横須賀市議会議員選挙での選挙チラシ作成費用を税金で肩代わりする公費負担に反対しました/2017年9月28日本会議での反対討論

「議会議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例中改正」への反対討論

藤野英明です。

『議案第72号・議会議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例中改正について』、反対の立場から討論を行ないます。

反対討論に立つ藤野英明


条例改正案の中身は、国が公職選挙法を改正したことに伴ない、地方議会の議員の選挙における候補者の選挙運動用ビラの配布を許可すること、さらに作成費用を公費負担とすることです。

すでに市長選挙では法定ビラといって選挙中にもチラシを配ることができるようになっていますが、我々、地方議員の選挙の場合、選挙中にチラシを配ることができませんでした。

有権者のみなさまに候補者を『政策本位』で選んでほしい、その為には現在の選挙公報・選挙ハガキ・選挙カーだけでは伝える媒体が足りない、新たに地方議員も選挙中にマニフェストをチラシで発信できるようにすべきだ、という趣旨により

かつて僕も数年間所属していた『ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟』が、国会へのロビイングや、地方議会での意見書の採択など全国的に活動を進めてきました。そしてついに国会も法改正を行なった、というのがこれまでの経緯です。

さて、今回の条例改正案では、本市の市議会議員選挙では1人当たり4000枚まで選挙期間中にチラシを配布することができるようになります。

僕は選挙中のチラシ配布の解禁そのものには賛成です。

反対討論に立つ藤野英明


しかし、賛成できないことがあります。

条例改正案の第8条は、議会議員の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担額と手続きを新たに規定する内容となっています。

つまり、この選挙チラシを作る費用は市民のみなさまが収めた税金で肩代わりされるという内容なのです。

2017年9月15日・総務常任委員会説明資料より

2017年9月15日・総務常任委員会説明資料より


国が法律を変えたから本市も必ず同じように条例を改正しなければならないか、と言えば、違います。

国の公職選挙法第142条では

「条例で定めるところにより(略)無料とすることができる」

と記されています。

つまり、ここは各議会ごとに判断ができる部分であり、本市の条例改正案からチラシを税金で作れるようにする第8条を無くすこともできるのです。

2013年4月のインターネット選挙の解禁に伴い、インターネットでホームページやブログを使って政策を発信すれば、公費の負担も無く全て自腹で費用を払い、かつチラシやハガキなどの紙媒体に比べてスペースの制限も一切なく、どなたにでも24時間いつでも見たい場所から見ていただけるようになりました。

ただ、パソコンやタブレットやスマートフォンをお使いでない方々やご高齢の方々や障がいのある方々に対して、必ずしも政策をお届けすることができない、という欠点が
あります。その克服策の1つがチラシ配布の解禁だった訳です。

しかし、そのことと、わざわざチラシの作成費用を市民の税金で肩代わりすることは全く別問題です。

公費負担の必然性はありません。

反対討論に立つ藤野英明


条例案が可決されれば、チラシ1枚あたり7.51円の税金が支払われます。

候補者ひとりあたりの枚数の上限が4000枚なので3万40円。

仮に選挙に候補者が60名出馬して、全員が公費負担を申請すれば180万2400円が税金から支払われることになります。

いち議会でみれば約200万円の支出増加ですが、全国の地方議会で公費負担を可決すれば、果たして一体いくらの税金が選挙費用として肩代わりされてしまうのでしょうか。

「お金のかからない選挙を実現する」という理想からますます遠ざかってしまいます。

ただでさえ、選挙には膨大な税金が使われています。

選挙管理委員会事務局の人件費や選挙の周知啓発や政策を有権者にお示しする為の選挙公報の発行については、『民主主義のコスト』として、納得し理解することもできます。

しかし、それ以外は、お金をかけない選挙を実現すべきだ、可能な限り選挙に市民の税金を使わせてはならない、と僕は信じています。

反対討論に立つ藤野英明


特に、本市においては今、上地新市長のもとで、小児医療費の無償化の中3までの拡大、幼児教育・保育の段階的無償化の実現、保育園給食への主食の導入などをはじめ、『横須賀復活』の為に新たな取り組みを次々と進めていかねばなりません。

行政改革を徹底的に進めて積極投資を行なう為に財源を少しでも多く確保したいという覚悟から、上地市長と両副市長は自らの退職金を廃止までしました。

そのような覚悟を市長側が示しているのですから、我々、市議会側も覚悟を示すべきです。

9月議会での質疑や一般質問では上地市長に対して「財源はどうするんだ?」という質問がありました。

それに対して僕があえて申し上げたいのは、

「それならば我々もこんな条例改正を拒否して、ささやかでも財源確保に貢献すべきだ」

ということです。

『横須賀復活』の実現を目指す一人として僕はこの議案が賛成多数で可決されても、そして今後もし僕が選挙に立候補したとしても、絶対にチラシの作成に公費負担を求めることはしません。

『横須賀復活』を本気で目指す矜持を示したいのです。

以上のことから、条例改正案中の選挙期間中のチラシを配布を解禁する第6条は賛成しますが、あえてチラシの作成費用を税金で肩代わりする第8条には全く賛成できません。

したがいまして、議案72号全体に反対いたします。

先輩・同僚議員のみなさまにおかれましては、どうか反対の趣旨にご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。

反対討論に立つ藤野英明


以上で反対討論を終わります。



市議会の採決の結果

反対はフジノのみ、賛成多数で可決されました。



関東学院大学・KGUかながわ学(政治)でフジノがゲストスピーカーとしてお話しました!/横須賀市議会と関東学院大学の包括的パートナーシップ協定に基いて、聴講に行ってきました

横須賀市議会と関東学院大学は「包括的パートナーシップ協定」を結んでいます

『関東学院大学』と横須賀市議会は、2016年3月31日に包括的パートナーシップ協定を締結しました。

包括的パートナーシップ協定について(2016年3月のプレスリリースより)

関東学院大学と横須賀市議会は、地域社会における課題の解決や地域の持続的発展などを目的に、包括的パートナーシップ協定を締結します。

本協定締結にあたり、両者の代表者が出席する協定の調印式を、3月31日(木)に横須賀市役所で開催します。

『横須賀市議会』では、2010年に『横須賀市議会基本条例』を制定し、議会の政策立案、政策提言等の強化に努めています。

本協定の締結をきっかけに、関東学院大学の人的・知的資源を活用した政策の立案に取り組みます。

具体的には、2016年度中に議員や大学関係者などで構成する政策などを研究する検討の場を設置する予定です。

また、議員が関東学院大学の講義を聴講することなども計画しています。

『関東学院大学』では地域社会との連携した教育・研究を展開しています。

2017年度からは法学部で地域創生学科をスタートさせる予定で、今回の協定締結により学生が各議員の事務所などインターンシップに参加する機会などを設けます。

また、関東学院大学の教員による議員研修会の開催なども計画中です。

なお、神奈川県内の地方議会が大学と同様の協定を締結するのは、今回が初めてです。

すでに取り組みは少しずつ軌道に乗っています。

例えば、横須賀市議会の議員研修会の講師を、関東学院大学の学長が勤めて下さったこともあります。

また、関東学院大学の学生さんがインターンとして横須賀市議会に来て下さいました。この夏にはフジノが所属する『ごみ屋敷対策検討協議会』にも出席して、感想を述べてくれたこともありました。



「KGUかながわ学(政治)」を2017年度後期は受講します

フジノ自身も、もっと『包括的パートナーシップ協定』を利用して自らの政策立案能力を高めることに活かしたいという想いがありました。

そこで、2017年度後期は関東学院大学で講義を受けることにしました。

横須賀市議会に提供して下さっている『KGUかながわ学』という講座が合計9科目あります。

  • KGUかながわ学(政治)
  • KGUかながわ学(スポーツ)
  • KGUかながわ学(歴史・文化)
  • KGUかながわ学(自然)
  • KGUかながわ学(健康)
  • KGUかながわ学(地域安全)
  • KGUかながわ学(行政)
  • KGUかながわ学(経済)
  • KGUかながわ学(地域づくり)

この9科目の中から、もっとも関心があり実用性の高い『KGUかながわ学(政治)』を聴講することに決めました。

シラバスより

科目のテーマ及び概要
本科目では、地方創生が叫ばれる中において、本学が立地する神奈川県内の地方政治について事例検証し、生きた政治・行政を体感し、地方における政策決定過程を考察することを試みる。

なお、本科目では地方政治の政策コンテストである『マニフェスト大賞』受賞経験がある県内地方議員、首長などの協力を得て、リレー講演を中心に展開する。

科目の到達目標
本科目では、地方創生時代における地方政治に関する理論と実践を学び、これを接合することで、あるべき地方の政策決定過程を考察、模索できる力を身につける。

また、自らの地域における課題とその解決方法を講義の参考に考察し、併せて自治体トップマネジメント、政策決定マネジメントを感じ、経営感覚も養う。

15回の講義のうち、県内地方議員の事例7つ(ゲストスピーカー7名)と県外議員の事例1つ(ゲストスピーカーは県外の地方議員)を予定していて、さらに首長や県内政治・行政に大きな影響を与える立場の方のゲスト出演も予定されています。

議員も単なる議員ではなくて、フジノもかつて在籍していた『ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟』が主催している『マニフェスト大賞』において、実際にマニフェスト受賞した、優秀な実践活動をされている方々に限定してお招きするのです。

フジノのような政党に所属していない無所属の議員は、他の議員とノウハウなどを共有する機会がまずありません。それがこの講義では、県内他都市と県外の議員のみなさんの政策実現プロセスの事例を1時間半フルに(しかも半年間)学べる訳で、とても実践的です。

しかも、講師を務めるのは横浜市会議員のくさま剛さん(自民党)です。

フジノはくさまさんが政治家に転職する前から面識があるのですが、とても優秀な方です。前職は、『マニフェスト研究所』におられました。

現職の政治家が大学の講師になるケースというのは全国的にもかなり珍しいのですが、出石副学長のご指名とお聴きしています。確かにくさまさんは講師として政治を語るには最適な方だと思います。

以上のように、カリキュラム・講師ともに半年間をかけるにふさわしい講義だと感じて、申込をさせていただきました。



追浜生まれのフジノにとって金沢八景は懐かしくてたまらない大好きな場所

本日9月25日(月)が第1回の講義でしたので、京浜急行金沢八景駅に向かいました。その後、徒歩10分くらいで到着です。

八景からの近道で観られる風景

八景からの近道で観られる風景


関東学院大学に向かう道のりはフジノにとって、懐かしく心穏やかな気持ちになる景色ばかりでした。

平潟湾につながる川から眺めた関東学院大学

平潟湾につながる川から眺めた関東学院大学


フジノは横浜市との市境である追浜本町2丁目33番地で生まれ育ったので、関東学院大学金沢八景キャンパスのあたりは、とてもなじみある地域です。

小1まで育った生家と関東学院大学はめちゃくちゃ近くです

小1まで育った生家と関東学院大学はめちゃくちゃ近くです


内川橋、平潟湾、八景駅周辺、大好きです。よく走り回っていました。釣りもしました。懐かしい景色でした。



関東学院大学に到着。美しいキャンパスです

初日ということもあって、関東学院大学側に御礼もお伝えする為に教務課を訪れたり、広いキャンパスなので教室のある場所を事前に確認したくて、1時間前に到着しました。

関東学院大学に到着しました

関東学院大学に到着しました


だいぶ建物が改築されたのか、幼い頃のイメージよりもめちゃくちゃ美しいキャンパスでした。キャンパスをぐるりと歩いてみました。

関東学院大学正門を入ってすぐ。左側が教務課などのある建物です

関東学院大学正門を入ってすぐ。左側が教務課などのある建物です


包括的パートナーシップ協定のおかげで、横須賀市議会議員には関東学院大学の図書館の入館証も渡されており、膨大な蔵書を閲覧するだけでなく、貸していただくこともできます。

議員も使わせていただける図書館

議員も使わせていただける図書館


教会は参拝自由なので立ち寄らせていただいたのですが、ちょうどパイプオルガンの練習をしている方が居て、荘厳な演奏を聴かせて頂きました。

ミッションスクールなのでチャペルが有ります

ミッションスクールなのでチャペルが有ります


朝ごはんを食べる時間が無かったので、学生食堂(カフェテリア)で朝・昼を兼ねて食事を摂りました。

学生食堂のメニューの一部

学生食堂のメニューの一部


やはり安さとボリュームは、学生さんには魅力ですよね。フジノが頼んだ『関学風スタミナ丼』は430円。並盛りでも食べきれないくらいでした。

関学風スタミナ丼

関学風スタミナ丼


さて、講義に向かいます!



教室は160人の満員!みなさん、本当にまじめな姿勢で受講していました

15時からの講義開始ですが、フジノは20分前には教室に到着しました。

フジノが講義を受けた校舎

フジノが講義を受けた校舎


続々と集まっている学生のみなさんの空気感を感じたくて(大学の気風?)早めに着座していました。聴こえてくる会話に耳を傾けたり。

みんなとてもまじめで良い学生だなあという印象を一番に受けました。

後期初の授業ということもあって「けっこう難しそうだね」「単位とれるかな」という話題や、日常のアルバイト先での出来事や下宿でのことなどなど。

何事にもすごく一生懸命に向き合っている感じがして、気持ちが良かったです。

受講する教室に到着しました

受講する教室に到着しました


講義が始まる前に、講師であるくさま剛先生(横浜市会議員)に挨拶する為に教壇に向かいました。

古くからの知人との超久しぶりとなる再会なので、固く握手。

(いつもながらフジノはツイッターやブログではその活動を追いかけていましたが、ずっとリアルではお会いしていませんでした)

こちらからは、ブログなどから知る横浜市会での活動についてお話したり、つい先日にくさまさんの選挙区の国会議員が離党をしてしまい大変な時期であることをねぎらったり。

すると、くさま先生から

「フジノさん、授業中に前に出てお話をしてくれませんか?今日は初回ということもあり、イントロダクションは30分ほどで終わります。その後はゲストとしてフジノさんにお話してほしいんです」

というリクエストを受けました。

僕は苦笑いをしながら(出たくない!話したくない!聴講に来たのであってゲストスピーカーじゃない!)も、古くからの知人の頼みは断れないよなあと曖昧な返事をして、とりあえず席に戻りました。

座席は教室の真ん中の真ん中。

教室は満員でした。受講リストは160名だそうで、人気講義なのですね。

レジュメとアンケート

レジュメとアンケート


とにかく学生さんたちの中にふつうに混ざって講義を受けました。



本当に教壇に呼び出されて、1時間ほどゲストスピーカーとしてお話をしました

こうして30分ほどが過ぎた頃、くさま先生が突然にこう切り出しました。

「実は今日、みなさんの中に現役の市議会議員がひとり来ています。横須賀市の議員さんです。横須賀市議会と関東学院大学は包括的パートナーシップ協定を結んでいるので、大学で授業が受けられるんです」

「その方も実は『マニフェスト大賞』を受賞していますので、せっかくですので今日残りの時間はその方のお話を伺うことにしましょう」

「フジノさん、どこにいらっしゃいますか?」

その瞬間、160人分の目がフジノに注がれました。

「それではフジノさん、壇上にいらしてください」

あれはリップサービスではなくて、本当にゲストスピーカーをやるのか。。。これから半年間、聴講に通うのに参ったな。

なんて考えながらも、くさま先生の為、すくっと立ち上がって教壇へと向かいました。

くさま先生が2人の関係性を話してくださり(フジノが受賞した時のマニフェスト大賞の選考にくさまさんが関わっていて、当時のフジノブログが怒りに満ち満ちていて激しかったこととか)、フジノも簡単な自己紹介をしました。

はじめのうちはインタビューをされる形で、政治家になった理由や、政治家としてメインで取り組んでいる政策などのお話をしました。

講義の最中に、壇上にて自撮りw

講義の最中に、壇上にて自撮りw


ひととおりのインタビュー形式でのやりとりが終わると、フジノが進めてきた政策について自由にお話をさせていただくことになりました。

ゲストスピーカーとして講義をする藤野英明

ゲストスピーカーとして講義をするフジノ


特に、学生のみなさんは18〜22歳がメインで受講しておられるとのことだったので、

  • この青年期に深いかかわりのある統合失調症(好発期といって発症しやすい年齢がちょうど思春期〜青年期)
  • 精神疾患・精神障がいの先に起こりうる自殺と、フジノが横須賀で進めてきた自殺対策
  • やはりこの青年期に自らの性的指向・性自認をハッキリ意識することから、性的な多様性についての正確な情報と横須賀で進めてきたSOGIに関する取り組み

についてお話させていただきました。

160人の真剣なまなざしがフジノに強く注がれているのを感じました。

160人の真剣なまなざしを感じながら、お話しました

160人の真剣なまなざしを感じながら、お話しました


「初めて政治家を観る」という方ばかりだったので、物珍しさもあったかとは思います。

けれども、とにかくみなさんの聴く姿勢が素晴らしくて、熱意を感じました。

熱意をもって聴いて下さる方々に対しては、語る側もよりいっそうの熱意をもって応えたくなるものです。全力でお話をしました。

昔は講演依頼を受けるとなんとなく認められた気がして、受けていました。県内外のいろいろなところで講演をしました(秋田、静岡、東京、横浜などなど)。

けれども数年前からずっとフジノは講演依頼を頂いても、全てお断りしています。

フジノの仕事は『議会』で政策を訴えて議論をしていくことであって、もう全てやめようと決めたのです。

だから、今日のゲストスピーカーは古くからの知人の為にあくまでも特別に(しかも満員の教室で「前に来て」と言われているのに断れないので)受けました。

人生はあらゆる機会において『一期一会』な訳ですけれど、こうしてお会いできた学生のみなさんの心のどこかに今日話した事柄(精神疾患・精神障がい、自殺対策、性的な多様性)が少しで良いから残ってくれたらいいなと願っています。

講義が終わった後、学生さんが話しかけてきてくれました。

フジノは自分の病気を隠していませんので持病を持ち服薬をしながら政治家をしていることもお話したのですが、その学生さんも内部疾患があることをお話してくれました。

人の数だけ苦労はあると思うのですが、若くて多感な時期は特に「何故自分だけこんな目に遭わねばならないのだろう」という気持ちになる時もあろうかと思います。

けれども、病気と共に暮らしながらも、僕もその学生さんも生きのびていかれるといいなあと感じました。



くさま先生、関東学院大学教務課さん、学生のみなさん、ありがとうございました

こうして1時間半の講義が終わりました。

帰りも教務課へ寄って、お礼に伺いました。

市議会との窓口になって下さっている係長に、とにかく学生さんたちが好印象だったことをお伝えして、聴講に来たのに何故かゲストスピーカーを引き受けたことをお話しつつ(これから半年も学生さんたちと一緒に講義を受けるのにやりづらくなってしまいましたと愚痴)、改めて強く感謝の気持ちを申し上げました。

包括的パートナーシップ協定の締結は、横須賀市議会と関東学院大学の両者にとって大きなメリットがあることを体感しつつあります。

議会での政策形成に大学と手を組むのはもちろんのこと、横須賀のまちでのフィールドワークに関東学院大学の学生さんたちがかなり乗り出してくれています。たびたびニュースで報じられるように、商店街や空き家のリノベーションをゼミで取り組んでくれたりもしています。

いきなりのゲストスピーカーではありましたが、今まで実物の政治家を観たり会話したことが無かった10代後半〜20代前半の若者に、

「政治家が本気で命がけで働けば、命を守ることができる」

という想いをしっかりとお伝えすることができて本当に良かったです。

学生のみなさんは、横須賀・横浜の学生はほとんどおらず(両市を足して1割もいませんでした)、卒業後はそれぞれの地元に帰っていくのかもしれません。

やがて自らのまちの課題に直面した時に、大学で学んだことを思い出して、実践に自らが取り組むという選択肢があることを思い出してほしいです。

僕は大学時代に自分がこんなふうに29〜43歳まで政治家をやらねばならない人生になるとは思いもしませんでした。

それこそ卒業後に東宝に入社できた訳ですから、もっと楽しい、夢のある、ふつうの人生をふつうのいち私人として生きていくはずでした。

けれども、何があるか分からないのもまた人生です。

たくさんの大切な人を失っていき、苦しみや悲しみにも向き合わねばならないのも人生の真実の1つです。

その時に、ただ悲しみのどん底でもがきつづけるのか。あるいは、自分と同じ想いをする人をこれ以上増やしたくないと願って、立ち上がるのか。

いろいろな人生の選択肢がこれから無限に学生のみなさんには広がっていると思います。

どうかその無限の可能性を封じこめずに、むしろ広げていってほしいなと願っています。

長い長いブログになってしまいました。

聴講の機会を与えて下さった関東学院大学さん、そして許可して下さった横須賀市議会に、心から感謝を申し上げます。

くさま先生、いきなりのゲストスピーカーはつらかったですが、聴講ありがとうございます。これから半年間よろしくお願いします。

そして、学生のみなさん、お話を聴いて下さってありがとうございました。みなさんの熱意に心を打たれました。これから半年間、机を並べさせていただきますのでよろしくお願いします。

関係者のみなさま、ありがとうございました。



毎日真剣勝負で政策を磨き続けてきたフジノは「選挙対策の新たな政策」を作ったりしません/政策その1「人口減少の分析とその対策」

フジノは新たな政策を打ち出す必要はありません。12年間毎日、政策を訴え続けてきたからです

フジノは、12年間毎日政治家として全力で働いてきました。

毎日が真剣勝負で、毎日が市民の方々の声からの学びで、毎日すさまじい量のデータと論文と文献を読み、毎日が市・県・国の職員との意見交換や議論で、毎日が政策提言の連続でした。

定期的に自分が提案した政策の効果を検証してきました。

そして、効果が出ない、つまり政策にあやまったところが見つかれば、すぐにその原因を分析し、常に政策を進化させてきました。

したがって、新たな4年間に向けてわざわざ『新しい政策』を打ち出すつもりはありません。

わざわざ選挙前にパフォーマンスの為に街頭でチラシを配る必要はフジノにはありません。

毎日、常に政策をブログとHPで発信し続けてきたからです。

それでも初めてフジノのことを知った市民の方々に「過去のブログを全て読んで下さい」とお願いするのは非現実的です。

これから数回に分けて、フジノがずっと訴えてきた政策を(短く簡単に)ご説明します。



人口減少に対するフジノの2つの原因分析

市民のみなさまがとても関心が高い問題に『人口減少』があります。

何故かといえば、横須賀市の人口流出は全国ワースト1位と大きくマスメディアで報じられたことがきっかけです。

ただ、『人口減少』はセンセーショナルなテーマでは決してありません。専門家はずっと前から気づいていた問題なのです。

12年前に政治家に転職したフジノは自殺対策と精神保健福祉に取り組んでいくうちに、社会保障の全体像を学ばねばならなことに気づきました。

そして社会保障の全てを学んでいくうちに、その根っこには『過去・現在・未来の人口の増減』を把握することが最も基本的なデータであることを知りました。

そのデータをもとにあらゆる制度が作られていくのです。

ですから、この国が人口減少していくことは、すでに専門家たちの間では20年以上前(文献によればもっと前だというものもあります)から分かっていました。

横須賀の人口が減少していくこともフジノには分かっていました。

2年前の市長選挙の時には吉田候補とはそうしたことも話し合ったのですが、社会保障政策の考えが相容れることができませんでした。

専門家の受け売りではなくて、フジノが真剣に学んだ結果、自らの考えをお話します。

横須賀の『人口減少』には大きくわけて2つの理由がある、とフジノは考えています。

社会保障の専門家として学び続けてきたフジノが考える横須賀の「人口減少」の2つの理由

  1. 世界的に人口が爆発的に増加した国々には、急激な人口減少が訪れます。日本では、『明治時代から爆発的に増えた人口』が、これから2050年代にかけて減っていきます。繰り返しになりますが、歴史人口学的にも社会保障制度を作る為に行なう人口推計からも、この『人口減少』は「20年以上前から予想していた出来事」です。横須賀市の場合もこの長期的な傾向(トレンド)を逃れることはできません。

  2. 横須賀市のように、まちの魅力が失われてしまい、そのまちに暮らしても子育て支援や福祉資源が乏しく、米軍基地があり治安への不安が常に高いなどが原因で、他のもっと魅力がある税金の払いがいのあるまちへと人口が流出していく「政治・行政の失敗」です。

つまり、第1に『歴史的必然』、第2に『政治・行政の失敗』です。

フジノは「この2つに対してどうやって対応すべきか」を社会保障・社会福祉を専門とする政治家として常に考え続けてきました。



フジノが考える「歴史的に避けられない理由での人口減少」への対策(その1)

1が原因の『人口減少』については、世界的に『そもそも避けられない現象』です。

しかし、『人口減少』に伴って様々な問題が起こります。少しだけ例を挙げると、税収の大きな減少、保健医療福祉の人材の大きな不足、買い物難民・空き家・孤独死・看取り難民など様々な問題の増加などです。

したがって、これらのダメージをいかに減らせるか、その為の軟着陸策(ソフトランディング策)の為の政策を提案し続けて実現することが2050年を見据えた政治家としてフジノのここ数年間の最大のテーマでした。

例えば、空き家問題についてフジノが市議会で初めて取り上げたのは2004年です(フジノが政治家に転職したのは2003年です)。

もう10年以上前から空き家対策を提案し続けてきました。

このように、『人口減少』にともなって起こる問題はどのようなものがあるのか大体分かっているので、それらの問題への具体的な解決策をフジノはこれまでも市議会で様々な形で提案してきました。

さらに、医療の最後のセーフティーネットである国民健康保険や、生きていく上での最も大切な水(上下水道)を守る為の財政改革もフジノはずっと提案し続けてきました。

今後も、さらに徹底的に取り組んでいきます。



フジノが考える「歴史的に避けられない理由での人口減少」への対策(その2)

歴史人口学では『東京』のような都心ほど、『出生率』が下がることが分かっています。

都心に住むと、人々はとたんにこどもを産めなくなってしまうのです。

それにもかかわらず、全国の中核都市と同じく、横須賀はこれまで自らの良さをどんどん捨てて『ミニ東京化』することで、失敗を重ねてきました。

したがって、横須賀本来の魅力を取り戻すことは出生率の回復に大きな意味があります。

温暖な気候、海と山などの自然環境の豊かさ、たとえ所得が低くともお互いに野菜や魚を与えたりもらったりと助けあって生きてきた人と人との絆、GDPのような金銭には換算できない「里山資本主義」がもともとの横須賀には存在しています。

東京とは全く違う、横須賀本来の魅力を大切にすることで、『出生率』を回復させられると僕は考えています。

ただし、『人口減少』そのものはすでに深く進行しており、避けられない現実です。出生率が回復しても、人口水準を今のままにキープは絶対にできません。

政治家の中には魔法のように人口減少を無くせるかのような主張をする人がいますが、それは残念ながら完全に政策を分かっていない方です。

フジノが必死に学び続けてきた結果、市民のみなさまにハッキリと申し上げられる将来のイメージは、こうです。

「日本の人口ピラミッドのゆがみはこのまま20~30年間ほど続きます。ですから、僕たちの世代は大きな痛みを被らざるをえません。僕たちのこどもの世代もかなり厳しい状況です。

しかし、人口減少がある程度おさまってくる2050年以降には、小さくなったピラミッド(たぶん8000万人くらい)で安定するはずです。

つまり、僕たちが歯を食いしばって今、一生懸命に政策を地道に実行し続けていけば、僕たちの孫たちの世代は安定した暮らしを送れるはずです。

だから、孫たちの幸せを守る為に、自分たちは幸せになれなくても頑張り続けていきましょう。

それが僕たちの世代の責任です」

この1~2年で人口減少を解決できるような政策は絶対にありません。

どうかその点だけは誤解が無いようにお願いします。



フジノが考える「政治・行政の失敗が原因での人口減少」への対策

2が原因の『人口減少』については、吉田市長による政策を完全に転換します。

すでに吉田市長の方針が失敗であることは、人口流出ワースト全国1位になったこと、昨年の自殺が前年度比17人増加(全国は5年連続減少、神奈川県は3年連続減少しているにもかかわらず)からも、明らかです。

したがって、「都市のイメージを変えれば良い」という政策や、基地を中心にした観光政策や、高層マンションを建てることで他の街からの人口流入に期待するような吉田市長の「甘い政策」は、転換します。

高層マンションが建てばその3年程度だけ人口は増加します。

しかし、20年後にはかつてのニュータウンと同様に、高齢者だけのまちになります。しかも垂直に切り立ったマンションに暮らす方々の高齢化は、戸建て住宅での高齢化とは全く違う深刻な問題が待っています。

ですから、巨大な高層マンションが建って一時的に人口が増えることで「人口が増えた!」なんて楽観してはいけません。

将来さらにそこに暮らす人々への社会保障給付の増加が(今の時点から)予想されるからです。

では、現在の方針をどのように転換するのか。

ものすごくシンプルです。

今現在暮らして下さっている市民のみなさまが、人生の最期を迎える時まで安心して暮らせる「福祉政策」を最優先し、充実させます。

社会保障が経済を低下させるどころか、むしろ「積極的な社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)」が経済もまちも活性化させるというイギリスの取り組みを横須賀にも徹底的に根付かせます。
 
また、

こどもへの税金の配分があまりにも少ない予算を変えます。

具体的には、第1にこどもへの栄養・運動・生活の下支えを実施し、第2に保育園・学童保育など放課後の時間を充実したものにするとともにひとりっこにも他世代と過ごす時間を増やして社会性を高め、第3に小児医療費の無料化を義務教育終了の中3までとするとともに小児科医不足を徹底的に改善します。第4に現在の出産環境をさらに安定したものにすべく市立病院の院内助産を充実させ、市内の助産院を支援し、妊娠前から出産後の育児まで安心して送れる環境づくりをすすめます。

細かい内容は、明日以降さらにご説明していけたらと思います。



研修「【実践】タブレット議会~ICTで変わる議会改革~」 に参加しました/ローカル・マニフェスト神奈川勉強会

今日は、久しぶりに『ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟』の勉強会に参加しました。

研修会の会場にて

研修会の会場にて


フジノは2005年の立ち上げメンバーの1人なのですが、ここ最近は忙しくてちょっと距離を置いていました。

本研修会のプログラムに社会学者の西田亮介准教授の講演があり、じかにお話を伺いたかったことと、本研修会の代表である有賀まさよしさん(藤沢市議会議員)からの「フジノさんが来てくれるのを楽しみにしてます」の言葉に心を打たれて、参加しました!

辻堂駅そばの貸し会議室を会場に開催されたのですが、辻堂駅前は土地の使い方がゆったりしていて印象的でした。

辻堂駅前のテラスモール側

辻堂駅前のテラスモール側

詳しいレポートは、後日いたします。

取り急ぎ、写真とメモだけ掲載しますね。

今回の研修会の代表を務めて下さった藤沢市議会議員の有賀さん

今回の研修会の代表を務めて下さった藤沢市議会議員の有賀さん

研究会の様子

研究会の様子

司会の長島有里逗子市議会議員

司会の長島有里逗子市議会議員

【基調講演】 北川正恭さん(早稲田大学大学院・教授)
『地方議会から日本を変える』

北川正恭教授による講演

北川正恭教授による講演

【特別講演】 西田亮介さん(立命館大学大学院・特別招聘准教授)
「ネット選挙の可能性と課題~制度設計、ジャーナリズム、民主主義の視点から~』

西田亮介准教授による講演

西田亮介准教授による講演

フジノも全く同意見、理念なきネット選挙解禁でした。今も理念が無いままだと感じています

フジノも全く同意見、理念なきネット選挙解禁でした。今も理念が無いままだと感じています

【問題提起】 早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会
『地方議会の現状について~全国議会改革度調査2013結果分析から~』

自分の議会がどれだけの「改革度」なのかをみんなでチェックシートを使って自己チェックしました

自分の議会がどれだけの「改革度」なのかをみんなでチェックシートを使って自己チェックしました

【ワークショップ】 議会改革自己診断シートを活用したダイアログ
『真の議会改革には何が必要か?~私がすべきことは?~』
・グループワーク 45分
・発表/総括 30分

グループワークにみんなで取り組みました

グループワークにみんなで取り組みました

フジノたちのグループは、壁に模造紙を貼り付けて、議論を進めていきました

フジノたちのグループは、壁に模造紙を貼り付けて、議論を進めていきました

「発表」をフジノが担当しました

「発表」をフジノが担当しました

【実践講座】 ソリューションベンダーが提案する新たな議会の仕組み
1.議事録検索システムの現状と課題
  西川裕也(早稲田大学マニフェスト研究所/NTTアドバンステクノロジ)

2.タブレット端末導入と議会ICT化の展望
  ・タブレット端末操作演習
  君島雄一郎(前逗子市議会議員/アイシーティー推進部会会長)

講師の君島雄一郎さん

講師の君島雄一郎さん

逗子市議会で実際に導入されているiPadを利用した取り組み

逗子市議会で実際に導入されているiPadを利用した取り組み


前逗子市議会議員の君島雄一郎さんのプレゼンテーションは面白かった!

前逗子市議会議員の君島雄一郎さんのプレゼンテーションは面白かった!


  河村タクマ(鎌倉市議会議員/富士ソフト)、ほか

他の取り組みもどんどん進められていることを知りました

他の取り組みもどんどん進められていることを知りました


【クロージング】 北川教授総括、アンケート記入、事務連絡

みなさんと記念撮影

みなさんと記念撮影

美しい夕暮れの景色

美しい夕暮れの景色

当選証書の授与式でした。1年間を通して自分に起きた大きな変化を感じます/横須賀市議会議員選挙終了後1日目

当選証書の授与式でした/1年間を通して自分に起きた大きな変化

昨日書いたとおりで、今日は15時から『当選証書の授与式』でした。

会場は、市役所の5階にある『正庁』というホールです。

横須賀市役所前にて

横須賀市役所前にて


北口駐車場のみなさまをはじめ、市役所の警備員のみなさま、受付の方々、エレベーターでのりあわせた市職員の方々に

「また4年間、よろしくお願いします」

と御挨拶をしてまわってから、まずは市議会の控室(市役所10階です)に向かいました。

配布されていたいろいろな資料を読んだりして、時間が近づいてきたので正庁へ。

選挙管理委員会から受け取った「当選告知」

選挙管理委員会から受け取った「当選告知」


選挙管理委員会事務局の方から『当選告知』を受け取って、式がスタートするまでイスに座って、待ちます。

ご挨拶をされる選挙管理委員会委員長

ご挨拶をされる選挙管理委員会委員長


議会改革の先頭に立つリーダー的存在である矢島まちこ議員をはじめ、一緒に何度も議員提案をさせてもらった井坂しんや議員ら信頼している先輩方と再び仕事をできることは改めてうれしく感じました。

その一方で、

いつも是々非々で熱く議論をさせていただいた佐久間のりお議員(ひとり親家庭への支援でも本当に大切な存在でした)をはじめ、『スクールソーシャルワーカーの導入とさらなる拡大』などあらゆる政策で同じ想いで一緒に活動させていただいた瀧川きみえ議員らが落選してしまったことは、フジノにとって大きなショックでした。

かねてからフジノはくりかえし

「どんな結果でも市民のみなさまの判断は正しいと受け容れる」

と述べてきました。

けれども、『政策通』で本当に素晴らしい政治家が落選してしまう、という現実だけは、受け容れられません。

大切な政治家を失なうことで、このまちは大きな損失を受けたのです。
 
市民のみなさまは、この損失を必ず後悔することになるはずです。

個人としても、市議としても、本当に残念でつらいです。



当選証書授与式で考えたいろいろなこと

さて、式が始まりました。

ここからは撮影できませんので、TVK(テレビ神奈川)の夜の報道番組『ニュース930』で流れた映像から拝借です。

1人ずつ、選挙管理委員会委員長に名前を呼ばれて『当選証書』を手渡されます。

ニュース930での映像より

ニュース930での映像より


フジノは、こんな表情でした。

早く仕事に戻りたくてウズウズしているフジノ

早く仕事に戻りたくてウズウズしているフジノ


『自分の内面の想い』と『まわりの方々の見方』がいつも一致しないことが多いフジノにとって

選挙期間中も、終わってからも、会う人会う人に

「フジノくん、ふだんと変わらないね」

「落ち着いてるね」

と言われることが多くてうれしかったのです。

珍しく『フジノ自身の想い』と『まわりの方々の見方』が一致していたから。

選挙中からずっと変わらない、穏やかな気持ち。
 
そして、気力も体力も充実していて、仕事への姿勢はすでにバッチリ。

昨日から選挙の残務を片付けながらも、すでに100%全開ですでに『ふだんの仕事』に戻っています。

でも、何故か、自分の名前が呼ばれて選挙管理委員長の前に立った時、

めまいというか、倒れそうになりました。
 
体調不良とかそういうことではありません。

この仕事の持つ責任の重みに、全身が震えたのです。

僕はこの仕事に、僕の身を捧げて、全身全霊を尽くしたい。

そう強く感じました。

過去2回の選挙では、こうして『当選証書』をもらっても何も感じなくて

事務所のどこかに放っぽって、数年ごとに大掃除をすると出てきて、黄ばんでいる、
 
そんな感じでした。

でも、今日は8年間で初めてこの『当選証書』を胸に抱きしめて、市民のみなさまからの信託の重みを感じました。

当選証書を持つフジノ

当選証書を持つフジノ


僕は、たくさんの人にいつも誤解されて過剰に期待されるのが嫌で、ふだんはどんなことにもわざとヘラヘラしたり、褒められたり持ち上げられたりすると『価値を無化させるようなこと』を言いまくってきました。

暴言を吐いたり、皮肉を言ったり。

基本的にシニカルなふりをしてきました。

でも、今は自分の本当の気持ちに率直に、天邪鬼ぶりを発揮したりせずに、あえて受け流さずに、

この仕事の持つ責任の重さを一身に感じて、慄いていようと思います。

3つ目の議員バッジ

3つ目の議員バッジ


市役所を出て、バイクに乗って、事務所まで向かう間、ヘルメットの中で何故か涙がこぼれました。

自分の中で、1つの大きな変化が起こったのを感じました。



メディアからの取材に、この数年間の苦しみと3.11を受けて迷いを断ち切った想いを語りました

夜、あるマスメディアから取材を受けました。

その記者の方は、過去のフジノの選挙も見ておられるので、率直にフジノの想いを1時間にわたってお話ししました。

この数年間のうつ病との闘病生活の苦しさ、特に、昨年3月30日から新薬へ切り替えてつらかった日々。

半年間以上もクスリの副作用が続いて1日中倦怠感で起きることもできず

議会中でも副作用で起きていられずに、他の議員の方々からそれを咎められても「クスリのせいだ」とか絶対に言い訳はしないで耐えてきたこと。

ようやく半年が過ぎて副作用に慣れた時に、またクスリが増量されて、再び副作用に苦しみ続けたこと...。

「そんな身体で僕はこの仕事を続けて良いのか」

という葛藤がずっと僕を悩ませました。

けれども父に少しでも長生きしてもらいたいから、医療費を工面する為にも、絶対に今はこの仕事を辞めることもできない、という煩悶に苦しみました。

大雪が降った日のみなとみらいでの『小児高次脳機能障がい』についての集まりで、ようやくこの仕事を続ける決心がついたこと、

それでも選挙活動を行なうことへの決心ができず、立候補の費用も工面できない為に、ポスター作りも遅れに遅れて、公選ハガキも最後まで全ては出せなかったこと、

それが3月11日を境に、全てが変わって、一切の迷いが消え去ったこと。

自分自身の運命を受け容れて、目の前の現実を全て肯定して乗り越えていこうと決めたこと。

それでも、それでも、「選挙活動をしている場合では無い」という固い決意は揺らがず

この1週間を通じて、『午前』は現役の政治家としての仕事を続けて、あくまでも選挙活動は『午後から夜だけ』と決めて徹底したこと、

最後の最後まで、ひとりきりで選挙にむきあっていったこと。

こんなフジノの長話は当然ながら記事になる訳でも無く、あくまでも記者の方との個人的な信頼カンケーの上でお話しさせていただきました。

でも、改めて自分自身の変化を語ることを通じて自分自身が整理して理解することができました。

もう僕は今までの僕では無くなったから、今までの僕が好きだった人は、もしかしたら僕のことを嫌いになるだろうと思います。

けれども、僕はこの今の新しい僕がとてもしっくりきていて、そしてこのまちの為にも良い方向に関わることができるのだと確信しています。

この数年間、特に1年間、ずっと苦しんできたことは、今、ようやく実を結びつつあるのを感じています。

さあ、これからもがんばって働こう。
 
しっかり働こう。

そんなことを改めて深く感じることができた、この選挙はすごく貴重なありがたい機会だったと感じています。



最終的な選挙の結果

最終的な開票結果は下のとおりでした。

2011年4月26日・毎日新聞より

2011年4月26日・毎日新聞より





本日、フジノの師匠が市議会議員を辞任しました/自分のことよりもいつも他人のことを考えて下さる木村正孝さん

2人の市議が辞職しました

今日は2人の市議会議員が辞表を出して、そのまま受理をされて、正式に辞職をしました。

1人の方は、交通事故に遭ってしまった為に当選以来、ほとんど議会に出ないままの2年間でした。

車いす生活を余儀なくされている体であることには、深く同情します。

ただ、政治家としての仕事ができない状態のまま、市民のみなさまの税金をもらい続けていることはとても不健全な状態です。

自ら進退を決めることが選んでくれた有権者の方々へのけじめだと思っていましたが、今日、その方が辞表を提出し、引退しました。

フジノの師匠が、本日、市議を辞任しました

 
そして、もう1人の辞表を出した方がいます。

政治家フジノにとっての師匠である木村正孝さんでした。

木村さんとは、3年前の夏に初めて出会いました。

フジノがまさか政治家になるなんて考えてすらいなかった頃のことです。

障がいのあるお子さんを持つお母さんから相談を僕は受けて、そこで初めて政治家という存在にアプローチをしたのです。

当時、横須賀市議会議員でHPを持っていたのはわずか3名ほど。

その中で「最も福祉に熱心だ」との印象を受けたのが木村さんでした。

そこでお電話をして事情を話したところ、本当にすぐに会って下さり、しかも親身に相談にのってくれました。

いつも他人のことを考えて下さる木村さん

それから数ヵ月後、2年前の1月31日、フジノは政治家への立候補を決心しました。

木村さんは選挙期間中にもときどきお電話をくれて

「フジノくん、須軽谷にまだポスターを貼れていない掲示板があるよ」

なんて、教えてくれました。
 
木村さん自身だって選挙活動期間なのに。

自分のことよりも、いつも他人を心配してくれた木村さん。

木村さんの政治家としての遺伝子はフジノが引き継ぎます!

彼の選挙方法は、

  1. とにかくお金をかけないこと。
  2. 選挙カーを使わないこと。

フジノは木村さんをお手本にして、自分なりのやり方で選挙に取り組みました。

選挙カーを使わない理由は

  1. うるさくて名前ばかり繰り返していてバカバカしい!
  2. 選挙カーの費用は税金から補助が出ており、おかしい!

この2つの信念からでした。

だから、フジノの選挙費用はすごく少ないのです。
 
他都市の市議会議員と話をしていても、「安い費用だね!」といつも驚かれます。

けれども木村さんはもっと安いのです。

そんな木村さんの政治姿勢は、フジノにとって『師匠』でした。

本当にたくさんの市民の方からの電話相談に、朝から晩までずうっと親身になって答えてあげている木村さん。

同じ市議会控え室で2年間過ごしてきて、彼のそんな姿勢をフジノは見習ってきました。

さらに、政策に対しては徹底的にガンコで、例え45人の議員の中で1人きりになろうとも、自分が「正しい」と信じた想いの前には徹底的に闘うこころの強さを木村さんは持っていました。

フジノもしばしば市議会全体の中で、たった1人だけで賛成だったり反対だったりするのですが、絶対にびびらずに闘うようにしています。

信念に殉じたいんだ。
 
こころだって折れてたまるか。

今、そんな木村さんの『政治家としての遺伝子』をフジノは勝手に受け継がせてもらったと思っています。

もう市議会議員としては一緒に仕事ができないのが本当に残念です。

けれども木村さんから学んだことを、フジノは政治家として絶対にムダにしないでいきます。

  • 選挙には絶対にお金をかけない。
  • 政策に対してはどこまでもガンコに信念を貫く。
  • 困っている人々に対しては徹底的に思いやりをもって接する。

これが木村さんからフジノが学んだことです。

木村さんが市議会議員を辞めた今、勝手ながらフジノがその仕事を引き継ぎたいと思います。

市議を辞職された木村正孝さんと、フジノ

市議を辞職された木村正孝さんと、フジノ


木村さん、長い間、市議会議員として本当におつかれさまでした。

たくさんのことを教えていただいたことは、絶対にムダにしません。

これからも全力で活動していきますので、どうか見守っていて下さい。

お体に気をつけて。

そしてこのまちのためにこれからも木村さんらしく信念を貫いて下さい。

横須賀市議会の議員定数を2名削減するよう求めていきます

これで横須賀市議会は定数45名のところ、現在は43名になりました。

このまま残りの2年間、問題が無ければフジノは「横須賀市議会議員の定数を43名にすべきだ」という提案をします。

最低でも2人、議員定数を減らしたいと思うのです。


 
木村さん、これまでありがとうございました!

選挙が終わってからこそが、本当のはじまり/参議院選挙が終わりました

選挙が終わってからこそが、本当の始まりです

参議院選挙の前には、『選挙に行こうツアー』を勝手に1人でやりました。

けさは朝6時半から8時半まで、Yデッキで『選挙が終わってからが始まりですよツアー』をやりました。

いつもみなさんにお伝えしているのですが
 
政治家の仕事は『選挙で選ばれること』なんかでは全く無くて、

『選ばれた後、議会で何を発言し、どういう法律を作ったか』

という、このことだけが大切なんです。

『なること』よりも、『なってから何をするか』だけが大切なんです。

よくみなさんはフジノの職業を知ると

「へぇ~、政治家なんだ。すご~い」

と言いますけれども、それは間違っています!

「へぇ~、政治家なんだ。で、議会ではどんな発言してるの?」

ぐらいの言葉がかえてくると、うれしいな(笑)。


 
今回、横須賀から選ばれた3人の参議院議員はみなHPを持ってます。

彼らが国会でどんな仕事をしていくのか、6年間しつこくチェックしつづけてください。

政治家にとって大切なのは「何を実現したか」だけ、です。

マニフェストや選挙公報を捨てないで、時々見て、ちゃんとあなたとの契約を守っているかを厳しくチェックしつづけてください。