横須賀市版リビング・ウィルの在り方について/提出した発言通告書(その4)

市長への質問の為の発言通告書を提出しました(その4)

予算議会でも市長に対して本会議で質問を行ないます。

その為にあらかじめ提出しなければならない『発言通告書』が、本日締め切りでした。

フジノが質疑に立つのは、2月28日の本会議です。

それでは前回に続いて『発言通告書』の内容を掲載します。



4.横須賀市版リビング・ウィルの在り方について

終活という言葉の流布やエンディングノートが書店で販売されるようになり、リビング・ウィルもかつてより広く知られるようになった。

私はリビング・ウィルを必要だと考えている。
 
本市が1月に開催した『在宅療養シンポジウム』では、『横須賀市版リビング・ウィル案』(以下、本市版)が参加者に配布された。

この案をもとに完成版が作られて配布されることになる。

私は作成にあたった本市の『在宅療養連携会議』を発足当初から常に傍聴し、常に当事者の一人であるとの意識をもって立ち合ってきた。

したがって本市版の作成に至った経緯も議論も承知の上で、公的な責任を伴う本市があえてリビング・ウィルを作成・配布することへの懸念事項について質疑し、より良いものへと高めていきたい。

【質問10】
(1) 1983年から一般財団法人日本尊厳死協会が進めてきたリビング・ウィル活動に対して、これまで様々な分野や視点から提起されてきた問題点や懸念があるが、それらはそのまま本市版にも当てはまる。

リビング・ウィルの最重要事項は十分なインフォームドコンセントに基づいて、本人が選択肢を理解した上で判断し自らの意思を表示することだ。
 
しかし、本市版は全体で6ページのみ、延命治療とは何かの説明は8行しか記されておらず、正確な理解が得られるとは言えない。

きっかけづくりのためにあえて簡易なものとしたという説明だが、これではリビング・ウィルの前提となる最重要事項が守られていないのではないか。


【質問11】 
(2) 一人暮らしの高齢者や家族が介護負担に耐えられなくなっているケースをはじめ、現在の日本の厳しい経済社会状況では子どもに経済的な負担をかけたくないという思いから、本心とは違っても延命治療や緩和医療を望まないと書かざるを得ない方もおられる。

いざという時に病院に搬送してほしくてもそう書かない可能性も十分にある。

記されたことが本人の本心ではない可能性を本市版はいかにして排除していくのか。


【質問12】 
 (3) 病状悪化や体調の急変で本人や家族の気持ちは揺れるのが常であり、元気な時に記した決心や考え方と、実際の急変時に感じ方や考え方が異なることは人として当然のことだ。

 したがって、本市版にあらかじめ記した意思とは違う意思が示された時は常にその時々の本人の意思こそが最優先されるべきだが、いかがか。


【質問13】 
 (4) アンケート「人生の最期を迎えるときに過ごしたい場所の希望」の回答を市長らが紹介する際、「6割の方が自宅での療養を希望しています」と解説するが、それは恣意的で、事実とは異なる。

実際の結果は「自宅で療養して必要になれば医療機関に入院したい」45.3%、「医療機関に入院したい」15.4%、「老人ホームなどの施設に入所したい」6.1%であり、合計66.8%が自宅以外で最期を迎えたいと希望している、と読むべきである。

人により最期を迎えたい場所が異なる現実に対して、自宅でのみとりに誘導するような解説は間違っている。
 
日本尊厳死協会もそのリビング・ウィルを解説した著書においても「もちろん患者が延命措置を望み、生命を長らえることも1つの選択であって、それを非難するものではありません」と明記し、結論を誘導しないように注意を払っている。
 
かたや本市版は、延命治療の拒否と最期を自宅で迎える回答に誘導する内容になっているとは言えないか。
 
個人の意思判断を尊重することこそがリビング・ウィルであり、延命治療を受けることや病院への搬送を望むことも貴重な意思表示であることをきちんと明記すべきではないのか。


【質問14】 
(5) 民間団体独自のリビング・ウィルとは異なり、公的な存在である本市がいったん配布を始めれば、看取りについて考えるきっかけになってほしいという『在宅療養連携会議』の意図を超えて、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設で公的な書類として利用される可能性が十分に想定される。

単に啓発ツールという扱いにはとどまらないリスクを考えておくべきだ。

特に、救急搬送時において本市消防局はこの本市版をもって『DNAR事案』(Do not attempt resuscitationの略。がんの末期、老衰、救命の可能性がない患者などで、本人または家族の希望で心肺蘇生を行わないこと。またはその特別な指示のこと)として扱うことができるのかを検討すべきだ。

つまり、救急隊が心肺蘇生等の救命処置未実施とした場合に、消防法第1条、第2条9項の規定違反で国家賠償法に基づく訴訟を起こされた際に法的責任を回避することができるのか。

発言通告書の内容は以上です。



長尾和宏さんの講演とパネルディスカッション/みんなで支える在宅療養シンポジウム2015、今年も大成功でした

今年も満員、みんなで支える在宅療養シンポジウムを開催しました

今日は、午後から夕方まで汐入・ベイサイドポケットへ向かいました。

会場にて

会場にて


今年も横須賀市は『みんなで支える在宅療養シンポジウム〜最期までおうちで暮らそう〜』を開催しました。

みんなで支える在宅療養シンポジウム・パンフレットより

みんなで支える在宅療養シンポジウム・パンフレットより


昨年は樋口恵子さんを講師にお招きして開催したのですが、満員で大成功でした。今年も会場は満員!

会場で配布されたパンフレットはこちらです。ご覧下さいね。



第1部・基調講演は長尾和宏先生です

第1部は長尾和宏先生長尾クリニック院長)の講演です。

講師の長尾和宏先生

講師の長尾和宏先生


長尾先生は、尼崎で開業しておられます。

長尾クリニックのウェブサイト

長尾クリニックのウェブサイト


けれども『開業医』であるということよりも、長尾先生はこの本がベストセラーになって『論客』としてこそ知られています。

長尾先生のパワーポイントその1

長尾先生のパワーポイントその1

朝日新聞の医療サイト『アピタル』での連載(町医者だから言いたい!)は、すでに1700回を超えておられます(すごい!)。

長尾先生はブログも毎日更新しておられますので、ぜひご覧下さいね。

長尾先生の産経新聞での連載が資料として配られました(その1その2)。こちらもぜひご覧下さい。



自分の最期は、自分で決める~穏やかな最期を迎える為に~

長尾先生の基調講演のタイトルは『自分の最期は、自分で決める~穏やかな最期を迎える為に~』でした。

無医村での活動を二十歳の頃に経験された長尾先生

無医村での活動を二十歳の頃に経験された長尾先生

現在は「がん」と「認知症」の時代

現在は「がん」と「認知症」の時代

1976年まで日本全体では自宅で亡くなる人の方が多かったのです

1976年まで日本全体では自宅で亡くなる人の方が多かったのです

死に至るまでの過程は、病態によって大きく異なります

死に至るまでの過程は、病態によって大きく異なります

在宅医療とはなにか

在宅医療とはなにか

平穏死と延命死の違い

平穏死と延命死の違い

講演に熱がこもる長尾先生

講演に熱がこもる長尾先生

休憩時間の控え室。

長尾先生を中心に、野村良彦先生・千場純一先生・大友宣先生らが交流を温めました。

左から、千場先生、長尾先生、野村先生、大友先生

左から、千場先生、長尾先生、野村先生、大友先生

第2部・パネルディスカッション「在宅医療と病院医療」

第2部は、長尾先生を交えて、横須賀の在宅療養・地域包括ケアのキーパーソンによるパネルディスカッションでした。

テーマは『在宅医療と病院医療』です。

横須賀市の死亡場所別死亡者数

横須賀市の死亡場所別死亡者数

(パンフレットの紹介文章より)

自宅で受ける医療(在宅療養)と、病院で受ける医療は、どのようにちがうのでしょう。

実際に医療に携わる先生方のお話を伺いながら、『在宅医療』と『病院医療』の違いについて、ご一緒に学んでまいりたいと思います。

そして、ご自分の人生の最期の医療をどうすべきか、考える機会にしていただければ幸いです。

野村良彦先生(野村内科クリニック院長)
大友宣先生(衣笠病院内科医長・湘南国際村クリニック所長)
豊田茂雄先生(横須賀共済病院診療部長・地域連携センター長)

3人のパネリスト

3人のパネリスト

(その1)



(その2)



(その3)


病院の種類と、それぞれの種類ごとにどのような機能を持っているかをご紹介する大友先生

病院の種類と、それぞれの種類ごとにどのような機能を持っているかをご紹介する大友先生

横須賀ではご自宅で亡くなる方がこの10年で2倍近く増えました

横須賀ではご自宅で亡くなる方がこの10年で2倍近く増えました

長尾和宏先生とフジノ

長尾和宏先生とフジノ

外に出るとすでに夕暮れでした

外に出るとすでに夕暮れでした

*詳しい内容は後でまた記します。



後日追記:長尾先生がブログでご紹介くださいました

長尾先生ご自身のブログで、今日の横須賀のことを記事として書いて下さいました。

長尾和宏先生のブログ記事より

長尾和宏先生のブログ記事より


ぜひこちらをご覧下さいね。



在宅療養連携会議・全体会議(第3回)

「在宅療養連携会議・全体会議」会場にて

「在宅療養連携会議・全体会議」会場にて

久しぶりに「学び」に集中できた1日/全国在宅療養支援診療所連絡会・第1回全国大会へ

全国在宅療養支援診療所連絡会の第1回全国大会へ

『1万メートルプロムナード・ウォーキング』の疲れも全く抜けないまま、朝6時半に起きて、東京駅へ向かいました。

JR東京駅にて

JR東京駅にて


『全国在宅療養支援診療所連絡会』による『第1回全国大会』に参加する為です。

学会告知チラシより

学会告知チラシより


『在宅療養支援診療所』を開業しておられるドクターをはじめとする医療関係者900名の団体で、5年前に設立されました。

今回、初の全国大会開催となりました。

ひたすら座学の1日

今日は、朝9時半から夕方5時まで、丸一日を座学で過ごしました。

会場にて

会場にて


最近はずっと忙しくて、学会に出席するような『まとまった時間を学ぶ機会にあてること』が全然できませんでした。

この学会も本来は2日間なのですが、フジノは1日だけの参加。

それでも、今日は全国の取り組みを学ぶことができて、とても充実した良い時間を過ごすことができました。

ランチョンセミナー「在宅医療が日本を変える〜キュアからケアヘのパラダイムチェンジ」

ランチョンセミナー「在宅医療が日本を変える〜キュアからケアヘのパラダイムチェンジ」


出席できなかった講座の資料も、お願いして予備を頂きました。同じ時間帯に開催された2つの『ランチョンセミナー』も、半分ずつかけもちしました。

とにかく1秒もムダにしないよう、貪欲に吸収に努めました。

在支連全国大会記念シンポジウム「今、なぜ在宅医療なのか?」

在支連全国大会記念シンポジウム「今、なぜ在宅医療なのか?」


先日の教育福祉常任委員会(最終日)にて、今年度末で定年退職される市の課長が退職の挨拶をされました。

とても尊敬していた方だったのですが、その方が「人一倍努力すること」の大切さを語られました。「人一倍努力すること」を大切にするその姿勢を、僕も絶対に貫いていこうとこころに誓いました。

政治家が必死に学べば学ぶほど、必ず市民のみなさまの利益になる

昨日のカフェトークに数カ月ぶりに参加して下さった方から

「フジノさんのブログを読んで『在宅』という選択肢があることを知って、『在宅療養連携シンポジウム』にも足を運んでいた。

親がガンになって入院をしていたけれど、先月末に退院するにあたって、在宅で過ごすことを選んだ。

スムーズに在宅に移ることができて『訪問看護』に来ていただいている」

というお話を伺いました。

とても感謝されて、フジノ自身も「情報発信をしてきて良かった」とうれしく感じました。

でも、その時にこんなお話が出ました。

「親の『訪問看護』は『介護保険』ではなくて、『医療保険』を利用している。

『訪問看護』といえば『介護保険』だと思っていたけれど、『医療保険』を使う『訪問介護』もあるのを初めて知った」

恥ずかしながらフジノには知識が足りなくて、どういう時に『医療保険』の適用となって、どういう時に『介護保険』の適用となるのか分からず、その方に説明することができませんでした。

座長の徳島往診クリニック院長・吉田大介氏(右)

座長の徳島往診クリニック院長・吉田大介氏(右)


永井康徳先生(医療法人ゆうの森たんぽぽクリニック理事長)によるランチョンセミナーでは、ちょうどこのお話が出ました。

『かかりつけ医が知っておきたい在宅医療の制度の知識〜平成26年診療報酬改定をふまえて〜』

日本はすでに超高齢社会となり、2025年の多死社会を迎え、地域包括ケアシステムを推進していくことを見据えながら、平成26年度診療報酬改定が行われました。

このランチョンセミナーでは、この診療報酬改定を踏まえながら、かかりつけ医が知っておきたい在宅医療の制度の基礎知識についてお話ししたいと思います。

在宅医療に関わる制度は医療保険と介護保険、福祉制度、障害者自立支援法、生活保護法など各種の制度が複雑に絡み合っています。

それにもかかわらず、医学教育や看護教育の中にはまだまだ在宅医療の制度の知識は組み込まれておらず、介護保険の知識さえ、医療従事者が理解していないことも多々あります。

自分が関わる患者様に最大限の利益が与えられるマネージメントを行うためにも、制度の知識をしっかりと身につけておくことは大切な事だと思います。

また、当法人では在宅医療専門クリニックを開業して14年目となり、全国から見学者や研修者が多数訪れます。見学者や研修者にお話ししているノウハウについても、これから積極的に在宅医療を展開しようと考えている方々に、少しではありますが、お伝えできればと考えています。

全国各地域での在宅医療の普及のために、少しでも皆様のお役に立てば幸いと考え、このランチョンセミナーを企画しました。

これがランチョンセミナーの概要だったのですが、まさに「訪問看護が医療保険となるケース」についても解説がありました。

  1. 介護保険の認定を受けていない場合
  2. 厚生労働大臣が定める疾病等の場合
  3. 急性憎悪期

『訪問看護』は原則として『介護保険』が優先されるのですが、上の3つのケースでは『医療保険』になるのです。

(1)『医療保険』から『訪問看護』が入れば、『介護保険』はその他の介護サービスを主体に入れることができます。

(2)重心医療受給者証を持っていれば、『医療保険』の『訪問看護』は自己負担が公費負担になります。

こうして、在宅で暮らす方の生活をより良い形でサポートすることができるようになります。

ランチョンセミナー(医療法人ゆうの森たんぽぽクリニック理事長・永井康徳氏)の様子

ランチョンセミナー(医療法人ゆうの森たんぽぽクリニック理事長・永井康徳氏)の様子


制度を細かい内容まで全てをフジノには把握することはできませんが、それでも1つでも多くの知識があればそれで救われる方がいるかもしれません。

もっともっと勉強しなければ、と痛感させられました。

カフェトークで昨日抱いたばかりの疑問が、翌日の学会で解消できた。

これは偶然でも何でも無くて、自分から「学びの機会」を取りに行ったからこそ出会うことができたのだと思うのです。

これからも市民のみなさまの力になれるように、しっかり学び続けようと思います。

横倉医師会長、辻哲夫先生ら

横倉医師会長、辻哲夫先生ら

参加したプログラム

学会2日間のプログラムはこちらをご覧下さいね。

フジノは、午前はこちらに参加しました。

全圃在宅療養支援診療所連絡会 第1回全国大会記念シンポジウム

『今、なぜ在宅医療なのか?』

  1. 「今、なぜ在宅医療なのか?~在宅療養支援診療所連絡会の歩みとともに~」太田秀樹
  2. 日本医師会 横倉義武
  3. 厚生労働省医政局指導課在宅医療推進室 佐々木昌弘
  4. 東京大学高齢社会総合研究機構 辻哲夫
  5. 大会長講演 新田國夫

20140323seminor3

午後は、こちらに参加しました。

『在宅医療・介護連携拠点が地域包括ケアにおいて果たすべき役割』

  • 座長:
    医療法人財団千葉健愛会 川越正平
    ナカノ在宅医療クリニック 中野一司
  • 演者:
    岡山市保健福祉局 森真弘
    徳島市医師会 豊田健二
    佐久総合病院 小松裕和
    チームもりおか 板垣園子
  • 指定発言:
    厚生労働省老健局振興課 岡島さおり
徳島市医師会の豊田健二先生の講演

徳島市医師会の豊田健二先生の講演

佐久総合病院の小松裕和先生の講演

佐久総合病院の小松裕和先生の講演


そして、2つのランチョンセミナーに参加しました。

とても有意義な『学びの機会』でした。

あなたが望む「死の在り方」をサポートしていきます/みんなで支える在宅療養シンポジウム2014

樋口恵子さんによる基調講演

午後から汐入のベイサイドポケットへ向かいました。

今日は、フジノからみなさんにぜひ参加してほしいとお願いしてきた『みんなで支える在宅療養シンポジウム』です。

会場にて

会場にて

第1部は、樋口恵子さんを講師にお招きして、『人まかせの終末期医療でいいんですか?』のタイトルで基調講演が行なわれました。

講師の樋口恵子さん

講師の樋口恵子さん


自分がどのような最期を迎えたいのかをきちんと意思表明しておくことの大切さについて、樋口さんは

死にゆく人の「最期の身だしなみ」「家族に対する身だしなみ」ではないか

と、おっしゃいました。

『リビングウィル』(生前の意思を紙に残しておくこと)ですね。

現在の日本の状況では、その意志のとおりになるとは限らないけれど、自分の意思はしっかりと表明させておくべき、という樋口さんの言葉はとても強く印象に残りました。

考えよう、話しあおう、できれば文章に残そう。年をとった我々世代の看取りについて、こどもたちの世代がケンカをせずに見送れるようにしよう

との言葉は、まさにそのとおりだと思いました。



キーパーソンによるパネルディスカッション

第2部は、パネルディスカッションです。

地域医療推進課長による横須賀市の取り組みの報告

地域医療推進課長による横須賀市の取り組みの報告


横須賀市では様々な取り組みを進めてきましたが、新年度はさらにみなさまに身近に感じて頂ける取り組みをスタートしていきます。

ぜひあなたにも語り合ってほしいです

ぜひあなたにも語り合ってほしいです

千場先生から横須賀市医師会の取り組みを報告して頂きました。

どこで亡くなりたいか「分からない」という方々がまだまだ多いのが現状です。

どこで亡くなりたいか「分からない」という方々がまだまだ多いのが現状です。

昨年ずっと県内の在宅療養を取材して連載記事を書き続けてくれた朝日新聞横浜総局の佐藤洋記者もパネリストを勤めて下さいました。

在宅での看取りについて取材し続けておられる佐藤陽記者

在宅での看取りについて取材し続けておられる佐藤陽記者

階段の多い横須賀の地形について語る大澤さん

階段の多い横須賀の地形について語る大澤さん

樋口恵子さんとフジノ

樋口恵子さんとフジノ


シンポジウムの終了後に、控室で樋口恵子さんとお茶を飲みながらお話させていただきました。

つい先日亡くなったばかりの祖父と『生きることと死ぬこと』について長年語り合ってきたことや、父が8年半にわたって植物状態であることなどをお話ししました。



「みんなで支える在宅療養シンポジウム」へのお誘い

在宅療養シンポジウムへどうかいらして下さい

この数年間、政治家としてフジノは『看取りケア』『看取り支援』の推進に取り組んできました。

『看取り』に熱心に取り組んでこられた特別養護老人ホームや有料老人ホームの職員の方々をはじめ、たくさんのご家族の方々のお話を伺ってきました。

尊厳のある生き方=死に方について、いつも考え続けてきました。

また、個人としては祖父とも生きることと死ぬことについてたくさん語り合ってきました。

そのおかげで、こころの準備もずいぶんできていたのだと思います。

先日もブログに書いたばかりですが、『生きること』と『死ぬこと』について考えることは本当に大切だと感じています。

ぜひこどもから大人までみんなに機会をとらえて語り合ってほしい、と強くフジノは願っています。

そこで、あなたにぜひ来てほしいシンポジウムがあります。

在宅療養シンポジウムのチラシより

在宅療養シンポジウムのチラシより


横須賀市による『みんなで支える在宅療養シンポジウム』です。

テーマ:最期まで住み慣れた場所で~在宅看取りを叶えるために~

プログラム:

  1. 基調講演
    『人まかせの終末期医療でいいんですか?』

    • 講師:NPO法人高齢社会をよくする女性の会・理事長 樋口恵子氏
  2. 横須賀市からの報告
    『在宅療養・在宅看取りを選択できるまちづくりへ向けて』
  3. パネルディスカッション
    『在宅看取りを叶えるために』

    • コーディネーター
      神奈川県立保健福祉大学教授 加納佳代子氏
    • パネリスト
      横須賀市医師会副会長 千場純氏
      田浦・逸見地域包括支援センター施設長 大澤愛子氏
      朝日新聞横浜総局記者 佐藤陽氏
    • 報告者
      横須賀市健康部地域医療推進課長 惣田晃
    • コメンテーター
      樋口恵子氏

日時:1月13日(月)13:00~16:15(開場12:30)

会場:ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀芸術劇場小ホール)

定員:当日先着500名(事前申し込みは必要ありません)

その他:入場無料、手話通訳つき

横須賀市の取り組みは、『医療と福祉の連携』という観点で専門家の方々からは全国的に注目されています。

この年末には、横須賀の在宅療養が朝日新聞の特集記事としてシリーズで報じられました。

2013年12月21日・朝日新聞・特集記事の反響編より抜粋

2013年12月21日・朝日新聞・特集記事の反響編より抜粋


でも、まだまだそれは専門家やマスメディアなどの関心が高い方々に限られているとフジノは感じています。

僕は、市民のみなさまひとりひとりが生きることと死ぬことを語り合えるまちに変えていきたいと願っています。

今、多死社会に突入しています。

『死』は遠いものではなく、目の前で起こる、もっと身近な出来事になります。

あなたのご家族や、あなた自身の『死』に際して、みんなが悲しみだけでなく笑顔でいられるようになってほしいと僕は願っています。

そうした取り組みのひとつがこのシンポジウムです。

どうかぜひみなさまに参加してほしいです。お待ちしております!

2014年1月8日・朝日新聞より

2014年1月8日・朝日新聞より


滋賀県東近江「三方よし研究会」の取り組みを横須賀でも実現したい/ついに小鳥輝男先生の講義を受けることができました

ついに小鳥輝男先生の講義を受けることができました!

夕方から、新年最初の大学院での聴講でした。

国際医療福祉大学院


青山一丁目駅から徒歩1分、国際医療福祉大学院へ向かいました。

06fujino


世の中はまだ松の内ですから、都内はすごい人出でした。

楽しそうにお正月気分を満喫しておられるたくさんの方々の姿を横目に、フジノはひたすら勉強です。

仕事漬けの暮らしですが、フジノは決してそれがキライではありません。

楽しそうに過ごしている人々が明日も楽しそうに暮らせるようにするのが政治家の仕事ですから。

楽しそうな人々の姿を見られることはは、フジノの喜びの1つでもあります。



「三方よし研究会」を学びたくて、受講を決めたのです

今夜の講師は小鳥輝男先生『三方よし研究会』世話人代表・小串医院院長・前滋賀県医師会長)でした。

後期も大学院で聴講をしようと決めた理由の1つが、この『三方よし研究会』の取り組み(2007年10月スタート)を学ぶことでした。

06title


だから、今夜はますます気合いが入りました。



「三方よし研究会」の取り組みは横須賀にとってお手本です

『三方よし研究会』の取り組みをひとことでお伝えするのは難しいのですが、地域包括ケアを実現する為の、あらゆる職種がひとつになって進んでいく集まりです。

似たような集まりは横須賀市にもあります。

昨年からようやく横須賀市・医師会・衣笠病院の共同で多職種連携の為の会(多職種合同研修会)をスタートしました。

厚生労働省の音頭によって、おととしくらいから全国で進められつつあるこうした場づくりは、そもそも各地域での自発的にスタートした取り組みをお手本にしています。

その素晴らしいお手本の1つが以前こちらに記した片山先生の尾道医師会方式による取り組みであったり、今夜の小鳥先生らによってスタートした『三方よし研究会』なのです。

06DrOdori


各地で自発的にスタートした取り組みですが、その問題意識はみんな同じです。

2025年に向けて、75才以上の後期高齢者が激増していきます。

このままでは、もはや病院でも施設でも自宅でも亡くなることができない、つまりどこにも死に場所が無い『看取り難民』が発生します。

06goal2


それを防ぎたい。

誰もが尊厳ある死に方を迎えられるようにしたい。

これが共通の問題意識です。

06goal


全国の実践をしておられる方々は、それぞれの立場でその為に活動をしているのです。プレーヤーは地域に関わりを持つ全ての存在です。

例えば・・・

  • 市民(患者さん本人、ご家族)
  • ドクター(病院、診療所問わず)
  • 看護師
  • 保健師
  • 歯科医師
  • 薬剤師
  • ケアマネージャー
  • 介護福祉士
  • ヘルパー
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 弁護士
  • 行政書士
  • 社会福祉協議会
  • 行政
  • 政治

・・・などなど。

もっともっとたくさんのプレーヤーが存在しているはずです。

そしてフジノは、政治家の立場から実現しようとしています。

地域包括ケア、在宅療養、いろいろな呼び方がありますが目指しているゴールは同じものです。

06lecture


地域包括ケア・在宅療養の実現には、絶対に市民のみなさまの事前の参画(日常からの参画)が必要です。

それがどんなものなのかをぜひ市民のみなさまに知っていただきたいです。

その為にも、小鳥輝男先生を横須賀にお招きして講演をしていただけたらいいなと思います。

ただ、すごく分かりやすく写真で紹介した本も少しずつ出版されてきました(実物はぜひカフェトークなどの機会にお見せしますね!)。

特におすすめなのは、國森康弘さんによる『みとりびと』シリーズです。

06book


花戸貴司先生の永源寺地域での活動を撮影した素晴らしい本です。

花戸先生のお話もできればじかに伺いたいです。大学院の来期の講師としてぜひ招いて頂きたいです(高橋先生、事務局のみなさま、ぜひお願いします)。

市民のみなさまにはフジノたちが目指している地域の姿を共有していただけるようにどんどん情報を発信しますので、どうか関心を持って下さいね。

もちろん、毎日の生活が忙しくて目の前の課題で大変なのは百も承知です。

けれども、社会保障(保健・医療・福祉)の財源には限界があって、さらにはそれを減らそうとする政治家たちもたくさんいて、放っておけば、危険な方向へ向かわせられてしまいます。

(保険料の値上げ、自己負担のアップ、それにもかかわらず医療・福祉サービスは大幅にカットされる、お金のある人しか医療・福祉が受けられないという社会)

それを防いで、より良い医療/福祉の姿を実現する為には『地域包括ケア』の推進が必要だと信じて進んでいくフジノたちの動きをどうか関心を持って見守ると共に、ぜひ一緒に作っていって下さいね。

06DrTakahashi


小鳥先生は滋賀県で活動しておられますが、いつか『三方よし研究会』の活動の現場をぜひ見学させていただきたいです。

小鳥輝男先生、今日はありがとうございました!



横須賀の取り組みのひとつ「在宅療養シンポジウム」のおしらせです!

ということで、さっそくですが<おしらせ>です。

『みんなで支える在宅療養シンポジウム』を開催します

日時:1月13日(日)13:00~16:15(開場 12:30)
会場:横須賀市文化会館・大ホール
申し込み不要、当日先着1,000人
プログラム:

1.基調講演『自然死のすすめ』
講師:社会福祉法人同和園附属診療所長 中村仁一氏「自分の死について考えると生き方が変わる」と説く中村先生にいかに自然な死を迎えるかについてお話しいただきます。

2.パネルディスカッション『在宅療養と看取りの場所』
在宅療養と在宅看取りについて、日頃からそれを支える方々のお話をうかがいます。

ぜひいらしてくださいね!

フジノは今年もしっかりと地域包括ケア・在宅療養の実現の為に全力を尽くしていきます。