しています。

こうした当事者の生の声に誠実に耳を傾ける姿勢が、教育委員会の熱心な取り組みに結実しているのではないかと思うに至りました。

そこで市長に提案します。

【質問20】
市長は、性的マイノリティの当事者の方々とお会いして、生の声に耳を傾ける意思はあるでしょうか。

お答え下さい。



5.相次ぐ米兵犯罪への、より実効性のある具体的対策を米軍に提案する必要性と本市独自の取り組みの必要性について

沖縄県での米兵による集団強姦致傷事件を受けて、米軍は夜間外出禁止令を発したものの、米兵による事件が相次いでいます。

さらに11月23日には、米海軍横須賀基地に所属する米兵が公然わいせつ罪によって逮捕されました。

国内外で広く取り入れられている犯罪学の『割れ窓理論』に基づけば、こうした軽微な秩序違反行為をしっかり取り締まらなければ、いずれは凶悪犯罪が起こりうるとしています。

本市ではかつて複数の強盗殺人が起きています。

そうした被害者の犠牲を絶対にムダにしない為にも、凶悪犯罪を再発させてはなりません。

3日前には、米海軍横須賀基地に所属する全ての兵士の飲酒を禁じる夜間禁酒令が出されました。

しかしこんな禁止令はまず実現不可能で、逆に、状況を悪化させるのでは無いでしょうか。

むしろ、ささやかなことであっても実現可能な対策を1つずつ実施していくことこそ必要だと僕は考えています。

(1)米海軍横須賀基地のゲート等で入退出を把握できるシステムは設置されているか

11月19日、沖縄県の抗議を受けた在沖縄米海兵隊の政務外交部長が「全ての兵士の外出チェックは困難だ」との考えを示したと報道されました。

パスモのようなIDカードを使っての入退出の履歴管理は民間企業ではもはや当たり前に行なっています。

けれども米軍では、こうした初歩的な対応さえ成されていないとすれば問題です。

そこで市長に伺います。

【質問21】
①現在、米海軍横須賀基地では、入退出は把握できていないのでしょうか。

【質問22】
②もし把握できていないのであれば、入退出履歴管理システムの導入などを米海軍に提案すべきではないでしょうか。



(2)本市もできる取り組みを行なうべきではないか

まもなく年末で、これから飲酒量が増える時期です。

米軍自身による綱紀粛正の徹底は当然ですが、市民の安心安全を守るという観点から本市が自らできることに取り組むべきです。

例えば、『基地周辺地区安全対策協議会』を再開して、具体的な対策を考えていくことなどが必要だと僕は考えます。

そこで市長に伺います。

【質問23】
本市が決断すれば実施できる取り組みを積極的に行なっていくべきではないでしょうか。

お答え下さい。

以上で僕の1問目を終わります。



市長の答弁

御質問ありがとうございました。

まず、学校敷地内に仮処分として埋設されている除染土を学校敷地外へ早期に移設させる為、9月議会以降の本市の対応について御質問をいただきました。

また、市外の産業廃棄物処理事業者への処理の依頼、その回答、今後の対応についてはまとめさせていただき、回答いたします。

上下水道局の入札後、落札した業者に学校除染土の引き取りについて依頼しました。

その結果、

「受け入れた土砂は、中間処理をして、主にセメント会社へ引き渡している。自社で放射性物質が含まれている土砂を扱っていることを騒がれると、セメント会社から受け入れを拒否されかねないという風評被害を受けるおそれがあることから、引き取りできない」

という回答でした。

今後も、引き続き処理を受け入れていただける事業者を探していきたいと考えています。

次に、下町浄化センターのコンテナへの移設についてのうち、9月議会以降、上下水道局は下町浄化センターのコンテナへの除染土の移設について、改めて検討したのかについては、上下水道局長から、教育委員会と上下水道局は、この件について再度協議したかということについては、教育長から、それぞれ答弁いたします。

次に、「東京電力に対して対応を求めたのか」という御質問をいただきました。

第3回定例会本会議一般質問でも答弁しましたが、その時点と状況は変わらず、国あるいは東京電力の責任で行うべきことなのか、方向性が見えていない段階なので、直接、東京電力に対して申し入れは行っていません。

次に、教育委員会は、東京電力への申し入れを継続して行っているのかについては、教育長から答弁いたします。

次に、市長就任後に中途退職をした幹部職員の退職理由についての議会外での不適切な発言について謝罪し、「撤回すべきではないか」という御指摘について、また、「このような発言は市長としてかたく慎むべきではないか」という指摘について、あわせて回答いたします。

7名の幹部職員の退職理由につきましては、これまで議会で答弁したとおり、本人の事情であり、家庭の問題や自身の健康問題等です。

パネリストとしての私の発言は「退職の決断に当たっては、変化、変革への対応ということも影響したのではないか」という感想を述べたもので、これまでの退職理由との使い分けを行ったわけではありません。

今後については、誤解を与えることがないよう、発言にはこれまで以上に留意していきたいと考えています。

次に、「芸術劇場の次期指定管理者の選考結果についてどう受けとめているのか」という御質問をいただきました。

『選考委員会』は、一部を除き、公開の場で実施され、公正に行われました。

したがいまして、委員会の評価は妥当なものであり、尊重すべきものであると考えています。

次に、評価採点の結果、民間事業者が市の外郭団体よりも大きな差がついた具体的な理由について御質問をいただきました。

選考基準ごとの評価については、総合的な評価によるものであって、管理経費の削減についても、単に提案額が低いということで評価されるものではなく、その実現性や正当性なども勘案されての評価であると認識しています。

詳細な評価の内容については、選考委員会の選考結果報告書の提出を受けた後、平成25年第1回市議会定例会に指定議案を上程した際に説明させていただきます。

次に、駐車場管理の記述の必要性が十分に理解されなかった理由及び今回、候補者に選ばれた市の外郭団体が提出した収支計画書、事業計画書での削減できる指定管理料の見込みについては、政策推進部長から答弁いたします。

次に、「芸術劇場の改革は『指定管理者の公募』以外にあるのか」という御質問をいただきました。

芸術劇場の公募については、今回、初めての実施であり、民間事業者から意欲あふれる提案をいただきました。

現在の指定管理者である横須賀芸術文化財団にとっても、民間事業者と競争するという初めての経験のもと、一層の経営努力や魅力的な事業展開を提案していただきました。

市としては、この提案内容が着実に実施されるよう取り組んでまいります。

次に、性的マイノリティ支援について「その根拠は『横須賀市人権施策推進指針』ではないのか」という御質問をいただきました。

『横須賀市人権施策推進指針』では、人権施策の推進の基本的な方向として8つの分野を定めていて、性的マイノリティについては、新しく顕在化してきた『その他の人権課題』の1つとして位置づけています。この認識に基づいて、『人権施策推進会議』で取り上げていただいたところです。

次に、性的マイノリティ支援の担当部局の明確化について御質問をいただきました。

性的マイノリティの支援については、さまざまな視点から取り組まなければならない課題と認識しています。

今後、それぞれの視点に応じた分野の担当部局をさらに連携させるべく、人権・男女共同参画課を中心として定期的に会議を持つなどして、性的マイノリティ支援に取り組んでまいります。

次に、性的マイノリティ支援を本市の取り組みとして位置づけるための条例化の検討について御質問をいただきました。

現在のところ、性的マイノリティの支援について、条例化に向けた検討はしていません。

今後、『人権施策推進会議』で出された課題等を検討するとともに、先進的に取り組んでいる自治体の支援状況を調査したいと考えています。その中で、支援策の枠組みについても議論してまいります。

次に、『(仮称)第4次横須賀市男女共同参画プラン』に性的マイノリティ支援を盛り込むことについて御質問をいただきました。

『(仮称)第4次横須賀市男女共同参画プラン案』は、横須賀市男女共同参画推進条例に基づいて審議会の意見をいただきながら策定作業を進めています。

現在、パブリック・コメントを実施している段階ですので、策定中のプランへの位置づけは考えていません。

次に、市長部局の性的マイノリティ支援の取り組みの現状をどのように考えているのか、御質問をいただきました。

性的マイノリティの支援に関する事業の推進については、教育委員会、保健所、児童相談所、人権・男女共同参画課などが連携、協働して取り組んでいるところです。

次に、性的マイノリティの当事者の方々とお会いする意思の有無について御質問をいただきました。

性的マイノリティ支援の取り組みを進める上で、当事者団体の協力を仰ぐ必要があります。施策推進のため、性的マイノリティの当事者の方々とお会いし、意見をお聞きしたいと考えています。

次に、米海軍横須賀基地は、米軍関係者の入退室を把握できているのか。把握できていないのであれば、入退室履歴管理システムの導入を米海軍に提案すべきではないかという御質問をいただきましたので、あわせて回答いたします。

「横須賀基地へ入門の際はIDカードにより把握しているが、退室については把握できていない」と米海軍からは聞いています。

入退室履歴管理システムの導入との御提案ですが、民間企業におけるICカードと横須賀基地における入退出を同等に論じるべきではないと考えていますので、そのような提案をする考えはありません。

次に、「米軍関係者の事件を再発させない為、本市もでき得る取り組みを行うべきではないか」と御提案をいただきました。

議員御提案のとおり、米軍関係者の事件を再発させない為に、本市としても取り組むことは必要であると思います。毎月1回、金曜日の夜に、地元町内会の方が中心となり実施されている夜間パトロールには、本市としても積極的に協力しています。

また、事件の再発防止については、機会あるごとに米側に申し入れているところですが、今後におきましても、再発防止に向け、米側としっかりと話し合っていきたいと考えています。

私からは以上です。

政策推進部長の答弁

私からは、2点につきまして御回答させていただきます。

まず、ベイスクエア・パーキングの記述の必要性が十分理解されていなかった理由について御質問をいただきました。

公募に際しましては、劇場とベイスクエア・パーキングにつきまして、それぞれ募集要項や仕様書で明記をいたしまして、説明会においても、ベイスクエア・パーキングに対する意欲あふれる提案をされるよう説明をいたしましたので、不備があったとは考えておりません。

次に、候補者に選ばれた市の外郭団体の収支計画書、事業計画書での削減できる指定管理料の見込みについて御質問をいただきました。

今回、選考委員会が選考いたしました横須賀芸術文化財団の単年度の指定管理料提案額は3億8,800万円であります。現行の指定管理料からは約3,200万円の削減ができる見込みでございます。

上下水道局長の答弁

私からは、学校敷地内の除染土についてお答えいたします。

9月議会以降、下町浄化センターのコンテナへの除染土の移設について、改めて検討したのかという御質問をいただきました。

除染土の移設につきましては、局内で、改めて、今後の汚泥焼却灰の保管の見通しを踏まえ、検討を行いました。

第3回定例会本会議の一般質問においても答弁いたしましたが、下水道から発生する汚泥焼却灰を下町浄化センターに保管しておりますが、焼却灰の処分に関して先行きが見えない中で、日々、保管量が増加している状況にあります。

除染土の受け入れについては、現時点では困難であると考えております。

また、汚泥焼却灰及び除染土の処分方法等につきましては、国や東京電力が責任を持って対応すべきものと考えております。

教育長の答弁

私からも、学校敷地内に埋設されている除染土に係る御質問にお答え申し上げます。

教育委員会と上下水道局は、この件について再度協議したのかとの御質問をいただきました。

上下水道局とは継続して協議を行っていますが、ただいまの上下水道局長の答弁のとおり、保管する焼却灰が増え続けている状況では受け入れは困難であるとの回答です。

現在、除染土砂を埋設している場所の安全性は確保されておりますが、教育委員会としては、保護者の方々に安心していただくために、今後も空間線量の測定を定期的に行うとともに、引き続き、受け入れ可能な事業者を探していきたいと考えています。

次に、教育委員会は、東京電力への申し入れを継続して行なっているのかとの御質問をいただきました。

8月30日以降、状況に変わりはありません。

東京電力に対して、土砂処分の申し入れは行っていませんが、他都市の処分状況などの情報収集を依頼しています。

フジノの質問

市長、政策推進部長、上下水道局長、教育長、御答弁ありがとうございました。

それでは、一問一答の形で再質問を行います。

順番は異なりますが、まず、米兵犯罪への防止策から再質問を行います。

市長は、今、入場についてはIDカードを掲示することで管理ができているけれども、退出についてはチェックできていないということでした。これは、具体的には、どのような形で行っているのでしょうか。

市長の答弁

入場については、米兵あるいは米軍属の方がお持ちのIDカードでチェックをしていると、そのようにお聞きしております。

フジノの質問

たしか、IDカードは掲示するだけだったと思うのです。その点を確認させてください。非接触IDなどでチェックをしているのでしょうか。

市長の答弁

正確なシステムについて承知はしていませんが、たしか、赤外線のバーコード等で読み取りをしているというふうに認識しています。

フジノの質問

退出について管理していない理由はなぜかをお聞きしていますか。

市長の答弁

特に聞いていません。

フジノの質問

なぜ民間企業による入退出履歴管理と同等に論じるべきではないと市長が答えたのか、なぜ同等ではいけないのかということが理解できないのですけれども、その点、なぜそのような発言をしたのか、その意図をお示しください。

市長の答弁

純粋に、民間企業等の建物の入退出管理と米海軍基地という大きな敷地、家族も居住するような敷地と同等に扱うべきではないだろうと思って答弁しました。

フジノの質問

まず1点、戻るのですけれども、なぜ入場時はチェックするけれども、退場時はチェックしないのか。その理由は、ぜひ確認していただきたいと思いますが、いかがですか。

市長の答弁

確認はしてみたいと思います。

フジノの質問

(本会議場で「嫌々だろ」というヤジが飛ぶ)

「嫌々だ」という声が飛びましたけれども、本当にそうですね。僕も嫌々そうに聞こえました。

市民の安心安全を守るために、市長は、市ができることをやるというふうにおっしゃいました。

僕は、一番簡単な方法を提案しています。

『夜間禁酒令』をやっても、人間としてのいろいろな欲求などがありますから、年末でお祝いの時期になれば、クリスマスや年末年始にお酒を飲みたいでしょう。

それから、夜間に外出を禁止するといっても、なかなか本市の経済にとっても厳しい。

ならば、一番簡単なところからチェックをする。入退出を確認する。

そして、何か事件が起こったときにも、リアルタイムで誰がいるいないというのを米海軍が把握している。

これで誰がいないかというのはすぐ分かりますし、それをやれというのは、民間企業以上に規律が厳しく問われる軍隊としての最低限の取り組みだと思うのです。

にもかかわらず、市長は、入退場のうち、退場をチェックしていない理由も嫌々お聞きすると。市民の安心・安全を本当に守る気はあるのでしょうか。

市長の答弁

入退場の管理をすることでどうして犯罪が抑制されるのかよくわからなかったために、「確認はします」というふうに申し述べました。

フジノの質問

入退場の管理をすることが、なぜ犯罪抑止につながるのかわからないということでした。

民間企業で入退出の履歴管理を行っている理由、あるいは横須賀市役所はやっていませんが、皆さんがネームプレートをつけて、そして、それをICカードとして会社に入るときに提示したりするのは、何のためにやっていると市長はお考えですか。

市長の答弁

会社内のセキュリティーを守る為だと、そのように認識しています。

フジノの質問

ならば、米軍がそのように入退出の管理をすることは、米軍内にとってもセキュリティーを守ることにつながるのではないでしょうか。

市長の答弁

会社の情報を盗まれたりしないために、会社の建物の入退出の管理をするのだろうというふうに思っています。

そういう意味で、限られた範囲の中での入退出管理の効果があるのだろうと。

米海軍基地の入退出管理をすることで、横須賀市内あるいは全国の米兵犯罪がおさまるという理由にはつながらないと思います。

フジノの質問

要は「犯罪が起こってもいい」ということなのですね。

そもそも、米軍が入場を管理している理由というのは何でだと思いますか。

市長の答弁

特に厳しくなったと言われている9.11のテロ以降、やはり、そういった不審者の入場をしっかりと管理する為だろうというふうに思っています。

フジノの質問

繰り返しますが、ならば、退場も当然、確認するのが当たり前だと思います。

しかも、米海軍基地から日本国内に入ってこられる方々は、物理的にはゲートをくぐって数メートルしか違わない米軍基地というアメリカの領土から、そして、日本国内、横須賀へ入ってくる訳ですから、特別にパスポートを持っていないわけです。

ならば、入退出の履歴を管理するぐらいのどこが問題なのでしょうか。

市長が先ほどから「民間企業と同等に論じてはならない」と言っている理由も全く理解できません。

その一方で、「安全を守る気はある」というふうにおっしゃる。

けれども、実際に先日も、脱走米兵が1人いるということが新たにわかりました。

やはり、入退出履歴の管理をしっかりと行っていくこと、しかも、このようなシステムというのは30万円もあればつけられる訳です。

今の米海軍基地の規模であれば、それぞれのゲートにつけたとしても200万円程度と思われます。

こうしたことをきちんとリアルタイムで管理していれば、例えば、夜間に禁酒するというような個人の意思の自由にまで踏み込むような無理な対策をとらなくても(いい)。

本来は禁止している時間なのに外出している。それがリアルタイムでわかる。

そういうようなシステムを今、持っていないなら、やったらいかがでしょうかと、市長が米軍上層部と意見交換をしているときに提案したらいいではないですか。

どうして、市長はそれをおかしく受けとめてしまうのか理解できません。

もう一度、御回答ください。

市長の答弁

基地外に居住している米軍属の方もたくさんいらっしゃいますし、入退出の管理が米兵犯罪の抑制につながるというロジックが、いまいち私には見えません。

フジノの質問

今、基地外に住んでいる方々のお話をしているのではなくて、夜間外出禁止令が米軍基地から出されていて、それを違反して禁止している時間帯に外出して、そして、飲酒をしたりして、さまざまな軽微な犯罪を犯している。

ですから、まず一番大事なことは、軍というのは規律を守るのが最重要の組織ですから、『夜間外出禁止令』も守れていない状況に対応するために、入退出管理を提案したらいかがかというふうに申し上げているのです。

市長の答弁

『夜間外出禁止令』は、当然、米軍基地外に居住している軍人にも適用されている内容です。

フジノの質問

適用されているとしても、禁止されている時間に外に出ているかどうかの確認というのは行うのが当たり前ではないですか。

例えば、このようなことはあってはなりませんが、何らかの事態に、市長が「横須賀市民の皆さんに外出しないでください」というような状況にならなければならなかった時、効果を持って対策をとるとしたら、どんな形でもいいから、個人の意思の自由を阻害しない形で入退出の管理というのはやると思うのです。

一番ソフトなやり方を提案しているのですが、このようなソフトのやり方でもできないのであれば、どうやって市民の安心・安全というのを守っていくのでしょうか。

僕は『割れ窓理論』のことを例に挙げましたが、必ず、小さなことは積もっていって、凶悪犯罪は起こり得ます。

もし、市長の任期中に殺人や強姦が横須賀で起きたら、僕は「今日こうやって議会で一番簡単なソフトな提案をしたのに、市長はそんなのさえやる気がないと言ったから、だから、事件が起こったのは吉田市長に大きな責任がある」と追及します。

このような簡単な対策もとらないのですか。

市長の答弁

『割れ窓理論』ということについては、私も同意します。

ですから、軽微な犯罪も、できるだけ起こさないように努めていただきたいと思っています。

その上で、入退出管理については、やはり、お話をお聞きしても、それが米兵犯罪の抑制につながるというふうには、私は思いませんし、今回の外出禁止令も、米軍が自主的に行っていることですので、私として、入退出管理を提案するというところは、特に、今のところ、するつもりはありません。

フジノの質問

要は、やる気がないということがよくわかりました。

特に米軍に対しては物を言う気がないということがわかりました。

一方、市独自の施策について再度伺います。

質問の中でも申し上げましたが、『基地周辺地区対策協議会』を再開する予定はありませんか。

市長の答弁

基地対策周辺協議会、正式名称は基地周辺地区安全対策協議会、こちらは平成20年に開催されて最後ということもありますので、こちらについては必要に応じて開催していきたいと考えています。

フジノの質問

「必要に応じて」というのは、どういう時でしょうか。

僕は「今すでに必要だ」と思っているのですが、いかがですか。

市長の答弁

米軍で、今回、また新たな再発防止策がとられたわけですけれども、そういったものの説明を受け、意見交換をする場として開催するというのも選択肢の1つだろうというふうに認識しています。

フジノの質問

ここは同意します。

以前、開催されていた時期には、『協議会』で具体的な対策プログラムが副市長に報告されて、我々もどういう対策が行われているのかというのが非常に理解しやすかった。

そういう場を市長は日常的な対話の場を持っていると思うのですが、対市民、それから商工会ですとか、多くのメンバーが入っていた『協議会』の場で情報交換ができるような、そういう意味でも、早期に対策協議会をぜひ開催していただきたいというふうに思います。

続きまして、別の質問に移ります。

学校敷地内の除染土に関しての問題です。

これは、本当に残念ながら、予想していた回答でした。

前回の議会で、僕が市長に問題だとして申し上げたことを、市長はなかなか理解していただけませんでしたが、前回は、1つの課題が目の前にあって、教育委員会が困っている。その解決策になりそうなことを上下水道局もやっているのに、両者で情報共有がなされていなかった。その両者を上から見ることができる市長は、特に、その点について指示を出したということがなかったというのを前回は問題視しました。

今回、もう1つ、問題視していることがあります。

実は、前回、前々回の議会で、まずは6月議会において、僕は教育委員会に3つの提案をしました。

そうしたところ、9月議会では、教育委員会は3つの提案を実行してくれた。

けれども、それに対して、前回の9月議会ではまだ足りないということで、上下水道局と協議をするようにというふうに申し上げた。

9月議会の一般質問において、「上下水道局が有馬浄水場天日乾燥床の汚泥を業務委託する。その業者が決まったら問い合わせてください」というふうに申し上げた。

そうしたら、市長は、今回「問い合わせました」と。

この一連のやりとりを通してわかることは、問題が目の前にあって、教育委員会はとても事態の問題の大きさを理解している。

そして、新上下水道局長も問題意識は共有しているけれども、上下水道局的に拒否せざるを得ない事情がある。

この時、市長も同じ問題意識を共有しているはずですから、解決するためのあらゆる手段を考えて、僕に提案されたらそれを後追いでやるのではなくて、その応用編を考えていくべきだと思うのです。

そして、実際にやっていくべきだと思うのです。

僕は、教育委員会に「市内の事業者で処理してくれるところはいないかと聞いてほしい」と申し上げました。

それを次の委員会では聞いてきてくれたというふうに発表しました。

「市内がだめならば、市外にも聞いてみてください」というふうに僕は申し上げました。

そうしたら、市外を調べてきた。

これでは、だめなのです。1つのAと聞いたことにAとしか答えなくて、AダッシュやBという選択肢も一緒にやれば、すぐにできるにもかかわらず、そこまで思いが至らない。

例えば、今回であれば、有馬浄水場天日乾燥床汚泥の搬出処理を業務委託する業者が決まった。

そして、市長は「受け入れてくれるかどうかを確認する」と言った。

でも、あの時、入札に名乗りを上げていたのは2社あったのです。

ですから、落札した平塚市の相信産業だけではなくて、相手の会社にも「どうでしょう」と聞いてみるのが当然のことだと思うのです。

こういうふうに、聞かれたことの周辺に具体的な答えがあるかもしれないのに、何故そこにまで目が向かないのか、それは、本当にこれを解決したいという思いを持っているのかさえ疑問に感じてしまいます。

まず、この点についてどういう認識でおられるか、市長のお考えをお聞かせください。

市長の答弁

保護者の方の心配というのを考えると、解決したいという思いは私にもあります。

その上で、今、お話にあった10月10日、有馬浄水場の汚泥について、処理の入札をかけたときにおっしゃったように相信産業ともう1社、入札をしてきました。

その業者にも、当然、確認をして、実際、同じ理由で断られたというところです。

フジノの質問

わかりました。その点については、率直におわびを申し上げたいと思います。

当たり前のことですが、確認していただいてありがたいです。

さて、ここについて確認をしたいのですが、2事業者とも、先ほど、市長がおっしゃった、実際にやっていることであるにもかかわらず、処分をしているにもかかわらず、「騒がれるというのは困る」ということだったと思うのですが、議案書として、前回の業務委託の内容についても電子入札で全国に見られていますし、それで実際に搬出処理をする。

しかも、それを生業としているにもかかわらず、しかも、1,500トンを処理できるような業者であるにもかかわらず、教育委員会が学校敷地内に保管している7トンについて「引き受けると騒がれてしまう」というのは、どういうことなのでしょうか。

もう少し説明してください。

市長の答弁

相信産業は、基本的には搬出するだけの会社とまず認識していただければと思います。

その上で、搬出土砂をリサイクルするためにセメント会社に持っていく訳です。

ですから、セメント会社が受け入れていただかなければ、相信産業も商売が上がってしまうと。

受け入れのセメント会社が風評被害を恐れて受け入れ拒否をされたら困るので、申しわけないが、校庭の汚染土砂については引き受けることができないと、そういう理由でした。

フジノの質問

有馬浄水場の天日乾燥床の汚泥のベクレル数というのは、学校敷地内の汚染土よりも極めて高い訳です。

放射性物質の量も高い上に、量も1,500トンと莫大な量なのです。

それにもかかわらず、それよりもかなり低い放射性物質の量であり、量も少ない土を受け入れると、セメント会社は風評被害に陥ってしまうというふうに考えているということですか。

市長の答弁

セメント会社から受け入れを拒否されるおそれがあるというふうに考えているということなので、どちらかというと、相信産業自体がそのリスクを感じている。

ただ私も、汚泥という形で濃縮されるものと、校庭の土砂の中に埋まっているものとのベクレル数、あるいは空間の放射線量、そういうのを比べたら、安全なのはどちらかといったら、それは目に見えて明らかであるというふうに私も感じています。

フジノの質問

今回、9月議会の市長への対応としてやっていただきたいことは、相信産業の先にあるセメント会社にも、ぜひ意向を確認していただきたいと思います。

委託業者がセメント会社をおもんぱかってこういうことを言っているのだと思うのですけれども、市長も、僕も、どちらがより安全から遠いかといったら明白なわけです。

むしろ、学校の除染土を引き受けていただくほうが簡単に対応できるはずなのです。

ただ、実際に、意向をセメント会社に聞いた上で、そういうふうにお答えされているのかどうか、その辺がわかりませんので、どんなことをしてでも解決するという思いを持っておられるのであれば、僕がセメント会社に聞いてもいいのですけれども、セメント会社にきちんと聞いて、そして、もし、セメント会社はそのようなことを考えていないという話になれば、民間事業者と一緒に協力して搬出処理をしていただきたいというふうに考えていますが、確認はしていただけるでしょうか。

市長の答弁

そこは、なかなか難しいと思います。

何故ならば、セメント会社が受け入れてくれなければ、相信産業の商売は上がってしまうと申し上げました。

当然、セメント会社と相信産業は、どういった信頼関係のもとに商契約を結んでいるか、私どもには承知しかねます。

行政が確認することによって、その信頼関係にもしもひびを入れるようなことになったら、我々は、そういった賠償まではできませんので、なかなかそれは難しいと思います。

フジノの質問

よく理解できないのですが、今、実際に、業務委託を受けるものよりも量も少なく、放射性物質の量も少ないにもかかわらず、それについて、相手先のさらに先にあるセメント会社に問い合わせたら信頼関係にひびが入るというのであれば、それは、市長がおっしゃっているのは、今回の天日乾燥床の中身を伝えないままセメント会社に出しているとか、そういうことになるのですか。

市長の答弁

私が申し上げたいのは、セメント会社と相信産業がどういった信頼関係に基づいて商契約を結んでいるか、私にはわからないと申し上げました。

私から、例えば、相信産業に、今、お話があったように、汚泥のベクレル数と全く値が違うものなのだという形で、再度、確認をするようにと言われれば、それはいたしますが、セメント会社にまで、その間に中間処理の過程も入っていますし、相信産業を飛ばして、行政から何か確認が入ったということになれば、逆に、セメント会社が相信産業に対して、何をしているんだろうかという疑心暗鬼に陥る可能性もあります。

そういった信頼関係がどのように結ばれているかわからない中で、行政が一方的に確認するというのは、なかなか難しいと述べた。一般的な商習慣の中で述べたところです。

フジノの質問

それでは、考え得る限りの対応は、ぜひ、今回も行なってほしいと改めて申し上げます。

6月の請願、9月の請願、そして、12月議会に至っても、具体的な解決策が見えない。

一刻も早く、とれる対策を行ってほしいと、改めて、その点について市長の考えを伺います。

フジノの質問

今回、相信産業、そして、もう1社、入札していた会社それぞれに打診をしたわけですが、ほかの事業者で、こういった汚染土の処理をしている会社がないか、あれば受け入れていただけないか、そういったことについては、今後も、情報収集を含め、取り組んでいきたいと思っています。

フジノの質問

続いて、性的マイノリティの支援の必要性についての再質問に移ります。

市長、『横須賀市人権施策推進指針』は、今、『人権施策推進会議』が行われている根拠でもあり、そして、横須賀市が性的マイノリティ支援に取り組む根拠であるというふうに御答弁していただいたと受けとめてよろしいですか。

市長の答弁

そのように受けとめていただいて結構です。

フジノの質問

それでは、安心しました。横須賀市は取り組まねばならないと。

そして、主管課について伺いたいと思います。

主管課というか、どこが中心になって、この課題に取り組んでいくか、それはどこだと市長はお考えですか。

市長の答弁

それは、市民部の人権・男女共同参画課です。

フジノの質問

それから、条例化などについては、先進都市の事例を調べてみたいというお話をいただいたと思います。

ただ、全国で見て、横須賀市こそ先進事例であります。

ですから、周りを見てどうこうというのではなく、本市が必要に応じて取り組むべきと。

僕は、条例化の必要性というのは、事務局の発言を受けて、あえて行ったもので、『人権施策推進指針』が明らかにその行動の根拠であるというのを伺いましたので、条例にこだわるものでは決してありません。

それから、1点、理解できなかったので伺いたいのですが、『第4次横須賀市男女共同参画プラン』は、現在、策定中だから、ここにセクシャルマイノリィ支援を盛り込むことについては考えていないというふうに答弁なさったというふうに認識しています。

策定中だから盛り込まないということですか。

市長の答弁

これについては、策定も大詰めを迎えているという段階なので、今の段階から性的マイノリティを盛り込むのは、ほぼ不可能だというふうに答弁しました。

フジノの質問

市長部局の取り組みの現状について、市長のお考えを伺いたいと思います。

先ほど、取り組みの現状の説明に終わったと思います。

今、行われていることに対して、取り組んでいる状況はどうだというふうに評価をしておられるか、市長のお考えをお聞かせください。

市長の答弁

まず、中心となっている人権・男女共同参画課では、人権あるいは差別、そういった観点から取り組みを行っています。

また、当然、感染症、そういったことも考えなければいけませんが、そういうことは、保健所が中心となって取り組んでおります。

他にも、差別、あるいはいじめという観点も考えなければいけませんし、思春期の精神保健福祉、そういったことも保健所が中心となって考えなければいけません。

そういったさまざまな観点から取り組まなければいけない課題の中で、それぞれ担当部局は相談窓口等が分かれますので、市長部局でやれることは市長部局、教育委員会でやれることは教育委員会、そういう形で進めていると。

ただ、中心となるのは、人権・男女共同参画課であるという意味で申し上げました。

フジノの質問

それは、十分にできているというふうにお考えでしょうか。

市長の答弁

性的マイノリティの支援というものが、まだ本当に始まったばかりの中で、どこまで行ったら十分と言えるのか、正直、まだわからないような状況です。

ですので、「十分であるか」と言われると、まだ、その判断すらつかないよう状況である。

ただ一方で、研修会を相談者向けにも実施したりとか、あるいは、そういったリーフレットの配布を各学校に行うとか、そういうできるところから始めていくというようなスタンスで現状はいるというところです。

フジノの質問

つまり、まだまだ足りないということでよろしいですか。

市長の答弁

我々としても、何をもって十分というところからわかっていない中で、足りている、足りていないという判断もできない。

ですので、やれるところからやっているという状況です。

フジノの質問

それから、当事者の皆さんとぜひお会いしていただきたいということについては、お会いする意思はあるというふうに伺いましたので、これは、改めて確約していただきたいと思います。

お会いしていただけるのですね。

市長の答弁

お会いします。

フジノの質問

続いて、芸術劇場の指定管理者の選考結果について伺います。

市長は、手を挙げてくれた3つの事業者の収支計画書、事業計画書、または公開プレゼンテーションのときに配付された資料を実際にごらんになりましたか。

市長の答弁

私が見たのは、プレゼンの際、配付された資料だけです。

フジノの質問

その3社のプレゼン時に配付された資料をごらんになって、市長は、どのような感想をお持ちになりましたか。

市長の答弁

まず、選考された芸術文化財団については、やはり、実績に基づく信頼性の高い提案だったというふうに思っています。

ただ一方で、斬新な企画、アイデア、そういったものが少なかったと思っています。

次に、JTBC・ハリマ・シグマ共同事業体ですけれども、こちらは全国的な広告宣伝の実績もありますし、プロデュース能力も大変高いと、そのように感じました。

ただ一方で、これは報告を受けた話でもあるのですが、収支計画との整合性というのがなかなかとれていなかったのではないかという課題もあったとお聞きしました。

キョードー東京共同事業体についてですけれども、集客や話題性のあるいろいろな話題性を見込める提案事業等をたくさん御提案いただいたというふうに思っていますが、一方で、その中での集客に当たってのポリシーというか、そういうのがどこにあるのかというような課題というか、感じは持ちました。

フジノの質問

3つのプレゼン資料を比較してみると、民間の2事業者のメリットはかなり大きいと思うのです。

例えば、JTBC、JTBの関係会社によれば、つまり、JTBの旅行の雑誌も使える。それから、旅行のパックも使える。プランとして組み込んでもらうことができる。非常に収益性が見込まれる。回遊性なども考えられる。市長が今、進めている集客、それから教育施設の利用という意味でも、非常にここは優秀だったと思います。

それから、キョードー東京であれば、まさに、こうした劇場興行のノウハウを持っているところですから、400万部にもわたる広報誌を発行して、そこに横須賀芸術劇場のイベントを載せていただけたり、それから、すべてのコンビニでチケットが発券できるなど、お客様にとっても非常にメリットが高かったと思うのです。

こうした民間企業で得られるメリットというのを考えたらば、無難に収支する財団、外郭団体の提案よりもすぐれているところが多々あったと思うのです。

収支計画のところなどのマイナス面の報告を受けているというふうに市長はおっしゃいましたが、率直に、市長がプレゼン資料を見て、改めて3社の感想をお聞かせいただきたいと思います。

特に「民間活力を導入できれば一番いい」というのが僕の思いでした。

公募したというのも、競争性を維持するという意味で、まさに、そういう提案をしてもらうことにあったと思うのです。

そこで、市長のご覧になった上での率直な感想を、もう一度、伺わせてください。



市長の答弁

この前の答弁が率直な感想のつもりではあったのですが、やはり、芸術文化財団は、これまでの実績、特に育成事業とか、長い目で横須賀の文化というのを考えた提案があったというふうに素直に受けとめました。

おっしゃるように、JTBやキョードー東京、こういったところが中心となった共同事業体については、新しいニーズが掘り起こせる、そのような期待もできましたし、広い宣伝効果というのも期待できるというふうには受けとめました。



フジノの質問

今回、市の外郭団体が候補者になりましたが、削減見込み額が市長が試算していたものよりも低いと思うのですけれども、この点については、どうお考えですか。



市長の答弁

削減の効果についてですが、たしか、答弁の時にした3,600万円というのは、あくまで、それまで直営だった施設を指定管理者施設に移行したときに、大体、割合として何%ぐらい管理費が落ちましたと。

その何%を芸術劇場に当てはめると3,600万円になりますという形で、本当に粗々の概算で藤野議員に答弁したのを記憶しています。

そういう意味では、今回、そもそも予定価格、最低制限価格として4億円を切る形で事業者に提案させたというところが、まず1つ、大きなポイントであったと。

その上で、3,200万円を下回る金額で提案した事業者が選ばれたというのは、私としては歓迎したいというふうに思っています。

フジノの質問

それでは、この削減額、年額3,200万円というのは、市長にとっては満足のいくものということでよろしいですか。

市長の答弁

満足のいくものと考えています。

フジノの質問

実際には、3つの提案の中には、もっと削減できるところもあったわけです。それでも点数は5点しか上回らない。そういう採点のあり方については、どうお考えですか。

市長の答弁

管理経費の削減を点数にしたというのは、何も芸術劇場に限ってのことではありません。

指定管理者制度の導入時期に、いろいろな議論がありましたが、私が市長に就任してから、指定管理者の選考に当たっての大枠というものを定めました。

その中で、こういった管理経費についても、しっかりとウエートの高い点数で見るべきだと。ただ、管理経費だけをもって、その指定管理者を選ぶことは、やはり、おかしいだろうということで、定めた大枠の中に基づいて、今回の芸術劇場の指定管理者の選考が行われたと、そのように私は考えています。

フジノの質問

市長は、今回の指定管理者の公募の結果にも、選考のプロセスにも満足しておられるということで、僕は、全く真逆の意見を持っています。

選考のプロセスにも納得していませんし、結果にも全く納得していません。

削減額も、市長が試算したものよりも低い。

僕は「もともと市長が試算した金額でも、まだまだ下げていかねばならない」というふうに考えていた。

これで、市長の『ハコモノ改革』は終わりなのですか。

これからチェックを実際にしていくことが市長の取り組みだという話だったのですが、開館以来このまま26年間、外郭団体が持つのは決まっているわけです。

これで改革は終わりなのですか。

市長の答弁

今回、芸術文化財団も、初めて民間の事業者と競い合いながら提案するという経験をしました。

他の2事業者の提案内容を見れば、やはり、新しいニーズが掘り起こせるような、そのような期待を寄せるような提案もありました。

ですので、次の8年間は、財団と横須賀市ももちろん連携をしながら、例えば、余りにも空席が目立つようなコンサートばかりやらないとか、しっかりと市民の皆さんに喜んでもらえるような施設の運営を行うといったようなことを8年間かけて、じっくりと行っていきたいと、そのように考えています。

フジノの質問

最後になりますが、市長の不適切な発言と僕が指摘した発言がありますが、市長は「感想だ」というふうに述べられました。

もう1回、詳しく説明してください。

市長の答弁

あくまで、本人の退職理由に対して述べたものではなくて、私自身が受けとめた感想を述べただけです。

フジノの質問

指摘した発言部分だけでなく、会場の参加者とのやりとりでも、やはり、うまくできなければ職員はやめていくというような発言をしているのです。

それは、『感想』というよりは、やはり、市長の『上から目線の発言』で、これは「辞めていく方々に非常に失礼だな」というふうに思います。

市長は、これからも『感想』と言い続けるでしょうが、やはり、「こういった発言はかたく慎んでいただきたい」というふうに改めて指摘をして、質問を終わりたいと思います。

ありがとうございました。



一般質問を行ないましたが、吉田市長は歯切れの悪い答弁ばかり/2012年12月議会

傍聴が多い本会議でした

本日の本会議で、市長・教育長・上下水道局長に対して、一般質問を行ないました。

朝一番にも関わらず104席の傍聴席がいつも以上に埋まっていて、市政に関心をもってわざわざ足を運んで下さった市民の方々の姿に、フジノは気合いが入りました。




今日の質問では、納得できない答弁がいくつも出てきました。吉田市長の歯切れの悪さばかりが目立ちました。



学校敷地内の除染土への対応

まず、学校敷地内の除染土を処理すべき点について。

安心が大切だと言いながらも実現できない吉田市長の本気度が疑われました。





退職した市職員らへの不適切な発言に謝罪なし

続いて、退職した市幹部職員らの退職理由に対する不適切な発言について。

吉田市長は撤回して謝罪するどころか、「感想を述べただけ」と言い放ちました。

議会内外で異なる発言をしておきながら開き直る、この姿勢は市長としてあまりにも問題です。謝罪も撤回も一切しないとのことでした。




一般質問終了後、フジノは議長のもとへ向かいました。後日、議会運営委員会で問題提起をします。



失敗に終わった芸術劇場改革に市長は「満足」と答弁

芸術劇場の指定管理者の公募の結果について。

今回選ばれた市の外郭団体は、指定管理料の提案は、市長の試算よりも高い金額であるにもかかわらず、吉田市長は「満足している」と答弁しました。




吉田市長のハコモノ改革は、まさに失敗に終わりました。



性的マイノリティ当事者の方には「会う」と答弁

唯一まともな答弁をしたのは、性的マイノリティ支援を強化する必要性について。

フジノが市長に対して「当事者の方々とお会いする意思はあるか?」と質したところ「あります」と明言しました。




絶対に近日中に市長とセクマイ当事者のみなさまとの面談を実現させます!



米兵による犯罪対策は一切行なわないと答弁

米兵犯罪を防ぐ為の具体的な対策についても、一切行なわないとのことでした。

9月議会に続いて、慶応大学SFCの学生さんが傍聴に来てくれました。今日は女子の学生さんが東京都内からわざわざ足を運んでくれました。Tさん、ありがとうございました!

本日の会議のお知らせ板


明日も本会議です。

しっかりがんばります!



発言通告書を議会に提出しました/2012年12月議会

発言通告書を提出しました

本会議で市長らへ一般質問を行なう時はあらかじめ『発言通告書』を作って議会事務局に提出しなければならないのですが、徹夜して、ようやく『発言通告書』を完成させることができました。

朝10時しめきりなのですが、明け方の7時30分過ぎに推敲が終わりました。

ところで、発言通告書の本文はメールにファイルを添付して議会事務局に送れば良いのですが、発言通告書の表紙には直筆での本人の署名が必要なので、実際に議会事務局まで行かなければなりません。

そこで事務所からいったん自宅に戻ってスーツに着替えて、8時40分頃に議会事務局に到着しました(それにしても、けさは本当に冷えましたね!バイク移動は凍えそうでした)。無事に署名を終えて、受理されました。



質問の内容を紹介します

その発言通告の中身をブログに全文載せましたので、ぜひご覧ください。




議案書が配布されました

市議会の控え室にて配布資料を読んでいると、議会事務局の方が12月議会の『議案書』を配布しに来てくれました。

今回の12月議会は、提案された議案がとても多いので、議案書も5冊くらいに分かれてかなりの厚みになっていました。




あさって議会運営委員会が開かれて、しあさってから12月議会スタートです!(12月議会のスケジュールはこちらをご覧下さい)

しっかりと議論を行なっていきます!



発言通告書(その3)芸術劇場の指定管理者の公募結果について

3.横須賀芸術劇場の指定管理者の選考結果と今後の改革について

多額の借金をして建設し、運営費用も赤字を垂れ流している「ハコモノ3兄弟」の改革について市長と議論を重ねてきたが、平成21年9月議会で吉田市長は、横須賀芸術劇場の改革として指定管理者を指名ではなく公募に切り替えることを明言した。

公募により、競争性を確保し、さらなる経費の削減とサービスの向上を目指す、とした。

この方針に基づいて条例改正を行ない、「芸術劇場等指定管理者選考委員会」が設置され、7月には公募を実施した。11月12日には3度目の選考委員会が開かれ、選考の結果、現行のままの市の外郭団体が指定管理者候補者に選ばれた。

これに対して以下の5点を問う。

(1)選考結果を市長はどう受け止めているか

公募に応じた2つの民間事業者は、JTB、キョードー東京といった知名度も実績もスケールメリットもある企業を筆頭とする複数の企業による共同事業体であった。

公開プレゼンテーションにおいてその提案を聞いたが、高い収益性と経費削減の効果と共に文化振興が十分に見込めるものであった。

にも関わらず、従来の提案の域を出ない市の外郭団体が選ばれた結果は、極めて残念で、市長の芸術劇場改革は失敗に終わったと感じた。

市長はこの選考結果をどのように受け止めているか。

(2)評価採点の結果、民間事業者が市の外郭団体よりも200点・400点も下回った理由は何故か

2700点満点中、市の外郭団体が2013点、キョードー東京共同事業体が1888点、JTBC・ハリマ・シグマ共同事業体が1671点と大きな点差がついた。委員会のこの採点に率直に強い疑問を感じている。

選考委員会の発表によれば、選考基準4(財務内容・人員確保・人的措置・管理経費の設定・収支計画・管理実績)と選考基準5(普及事業計画・育成事業計画・事業実績報告書・サービス提供・舞台運営)の2項目でかなり低い評価となっているが、公開プレゼンテーションを聞いた限りではそこまで点差が付く内容ではなかった。

また、選考基準3(管理経費の削減)で最も低い指定管理料を提案したにも関わらず、民間事業者はわずか5点しか市の外郭団体を上回らなかった。

これほど大きな差がついた具体的な理由はどこにあるのか。可能な限り詳細に説明していただきたい。

(3)駐車場管理(ベイスクエア・パーキング)の記述の必要性が十分に理解されなかった理由は何か

民間2事業者ともに申請書類において駐車場管理(ベイスクエア・パーキング)についての記述が無かった、と選考委員会で指摘があった。

2事業者ともに駐車場管理のノウハウを持つ企業と共同事業体を組んでおり、口頭での質疑ではしっかりと回答していた。また、1社ならばともかく2社とも記述ミスをするとは考えられない。

駐車場管理の記述の必要性が十分に理解されなかったのは何故か。募集要項や説明会での本市の説明に不備があったのではないか。

(4)今回候補者に選ばれた市の外郭団体が提出した収支計画書・事業計画書では、削減できる指定管理料はいくらになる見込みか

平成22年第1回定例会での私の質問に対して、市長は、公募による指定管理料の削減額は年間約3,600万円という試算を示した。

今回候補者に選ばれた市の外郭団体が提出した収支計画書・事業計画書では、削減できる指定管理料は年間いくらになる見込みなのか。

(5)吉田市長による芸術劇場の改革は指定管理者の公募以外にあるのか

今回の候補者が指定されると、開館から合計26年間にわたって同一の事業者が横須賀芸術劇場の運営管理にあたることになる。

これでサービス向上やさらなる経費削減が実現するとは考え難い。

さらなる改革に取り組む必要があると私は考える。吉田市長による芸術劇場の改革は、指定管理者の公募以外にあるのか。

芸術劇場が生まれ変われるかもしれない!/素晴らしい民間事業者が手をあげてくれた

芸術劇場が生まれ変わる最後のチャンス

今日(10月31日)は、市役所へ向かいました。

『芸術劇場等指定管理者応募者公開プレゼンテーション』(第2回芸術劇場等指定管理者選考委員会)を傍聴する為です。

芸術劇場等指定管理者選考委員会

『ハコモノ3兄弟』の長男である『芸術劇場』。今も建設時の借金が120億円も残っている上に毎年7億円の赤字を出しています。

2009年9月9日の本会議。芸術劇場の抜本的な見直しを求めたフジノの一般質問に対して、吉田市長は「次回の指定管理者(運営する事業者)の選考を公募で行なう」と初めて明言しました。

それから3年間が経ちました。

ようやく今日、1つの動きがあります。芸術劇場の運営管理を行なう事業者の公募が行われて、複数の事業者によるプレゼンテーションが行なわれるのです。

芸術劇場指定管理者応募者公開プレゼンテーション次第

現在は、市の外郭団体が劇場を運営しています。しかも、公募などの競争で決まったのではなく、市が指名して決まりました。

この外郭団体との契約は2013年度で切れます。そこで、それから先の8年間(2014~2022年度)の運営を行なう事業者を新たに公募するというのが吉田市長の改革案です。

そして、公募が実施されました。3つの事業者(そのうち1つは現在の外郭団体)が応募してくれました。

さらに今日、3事業者による『公開プレゼンテーション』が行われます。

傍聴整理券

フジノとしては数年ぶりに受け取る傍聴整理券です


公開プレゼンの傍聴には、定員20名に対して26名の希望者が訪れて、抽選となりました。最後に到着したフジノはビリの26番でした。市の審議会の傍聴が抽選になったのは、フジノにとって数年ぶりの体験でした。

こんなにたくさんの方々が並んでいたのですが、みなさん関係者だったそうです。

本当ならばインターネットで生中継して、市民のみなさまに観ていただいて、市民のみなさまに投票して選んでいただくべきなのになぁ。

傍聴券をゲットしたフジノ

無事に傍聴券をゲットできました


無事にフジノは傍聴ができることになりました。くじ引きは整理券番号1番から始まったので、フジノは自分がくじを引かずに当選したことが分かりました。残り物には福がありました。ラッキーです。

市の外郭団体と民間2事業者による公開プレゼン

さて、公開プレゼンに参加した3事業者は下のとおりです。

現在の事業者である『横須賀芸術文化財団(=市の外郭団体)』に加えて、完全な民間企業が2社が新たに手をあげてくれました!

  1. 公益財団法人横須賀芸術文化財団(現在の指定管理者)
  2. JTBC・ハリマ・シグマ共同事業体(新たに応募)
    代表企業:株式会社JTBコミュニケーションズ
    構成企業:株式会社ハリマビステム
    構成企業:株式会社シグマコミュニケーションズ
  3. キョードー東京共同事業体(新たに応募)
    代表企業:株式会社キヨードー東京
    構成企業:株式会社シアターワークショップ
    構成企業:金井大道具株式会社
    構成企業:日本管財株式会社

芸術文化財団のプレゼン資料はこちらをご覧ください。

横須賀芸術文化財団

JTBC・ハリマ・シグマ共同事業体のプレゼン資料はこちらをご覧ください。

JTBC・ハリマ・シグマ共同事業体

キョードー東京共同事業体のプレゼン資料はこちらをご覧ください。

キョードー東京共同事業体

約4時間にわたるプレゼンは、3事業者ともとても良かったです。

フジノの印象としては、最後の『キョードー東京共同事業体』が群を抜いて素晴らしかったです。ここならば「芸術劇場が生まれ変われるかもしれない」と感じました。ぜひともここが選ばれてほしいです。

現在の指定管理者=市の外郭団体で働いてくれているみなさんに、フジノは何の恨みもありません。興行の現場は本当に大変ですし、映画興行出身の僕はその苦労も喜びも深く理解しているつもりです。

けれども、本当に申し訳ないと思うのですが、ダメです。

天下り先の外郭団体に「興行」はできない

例えば、その理由の1つが天下りです。

昨年まで市役所の教育委員会で部長として働いていた人が3月で定年退職をして、4月から芸術劇場の管理運営をする外郭団体の事務局長として働いている。

そんな外郭団体の現実は、政治家として「絶対に許せない」です。

昨日まで市役所で働いていた人が今日からいきなり芸術劇場の経営ができますか?できるはずがありません。絶対にムリです。

「もちはもち屋」と言いますが、劇場のトップに就く人材は「朝から晩まで興行のことしか考えずにいられない」ようなプロでなければダメです。本物のプロにやってほしいのです。

でなければ、膨大な赤字を減らせるはずがありません。ましてやその遠く先にある目的である文化振興なんてもっと実現不可能です。

興行は、市の外郭団体がやるべき仕事では絶対ありません。

結果発表は、11月12日!

プレゼンテーションを受けての選考は、11月12日(月)に行われます。

どうかその結果に注目していて下さいね!

ハコモノ3兄弟の長男「芸術劇場」/建設費の借金は120億円、1年間の赤字は7億円

ハコモノ3兄弟の長男「横須賀芸術劇場」

横須賀市議会では決算審議が行われていますが、市民のみなさまに知っておいて頂きたいデータを紹介します。

フジノがこのまちの『負の遺産』として『ハコモノ3兄弟』と名付けている3施設が、横須賀市の財政へ与えているダメージを見ていきましょう。

横須賀芸術劇場

横須賀芸術劇場


今日はまず、『横須賀芸術劇場』についてです。



建設時の借金は今も120億円残っています

1994年にオープンした『芸術劇場』ですが、今も横須賀市の財政に深く大きな傷を残しています。

決算常任委員会・財政部の資料より

決算常任委員会・財政部の資料より


2011年度末の『芸術劇場』部分についての、借金の残高は、120億565万2638円です。

同じく『芸術劇場』と一体となっている建物に『産業交流プラザ』がありますが、こちらの借金の残高は5億5864万8000円です。

借金を返し終わるまでには、まだかなりの時間がかかります。

このハコモノ建設による借金と利息の支払いにあてねばならない税金を、もっと別の使いみちにあてられれば、と悔やまれてなりません。



1年間の赤字は7億円にのぼります

続いて、平成23年度1年間の赤字額を見てみましょう。

支出の内容ごとに説明します。

まず、運営管理にかかった費用です。

1.芸術劇場管理事業:5億5196万6812円

内訳
(1)指定管理料 4億2004万円
(2)ベイスクエアよこすか一番館共用部分負担金 1億2798万1410円
(3)建物総合損害共済基金分担金 84万6320円
(4)舞台用備品購入費 309万9082円

決算説明資料より

決算説明資料より


(1)ですが、『芸術劇場』の運営は市の外郭団体(『公益財団法人横須賀芸術文化財団』)に委託していて、指定管理料(委託金)を支払っています。

続いて、設備のメンテナンスにかかった費用です。

2.芸術劇場劇場設備更新事業:1億6366万5600円

内訳
(1)舞台機構設備 1億1433万4500円
(2)舞台照明設備 4933万1100万円

決算説明資料より

決算説明資料より


この設備更新の費用に充てる為に、横須賀市は新たに1億4100万円の借金をしました。

神奈川県から900万円の補助金が出されましたので、この900万円を除いた横須賀市の費用は1億5466万5600円となります。

ということで、1+2=平成23年度の芸術劇場にかかった費用は、7億663万2412円でした。

かたや収入はゼロですからつまり、7億663万2412円の赤字です!

東日本大震災があった2011年度の決算なので、興行を行なうのはかなり難しい1年間ではありました。

けれども、『芸術劇場』については震災があっても無くても利用状況もほとんど変わりはありません。

2009年度の決算委員会の資料より

2009年度の決算委員会の資料より


上が2009年度、下が2011年度です。

慢性的に70%前後で推移しているような状況です。

2011年度の決算委員会の資料より

2011年度の決算委員会の資料より





市長は「指定管理者」を「公募」するという改革案

このハコモノ3兄弟の長男『芸術劇場』の改革の為に、吉田市長は新たに指定管理者(委託先)公募することにしています。

現在は、複数の企業による競争などは無く、市が『指名』した『市の外郭団体』に運営させています。

この契約期間が終わったら次回からは「指名」では無くて「公募する」というもの。

ただ、それはまだ先の話で2014年にようやく行われます。まだまだ財政健全化への道のりはとても遠いのが実態です。

120億円の借金が残っていて、さらに毎年7億円の赤字を出し続けている芸術劇場。

穴埋めには、あなたの税金が使われています。この現実を、あなたはどうお考えになりますか?