65才以上のみなさま、どうかアンケートにご協力をお願いいたします!/第7期介護保険事業計画づくりが始まります

3年に1度の、高齢者保健医療福祉の重要な計画づくりの時期が再びやってきました

ご高齢の方々の保健医療福祉をライフワークにしているフジノにとって、3年に1度の大切な時期がやってきました。

過去のブログでも3年ごとに繰り返し記してきたことなのですが、全国の市町村では3年ごとに『高齢者保健福祉計画』『介護保険事業計画』を作らねばなりません。

介護保険法

(市町村介護保険事業計画)
第百十七条  市町村は、基本指針に即して、三年を一期とする当該市町村が行う介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画(以下「市町村介護保険事業計画」という)を定めるものとする。


2  市町村介護保険事業計画においては、次に掲げる事項を定めるものとする。
一  当該市町村が、その住民が日常生活を営んでいる地域として、地理的条件、人口、交通事情その他の社会的条件、介護給付等対象サービスを提供するための施設の整備の状況その他の条件を総合的に勘案して定める区域ごとの当該区域における各年度の認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護及び地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る必要利用定員総数その他の介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込み
二  各年度における地域支援事業の量の見込み


3  市町村介護保険事業計画においては、前項各号に掲げる事項のほか、次に掲げる事項について定めるよう努めるものとする。
一  前項第一号の必要利用定員総数その他の介護給付等対象サービスの種類ごとの見込量の確保のための方策
二  各年度における地域支援事業に要する費用の額及び地域支援事業の見込量の確保のための方策
三  介護給付等対象サービスの種類ごとの量、保険給付に要する費用の額、地域支援事業の量、地域支援事業に要する費用の額及び保険料の水準に関する中長期的な推計
四  指定居宅サービスの事業、指定地域密着型サービスの事業又は指定居宅介護支援の事業を行う者相互間の連携の確保に関する事業その他の介護給付等対象サービス(介護給付に係るものに限る)の円滑な提供を図るための事業に関する事項
五  指定介護予防サービスの事業、指定地域密着型介護予防サービスの事業又は指定介護予防支援の事業を行う者相互間の連携の確保に関する事業その他の介護給付等対象サービス(予防給付に係るものに限る)の円滑な提供及び地域支援事業の円滑な実施を図るための事業に関する事項
六  認知症である被保険者の地域における自立した日常生活の支援に関する事項、居宅要介護被保険者及び居宅要支援被保険者に係る医療その他の医療との連携に関する事項、高齢者の居住に係る施策との連携に関する事項その他の被保険者の地域における自立した日常生活の支援のため必要な事項


4  市町村介護保険事業計画は、当該市町村の区域における要介護者等の人数、要介護者等の介護給付等対象サービスの利用に関する意向その他の事情を勘案して作成されなければならない。


5  市町村は、第二項第一号の規定により当該市町村が定める区域ごとにおける被保険者の心身の状況、その置かれている環境その他の事情を正確に把握した上で、これらの事情を勘案して、市町村介護保険事業計画を作成するよう努めるものとする。


6  市町村介護保険事業計画は、老人福祉法第二十条の八第一項に規定する市町村老人福祉計画と一体のものとして作成されなければならない。


7  市町村介護保険事業計画は、地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律第五条第一項に規定する市町村計画との整合性の確保が図られたものでなければならない。


8  市町村介護保険事業計画は、社会福祉法第百七条に規定する市町村地域福祉計画、高齢者の居住の安定確保に関する法律 (平成十三年法律第二十六号)第四条の二第一項に規定する市町村高齢者居住安定確保計画その他の法律の規定による計画であって要介護者等の保健、医療、福祉又は居住に関する事項を定めるものと調和が保たれたものでなければならない。


9  市町村は、市町村介護保険事業計画を定め、又は変更しようとするときは、あらかじめ、被保険者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。


10・11 省略



現在は『第6期』で、来年度(2017年度)で計画期間が終わります。

現在は第6期です(介護保険の事業計画と年次・フジノ作成)

現在は第6期です(介護保険の事業計画と年次・フジノ作成)


そして、これから作り始めるのは『第7期』(計画期間は2018年度〜2020年度)になります。



計画どおりにいかないこともありますが、それでもすさまじく重要な計画なのです

毎回、全身全霊をこめて計画を作るのですが、なかなか計画どおりに実現しないことがたくさんあります。

また、実現しても、介護人材の不足は本当に重大なので、事業所が潰れてしまうことも多々あります。

例えば・・・

忙しさにかまけてブログには書けていないのですが、フジノにとって長年の悲願だった24時間対応型のサービス(『定期巡回随時対応型訪問看護介護』)を実施してくれる事業所が、今年2つも潰れてしまいました。

2016年10月19日・介護保険運営協議会より

2016年10月19日・介護保険運営協議会より


ずっと指摘してきたとおり、横須賀には『夜間対応型訪問介護』が存在しませんでした。そのことをフジノは強く問題視して導入を提案し続けてきたものの、どうしても実現できませんでした。

そんな中で、横須賀の地域包括ケアを実現する上で、新たな24時間対応型のサービスを導入することこそ絶対に不可欠なことでした。

2013年9月にようやく1ヶ所目がスタートし、2014年4月にはさらに2ヶ所がスタートしました。

まだまだ数は足りません。

それなのに、2ヶ所も潰れてしまったのです。

市の介護保険課と意見交換をしたのですが、比較的淡々と「仕方がない」と受け止めておられました。

でも、フジノは違います。「これによって、横須賀の地域包括ケアは、また後退してしまった」と感じました。

高齢者保健医療福祉を重要政策として取り組んできた政治家として胸がつぶれるくらいに悔しかったです。

特に24時間型サービスの本市導入へ誰よりも力を入れてきたフジノとしては「事業所が潰れてしまう前に状況を察知できなかったのか」とサポートしきれなかった責任を激しく感じました。

高齢であろうと、要介護度が高かろうと、医療ニーズがあろうと、誰もが自宅で安心して暮らせるまちにしたい。それがフジノの悲願です。

貴重な事業所が2つもサービス廃止となって、泣きたくなるくらい悲しいことでした。

このように、計画通りにはいかないこともたくさんあります。絵に描いた餅になってしまうこともあります。

けれども『計画行政』といって、地方自治体ではまずは計画の中に『必ず取り組むべきこと』を書き込まなければ、予算化も事業化もできないのです。

だからフジノは、3年ごとの計画づくりにはいつも全力を尽くしています。

国が出す『指針』(介護保険法第116条)には細心の注意を払いますし、市の動きも本会議・委員会を問わず、あらゆる観点から指摘をします。今回も全力を尽くして横須賀の地域包括ケア実現に向けて働きます。



アンケートがあなたのお手元に届くかもしれません

計画づくりのスタートは、まず市民のみなさまへのアンケートでの生の声をお聴きしてニーズを把握することからです。アンケート調査を行ないます。

そこで、あなたのお手元に来週頃アンケートが届くかもしれません。

3年前6年前にも同じお願いをしたのですが、お手元にアンケートが届いた方はどうかご回答していただきたいのです。

  1. 期間:11月15日(火)から12月15日(木)

  2. 対象者:11月1日現在で65歳以上の方の中から
    ① 要支援・要介護認定を有する高齢者 2,000名
    ② ①以外の高齢者 1,600名
  3. 方法:無記名式アンケート(無作為抽出による)をメール便で配達し、専用の返信用封筒により回収します。

  4. 内容:高齢者の日常生活実態、地域とのかかわり、認知症対応、終末期医療、介護予防、介護保険サービスの利用状況、将来のサービス利用希望など(①については59問、②については60問)

  5. 計画策定までのスケジュール(予定)

日程内容
2016年11月15日アンケート発送
2016年12月15日アンケート回収期限
2017年1~3月中旬アンケート集計
2017年3月末アンケート集計結果公表
2017年5月社会福祉審議会における計画の策定開始
2017年10月計画の中間のとりまとめ
2017年11月パブリックコメント実施
2018年1月社会福祉審議会からの答申
2018年3月計画の完成

設問は約60問もありますから、お答えするのはけっこう大変です。

それでもこのアンケートが基礎資料となって、計画の事務局案が作られていきます。全てのおおもとになる大切な、大切なものなのです。

そして、ここから計画づくりがはじまり、計画が完成すれば、2018〜2020年度の横須賀の介護保険の取り組みが決まっていくのです。つまり、あなたのアンケート結果がこのまちの高齢者保健医療福祉を動かしていくことになる訳です。

だから、どうかご協力をお願いしたいのです。

よろしくお願いいたします!



特別養護老人ホームの待機者を減らす為には、特別養護老人ホームを新たに増やすべきではない/教育福祉常任委員会・2016年9月議会

本日は「福祉部」の決算審査を行ないました

9月議会の前半戦(補正予算の審査)が終わり、後半戦(決算審査)に入りました。

決算審査を前に

決算審査を前に


前回の健康部に続いて、本日の決算審査は福祉部でした。



「待機者数を減らす為には、新たに特別養護老人ホームを建設してはいけない」との持論を改めて主張しました

福祉部から、『特別養護老人ホーム』の待機者数が1,762名(内要介護度3以上1,054名)であるという説明がありました。

待機者数の問題に対して、多くの委員が質問で取り上げました。

論調としては「新たな特別養護老人ホームを建設すべきではないか」という声が多かったです。

しかし、フジノはかねてからの主張である「待機者を減らす為には特別養護老人ホームを新たに作ってはならない」=「もっと他にやるべきことがある」を改めて訴えました。

2016年9月29日・教育福祉常任委員会での質疑

フジノの質問

『都市部』と『福祉部』に高齢者の住まいのあり方について、定期的に意見交換をしていただいています。

平成27年度も意見交換を続けていただいたと思うのですが、その成果というのは、どうだったのでしょうか。
 
『地域包括ケア』の実現の為には『高齢者の住まいと住まいのあり方』について、『都市部』と『福祉部』が定期的に意見交換していくべきではないかという提案をさせていただいて、実際に意見交換をしていただいているというふうに聞いています。

その1年間の意見交換の成果というのは、あるのでしょうか。

福祉総務課長の答弁

 
『高齢者保健福祉計画』を策定する時に必要がありまして、集中的に『都市部』と意見交換を持ちました。

その後、課題もお互いに確認し、「また継続してこういった会合を持ちましょう」ということで、一区切りをしておりますけれども、平成27年度につきましては、具体的に意見交換などの場を設けることはありませんでした。

フジノの質問

特に具体的にお聞きしたいのは、『特定施設入居者生活介護』の一つに当たる、本市における『サービスつき高齢者向け住宅』の数の少なさについてです。

先ほど来、『特別養護老人ホーム』の待機者数のお話が出ています。

でも、僕は介護が必要になってから住みかえをする『リロケーションダメージ』、今まで住み慣れた所から施設に移されることによって、さらに認知症が進んだり、要介護度が上がったりということで、あまり良いことではないと考えています。
 
早目の住みかえの方が必要であって、自分の意思で住みかえを早目に行なうことが必要だと思います。
 
そんな中で、国土交通省と厚生労働省がつくったのが『サービスつき高齢者向け住宅』ですが、本市の場合、直近まで入れても『はなことば衣笠』『住まいるclass久里浜』『ミモザ久里浜はまゆう苑』『住まいるClass池上』『ローズハイツ』、合計で189戸。

大体1戸、お一人かお二人なので、約200人と受けとめているのですが、これは大変少ないと思うのです。
 
この現状をどのようにお考えか、お聞かせください。

介護保険課長の答弁

 
介護つきの『サービスつき高齢者住宅』ということで、現在有料老人ホームも介護つきも、同じ一くくり、有料老人ホームという扱いで考えておりますけれども、ベッド数で言いますと、介護つきが1,335ベッド、それから『サービスつき高齢者住宅』のベッド数が33ベッドございます。

ですので、7年前はほとんど700しかございませんでしたので、かなり増えているので、全体からいえば、ある程度は満たされてきているのかなというふうに思っております。

フジノの質問

『サービスつき高齢者向け住宅』の中には、有料老人ホームとの大きな違いがあって、敷金、礼金の事前の支払いが無い。

それから、「可能な限り低廉な価格で入れるように設定をしなさい」ということで、国民年金世帯であっても、『サービスつき高齢者向け住宅』であれば入れる可能性があると。

一方で、高いところもありますけれども、そうした事業所を積極的に誘致する取り組みというのが必要ではないかと思います。
 
先ほどから、『特別養護老人ホーム』の待機数に対して、議会側としては『特別養護老人ホーム』を新たに検討すべきではないかというお話も出ているのですが、本市は実際にはつくらない、特別養護老人ホームは新設はしないのだと、もしやるとしても増床か、移転増床しかないのだというふうに、お決めになったはずです。
 
そこで、対応できるのは有料老人ホームか、『サービスつき高齢者向け住宅』しか無いというふうに思うのですが、有料老人ホームの価格が高い現状がある中で、『サービスつき高齢者向け住宅』をもっと積極的に誘致していく必要があるのではないかと思うのです。

700戸だった7年前に比べて、1,370になったということで増えたということなのですけれども、待機者を吸収するには、全く至ってはいないと思うのですね。
 
それから、早目の住みかえの必要性も考えると、もっと積極的な取り組みが必要だと思うのですが、いかがでしょうか。

介護保険課長の答弁

 
『サービスつき高齢者住宅』、また有料老人ホーム、価格の差がかなりあるというお話ですが、近ごろはいろいろあり、有料老人ホームも敷金もなく、かなり低廉な価格のところもふえております。

そういう意味で言えば、有料老人ホームがふえること、それから『サービスつき高齢者住宅』が共に増えることが一番だと思います。

『サービスつき高齢者住宅』を施策として増やすということの御質問だと思うのですけれども、『サービスつき高齢者住宅』については、国の補助もかなり手厚くございますので、相談を受けた時にはそういう制度を御案内しながら、また土地等の相談を受けた時は、その辺の案内もしながら、進めていきたいと思っております。

フジノの質問

繰り返しになってしまうのですが、横須賀市の老朽化した住宅に住んでおられる多くの高齢者の方々、山の奥のほうに住んでおられる高齢者の方々に、早目に平地に降りてきていただく。
 
当然、その受け皿になるのは、見守りがある『サービスつき高齢者向け住宅』であるべきだというふうに受けとめています。

相談を受けたら、補助のあり方などを御案内するというのではなくて、『サービスつき高齢者向け住宅』を積極的に誘致するような取り組みも検討すべきではないかというふうに思うのです。

『健康部』と意見交換をしていても、『健康部』は地域包括ケアの取り組み、在宅医療の取り組みで、全国に知られるようなってきたけれども、住まいと住まいのあり方についてだけは「空白になっています」と正直におっしゃるわけです。

どちらかというと、かねてその部分は都市部と福祉部で協議もしていただきましたし、福祉部が積極的に取り組むことではないかというふうに思うのですが、そのあたりの問題意識というのは、共有できるものでしょうか。

福祉部長の答弁

この問題は、かねてからの藤野委員の御指摘があったところと思うのです。

7期の『高齢者保健福祉計画』『介護保険事業計画』については、来年度(2017年度)本格的に議論していくところだと思います。

高齢者にかかわる住まいの問題というのは、当然ながら非常に重要な課題となってくると思いますので、来年議論を進めていく中で、ポイントとなるような部分であると思いますので、その辺認識しながら、都市部とも連携を密にしながら、取り組んでいきたいと思います。

前・介護保険課長と、現在の介護保険課長、そして福祉部長から答弁を受けました。

来年2017年度から作りはじめる『第7期介護保険事業計画』『高齢者保健福祉計画』を、フジノはしっかり注目していかねばならないと改めて感じました。

待機者がいるから施設を作れば良い、というのは、もう終わりにすべきです。

特別養護老人ホームを新たに作ってはならない。

その費用をもっと他の取り組みに充てるべきだとフジノは訴えてきました。



フジノが提案する3つの待機者を減らす方法

特別養護老人ホームの待機者数を減らす為には、逆説的ですが、もう特別養護老人ホームを新たに建設してはならない、とフジノはかねてから訴えています。

これから2025年までの間に早急に行なうべきだとフジノが考えていることは、次の3つです。

  1. 『地域包括ケア』を実現し、住み慣れた自宅に医師・看護師・理学療法士・薬剤師・ホームヘルパーらが訪問する体制の構築
    ようやく『地域包括ケア』について世間でも少しずつ知られてきました。

    住み慣れた自宅でいつまでも暮らしていかれるように、政治・行政は一刻も早く、医師・看護師・薬剤師・歯科医師・理学療法士などの医療関係者とホームヘルパーなどの介護関係者がどんどん訪問によって対応する体制づくりをする必要があります。


  2. 『自らの意思』による『早めの住み替え』
    横須賀特有の車が入れない数百段の階段の上にある住宅(谷戸)などにお住まいの方は、なるべく若いうちに、自らの意思と選択によって、生活がしやすい平地へ早めの住み替えをすることが大切だとフジノは考えています。

    若い頃はどれだけ階段があってもへっちゃらだった方も、加齢とともに買い物をするのも医者にかかるのも本当に大変になってしまいます。

    そして、山の上の住まいの資産価値は目減りしていく一方です。

    できるだけ早い時期に自らの意思で住み替えをする。そういう社会風土になるように、行政としても取り組んでいくべきだと考えています。


  3. 早めの住み替え先として、民間活力による高齢者向けの住まいを積極的な誘致
    これが今日の質疑で取り上げた、『サービス付き高齢者向け住宅』です。

    低廉な家賃で、24時間の見守りサービスがついた高齢者向けの住まいを民間企業によって積極的に本市に建設していただくことが大切です。

もちろん他にもやるべきことはたくさんあります。

そもそもフジノが行なっている健康政策(保健)は、要介護にならない・生活習慣病にならない為の取り組みです。待機者になる前の、予防の取り組みです。

目の前の課題に対して、対症療法的な対応ではもうムリなのです。

できるだけデータに基いて、可能な限り早い段階からあらゆる取り組みを進めていく必要があります。

これからもそうした抜本的な対策を提案し続けていきます。



「介護療養病床」にかわる「慢性期医療を提供する新たな施設」の「たたき台案」が示されました/「第6回療養病床の在り方等に関する検討会」へ

「第6回療養病床の在り方等に関する検討会」へ

7月15日に第1回がスタートした『療養病床の在り方等に関する検討会』ですが、早くも今日で6回目の開催となりました。

「第6回療養病床の在り方等に関する検討会」会場にて

「第6回療養病床の在り方等に関する検討会」会場にて


前回(第5回)で『新たな選択肢の骨格』について議論が行なわれました。

これを受けて今回は『たたき台(案)』が事務局(厚生労働省)から提案されました。

議事次第

議事次第


ただ、フジノからすると『新たな選択肢』と言いながらも

厚生労働省の『介護療養病床』を廃止したいという今までの主張を、単に『新たな選択肢』に置き換えただけではないか

という疑念がどうしても拭えずに今に至っています。

確かに『介護療養病床』には欠点と言うべきものがあります。

例えば、本当に多くの方々が長期間にわたって暮らし続けている『社会的入院』状態にあることや、実際には『看取り』までなされていること(死亡退院と呼びます。自宅への退院よりも死亡退院の方が多い)や、個人のプライバシーが守られにくい(尊厳ある暮らしとは言えない)現状があることなどです。

事務局案ではこうした点を改善できないかという提案もなされています。

検討会は傍聴者もたくさんでした

検討会は傍聴者もたくさんでした


けれども、フジノは思うのです。

そもそも多くの方々が『介護療養病床』で生涯を終えねばならないのは、何故か。

それは、終の棲家である『特別養護老人ホーム』で受け入れられるだけの介護人材を確保できていないからではないか。

本来ならば住み慣れた我が家に帰って最期を迎えたいと誰もが願っているけれども、訪問看護・訪問介護を十分に受けて自宅で暮らせるようなサービスを提供出来るだけの医療人材・介護人材が圧倒的に不足しているからではないか。

この根本的な問題を解決しないままに、『新たな選択肢』という名前の『別の施設』を作っても何も解決しないのではないかとフジノは考えているのです。

つまり、抜本的に『医療人材・介護人材を確保できる為の改革』を進めなければ『介護療養病床』を廃止しても何も解決できない、とフジノは考えざるをえません。

療養病床・慢性期医療の在り方の検討に向けて〜サービスを提供する施設の新たな選択肢について(たたき台案)

療養病床・慢性期医療の在り方の検討に向けて〜サービスを提供する施設の新たな選択肢について(たたき台案)


今日の『検討会』では、委員のみなさまからは『たたき台案』に対して「反対」の論調の声は特にありませんでした。

そのことがフジノには理解できませんでした。

いち市議として、フジノは自分のまちでいろいろな取り組みを進めてきました。

例えば、『特別養護老人ホーム』において気管切開・経管栄養(胃ろう)をしている方々をもっと多く受け入れていかれるように、介護職員の方々に質の高い研修を受けていただいています。

また、『定期巡回・随時対応型訪問看護介護』サービスを提供できる事業所を増やしていく為の取り組みも進めてきました。

同時に、市と医師会との積極的な協力のおかげで、『在宅療養』を受けられる人数を増やす為の取り組みも進んできました。さらに現実に『在宅での看取り』の数もかなり増えてきました。

つまり、厚生労働省が指摘するような、病院を退院しても『特養』にも入れず『自宅』にも帰れない為に『介護療養病床』で死ぬまで暮らす人々が多い、という現実を改善する努力に務めてきました。

そして、『介護療養病床』には本来の目的を実施してもらえることを目指しているのです。

フジノは『介護療養病床』は必要な存在だと考えています。廃止すべきではないと考えています。

厚生労働省が示している『たたき台(案)』によって、本当に人々の『住まい』として『介護療養病床』が生まれ変われるのか、確信が持てないままだからです。

慢性期の医療・介護ニーズへ対応するためのサービスモデル

慢性期の医療・介護ニーズへ対応するためのサービスモデル


この議論はまもなく終わり、やがて2017年の法改正につなげるのだと言われています。

本当にそれで良いのか、今日の検討会の傍聴を終えてもフジノの疑問は消えないままでした。



後日談:4時間後には日経新聞に記事がアップされました。早い!

長期入院病院の転換先、2つの新モデル提示 厚労省

厚生労働省は25日の検討会で、長期入院の高齢者向けベッド(療養病床)を持つ病院の転換先として、2つの新たな施設のモデルを示した。

医師が常駐して必要な治療を施せる医療型の施設や、医療機関と併設する住宅型施設を創設する。既存の介護施設も含めて、転換先を病院自ら決めてもらう。医療サービスを必要な人に絞り込む。

年明けにも議論をまとめる。同省の社会保障審議会医療部会や介護保険部会で施設基準や介護保険と医療保険のどちらを適用するかを詰める。2017年の通常国会に関連法の改正案を出す。

長期入院ベッドは、治療の必要性が乏しいのに、介護施設が見つからなかったり、家族が介護できなかったりして利用する高齢者も多い。医療費が膨らむ一因となっていることから、一部は17年度末で廃止して、他の施設に移行することになっている。

施設案は医療を提供できる介護施設や、医療機関に隣接するサービス付き高齢者住宅のような施設を想定しているもようだ。この日の検討会では施設案に対して目立った反対は無かったが、「所得が低い利用者の負担に配慮してほしい」といった声が出た。

日本経済新聞・電子版・速報 2015年12月25日19:25←早い!)

次の4年間で実現させる政策「ずっと取り組んできた『地域包括ケア』をもっと加速させます」を演説しました/横須賀市議会議員選挙(6日目・その3)

フジノは誰よりも早く「地域包括ケア」導入を訴え、推進してきました

フジノは横須賀市議会で誰よりも早く『地域包括ケア』の実現を訴えてきました。

横須賀市議会・会議録より

横須賀市議会・会議録より


今では誰もが口を開けば「地域包括ケアが必要だ」とおっしゃいます。

でも、本当にその中身を分かっておられるのでしょうか?

一方、フジノはすでに2009年には、『24時間対応型の訪問介護・訪問看護サービス』の導入をすでに訴えていました。

ずーっと前から一貫して、ご高齢の方の保健・医療・介護・福祉を連携・統合させる取り組みの重要性を訴えてきたのです。

国の審議会にも県の審議会にも立ち会ってきました。

新しい法律、全国各地の取り組み、ぜんぶ調べてきました。

フジノ自身も、『2012年度・地域連携コーディネーター講座』の修了証も頂いています。

地域包括ケアとは何か。

24時間対応型のサービスとはどんなものか。

これまでもブログで何度も書いてきました。

横須賀市の『地域包括ケア』の取り組みは全国から視察に来るほど、良い取り組みです。

これを市議会で『エンジン役』となって進めてきたのは、フジノです。

『在宅療養連携会議』という、行政が事務局をつとめて、医師会をはじめ多職種のみなさまがメンバーのネットワーク会議も、毎回傍聴しているのはフジノしかいません。

(*介護保険に関する『介護保険運営協議会』、高齢福祉に関する『社会福祉審議会福祉専門分科会』を毎回必ず傍聴している市議会議員もフジノだけです)

流行だから『地域包括ケア』を口にする人ばかりの今ですが、何年も何年も前から他の誰にもできない仕事をフジノはずっと地道に続けてきました。

当然、今回も「ずっと取り組んできた『地域包括ケア』を加速させます」という選挙公約をフジノは掲げています。

その公約を街頭演説でお話いたしました。




日本全国の地域包括ケアのリーダーとも、フジノは深い関わりを持っています。

高齢化率の上昇が早い横須賀は、もっともっと『地域包括ケア』を加速させねばなりません。

選挙カーを絶対に使わないフジノは「徒歩」「電車」で移動します

選挙カーを絶対に使わないフジノは「徒歩」「電車」で移動します


フジノは次の4年間、さらに全身全霊をかけて『地域包括ケア』を加速させていきます!



フジノブログにはあらゆる情報がもりだくさんなので、ぜひ検索してみてくださいね。



4月から新たに2事業所で「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」スタート!/介護保険運営協議会

介護保険運営協議会で2事業所が承認!

本年度最後の『介護保険運営協議会』(2013年度第4回)が開催されました。

会場にて

会場にて


今日の会議は、フジノにとって本当に大切な場です。

市民のみなさまにとって大切な『地域包括ケア』実現の為の最も重要なサービス=『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』があります。

このサービスを新たに2つの事業所がスタートして良いか、今日の会議で審査が行なわれました。

介護保険運営協議会の議事次第より

介護保険運営協議会の議事次第より


結論、2事業所とも『承認』されました!

これで4月1日から横須賀市内で新たに『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』サービスが2事業所でスタートします!

先行してスタートしてくれた『ジャパンケア横須賀公郷』に続いて、これで合計3事業所となります。

本当に良かったです。



聖隷巡回へルパーぐるり横須賀
所在武3-39-1
開始平成26年4月1日
営業日365日
営業時間24時間
実施地域西行政センター管内




どちらもフジノの実家のそばです。



さくらんぼ武山
所在武1-20-17 ライフコート横須賀武山クリニックビル3F
開始平成26年4月1日
営業日365日
営業時間24時間
実施地域衣笠・久里浜・北下浦・西行政センター管内






特に『さくらんぼ武山』は1年前にいったんスタートを断念したのですが、改めて時間をかけて再トライして今回の実現となりました。

フジノにとってはとても感慨深いです。

これまでも繰り返し『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』サービスの重要性についてはお伝えしてきました。

市民のみなさまが暮らし続けてきた地域でずっと暮らしていかれること=『地域包括ケア』を実現する上で、絶対に無くてはならないサービスです。

新たな2事業所、そして先行している『ジャパンケア横須賀公郷』の取り組みを、フジノはこころから応援しています。

どうか市民のみなさまも、これら3事業所の取り組みを応援して下さいね!



市内初!ジャパンケアによる24時間対応の訪問サービス、9月1日ついにスタート

「地域包括ケア」実現の切り札、24時間対応の訪問サービス

今日は、『介護保険運営協議会』を傍聴しました。

傍聴者がフジノの他に2名来てくれました。とても嬉しかったです。

傍聴者がフジノの他に2名来てくれました。とても嬉しかったです。


フジノにとって、今回の最重要テーマは『24時間対応型の訪問サービス』についてです。

結論から書くと、運営協議会では無事に『承認』されました。ついにスタートします!

介護保険運営協議会の会場にて

介護保険運営協議会の会場にて


2012年12月21日の活動日記でお伝えしました、『24時間対応の訪問サービス』(訪問介護と訪問看護)が9月1日から始まります。

24時間対応型訪問サービス、定期巡回・随時対応型訪問看護介護のイメージ

24時間対応型訪問サービス、定期巡回・随時対応型訪問看護介護のイメージ


このサービスのイメージは、こんな感じです。

ケアプランに基いて、日中は決まった時間帯にヘルパー&看護師が定期的に訪問してケアをしてくれます。ここまでは、今もあるふつうの訪問サービスです。

サービスの特徴(ジャパンケアのホームページより)

サービスの特徴(ジャパンケアのホームページより)


ただし、今までの横須賀には夜間も対応してくれるサービスがありませんでした。

だから、夜間〜朝までは家族が介護するしかありませんでした。それがムリな方の場合は自宅で暮らすことを諦めて、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどで暮らしていくことがほとんどでした。

けれども、この24時間対応型の訪問サービスは違います。ケアプランに基いて、夜間〜朝の時間帯も定期的に訪問サービスを行なってくれます。

体調が悪い時や不安な時はいつでもケアコール端末で連絡を取ることができます

体調が悪い時や不安な時はいつでもケアコール端末で連絡を取ることができます


さらに、夜中などに体調を崩してしまったり、不安に襲われた時は、いつでもケアコール端末(ボタンを押すだけで自動的にオペレーターに繋がります)を使うことができます。

ケアコール端末からの連絡を24時間いつでもオペレーターが対応してくれます

ケアコール端末からの連絡を24時間いつでもオペレーターが対応してくれます


オペレーターは24時間いつでもケアコール端末からのSOSの声に対応してくれます。

サービスの特徴(ジャパンケアのホームページより)

サービスの特徴(ジャパンケアのホームページより)


そして、必要があれば深夜〜早朝であっても自宅へ駆けつけてくれるのです。

決まった時間に訪問するサービスに加えて、いざという時にも駆けつけてくれます

決まった時間に訪問するサービスに加えて、いざという時にも駆けつけてくれます


下のイメージ図をご覧下さい。水色と緑色とピンクに色分けしてあります。

水色があらかじめ時間帯が決まっている「定期的に訪問してくれる介護サービス」です。ピンクはあらかじめ時間帯が決まっている「定期的に訪問してくれる看護サービス」です。

これに加えて、緑色が「いざという時に訪問してくれる看護・介護サービス」です。

厚生労働省の資料をフジノが抜粋

厚生労働省の資料をフジノが抜粋


このように24時間対応型のサービスによって、要介護度5の方々も地域で暮らしていくことが可能になるのです!

今までは、特別養護老人ホームや老健であれば24時間対応してくれました。

でも、住み慣れた自宅で暮らしながら、24時間対応してもらえるようになるのです。これぞ『地域包括ケア』実現の切り札となるサービスです!

ジャパンケア横須賀公郷について

横須賀市では初めてとなるこのサービスを提供する事業所は、公郷3丁目の『ジャパンケア横須賀公郷』です。

母体である『株式会社ジャパンケアサービス』は、横浜で4事業所、川崎で5事業所、すでに実施して1年になります。信頼できる事業所になると期待しています。

サービスの対象地域は、下の通りです。

  • 本庁
  • 衣笠行政センター管内
  • 大津行政センター管内
  • 浦賀行政センター管内
  • 久里浜行政センター管内

と言っても、スタートからいきなりこの5地域全てに対応するのではありません。

まずは2名からとのこと。

フジノは、早く市内のどこに暮らしていても誰もがこのサービスが受けられるようにしたいです。

これはフジノにとって『夢』であると同時に『絶対に実現すべき政策』です。

人員の体制は、オペレーターは12名体制(常勤兼務2名、非常勤兼務10名)、定期巡回・随時訪問は16名体制(常勤兼務2名、非常勤兼務10名、非常勤専従4名)となっています。

『ジャパンケア横須賀公郷』は、横浜のグループ事業所と連携してサービスを行なう『連携型』という仕組みを取ります。

ジャパンケア横須賀公郷の単独ではなく、3ヶ所の事業所と連携してサービスを実施します

ジャパンケア横須賀公郷の単独ではなく、3ヶ所の事業所と連携してサービスを実施します


訪問看護については、横浜市内の3事業所と連携して対応します。

本来であれば連携する事業所は横須賀市内がやはり望ましいのですが、現在のところ市内の訪問看護ステーションなどで連携してくれる所がありません。フジノとしてはこのサービスを普及させていく為にもやはり市内の訪問看護事業所にも協力を求めていきたいです。

24時間対応型の訪問サービスを市内全域に広げていく為に

『ジャパンケア横須賀公郷』に続いて、来年の頭には市内2番目となる『(社)聖隷福祉事業団』が西行政センター管内にて事業をスタートさせます。

また、残念ながら事業開始直前になって申請取り下げとなった『さくらんぼ武山』も、意欲は高いと聴いています。

横須賀において2025年までに『地域包括ケア』を実現する為には、まずこの3つの事業所のサービスが順調にいくことが必要不可欠です。

そして、この取り組みをぜひお手本にしていただいて、市内の他の事業所にもぜひ『24時間対応型の訪問サービス』に手を挙げていただきたいのです。

実は、まだまだこの大切なサービスのことが介護サービスを必要とするご高齢の方々にもご家族にも知られていません。

さらに、ケアプランを作成するケアマネージャーの方々にも、横須賀市内でもこのサービスがスタートしていくことが周知しきれていません。

どうか対象地域のみなさま、特に介護度が重いけれども住み慣れた地域でご自宅で暮らしていきたいのだという方は、ケアマネージャー・地域包括支援センター・横須賀市の介護保険課などにぜひご相談なさって下さい。

特別養護老人ホームの入所を希望しながら待機を続けておられる方々が横須賀にはたくさんいらっしゃいます。

待機をしておられるみなさまにも、地域で暮らし続けていくという選択肢があるということを知っていただきたいです。

どうか、市民のみなさま、ご協力をお願いします。

このサービスを発展させていく為に、一緒に見守っていって下さいね。

これからもフジノはどんどん情報をお伝えしていきます。

みなさまもどうかよろしくお願いします!

「第5期介護保険事業計画」によって特別養護老人ホームとグループホームを合計61床増やした。しかし待機者は今も約2000名!/「待機者を減らすにはもう特養を増やすべきではない」とフジノは提案します

「介護保険運営協議会」へ

今日は午後から市役所へ向かいました。

毎回必ず傍聴している『介護保険運営協議会』に参加しました。

介護保険運営協議会を傍聴するフジノ

介護保険運営協議会を傍聴するフジノ


前回の様子はこちらをご覧下さい)



吉田市長4年間の施設整備の実績

今日は、『第5期介護保険事業計画』による高齢者福祉施設の整備についての報告がありました。

2012年2月に吉田市長が策定、第5期介護保険事業計画

2012年2月に吉田市長が策定、第5期介護保険事業計画


吉田市長が就任後に策定したのが『第5期介護保険事業計画』です。

吉田市長による巻頭挨拶(第5期介護保険事業計画)

吉田市長による巻頭挨拶(第5期介護保険事業計画)


『第5期計画』では、特別養護老人ホームとグループホームの整備をこのように定めました。

計画

  • 特別養護老人ホーム
    既存の施設を利用して100床、増築する
  • グループホーム
    既存の施設を利用して7床、増床する



この計画がどこまで実現したか、報告されました。

吉田市長の4年間で実現した高齢者福祉施設の整備

吉田市長の4年間で実現した高齢者福祉施設の整備

実績

  • 特別養護老人ホーム
    2013年6月1日現在の増床完了数は、55床
  • グループホーム
    6床の増床

*1事業所が辞退した1床は、再募集しない。

ということで、吉田市長がこの4年間で実現したことは、合計61床の増設です。



蒲谷前市長4年間の施設整備の実績

前市長時代と比べてみたいと思います。

今から4年前(2009年4月1日現在)、横須賀市で特別養護老人ホームへの入所待ちをしている待機者数は、2,072人でした。

そこで、蒲谷前市長が策定・実施したのが『第4期介護保険事業計画』です。

2009年2月に蒲谷市長が策定、第4期介護保険事業計画

2009年2月に蒲谷市長が策定、第4期介護保険事業計画


蒲谷前市長は、特別養護老人ホームを新たに300床増やすという整備計画を立てました。

蒲谷市長による巻頭挨拶(第4期介護保険事業計画)

蒲谷市長による巻頭挨拶(第4期介護保険事業計画)


そして、市内3ヶ所(長浦・太田和・衣笠)に新しく特別養護老人ホームが開設し、300床を増やしました。

グループホームも64床、増やしました。

第4期計画の実績報告書

第4期計画の実績報告書


・特別養護老人ホーム

2012年4月1日、3施設で合計300床(ユニット型)スタート。

*ショート床も50床併設
*施設の詳細

3つの特別養護老人ホームの詳細

3つの特別養護老人ホームの詳細


・グループホーム

新設2事業所36床、増床4事業所28床、合計64床

*施設の詳細

(1)新設
・小規模多機能ホームゆりの花
・小規模多機能併設グループホーム「和の里」

(2)増床
・グループホームいずみ:9床
・グループホームなごみ:1床
・はくおうの里:9床
・グループホームあんずの家:9床




こうして蒲谷前市長によって、364床の増床が実現した訳です。

けれども高齢者の増加もあって、2009年4月1日現在2,072人だった待機者数は、364床の増床にもかかわらず、2012年10月1日現在1,999人となっています。

増床した分も高齢者数の増加によって、吸収されてしまった形になります。



待機者を減らす為に本当にやるべきことは特別養護老人ホームを増やすことではない

さて、話を現在に戻します。

特別養護老人ホームの待機者数は、今も1,900名に及ぶ現実があります。

まだまだ取り組みが必要です。

しかし、もはや特別養護老人ホームを増やす政策は取るべきではありません。

「待機者とは何か」をもっと冷静に分析しなければなりません。

1,900名の待機者を丁寧にひとりひとり分析していくと、全ての方が特別養護老人ホームへの入所が本当に必要な程に重度の方ではありません。

少なくとも半分以上の方が、将来的な不安から『早めの入所登録』をなさっており、今すぐに入所しなければならない状態であるとは言い切れません。

必要なことは、ご高齢の方々がどのような状況(一人暮らしであれ、ご夫婦であれ、老老介護の状態など)にあっても、安心して暮らせる住まい方と住まいを提供することだと考えています。

特別養護老人ホームを新たに建設すれば、それだけ介護保険料も値上がりしていきます。介護保険料の値上がりはもはや限界に来ています。

そこでフジノは、あえて特別老人ホームはもう新たに増やすべきではない、と考えています。

それではどうするのか。

フジノは、

(1)民間活力による『サービス付き高齢者向け住宅』を横須賀に誘致していくべきだと考えています。

『地域包括ケア』の切り札として、厚生労働省と国土交通省が共管して新たに作られた高齢者向けの住宅です。

その最大のメリットは、入居費用の安さです。

国民年金プラスアルファ(月額10万円程)で入居できるからです。

(例えばフジノが視察した先進事例として、品川にはこんな素晴らしい高齢者向けの住まいがあります!

しかし、現在の横須賀には、わずか1ヶ所しか『サービス付き高齢者向け住宅』はありません。

今後、フジノとしては積極的に『サービス付き高齢者向け住宅』を誘致していきます!

(2)自宅にドクター・看護師・ホームヘルパーが来てくれる地域包括ケア体制の積極的な整備こそ進めるべきだと考えています。

年齢が高くなってから施設入所したり引っ越しをするのは、リロケーションダメージといって認知症や要介護度が進んでしまうことがあります。

やはり住み慣れた自宅でそのまま暮らし続けて、そこに医師・看護師・薬剤師・理学療法士などの医療関係者をはじめ、ホームヘルパーなどの介護関係者が訪問してくれることが大切です。

もう特別養護老人ホームを新たに建てていく時代では無いとフジノは考えています。

この2つを積極的に進めていきます!



4月1日、市内初の24時間対応の訪問介護&看護がスタート!/さくらんぼ武山

*3月29日追記*

本日、コバヤシ・ファシリティーズから急遽「人員確保が実現できなくなってしまった為、申請を取り下げたい」との連絡を受けました。

それを受けて、横須賀市としては「4月1日からの指定を行ないわないこと」を決定しました。

人員確保のめどがつきしだい、再度の申請・再度の指定が行なわれるはずです。

4月1日からのスタートは延期となりました。フジノとしては改めて看護・介護人材の確保の難しさを痛感しました。

下の文章は、今後の再度の申請に向けてそのまま掲載をしておきたいと思います。



素晴らしいお知らせ

とても良いお知らせがあります。

4月1日から24時間対応型のホームヘルプ&訪問看護がスタートします!

事業所の名前は『さくらんぼ武山』

対象地域は『衣笠』『久里浜』『北下浦』『西』の4行政センター管轄区域です。

介護保険運営協議会で「指定の申請」が承認されました

介護保険運営協議会で「指定の申請」が承認されました


今日開催された『介護保険運営協議会』で、『指定の申請』が無事に承認されました。

これによって、ついに横須賀でも24時間365日の訪問介護・看護がスタートします。

本当に良かったです!

介護保険運営協議会を傍聴するフジノ

介護保険運営協議会を傍聴するフジノ


昨年12月の活動日記でフジノがお知らせした2事業所(ジャパンケアサービス、聖隷福祉事業団)は2013年の夏以降のスタートです。

『さくらんぼ武山』は一足早いサービス開始です。つまり、横須賀市で初めてのスタートになります。

先ほどの2事業所は、国の補助金を利用してスタートさせるものです。

かたや『さくらんぼ武山』は、補助金を利用せずに、民間事業者が自己資金のみでスタートさせるものです。

補助金を活用する/しないを問わず、24時間のサービスをスタートするには『市の指定』を受ける必要があります。

今日の『介護保険運営協議会』では、『さくらんぼ武山』の申請について審議されました。その結果、『市の指定』が決定となりました。



住み慣れた自宅で安心して暮らせるサービス

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、何か?

自宅で24時間365日の訪問サービスを受けられる画期的なサービスです。

具体的な内容を『さくらんぼ武山』の実際の写真からご紹介してみますね。

まず、介護認定を受けている方々(利用者)が『さくらんぼ武山』に申し込みをします。

このサービスが利用者に必要なサービスだとされたら、ケアプランが作られます。

白黒写真でごめんなさい。訪問する車たち

白黒写真でごめんなさい。訪問する車たち


ケアプランに基づいて、1日に数回、ホームヘルパー・看護師等が「定期的」に自宅を訪問してくれます(定期巡回サービス)。

市内には車の入れない所も多いので電動自転車も活躍するでしょうね

市内には車の入れない所も多いので電動自転車も活躍するでしょうね


今回の場合、『さくらんぼ武山』のある武1丁目から、ホームヘルパーさん・看護師さんらが利用者の方々のご自宅へと向かいます。

事業所は武1丁目。ここから利用者の方の自宅へと訪問します

事業所は武1丁目。ここから利用者の方の自宅へと訪問します


利用者のみなさまには、必ず『ケアコール端末』が渡されます。

簡単なスイッチだけのスマートフォンで、これがいざという時に役立ちます。

ケアコール端末。ソフトバンクの「みまもりケータイ」です

ケアコール端末。ソフトバンクの「みまもりケータイ」です


もしも体調が悪くなったり不安が押し寄せてきた時には、手元のケアコール端末で「SOS!」を出すと、24時間対応のオペレーターにつながります。

オペレーターが24時間応答してくれます

オペレーターが24時間応答してくれます


オペレーターと言っても、実際に自宅まで来てくれる看護師・介護福祉士の方につながります。

毎回見ず知らずの方が出るコールセンターとは違って、ふだんからケアを受けている顔見知りの方が返事をしてくれます。

そして必要があれば、ご自宅へと急行して来てくれます(随時対応サービス)。

住み慣れた自宅で安心して暮らしていくことができるようになります!

これが24時間対応型の訪問介護看護です。

これこそ、『地域包括ケア』の切り札なのです。



もっと数を増やさねばいけない

『さくらんぼ武山』は4月1日スタートで、まずは5名の方々の利用を予定しているとのことでした。

順調にいけば、2013年中に60名の方々のご利用を見込んでいるそうです。

こんな素晴らしいサービス、誰もが受けたいですよね?

でも、まだまだ数が足りません...。

横須賀市内の要介護認定を受けている高齢者の方々は、1万8,274名です(2011年11月現在)。

そのうち、このサービスを利用できるのは、今のところわずか60名。

もっともっと増やしていかなければなりません。

この24時間対応型の訪問介護看護サービスを市内全域に広めていくことは、フジノの夢です。

2025年を前に「絶対に実現させなければならない」と強く願っています。

絶対に必要なサービスなのです。

これはフジノの夢であるとともに、社会福祉を守る政治家としての使命です。

どうか市民のみなさまの力を貸して下さい。

介護保険課・指導監査課・高齢福祉課、そして、スタートは赤字になるのが確実であるにも関わらず手を挙げて下さった『コバヤシ・ファシリティーズ』のみなさん、ありがとうございます!



父のお見舞いへ/父はいつもたくさんのことを学ばせてくれる

父のお見舞いへ

今日は夕方から父のお見舞いへ。

昨年も今年も、お見舞いが1年間の最後の仕事だ。「政治家」としても「個人」としても、僕が1年の最後にやるべきことは、やはり父に会うことこそがふさわしいと感じる。

大晦日の夕方の病院は、すでに玄関やロビーの照明も落とされていて薄暗く、病棟に入っても、僕の他にはお見舞い客もいない。

夜勤との引継ぎが行なわれているナースステーションだけが活気づいていて、あとは病院全体がひたすら静寂に包まれている。

31hospital


ナースステーションの隣の病室に、父はいる。

中に入って父のベットへ進む。顔を父のそばに近づけて

「父さん、英明です」

と声をかけると、こころなしか父は目を大きく開いたように僕は感じる。

「感じる」と書いたけれど、実際には家族として「確信」している。僕が来ると父はそれをハッキリと分かっているし、態度にも表している。

父は、8年間にわたって寝たきりの植物状態だ。

医学的には、視力も聴力も無い状態と言われている。

けれども確実に父は生きているし、そこには意思を感じとることができる。

父とフジノ


僕が『病室の中』で父と向き合う時間は、とても短い。

ふだんは2週間に1回くらい。特に僕がひどく体調を崩してしまった今年の後半は、3ヶ月ぶりの再会になってしまった。

けれども、『病室の外』で父と向き合う時間は、とても多い。

父のおかげで出会うことができたあらゆる社会的な課題を通して、確実に毎日何時間も、いつも父のことを考えている。

2年前の選挙で、選挙公報に僕はこう記した。

2011年の選挙公報

2011年4月の統一地方選挙での選挙公報

僕の父は、6年半前に脳梗塞で植物状態になりました。のどに穴をあけてたんを吸引し、胃に管を通して栄養をとっています。

特別養護老人ホームは足りず、いくら待っても入所できません。療養病棟の入院費用はあまりにも高く、家族はみな疲れ果ててダウン寸前です。

こんな悩みを誰もが抱えています。生きることに希望が持てない、つらく厳しい事態です。

柔道・剣道ともに有段者で体格も良く、お酒が飲むのが大好きな亭主関白の九州男児で、定年退職したばかりの父。

そのあまりに突然の変化に、僕は心身ともに疲弊したし、経済的にも本当に苦しい日々を過ごした。毎月の給料では入院費用を支払いきれず、貯金を取り崩し、貯金が無くなった後は借金をして何とか入院費用を工面した。

長男として父を支える僕の苦しみの一方で、配偶者を突然かつ実質的に失った母の悲しみ、そして、植物状態の為に自らの意思を伝えることができない父自身のこころと体の苦しみに思いを馳せない日は無かった。

いつもいつも父のことを考え続けた。

僕は思春期のかなり早い時期から実存主義の哲学を学んで『生きる』ことの意味と向き合ってきたし、大学時代から社会人になっても『死生学』を学んできた。だから、一般の人々よりは多く『生と死』について向き合ってきたはずだった。

しかし、やはり目の前の肉親の身に起こる出来事の数々は、そうした学問的な知識や哲学的な思索を全く超えていた。とても苦しい日々だった。

だから、選挙公報に記した苦しみの気持ちは、嘘偽りの無い本音の吐露だ。

けれども、その文章の続きに、僕はこう記した。

でも、僕はあきらめません。現実は必ず変えることができるからです。

僕が政治家になる前年、横須賀の自殺数は過去最悪でした。

僕はゼロから自殺対策を作りあげてきましたが、ついに昨年、過去9年間で最も犠牲者数を減らすことができました。

政治の力で、必ず現実は変えることができるのです。

これからも僕は変えていきます。

先ほどのネガティブな言葉とは全く逆で、ポジティブな言葉だ。

でも、これはカラ元気ではない。

僕が深く確信している本音の想いだ。苦しい現実を体験する中で迷いながら少しずつ獲得してきた強さだ。

続く苦しみの中でも、僕は父からいつも大切なことをたくさん教えてもらった。< 父と同じ苦しみを味わっている人々が全国に凄まじい数で存在している現実。同じく、家族としての悲しみや苦しみも、たくさんの人々が僕と同じように感じている現実。 さらに、その苦しみの多くは、政治・行政が法律や制度を変えることで、本来であれば感じなくて済むはずの苦しみであるという現実。 そして、僕はその現実を変えることできる立場にあるという現実。 だから、僕は必死に取り組んできた。 国の審議会を何年も追い続けた。国の法律が変わるように国会議員にも働きかけた。法律が変わった後は、それが自分の暮らすまちで制度として機能するように、議会で取り上げ続けた。

こうして、いくつもの現実を変えることができた。

例えば、横須賀の高齢者保健医療福祉で2つの挙げてみると・・・

これまでは、父のように『胃ろう』をしていたり『たんの吸引』が必要な方々(医療的ケアが必要な高齢者)は、特別養護老人ホームに入所させてもらうことができなかった。

けれども、今では『介護職』による『医療的ケア』が実施できるようになり、『胃ろう』『たんの吸引』が必要な高齢者であっても、特別養護老人ホームに受け入れてもらえるように変わってきたのだ。

介護職による医療的ケアの実現


また、横須賀市内には夜間に対応してくれる(24時間対応できる)事業所が存在していなかった。

だから、父のように『胃ろう』をしていたり『たんの吸引』が必要な方々は、夜中から早朝にかけては家族がひたすら医療的ケアをしたり介護をしなければならなかった。十分な睡眠もとれない日々が永続的に続くことは家族の心身を疲弊させたし、虐待にもつながりうる状況で、本当に大変だった。

でも、ついに24時間対応できる『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』がスタートする。

これによって、医療的ケアが必要な方々が自宅で暮らすことが、今よりも少し暮らしやすくなるのだ。


定期巡回随時対応型訪問介護看護


傲慢に思われてもいいから、僕は本音を書こうと思う。

横須賀市の高齢者福祉は、僕が政治家でなかったら、ここまで早く変わらなかった。

それはつまり、父が倒れたおかげなのだ。

父の犠牲があったおかげで僕はこうした問題にこころの底から目覚めて、そして全身全霊をかけて仕事をした。もちろん、たくさんの方々のご尽力のおかげなのは当然のことで、深く感謝している。

それでもなお、究極的には、父の犠牲がきっかけで横須賀の厳しい現実が変えることができつつある、と言っても間違いではないと僕は確信している。

31father1


そして、2025年に向けて、問題は山積みだ。さらにそれは2050年まで続いていく。

僕は、改善することができた課題を父に報告して、また取り組み中の政策やこれからやらねばならないことを父に聴いてもらって、山積みの問題と闘っていく力にさせてもらい続けるのだと思う。

拘縮しつつある父の姿は決してカッコいいものでは無いし、喉の奥にたんがからんでゼーゼーという音があちこちから聞こえる病室で過ごすのは気持ちが滅入る。

でも、こうして父に会うたびにたくさんのことを学ばせてもらってきた。そんな父の存在を僕は誇りに感じている。

大晦日の病室で、父に誓う。

「来年も僕は父さんの為にがんばるよ」

それは、父さんと同じ状況にある全国の本人と家族の為にがんばることだ。

だから僕は、これからもずっとがんばり続ける。



24時間対応の訪問介護&看護がついに実現します!/介護保険運営協議会

今日は『介護保険運営協議会』を傍聴しました。

下の写真でフジノがうれしそうな顔をしているのには、理由があります。

介護保険運営協議会を傍聴するフジノ

24時間対応型のホームヘルプ&訪問看護がついに横須賀でも動き出すからです!

フジノにとっては『長年の悲願』ですので、本当にうれしいです。

これは、自宅で24時間365日の訪問サービスを受けられる画期的なサービスです。

1日数回、決まった時間帯に「定期的」にホームヘルパー・看護師等が自宅を訪問してくれるのが、定期巡回サービスです。

また、いざという時(例えば、体調が悪くなったり不安が押し寄せてきた時)に、手元のコール端末で「SOS」を出すと、その「SOS」を24時間対応のオペレーターがすぐにキャッチしてくれて、必要があれば、自宅に急行してくれます。これが随時対応サービスです。

この2つが一体となったサービスが『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』なのです。

地域包括ケアの実現の為に、このサービスが市内のどこでも受けられるように広く普及させることがフジノの目標です。

実は、このサービスはまだ横須賀市にはありませんでした。

それが11月の活動日記でお知らせしたとおり、今日の『協議会』で事業者が正式に決まったのです。

2事業者から応募がありましたが、審査の結果、どちらも合格となりました。

法人名設置場所サービス提供圏域
(株)ジャパンケアサービス公郷町3丁目本庁、衣笠、大津、浦賀、久里浜
(社)聖隷福祉事業団武3丁目西

 

今年4月からスタートした『第5期介護保険事業計画』(2012~2014年度)では、1事業所のみ参入するという見込みでしたが、募集には、2事業所が応募して下さいました。そもそも今回の審査は1ヶ所だけを選んで他を落選させるというものではありません。

応募して下さった2事業所ともに選定基準を満たしていましたので、どちらも選定されることになりました。本当に良かったです。

ただ、今回選ばれた2つの事業者だけでは、横須賀市全体をカバーすることはできません。そこで、カバーできない地域を対象にして、改めて来年度に募集をかける可能性が高いです。

横須賀市のどこに暮らしていても、24時間の訪問介護・訪問看護が受けられるようにしたいです。

さて、実際にサービスがスタートするのは2013年度中の予定です。

今後のスケジュールは下の通りです。

  • 2012年12月 事業者へ選定結果通知
  • 2013年3〜4月 国・県へ補助金協議。国・県の内示後、入札等を経て準備開始
  • 2013年度中 整備完了、スタート

 

また、今回の募集では、『小規模多機能型居宅介護事業所』に応募して下さった事業者が途中で辞退するという残念なこともありました。

小規模多機能のグループホームは利用して下さる方々には好評なのですが、横須賀にはまだとても少ないのです。こちらも改めて来年度に再募集することになります。

地域包括ケアの実現に向けて、ようやく一歩前に進み始めました。

まだまだやらねばならないことはたくさんありますが、一歩ずつしっかりと前進していきます!

介護の日/24時間対応の訪問看護介護とまちづくりの先進2事例

「介護の日」イベント

2008年から、今日11月11日は『介護の日』と定められました。

介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日(厚生労働省サイトより)

という訳で、今日は全国で様々なイベントが行われています。

横須賀市内では神奈川県立保健福祉大学を会場にして『第1回かながわ介護感動大賞』の表彰式や介護ロボットのお披露目などが行なわれました。

フジノは横浜・桜木町の『はまぎんホールヴィアマーレ』へ向かいました。

桜木町駅前

横浜市開催の『介護の日記念フォーラム〜となりの介護〜』に参加しました。関心のあるプログラムが2つあったからです。

  1. 超高齢社会のまちづくりの先進的な取り組みとして知られる2つの事例(柏市豊四季台と横浜市公田町団地)によるパネルディスカッション
  2. 横浜市で10月からスタートした、24時間対応型の『定期巡回・随時対応型訪問看護介護』の事業所によるブース

会場入口のフジノ

 

まず、パネルディスカッションです。

1.コミュニティで創る新しい高齢社会

超高齢社会のまちづくりの『お手本』としてよく知られている2つの取り組みからパネリストが出演して、意見交換が行なわれました。

どちらの活動も、すでに何度かフジノはお話をうかがったことがあります。

ただ、2つの取り組みが1つの場に集って意見交換をする機会はフジノにとって初めてでしたので、強く関心を持ちました。

豊四季台団地は、東京大学と厚生労働省が主導しているまちづくりです。言うならば、『外側から与えられた改革』です。一方、公田町団地は、住民たち自らが立ち上がったまちづくりで、『内側から自発的に起こった改革』です。

これまでフジノはどちらの取り組みにも物足りなさを感じてきました。この2つが一体化すればもっと良い取り組みになるはずなのに、と。

ただ、今日のパネルディスカッションを通して、お互いの団地を訪れてお互いから学びあっていることが分かりました。それぞれから学びあったことが取り入れられて数年後にはより良い形に発展していってほしいと願っています。

 

「人口が増え続ける」「人口構成は若者が多い」という高度経済成長期の前提で作られたハードとソフトが、今もそのままの形で日本には存在しています。建物も、道路も、制度も、人々の慣習なども。

けれども、この前提はすでに破綻しています。「人口は減り続ける」「人口構成は高齢者が多い」という社会に日本は変わりました。十数年のうちには、圧倒的に後期高齢者が増加します。

現実の在り方にマッチしていないハードとソフトでは、人々は暮らしやすいはずは無く、あらゆる問題がどんどん噴出してきます(介護難民、買い物難民、孤独死などはそうした問題のひとつです)。

だから、この数年のうちに、現実の在り方に新たにマッチするハードとソフトへと日本社会を変えていかなければならないのです。

横須賀も一刻も早く変わらなければいけません。特に、ハードもソフトも横須賀は大きく変わらなければいけません。

豊四季台団地や公田町団地の取り組みから学ぶべきことを学んで取り入れながらも、横須賀市はそれぞれの日常生活圏域に合わせた独自の姿を考えていかなければいけません。

もっと強い危機感と圧倒的なスピード感を持って、可能な限り早く変えていかなければならないのです。

今日のもう1つの目的は、オープンイベント『これからの24時間在宅ケア』です。ロビーにブースが設置されています。

2.これからの24時間在宅ケア

今年4月から新しく介護保険制度に加わった24時間対応型サービスの『定期巡回・随時対応型訪問介護看護』。

残念ながら横須賀市ではまだ実現していません。横浜市では、この10月からすでにスタートしています。

まず8月から先行して3区でスタートして、10月からは18区全てに1事業所ずつ設置されました。

それらの事業所が『よこはま地域ネット24』という団体を作っています。本格スタートからまだ1ヶ月しか経っていませんが、その実績などを伺いました。

緊急通報システム

今年4月、全国で第5期の『介護保険事業計画』がスタートしました。

横浜市の第5期計画では、この『24時間対応型サービス』を2014年度までに各区2ヶ所、合計36事業所の整備することを目標としています。

一方、横須賀市では2014年度までに1事業所の整備が目標値ですが、「もっと増やしていかなければならない」というのがフジノの考えです。

横浜市の第5期計画

横須賀市でもついに事業者の募集が10月31日で締め切られて2事業所の応募がありました。

11月現在は、事業者から提出された申請書類についてのチェックが行なわれています。例えば、建築基準法に適合しているかを関係部署がチェックする、法人の財務が適正であるかを公認会計士にチェックしてもらう、などです。

その後、12月10日頃までには『整備審査会』が開かれる予定です。これは、福祉部長を委員長に、市役所の関係課長6名(総務課長、指導監査課長、障害福祉課長、生活福祉課長、介護保険課長、高齢福祉課長)によって構成されるものです。

審査会を経て、12月20日頃には『介護保険運営協議会』に報告される予定です。

このまま順調にチェックが終われば、2013年にはついに横須賀市でもこの24時間対応の取り組みがスタートします!

これまでずっと実現を目指してきた訳ですが、ここから先は実現した後の日常的な運営をしっかりチェックしていくことがフジノの仕事になります。市民のみなさまに利用していただけるように支援していくことが大切です。

今日はその意味でとても参考になりました。横須賀市の取り組みにしっかり活かしていきます!

その他に、樋口恵子さんの講演もありました。いつもながら切れ味するどくユーモアもある樋口さんのお話はとても勉強になりました。

樋口恵子さんの講演